「床のきしみ音を直したいけれど、どこに相談すればよいかわからない」「まずは自分で試してみて、それでも解決しないならプロに任せたい」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
季節の移り変わりによる寒暖差などで、床のきしみ音が気になることはよくあります。構造上問題なければそのままにしていてもトラブルなく過ごせる場合もありますが、構造や施工による問題できしみが生じている場合には注意が必要です。
本記事では、床のきしみ音について、主な原因や具体的な対処法についてわかりやすく解説します。また記事の後半では、失敗しないリフォーム会社の選定方法についても紹介していきます。
床がきしむ原因をチェックしよう
部屋を普通に歩いているだけで、「ギシギシ」と床がきしむことがあります。特に走ったり、力を入れたりしなくてもこのような音がする場合、「何か問題があるのかもしれない」と不安に感じてしまうかもしません。
実際には深刻な問題ではないケースも多いものの、快適な住環境を保つためには適切な対処が重要です。
床がきしんでしまう原因はさまざまですが、ここでは床のきしみにおけるよくある原因について解説していきます。床のきしみ音の主な原因は、以下の2つに分けられます。
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
構造によるきしみ
構造によるきしみがある場合、以下のような問題が潜んでいる可能性があります。
それぞれ1つずつ詳細を見ていきましょう。
「根太」のピッチや「大引き」の強度不足
床下にある、床板を支えるための「根太」や、根太の下に置かれる「大引き」に問題があるケースです。根太のピッチや大引きの強度が不足している場合、余計な隙間が生じることで床のきしみ音を引き起こします。
「床束」の不足
「床束」に問題が隠れている可能性もあります。床束とは、文字通り床を支えるための束のことで、「大引き」を支える構造です。床束が不足している場合も、床鳴りの原因となることがあります。
床下の傾き
床下の傾きにも注意が必要です。床全体の構造にゆがみがある場合、床全体が水平の状態を保てなくなり、床が徐々に傾いてしまいます。これにより余計な隙間ができて、きしみ音が発生する原因となります。
材料・施工法によるきしみ
構造が原因ではない場合、材料や施工法によってきしみが生じているかもしれません。
例えば、フローリング材は温湿度の変化によって膨張や収縮が生じるため、接合部分でのきしみが発生します。新築時には下地材の乾燥により隙間が生じるケースもあるでしょう。
また、釘と木材の摩擦により発生する「くぎなり」や、湿気や経年劣化によるフローリングの浮きによるきしみ音などもあります。
床のきしみ音の対処法4選
ここからは、床のきしみ音が生じたときの具体的な対処法について解説していきます。床のきしみ音の主な対処法は、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
市販の補修剤を使う
きしみ音のなかでも、木材の収縮や膨張はよくある原因の1つです。比較的簡単に試せる対処法として、市販の補修剤を使用する方法があります。
これは、きしみ音の原因となっている隙間や摩擦部分に専用の補修剤を注入することで、隙間を埋めて音を軽減させる方法です。補修剤はホームセンターなどで手に入れることができ、DIYで対応可能なため、初めの一手として試してみる価値があるでしょう。
ただし一方で、すべてのきしみが解消されるとは限りません。
隠しくぎを打つ
隠しくぎを打つ方法もあります。「隠しくぎ」とは、通常の釘よりも細く、打ち込んだ後に頭の部分を外せる仕様になっている釘のことです。きしみ音の出ている箇所に小さな釘を打ち込み、床材と下地をしっかりと固定させることできしみ音を軽減させます。
DIYの経験者であれば比較的簡単に試せる方法ですが、きしみ音の原因となる場所の特定が難しいことがあります。また、隠しくぎを打つ際は、フローリングの表面を傷つけないよう慎重に行いましょう。
住宅調査を行う
より本格的な対処を考える場合は、住宅調査(ホームインスペクション)を行う方法もあります。専門家による調査できしみ音の原因を正確に特定し、適切な対策を立てられる点がメリットです。
確実に解決したい場合や、自分での対処が難しい場合などは住宅調査を行うとよいでしょう。床下の状態や構造的な問題がないかなど、総合的な診断を受けることで、根本解決につながる可能性があります。
工務店・リフォーム会社に相談する
自己解決が難しい場合や、住宅調査によって大規模な修理が必要と判断された場合は、工務店やリフォーム会社に相談しましょう。
高い技術力と豊富な経験により、きしみ音の問題を根本的に解決できる可能性が高まります。また、床だけでなく家全体の状態を見直すいい機会にもなるでしょう。
原因が特定できていない段階であっても、まずは相談してみることもできます。
失敗しないリフォーム会社の選び方
フローリングの修理を依頼したいと思っても、業者や依頼先の選び方がわからない方も多いことでしょう。主な探し方のポイントには以下の3つがあります。
フローリングの修理で損をしないためには、業者選びが非常に重要です。信頼できる業者選びのコツを知って、適切な業者に依頼しましょう。
料金や作業内容が明瞭か
料金や作業内容が明確に提示されているか確認しましょう。すべての業者がそうであるとは限りませんが、業者によっては悪徳な手法でお金を多く取ろうとするところもあります。
例えば見積もりで提示されていなかった料金が施行後に発覚した場合、トラブルに発展する可能性があります。
損害賠償保険に加入しているか
業者が損害賠償保険に加入しているかどうかも必ず確認しておきましょう。
作業中に自宅のものが壊れてしまうといったトラブルも考えられます。損害賠償保険に加入している業者であれば、事業者が損害金を負担してくれるでしょう。
口コミや評判が良いか
口コミや評判をチェックすることも重要です。実際の利用者のリアルな声を確認することで、業者の良し悪しを判断するヒントになります。担当者の人柄や対応の丁寧さなど、公式情報には載っていないような細やかな情報が欲しい場合はチェックしてみましょう。
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