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サイディングの寿命はどれくらい?メンテナンスで長持ちさせよう

最終更新日: 2020年11月27日

サイディングの寿命はどれくらいあるのでしょうか?他の外壁と比べて耐久性の高いサイディングについて、特徴や工事費用の目安を紹介します。長持ちさせる掃除の方法や、業者に依頼するメンテナンスについても見ていきましょう。

サイディングの寿命は長い

家耐久性が高く寿命が長いサイディングは、どのような特徴のある外壁なのでしょうか?基本的な特徴や素材ごとの違いを知り、自宅に適したサイディング選びの参考にしましょう。

サイディングとは

外壁の施工方法は大きく湿式と乾式に分かれます。乾式の中で代表的な施工方法がサイディングです。塗り壁と比較して簡単に施工でき工期も短いことから、多くの住宅に採用されています。

工場であらかじめ一定サイズに成形されたサイディングボードを貼り付け、防水のためにサイディングボード間をコーキングで埋めれば完成です。

塗装と比べて長寿命

サイディングボードの寿命は、およそ「40年」といわれています。塗って仕上げる外壁の寿命が一般的に10~20年ほどであるのに対し、非常に長い耐用年数です。

木造住宅の平均寿命は約30年といわれています。そのため外壁にサイディングを選ぶと、適宜メンテナンスをしながら、家が寿命を迎えるまで使い続けられるのです。

素材別の特徴

4種類あるサイディングは、それぞれ異なる特徴があります。「窯業系サイディング」は耐震性・防音性・耐火性に優れているのと同時に、デザインや色が豊富にあるというのが特徴です。

ガルバリウム鋼板やアルミニウムなどで作られている「金属系サイディング」は、断熱性が高く防水性に優れています。他の素材より軽く地震の揺れに強いのも特徴です。

対候性が高い「樹脂系サイディング」は、コーキングを使用しないのが特徴といえます。そのため、メンテナンスの手間を必要最小限に抑えやすいでしょう。

ぬくもりを感じられるデザインの「木質系サイディング」は、環境に優しい素材です。ただし防火地域では使用に制限があるかもしれません。

サイディングの寿命を縮めるリスク

家耐用年数が40年ほどと長いサイディングですが、環境やメンテナンスの状況によっては寿命を縮めることもあります。サイディングの寿命を縮める要素には、どのようなものがあるのでしょうか?

窯業サイディングは塩害に弱い

デザインや色の豊富さで人気の窯業サイディングは、「塩害」により寿命が本来より短くなる可能性があります。塩害に遭いやすい海から5km以内の沿岸部では、劣化のスピードが速いのです。

そのため、沿岸部で窯業サイディングを外壁に使用すると、それほど年数が経過していなくても、塗膜の劣化によるチョーキングや色あせが発生することがあります。

塩害の影響を受けにくくするには、樹脂サイディングを選ぶとよいでしょう。塩化ビニル樹脂製のサイディングのため、さびや腐食に強く沿岸部でも安心です。

メンテナンス不足による劣化

「メンテナンス不足」もサイディングの劣化を促進します。耐用年数が40年ほどあるサイディングですが、メンテナンスフリーというわけではありません。

常に雨・風・紫外線などにさらされ続けているサイディングは、そのまま使い続けていると耐久性や美観が低下していきます。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンスせず劣化した状態で使い続けていると、下地まで影響が及びます。耐久性がどんどん低下していき、場合によっては雨漏りの原因にもなるのです。

できるだけ寿命を長くするには、耐用年数以内に発生した軽い劣化であっても、早めにメンテナンスしましょう。

メンテナンスが必要な理由

家サイディングにはメンテナンスが必要です。では、具体的にどのような理由からメンテナンスをしなければいけないのでしょうか?

吸水・乾燥で劣化が進む

まず挙げられる理由は、雨水といった「湿気」で劣化するからです。サイディングボードの中には、窯業系のように吸水するものがあります。吸水したサイディングボードは伸び、乾燥するときに縮むのです。

3mほどのサイディングボードで、約3~10mm伸縮します。そして、長年使い続け伸縮を繰り返す中で、最終的に3~5mmほど縮むのです。

貼り付けた当初とサイズが変わるということは、サイディングボードにさまざまな劣化の症状が現れます。打ち付けたくぎ周辺の割れ・コーキングの切れ・表面の剥がれなどです。

劣化をそのままにしておくと、さらにサイディングボードは傷みやすくなります。そのため、メンテナンスで手入れをする必要があるのです。

汚れで美観が損なわれる

常に外に面しているサイディングは「汚れ」が付着しやすい状態です。汚れが目立ち本来のデザイン性を発揮できない状態を避けるには、適切なメンテナンスを行いましょう。

また、汚れの質によっては、塗装工事や張り替え工事が必要なこともあります。例えば、排出ガスといった油分を含む汚れが雨水に混ざり付着している状態は、掃除で解決可能です。

