ミツモアメディア

フローリングの凹みを直すには?放置が危険な理由や業者選びのポイントも解説

最終更新日: 2024年08月08日

「フローリングの凹みが気になる!」「フローリングの凹みを直したいけれど、どこに相談すればよいかわからない」

このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、フローリングの凹みについて、放置が危険な理由や業者選びのポイント、傷との違いの見分け方などを徹底解説していきます。

フローリングの凹みを放置すると危険!

フローリングにできた凹み

フローリングとは、木を使用した床材のことをいいます。凹みやすさや程度はフローリングの種類によって異なりますが、いずれもものを落としたり、重さのあるものを長期間置いたりすることで凹んでしまう特徴があります。

フローリングに凹みができてしまった場合は、そのまま放置してしまうと修繕コストがかさんでしまう場合があります。そのため凹みに気づいた時点で、できるだけ早く修理を依頼するようにしましょう。

早めの方が直しやすい

フローリングの凹みは、損傷してから日が浅いほど直しやすい特徴があります。長期間放置してしまうとさらに損傷が広がる可能性もあり、できるだけ早く修繕することが重要です。

できるだけコストを抑えて修理してもらうためにも、凹みは放置せずに早めに対処するようにしましょう。

凹みにひっかかって怪我をしやすい

フローリングの凹みをそのままにしていると、つまずいたりものが引っかかってしまったりするリスクもあります。特に小さな子供や高齢者がいる家庭の場合は、重大な事故に発展する可能性もあるため、注意が必要です。

また埃や汚れが凹み部分に入りやすく、衛生上もよくありません。

賃貸住宅では修理費用を請求されることも

賃貸住宅の場合は、借主に原状回復義務があります。経年劣化や自然損耗ではなく、明らかに自分のせいで凹みができてしまった場合、退去時に補修費用を請求される可能性があります。もしそうなると、敷金の返金が減ってしまったり、追加で請求額を支払ったりしなければなりません。

凹まないようにすることが一番ではあるものの、もし凹んでしまった場合は傷が浅いうちに対処することをおすすめします。

フローリングの「凹み」のよくある原因

フローリングの「凹み」のよくある原因は、主に以下の通りです。

それぞれについて見ていきましょう。

物を落としてしまった

フローリングの上に硬いものを落としてしまうと、凹みが生じることがあります。特に重量の大きなものが落ちた場合、ただ凹むだけでなくフローリングの表面が削れてしまうこともあります。

家具の重みで圧迫されてしまった

ソファや椅子、テーブルなど、大きな家具によりフローリングが凹んでしまうことがあります。長期間重いものが同じ場所に置いてあると、フローリングが重力に負けて圧迫されてしまうのです。

また、重い家具を動かしたときにひきずるようにしてしまったり、置く際に衝撃を与えてしまったりすると、凹みや傷がついてしまうこともあります。

フローリングの凹みを自分で直す方法

フローリングのリビング

ここからは、フローリングの凹みを自分で直す方法について解説します。

浅い凹みであれば、次にご紹介するような方法で直せることがあります。しかし、大きな凹みの場合はかえって傷を広げてしまうかもしれません。自分で対処することが難しい場合には、プロの修理業者へ相談してみましょう。

無垢フローリング:アイロンで補修

無垢フローリングは自然塗装が施されており、凹みやすい点が特徴です。無垢フローリングの凹みはアイロンで補修することで修復できる可能性があります

ただし、UV塗装やウレタン塗装が施されている場合は塗装が剥げてしまう可能性もあります。不安な場合は、専門の業者に依頼するようにしてください。

  1. フローリングの凹みに水を垂らす
  2. 凹みに布を当てて、数秒〜10秒程度アイロンをかける
  3. 凹みが直るまで1と2を繰り返す

なお、水が染み込みにくい場合は、小さな穴をあけることで浸透しやすくなります。

複合系フローリング:補修キットで補修

複合系フローリングとは、集成材や合板の上に天然木や化粧シートなどを合わせて作られた床材のことです。複合系フローリングを修理する場合は補修キットを使いましょう

ただし以下の方法が有効なのは、比較的浅い傷や凹みに留まります。対処が難しい場合には、専門業者に依頼しましょう。

  1. 補修キットを傷・凹み部分に塗り込む
  2. ヘラを使ってはみ出た補修剤を取り除く
  3. 凹みが深い場合は補修剤を凹み部分に置き、ドライヤーなどで固める
  4. 周囲に付着した余計な補修剤を拭き取る

大きな凹みは修理業者に依頼しよう

比較的浅い凹みや傷であれば自力で修繕できますが、大きな凹みは対処が大変です。また、かえって傷を広げてしまう可能性もあります。

凹みの深さによっては最初から修理業者へ依頼した方がよいケースもあるため、業者への相談もあわせて検討しましょう。繁忙期でなければ、即日〜数日程度で対応してもらえます。

修理費用は業者によって異なりますが、1箇所あたり1.5万円程度〜が相場となっています

フローリングの補修を業者に依頼する

フローリング修理業者の選び方

フローリングを張り替える業者

フローリングの修理を依頼したいと思っても、業者や依頼先の選び方がわからない方も多いことでしょう。主な探し方のポイントとしては、以下のような選択肢があります。

フローリングの修理で損をしないためには、業者選びが非常に重要です。信頼できる業者選びのコツを知って、適切な業者に依頼しましょう。

料金や作業内容が明瞭か

料金や作業内容が明確に提示されているかも確認しましょう。すべての業者がそうであるとは限りませんが、業者によっては悪徳な手法でお金を多く取ろうとするところもあります。

例えば見積もりで提示されていなかった料金が施行後に発覚した場合、トラブルに発展する可能性もあるでしょう。

損害賠償保険に加入しているか

業者が損害賠償保険に加入しているかどうかも必ず確認しておきましょう

作業中に自宅のものが壊れてしまうといったトラブルも考えられます。損害賠償保険に加入している業者であれば、事業者が損害金を負担してくれるでしょう。

口コミや評判が良いか

口コミや評判をチェックすることも重要です。実際の利用者のリアルな声を確認することで、業者の良し悪しを判断するヒントになります。担当者の人柄や対応の丁寧さなど、公式情報には載っていないような細やかな情報が欲しい場合はチェックしてみましょう。

ミツモア」では、おすすめフローリングの張り替え業者一覧を口コミとあわせて確認できます。

フローリングの修理費用は誰が負担する?

賃貸物件の場合、フローリングの修理費用を誰が負担するかという問題があります。経年劣化や自然現象によるフローリングの凹みや傷であれば、貸主側が負担します。一方、入居者の過失による損傷がはっきりしている場合、借主が負担して修理費用を負担しなければなりません。

  • 通常の使用による経年劣化:貸主負担
  • 入居者の過失による損傷:借主負担
  • グレーゾーンの場合は、貸主と借主で協議が必要

グレーゾーンで判断が難しい場合は、貸主と借主で交渉するケースもあります。

フローリングの補修業者はミツモアで簡単比較して探そう

フローリングの補修業者をお探しなら、「ミツモアのご利用がおすすめです。簡単な質問に答えるだけで、ミツモアに登録している業者から無料で最大5件の見積もりをもらえます。

見積もりの内容を比較して、希望する条件にぴったりの業者を見つけることができます。

「フローリングの凹みを解決したい」もしくは「複数者を比較検討した上で、最適な業者に依頼したい」と考えている場合には、まずはプロに相談をしてみてはいかがでしょうか?

フローリングの補修業者を探す