外壁のひび割れ(クラック)を見つけたらどうすれば良いのか不安になりますよね。危険なら早く直したいと考える人も多いと思います。
この記事ではひび割れの原因や補修が必要かの判断方法、補修にかかる費用について解説していきます。
そのひび割れは放置してもいい?補修が必要?
外壁のひび割れを発見しても、補修すべきひび割れなのか判断が難しいですよね。補修が必要かどうかはひび割れの「幅」を基準に考えましょう。
0.3mm以上の大きなひびは補修が必要
目安として0.3mm以上の幅のひびは補修が必要となります。0.3mmは名刺の厚みに近いので、測るものがない場合は比較対象として使ってみましょう。
以下の表はひび割れのサイズごとの危険度や対処法を簡潔にまとめたものです。
幅 | 危険度 | 対処法 |
0.3mm以下 | 低 | 緊急性はなく、自分でも補修ができる |
0.3mm~1mm | 中 | 構造クラックの可能性があるため、点検を依頼すべき |
1mm以上 | 高 | すぐに業者に連絡して対処してもらうべき |
それぞれ詳しく見てみましょう。
【0.3mm以下(ヘアクラック)の場合】
0.3mm以下のひび割れは、放置してもすぐに問題は起きません。しかし塗装の劣化が原因になっている可能性があるため、塗装工事を視野にいれておくと良いでしょう。
塗装してから10年ほど経っていれば塗り替えを検討しても良い時期ですが、年数がそこまで経っていなければそのまま様子を見ても問題ないでしょう。
またコンクリート打ちっぱなし仕上げの場合は、0.3mm以下のヘアクラックが初期段階で発生しやすいため、そのまま経過を見ることをおすすめします。
【0.3mm~1mmの場合】
0.3mmを超えるひび割れは構造クラックの可能性が高いです。この場合放置しておくと、建物の内部にまで影響を及ぼし下地や骨組みの腐食が進んでしまいます。
できるだけ早く対処しましょう。応急処置は自分でもできますが、業者に相談するのがおすすめです。
自分でできる補修方法については記事の後半で紹介しています。
【1mm以上の場合】
幅が1mmを超える場合は、すぐに専門業者に見てもらいましょう。
建物の構造に問題がある可能性も考えられ、放置してしまうとさらにひび割れが広がってしまう危険性があります。
大きなひび割れは自分で完璧に補修するのが難しいため、業者に相談してみてください。
外壁にひび割れが起こる原因
ではこれらのひび割れは、具体的に何が原因で発生してしまうのでしょうか?
ひび割れの種類別に原因や対処法を見ていきましょう。
【種類別】3つのひび割れが起こる原因
種類ごとの原因は以下の表のとおりです。
種類 | 原因 |
ヘアクラック |
|
構造クラック(貫通クラック) | 経年劣化や地震などによる建物の歪み |
縁切れクラック | モルタルやコンクリート壁を増設した場合の既存部分と増設部分の密着度の低下 |
【ヘアクラック】
ヘアクラックとは0.3mm以下の小さなひび割れのことをいいます。外壁の表面にできる浅いひび割れのため、慌てて補修を行う必要はありません。
発生する主な原因は以下の3つです。
- 経年劣化による塗装の劣化
外壁塗装は紫外線や雨風の影響を受けて、目では確認できないレベルで収縮と膨張を繰り返しています。そのため10年ほど経つと徐々に粘り気がなくなり、塗装の表面にひび割れが出てきてしまうのです。
ヘアクラックが見られる場合は塗装の効果が切れ始めている証拠です。
- 塗料の選定ミスによる施工不良
ヘアクラックは塗料の組み合わせが悪い場合にも発生します。代表的なのはゴムのように柔軟性がある「弾性塗料」と固い塗膜を作る「硬化塗料」の組み合わせに失敗したケースです。
もし外壁塗装をしてから数年しか経っていないのにヘアクラックが発生している場合は、施工不良の可能性も視野に入れましょう。
- モルタル・コンクリートの乾燥
モルタル・コンクリート壁に起こるヘアクラックの場合、施工時の乾燥によるものが多いです。
モルタルやコンクリートは施工時に乾燥して水分が蒸発すると、体積が小さくなってひび割れが起きてしまうのです。夏の気温が高い日は特に水分が蒸発するスピードが早いため、表面が割れやすくなります。
【構造クラック(貫通クラック)】
構造クラックは建物の歪みに外壁が耐えきれず起こるひび割れです。放置すると建物の強度が落ちてしまうため、最も危険なひび割れといえるでしょう。
経年劣化による建物の歪みや地震や地盤沈下の影響を受けて発生しやすく、幅0.3mmを超えるひび割れが多いです。
また構造クラックの一種に「開口クラック」と呼ばれるものがあります。
窓や換気扇の周辺によく見られるひび割れで、画像のように開口部の角の部分から斜めに割れてしまうのが特徴です。
ちょうど窓や換気扇の角から雨水が流れてくる位置がひび割れてしまうため、雨水が建物内部に入ってきてしまう可能性が高くなります。