藻やコケの発生は、サイディング表面が劣化し始めていることで起こります。そのため、ダメージから保護するために塗り替えを検討しましょう。

張り替えが必要なのは、結露といった水分で腐食しているときです。汚れによる見た目の悪さに加え、内部の構造にまで劣化が進んでいる可能性があります。

修繕は10年が目安

およそ40年もつといわれているサイディングですが、メンテナンスは10年を目安に実施しましょう。サイディングにメンテナンスの必要がない場合でも、周囲の隙間を埋めるコーキングの寿命は10年ほどだからです。

コーキングには、隙間を埋める役割と同時に、弾力によってサイディングの伸縮によるずれを吸収する役割があります。施工直後のコーキングはゴムのような弾力がありますが、寿命を迎えると硬くなるのです。

剥がれや割れにより、隙間から雨漏りすることもあります。十分な防水性をキープするためには、10年を目安にした修繕が欠かせません。

関連記事:サイディング外壁の劣化・ひび割れはどうして起こるの?自分で修復はできる?|ミツモア

日常のメンテナンス方法

刷毛サイディングをできるだけきれいな状態でキープするには、日常的に行うメンテナンスも大切です。自分でできる手入れの方法を紹介します。

汚れを落とす

日常的なメンテナンスでは「汚れを落とす」ことが大切です。サイディングを傷付けないよう、水をかけて優しく洗いましょう。傷付くとそこから劣化し始めることもあるため注意が必要です。

水を使う掃除道具でも、高圧洗浄機はサイディングの手入れに向いていません。家庭用であっても強い圧力がかかるため、へこみや表面の傷付きの原因になります。

水洗いをするときには、ホースの水を上から下へかけましょう。同時に柔らかいスポンジやブラシで汚れを落とします。水で落ちない汚れや、かび・藻・鳥のふんなどは中性洗剤を使いましょう。

自分で掃除する方法

自分でサイディングの掃除をするときには、まず道具をそろえます。洗剤は「外壁用洗浄剤」の他、軽い汚れなら台所や浴室で使う中性洗剤でもよいでしょう。

「スポンジやブラシ」は傷を付けにくい柔らかいタイプが向いています。高いところまで掃除するなら「高所用ブラシ」も必要です。他には水をかける「ホース」、「バケツ」「ゴム手袋」を用意します。

道具の準備が完了したら、まずは上から下へ向かって外壁に水をかけ、軽い汚れを落としましょう。その後、落ちなかった汚れをスポンジやブラシを使い洗剤で洗います。

最後に水を流してしっかりすすぎましょう。洗剤の成分が外壁に残っていると、表面の劣化を早める可能性があるためです。

サイディングの不具合別対処法

外壁劣化によりサイディングにはさまざまな不具合が表れます。そのとき、どのように対処するとよいのでしょうか?

コーキングの劣化

まず挙げられる不具合はコーキングの劣化です。サイディングの隙間を埋めるように施されているコーキングの劣化は「定期的な点検」でチェックし、必要に応じて施工を依頼しましょう。

劣化のサインは、ひび割れや剥がれです。十分に弾力があるうちは緩衝材として働きますが、劣化により硬化するとサイディングの伸縮を吸収しきれず、不具合が出てきます。

コーキングはサイディングより寿命が短いため、劣化の症状が表れていないか小まめにチェックしましょう。

色あせ

サイディングが色あせてきたと感じたら、表面に施された樹脂が劣化してきているサインです。対処法として「塗り替え」を検討しましょう。

色あせは劣化により保護する機能が落ちている状態です。ただしその影響は顔料にとどまっており、内部にまでは進行していません。早めの対処で深刻な劣化を防げます。

反り

反りが出てきた場合には、まず「ビス打ち」で直します。大きく沿っていてビス打ちで対処できない場合には「張り替え」が必要かもしれません。

サイディングは部分的な張り替えができるため、反り返っている部分のみ取り外して新しいものへ交換できます。ただし、同じデザインのサイディングがない場合には、似たものと取り換えることになるでしょう。

寿命が来たらどうなる?

塗装業者日常的に掃除し、必要に応じてコーキングの打ち替えや塗り替えを行っていても、サイディングはいずれ寿命が訪れます。寿命になれば、十分な保護機能が確保できません。

放置していると建物の構造にダメージを与えることもあるでしょう。寿命を迎えたサイディングを、どのように処理するべきか紹介します。

サイディングの張り替えが必要

寿命が訪れたサイディングは、メンテナンスを行っても劣化が進むのを抑えられなくなります。そのため「張り替え」が必要です。古いサイディングを撤去し、新しいものに交換するのです。

耐久性の高いサイディングは約40年もつといわれているため、40年を目安に張り替えを行いましょう。

カバー工事が可能な条件

今あるサイディングの状態によっては「カバー工事」で対処できることもあります。ただしこの方法で施工できるのは、雨漏りといった内部への不具合の可能性がないと判断できる場合のみです。

