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新築で洗濯物干しはどこに置く?専用スペースのつくり方ポイント

最終更新日: 2024年06月28日

「新築で、洗濯物を干す場所に悩んでいる」「効率的に室内干しできる場所が知りたい」と考えているなら、室内干しスペースをつくるのがおすすめです。好きなときに洗濯物を干せて、生活の邪魔にならないスペースづくりのコツを解説します。

新築住宅に室内干しスペースをつくるメリット

部屋干しをする女性

新築に室内干しスペースがあれば、天気や時間帯を気にせずに洗濯できるので、家事がより効率化されます。アレルギー物質や排気ガス、ほこりなどの汚れへの心配もなくなります。室内干しスペースをつくる具体的なメリットを見てみましょう。

天気や時間に関係なく洗濯物を干せる

室内干しスペースをつくると、洗濯物の干し時間を自由に決められます。雨の多い季節や、洗濯物が飛ばされそうな強風の日にも、天気を気にする必要がありません。買い物や仕事中に雨が降らないか心配せずに済みます。

黄砂が運んでくるPM2.5や花粉、ほこりなどが気になる人でも、安心して洗濯物を乾かせます。特に小さい子どもやアレルギー体質の人がいる家庭には大きなメリットでしょう。

天気や時間帯に関係なく、自分の好きなタイミングで干せるので、子育てや共働きで忙しい人も効率的に洗濯をこなせます。

生活スペースが心地よく保たれる

洗濯物干しの専用スペースがあれば、リビングや子ども部屋などの生活空間が視覚的にすっきりします。家に入ってすぐ見えるところに洗濯物があり、急な来客のためにあわてて隠すという状況も避けられます。

生活空間に洗濯物を干すと、どうしても湿度が上がってジメジメしたり、通行の邪魔になったりするのが難点です。照明が洗濯物で遮られて、部屋が暗くなることもあるかもしれません。家で気持ちよく過ごすためにも、適切な室内干しスペースを設けましょう。

室内干しスペースの間取り・レイアウトを決めるコツ

間取りを決めている様子

室内干しスペースの間取り・レイアウトを上手く選ぶにはコツがあります。動線を考えた効率のよい配置や、作業・収納量に見合った広さ、洗濯物が乾きやすい環境をつくるポイントを紹介します。

洗濯から収納までの動線を考える

室内干しスペースをつくるなら、洗濯してから収納するまでの動線を考える必要があります。洗濯物が出やすく洗濯機に近い場所として、洗面所や浴室の隣が人気です。

料理や洗いものの合間に洗濯することを考えて、キッチンからの動線を重視する人もいます。外干しと室内干しを使い分ける場合には、外の物干しスペースへの行き来も考えなければなりません。

干し終わった後のことを考えれば、収納場所の近くに配置する選択もあります。洗濯に関わる作業全体の動線を踏まえて、1番使いやすい場所を選びましょう。

作業や収納量に合った広さにする

物干しスペースの広さは、作業や収納量に合った広さにするのがコツです。2人分の洗濯物なら半畳程度、4人分なら2畳程度が目安です

半畳程度なら、洗濯機の横に簡易的なスペースをつくるだけで済みます。浴室や洗面台を利用する家族とかちあわないように、物干しスペースに仕切りをつくり、独立した小部屋にする方法もあります。

洗濯物を干したときに適度な間隔を空けて干せるか、作業や通行の邪魔にならないかシミュレーションしましょう。洗濯物を畳む台や、物干しに使う小物の収納場所もあると便利です。収納場所も設ける場合は、4.5畳ほどの広さを確保しましょう。

洗濯物が乾きやすい環境を整える

洗濯物をカラっと気持ちよく乾かすには、気温が20度以上であることと、湿度の低さ、風通しのよさが重要な条件です

室内干しスペースが北側や西側にある場合、日当たりが悪くなりやすいので、換気扇や換気効率を考えた窓の設置がおすすめです。日光を取り入れるために、天井に窓を付ける方法もあります。

ランニングコストが高くなるものの、衣類乾燥モードの付いたエアコン・衣類乾燥機・浴室乾燥機は、強力な除湿効果を発揮します。設置する機器の数に合わせた電源の増設や、窓の防犯対策も必要です。

短時間で乾かすと雑菌の増殖を抑えられるため、生乾きの嫌な臭いを防げます。コストと広さに応じた換気・除湿効果を考慮し、洗濯物が乾きやすい環境を整えましょう。

関連記事:浴室乾燥機のメリットとデメリットを解説。設置費用や使い方も

建築済みの家におすすめの室内干しスペース

洗面脱衣所

すでに建築済みの場合、どこで室内干しをすればいいか悩んでいる人もいるでしょう。洗濯作業や生活の導線を考えて、室内干しスペースとして使いやすい場所を紹介します。

洗面脱衣室

洗濯機に近いので、干す作業が楽なのが洗面脱衣室です。壁際に洗濯物干しを設置すれば、コンパクトな物干しスペースができ上がります。

窓がなく風通しが悪いなら、乾燥器・除湿機を設置すると洗濯物が乾きやすくなります。ただし洗濯物を干したときに、洗面台や浴室を利用する人の邪魔にならないよう、注意が必要です。

洗面脱衣室の近くにタオルや下着類の収納があると、洗濯物の片付けと入浴前の用意がスムーズになります。洗濯物の量がそれほど多くないなら、半畳ほどの広があれば十分です。

寝室

日中に使わない部屋、あるいは夜に使わない部屋も狙い目です。例えば昼間の寝室はあまり人の出入りがなく、押し入れやクローゼットにも近いので、室内干しスペースとしておすすめです。

天井や壁に物干し竿を取り付けると、効率よく洗濯物を干せます。長さや収納性の有無は、洗濯する頻度と量が目安になります。衣類を掛けたままの収納も、畳む手間がなくさっと取り出せて便利です。

エアコンの暖房や除湿機能を使うと乾きやすいでしょう。寝室を室内干しスペースにすれば、リビングや共有スペースよりも洗濯物が目に入りにくく、快適に過ごせます。

快適に洗濯物を干せる新築にしよう

新築で洗濯物を干す場所に迷っているなら、専用の室内干しスペースをつくるのがおすすめです。自分の好きなタイミングで洗濯でき、生活空間を気持ちよく保てます。

まだ部屋の間取りを変更できるなら、家族全員の洗濯物を収納できる2~4.5畳程度の小部屋を追加すると、一連の洗濯作業を1カ所で行えて便利です。すでに建て終わった場合でも、物干し竿の設置やちょっとした改修をすることで、快適に洗濯物を干せるようになります。

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