窓の周辺は特に雨だれによる黒ずみがあると発見しにくいため、注意してください。
【縁切れクラック】
縁切れクラックはモルタルやコンクリートを増設・補修した部分が一直線に割れてしまう現象です。
古くなったモルタル壁の1部を補修するとき、既存部分と補修部分の境目の密着性が悪く、年数が経つと割れてしまうのです。
外壁の増設や補修をしていなければ発生しないため、気にしなくても大丈夫です。
【外壁の種類別】ひび割れの起こりやすさ
ひび割れの起きやすさは外壁の種類によって変わります。
外壁の種類 | 頻度 | クラックが起こる理由 |
モルタル壁 | 高 | つなぎ目が少なく力の逃げ場がなくなるため |
コンクリート壁 | 高 | 乾燥でコンクリートが収縮するため |
窯業系サイディング | 中 | 外壁材を固定する部分に負担が集中するため
(他の外壁材よりも発生しにくい) |
※タイル外壁の場合はベースになっている壁の種類を基準に見てください。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【モルタル壁】
モルタル壁は外壁のつなぎ目がなく、壁が1枚の板のようになっているため、力がかかると逃げ場がなくなってしまいます。そのため構造クラックが起きやすい壁材です。
特にモルタルは厚みが薄くなっている部分が割れやすくなります。一定の厚みで塗られているのが理想ですが、「誘発目地」と呼ばれ薄い部分をわざと作る場合もあります。
1~3mほどの間隔で、モルタル壁の縦方向に目地を作ることで、歪みが出たときにひび割れる場所をコントロールするのです。
【コンクリート壁】
コンクリートは打設後、乾燥するときに収縮が起きやすい壁材です。そのため表面にヘアークラックができやすいです。
特にコンクリート打ち放し仕上げは上からタイルを貼らずに完成させるため、ヘアクラックが目立ちやすいでしょう。
【窯業系サイディング】
日本で最も壁材に使われているのが窯業系サイディングというサイディングボードです。コンクリート・モルタル壁に比べると、1枚ずつ貼り合わせて加わる力を分散させる窯業系サイディングはひび割れしにくい壁材です。
また境目に打つシーリング(接着剤)も力を逃がす役割をしているため、構造クラックに強い外壁といえるでしょう。
しかし釘や金具で止まっている部分は、歪みや変形が生じると負担が集中するため、割れやすいので注意が必要です。
特に窓周辺や外壁材の端のほうはひび割れしやすいです。
外壁のひび割れ補修にかかる費用
ひび割れを発見し補修しようと思っても、いくらかかるのか気になりますよね。
まずは以下の表をご覧ください。
クラックの種類 | 補修内容:費用 |
ヘアクラック(幅0.3mm以下) | 塗装工事:約60~100万円(30坪)
※ヘアクラックは補修せずに放置する場合もあります |
構造クラック(幅0.3mm以上) | 部分補修:1か所あたり300円~4,000円
部分補修+塗装工事:+約60~100万円(30坪) ※施工方法によって大きく異なります |
ヘアクラックの場合は緊急性の低いひび割れのため、急いで補修を行う必要はありませんが、少しずつ塗装の劣化は始まっているので、放置せずに早めに補修を行うことをおすすめします。
全体補修と部分補修について詳しく見ていきます。
全体補修の場合
前回の塗装から10年以上経っていて、経年劣化でヘアクラックが起きている場合は全体補修を検討しましょう。
ゴムのように伸縮性がある塗料を下塗りしてひびを埋めるため、0.3mm程度のひび割れが起きても塗膜を維持することができます。
伸縮性のある塗料は主に以下の2種類です。
種類 | 性能 | 適合外壁 |
弾性塗料 | 20℃で伸び率120%以上 | モルタル・コンクリート |
微弾性塗料 | 20℃で伸び率50~100% | 窯業系サイディング |
自分で最適な塗料を選ぶのは非常に難しいです。業者に相談して決めてもらうことをおすすめします。
また窯業系サイディングは熱を持ちやすいため、通気性のない弾性塗料を使うと膨れやすくなってしまいます。そのため必ず専用の微弾性塗料を使用しなければなりません。
塗料選定のミスによる施工不良でヘアクラックが起きた場合は、上から塗装できないケースもあるため注意してください。
部分補修の場合
構造クラックが発生した場合はまず部分補修をしましょう。ひびの部分補修のあとに塗装をするかどうか業者と相談してください。
構造クラックの補修方法は大きく分けて3つです。
補修方法 | 費用単価 |
シール工法 | 数百円~/1m |
Uカットシール材充填工法+模様付け | 1~10万円/㎡ |
エポキシ樹脂の注入 | 4,000円~/1m |
※別途出張料などがかかる場合があります。
それぞれの補修方法を見ていきましょう。