カバー工事は、今あるサイディングを撤去せず、上から新しいサイディングをかぶせるように貼り付けます。古いサイディングを撤去しない分、工事費用を抑えられるというメリットがあるのです。

しかし内側の状態を確認できないという点はデメリットといえます。内側に何らかの不具合がありそうだと判断された場合、サイディングをはずして中を確認しなければいけません。

必要に応じて補修作業も必要なため、カバー工事では対応しきれないケースもあります。

張り替え工事にかかる期間と費用相場

計算機およそ40年ごとに行う、サイディングが寿命を迎えたことによる張り替え工事は、外壁全てを取り換える大掛かりなものです。工事にはどのくらいの期間と費用が必要なのでしょうか?

工事内容と工期

工事は足場の設置や養生から始まります。準備が整ったら、サイディングの撤去です。このとき、内部の下地にひび割れや剥がれが見つかった場合には補修します。

内部が整ったら、新しいサイディングを貼り付ける工程です。次に金物類を取り付け、最後に足場を解体し掃除をします。

一連の作業が終わるまでは、およそ「15~23日」です。ただし工期はさまざまな要因によって延びることもあるでしょう。例えば雨が降り続くと、完成まで1カ月以上かかることもあります。

またサイディングを剥がした内部の状態によっては、追加の工事が必要なこともあるでしょう。足場が組み立てづらい・職人が作業しにくいといった事情から工期が延びることもあります。

費用相場

一般的な住宅の外壁面積は150平方mといわれています。この大きさで張り替えにかかる費用の相場を計算すると「180~250万円」です。内訳を詳しく見ると下記の通りです。

  • 足場代20万円
  • 施工費40~70万円
  • シーリング費10~20万円
  • 材料費50~110万円
  • 外壁解体費10~30万円
  • 諸経費10~30万円

ただしこの金額はあくまでも目安のため、実際に施工すると差が生じる可能性があります。施工面積の違いや、撤去する外壁の素材により、費用が変わるのです。

張り替えを自分で行うのは困難

塗り壁よりも簡単に施工できるサイディングですが、素人がDIYで取り組むには専門性が高過ぎます。そのため、張り替えは「業者に依頼」しましょう。

外壁塗装の張り替えでは足場を組まなければならず、その時点で、自力で行うのは困難です。養生シートの準備や道具をそろえることを考えても、手軽にできることではありません。

仮に自分で全て用意したとしても、足場の上での作業に慣れていない場合、安全に作業できない可能性が高いでしょう。

優良業者を選ぶポイント

工事業者自力でのDIYが難しいサイディングの張り替えは、信頼できる業者に依頼すると確実です。安心して任せられる優良業者を選ぶにはポイントがあります。紹介するポイントを参考に業者選びをしましょう。

現地調査の上で見積りしてくれるか

まず挙げられるポイントは「現地調査をしている」業者であることです。できるだけ丁寧にチェックしている業者を選ぶと、安心して任せられます。

現地調査を丁寧にしている基準は、サイディングの劣化はもちろん周辺の状態も確認していることです。屋根や雨どいなどの状態も確認してくれている業者を選びます。

くまなく調査していると、60分ほどかかることも珍しくありません。現地調査後に、写真や説明をまとめた調査報告書を提出してくれることも、優良業者かどうかを見極めるポイントです。

丁寧な点検を実施している業者であれば、本当に必要な工事内容を提示してもらえるでしょう。見積りも的確な金額で出しているはずです。

実績の多さ

「実績の多い」業者を選ぶことも、優良業者選びをする際のポイントといえます。専門的な知識や技術が必要なサイディングの工事だからこそ、数多く施工した実績のある業者を選びましょう。

施工実績はホームページを見ると確認できます。写真による紹介とともに、工事費・施工場所・素材なども掲載されているとよいでしょう。

ホームページで確認できなかった場合には、見積りを取るときに、これまでの施工例を見せてもらえるよう頼む方法もあります。

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サイディングの寿命は約40年といわれています。長くもつ素材ですが、40年間メンテナンスせずに使えるというわけではありません。劣化の症状に合わせた手入れが必要です。

軽い汚れであれば水洗いで対処できます。自分でも無理なくできるため、定期的に実施しましょう。ただし色あせがある場合や、コケが生えている場合には、塗り替えを検討した方が良いタイミングです。

また、サイディングに問題がなくても、隙間を埋めるコーキングが劣化していることもあるでしょう。

劣化がもっと進んだ場合や、寿命を迎えてメンテナンスでは劣化を抑えられなくなったときには、張り替えをします。DIYではできない作業のため、信頼できる業者に依頼しましょう。

そこで重要なのが、相見積(あいみつもり)です。複数の業者から提示された見積額を比較検討し、納得できる費用で依頼をしましょう。

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