- シール工法
シール工法は最も簡単で手間のかからない補修方法です。シーリング材でクラックを埋めるだけの作業で、応急処置としても活用できます。
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このような手順で補修を行います。
シール工法の場合、シーリング材で埋めた部分がそのまま見えてしまうため、外壁の種類によっては補修箇所が目立ってしまうでしょう。
見た目を気にせず安く補修したいという人におすすめの方法です。
- Uカットシール材充填工法+模様付け
Uカットシール材充填工法はシーリング材を充填し、その上に補修用のモルタルで外壁の肌を整える工法です。
Uカットとはクラックの周りにU字型の溝をつける作業で、シーリングの接着面を大きくし、外壁への密着性を高めることができます。
シーリングだけでは補修箇所が目立ってしまうため、外壁をモルタルでなじませていきます。さらに模様やパターンをつけることで、補修箇所をほとんど目立たなくすることが可能です。
外壁1面が自然な仕上がりになるので、補修箇所が多く範囲が広くなる場合に適した補修方法ですね。
- エポキシ樹脂の注入
エポキシ樹脂の注入は主にコンクリート壁に用いられる補修方法で、エポキシ樹脂という接着力の強い液体を流し込みます。
エポキシ樹脂は硬化するとプラスチックのように固い素材となり、コンクリート内部を補強できるのです。
ひび割れた部分に時間をかけて液体を浸透させていくのが大きな特徴で、木造住宅の基礎部分にも使われる工法です。
新築から10年以内なら保険が適用されることも
10年以内に新築した住宅であれば、不具合が生じた場合無償で直してもらえる「瑕疵(かし)担保責任保険」が適用できる可能性があります。
柱などの構造部分や雨水の侵入を防ぐ部分に不具合が生じた場合に、地震や事故などではない限り適用される可能性が高いでしょう。
住宅を建てた事業者(ハウスメーカーなど)が加入する保険のため、詳細は家を建てた事業者に聞くことをおすすめします。
ひび割れを自分で補修する方法
ひび割れの幅が1mm以上の場合は、外壁や下地や構造部分にまで影響が出ている可能性があるため、自分で補修せず業者に依頼しましょう。
ここでは0.3mm以下のヘアクラックの進行を遅らせるための、あくまでも一時的な応急処置の方法をご紹介します。
応急処置のあとは業者に連絡し、しっかりと補修を行ってください。
自分でできる補修方法
自分で応急処置を行う場合にはシール工法で補修することをおすすめします。道具もホームセンターで揃えることができ、費用も抑えられます。
他にも応急処置にはチョーク式とスプレー式という方法があります。
- チョーク式
セメントチョークを手で塗りこむ方法です。
無駄なくセメントを使える一方で、適度な圧力を加えなければらないため作業時間が長く、体力が必要になります。
手順は以下の通りに行ってください。
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- スプレー式
セメントの粉を噴射して定着させる方法です。
簡単で作業時間も短いですが、セメントの粉が周囲に飛び散るため無駄になりやすいです。
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いずれの補修方法も応急処置にすぎません。自分で補修したからと満足せず、早めに業者に補修を依頼しましょう。
補修材を選び方
シール工法で使うシーリング材には、使われている樹脂の種類などによって特徴が異なります。
樹脂の種類 | 補修箇所 | 特徴 |
アクリル系 | ALCパネル目地
サッシと壁のすき間 モルタル壁のひび割れ |
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ウレタン系 | コンクリート
ALC目地 石材ストレート 木材・金属 |
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シリコン系 | 窯業系サイディング目地
アルミサッシ周り ALC目地 金属サイディング目地 大理石・モルタル・コンクリート |
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応急処置として最適なのはウレタン系かシリコン系でしょう。
シリコン系のシーリング材を使用する場合は、あとから塗装できるようにシリコン系の中でも「変性シリコン系」を選ぶことをおすすめします。色もたくさんあるので、外壁に合わせて選ぶことができますよ。
処置に必要な材料はホームセンターで簡単にそろえることができるので、参考にしてみてください。
外壁のひび割れを放置すると起こる被害
外壁のひび割れが発生して心配なのは、建物内部が気づかないうちにダメージを受けてしまうことです。建物内部に水が入っていても、意外と気づかないことが多いので注意してください。
ひび割れが原因で起きる代表的な被害を2つ紹介します。
雨水が染み込んで外壁材がボロボロになる
外壁の表面がまだしっかりしていても、内部に水が染み込むことで表面が剥がれて外壁材がボロボロになってしまう可能性があります。原因は2つです。
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どちらもひび割れから侵入した雨水によって内側から外壁を破壊してしまいます。
このように目に見えない部分の被害は、外壁材を早く劣化させてしまうため、ひび割れの補修よりも広範囲の修繕が必要になってしまうでしょう。
外壁の下地や骨組みが腐食する
ひび割れが発生した部分から継続的に雨水が侵入してしまうと外壁の下地だけでなく、建物の骨組みの腐食も進みます。たとえ外壁が傷んでいない状態でも、内部の腐食が始まっていることもあるので注意しましょう。
また建物内部に雨水が侵入し、湿気が多くなるとシロアリなどの害虫が発生しやすくなり、駆除が必要になる可能性もあります。
外壁の下地の状態は見ただけではわかりにくいですが、ひび割れ部分を補修するだけでも腐食を未然に防ぐことができます。
ひび割れを見つけたら業者に依頼し補修を行ってもらいましょう。
ミツモアで外壁塗装を依頼した人の口コミ
「ミツモア」を通してエアコンクリーニングを依頼した利用者からの口コミを紹介します。
「いい業者さんに出会えたと思いました」
- 利用時期:2023年3月
- 評価:★★★★★ 5
外壁塗装、雨戸戸袋の修理、雨どいの修理、物置部分の波板交換と、細かい内容のお願いでしたが、事前にしっかり見積もりを立てていただき、引き受けていただけて良かったです。 工事開始後もミツモアのチャットで細かい連絡や相談ができて安心してお任せできました。毎日朝夕のお挨拶も気持ちよく、いい業者さんに出会えたと思いました。
現地見積もりの対応 | 評価5 :丁寧に見ていただき、信頼できると思いました。 |
施工の仕上がり | 評価5:隅々まで丁寧な作業をしていただきました。 |
提案内容の的確さ・幅広さ | 評価5:塗装だけでなく雨どい、波板交換、板金工事と細かい内容をご相談し対応していただけました。 |
価値・費用の納得感 | 評価5:全額を工事完了後に納得してお支払いというのは、納得、安心、できました。 |
施工スケジュールの納得感 | 評価5:当方の都合を考慮した日程で助かりました。 |
業者(担当者)の対応の良さ | 評価5:細かいお願いまで気持ちよく対応していただきありがとうございました。 |
「予算内でプランをしっかりたてて下さり、安心してお願い出来ました」
- 利用時期:2023年3月
- 評価:★★★★★ 5
○○さんの職人の方はとても感じの良い方ばかりでした。 ネットで検索したところ、良い口コミの良かった○○さんを見つけ、問い合わせしました。 見積の際には、とても丁寧に対応・説明をして下さり、安心して暮らして行けるように、予算内でプランをしっかりたてて下さり、安心してお願い出来ました。 進行状況や工程の説明もその都度ご連絡を入れて下さるので、後どのくらいかかるかなどの日程の把握も日々出来ました。 職人さんのこだわりや細かい部分への配慮もみられ、仕上がりはとても綺麗でとても満足しています。
現地見積もりの対応 | 評価5:大変丁寧でした |
施工の仕上がり | 評価:5 |
提案内容の的確さ・幅広さ | 評価:5 |
価値・費用の納得感 | 評価:5 |
施工スケジュールの納得感 | 評価5:スケジュール通り7日間が工事が完工しました |
業者(担当者)の対応の良さ | 評価:5 |
「とても丁寧に説明して頂いてわかりやすかったです」
- 利用時期:2018年
- 評価:★★★★★ 5
ひび割れや塗膜の剥離が目立ち始めていました。 初めての外壁塗装で色々と心配でしたがとても丁寧に説明して頂いてわかりやすかったです。家の塗り替えが、家を長持ちさせるために必要なことだとわかりました。 また、担当者さんからの提案でこれならなんとかできそうだと思い決めました。 職人さん達は、皆様の丁寧なお仕事高い所でのお仕事をしているので心配でしたがやはりプロだなと思いました。 細部に至るまで目を届かせていただき、仕上りは良いです。
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ミツモアの一括無料見積もりを利用すると、自分に合った業者を簡単に見つけることができます。ぜひミツモアを利用して、ひび割れの補修をプロに頼んでみではいかがでしょうか。
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