家の中でゴキブリが発生した場合、苦手な人にとっては大きな苦痛となるでしょう。一人暮らしであれば自分で退治しなければならず、より焦ってしまいますよね。一人暮らしでゴキブリが発生した場合の対処方法と、予防方法を解説します。
ゴキブリが発生する原因
ゴキブリが発生する家にはいくつかの特徴があり、それらが原因でゴキブリが寄り付きやすくなっています。ゴキブリが発生する原因を紹介します。
エサがあるため
ゴキブリは基本的になんでも食べるため、生ごみや食料が放置されている家に引き寄せられます。ゴキブリには目が悪いという特徴がありますが、その分嗅覚が優れているので、食べ物に敏感に反応するのです。
特に台所の三角コーナーにためてある生ごみや、置きっぱなしのパンや果物など、臭いがするものに集まってきます。生ごみは早めに片づけたり、食料をテーブルや棚などにそのまま放置したりしないようにしましょう。
小さな子供がいる家庭では、食事後に食べかすが床に落ちている可能性が高くなります。それらも見逃さずに清掃するとよいでしょう。
ゴキブリが住みやすい環境であるため
湿気が多くごみやほこりがたまっている家は、ゴキブリが好む環境になっています。ゴキブリはじめじめとした場所を好み、雑食性なので人の毛やほこりまで食べるためです。
逆にゴキブリが嫌いなのは、乾燥した場所や食料がない場所です。定期的に換気をして、こまめに清掃していれば、ゴキブリが寄り付かなくなるでしょう。
特に梅雨から夏にかけては湿度が高くなりやすく、ゴキブリが活発に動きます。これらの時期に湿気対策や、家を清潔に保つことを意識するとよいでしょう。
自力でゴキブリを退治する方法
世の中には自力でゴキブリを退治できる道具があります。道具を使って、なるべくゴキブリから離れて退治する方法を紹介します。
殺虫剤や冷凍スプレーを噴射する
ゴキブリ専用の殺虫剤を使用すると、離れた場所から殺虫成分を含む薬を噴射できます。商品にもよりますが、20~30cmの距離を置いてもゴキブリに殺虫剤がかかります。
ノズルを付ければ、冷蔵庫の裏など狭い場所でも届くでしょう。
殺虫剤をかけると、ゴキブリが棚のすき間などに逃げてしまう場合があります。見えなくなってしまうとゴキブリが死んでいるのか分からず、不安を感じる場面もあるでしょう。
冷凍スプレーであれば、ゴキブリの動きを止めて凍死させられます。殺虫剤を噴射してゴキブリがもがく姿を見たくない人、飛び回ってほしくない人に、おすすめのアイテムです。
くん煙剤を使用する
どこにゴキブリが逃げたのか分からなくなった場合や、家にいる全てのゴキブリを退治したい場合には、くん煙剤がおすすめです。
部屋の隅々まで殺虫成分を含む煙が行き届くので、隠れているゴキブリを退治できます。おまけに1度使用すれば、一定期間はゴキブリや害虫を寄せ付けない効果もあります。
ただし使用した後は、見えない場所に隠れていたゴキブリが表に出てきて、そのまま死骸になっている場合があります。また見えないところで、そのまま死んでいる場合もあるため、注意が必要です。
くん煙剤を使用する際には、食器や生活家電などに、煙に当たらないようにしておきましょう。
家庭用洗剤を使用する
ゴキブリを見かけたにもかかわらず殺虫剤がない場合は、家庭用洗剤で退治するのがおすすめです。洗剤に含まれる界面活性剤がゴキブリの腹にある気門を塞ぎ、窒息死させます。
プッシュ型の泡タイプ洗剤であれば、ある程度離れた場所から泡を飛ばせます。泡がゴキブリを包み、一時的に姿を見せないようにもしてくれるでしょう。
ただしこの方法は、界面活性剤の強い浸透圧により、ゴキブリの体内にある有害な菌を、体外へ排出させてしまうおそれがあります。
そのためゴキブリを退治した後は、速やかに死骸を処分した方がよいでしょう。死骸があった場所とその付近は、エタノールできれいに清掃します。
自力で退治できない場合の対処方法
ゴキブリを殺虫できる道具があっても、どうしても対応が苦手な人もいます。その際は他人の手を借りるのも1つの手段です。自力で退治できない場合の、対処方法を紹介します。
誰かに助けを求める
自分で対処できない場合は、近場にいる知人に助けを求めるのも有効です。例えば一人暮らしをしていて親が近場にいる場合、家に呼んでゴキブリを退治してもらいましょう。
近くに住んでいる友人を頼るのも一案です。大学生であれば、同じ一人暮らしの友人がいる場合もあるでしょう。
誰かに殺虫剤をかけてもらったり、協力して退治したりすれば、一人で対処するより心的負担は減ります。ご近所付き合いがあれば、近所の人にお願いしてみてはいかがでしょうか。
自信がない人は一人暮らしの家を選択する際に、寮やシェアハウスを選択するのもよいでしょう。頼れる人がいる環境に住むのも、対策の1つです。
業者に依頼する
近くに頼れる知人がいない場合は、プロの駆除業者に依頼する選択肢があります。業者を利用すればゴキブリ退治だけでなく、発生を予防する作業も依頼できます。
業者が使用する殺虫剤やベイト剤は、一般的に販売されていない業務用の薬品です。専門的な知識と効果の高い薬の利用で、ゴキブリをしっかりと退治してくれるでしょう。
ゴキブリは繁殖力が高いため、1匹見つけたら他に複数匹いる可能性があります。ゴキブリが苦手な人は、退治や予防をプロに任せて、安心できる暮らしを手に入れてみてはいかがでしょうか。
業者を選ぶポイント
業者の中には相場よりもかなり高値を提示したり、手抜きで対応したりする悪徳業者がいます。お金を支払って依頼しても、満足度が少ない業者には当たりたくないものです。失敗を防ぐ業者の選定ポイントを紹介します。
実績などを確認する
あまり腕のよくない業者に依頼してしまうと、退治後すぐにゴキブリが発生する場合があります。業者の実績を確認し、経験値が多そうな業者を選定しましょう。
例えば業者のホームページで、会社の存続期間などを確認します。また害虫駆除業者の中でも、ゴキブリ専門をうたっている業者だと安心です。
地元での評判も確認しましょう。口コミサイトで実際に利用した人の声や、業者の名前で検索した際に出てくる評判などに注目です。ホームページではいいことばかり記載されていても、評判が悪い場合もあります。
費用相場に合った業者を選ぶ
費用相場よりかけ離れた金額が提示されると、悪徳業者の可能性が高いといえます。見積もり価格が相場に近く、明細がしっかり記載され、内容を丁寧に説明してくれる業者を選ぶと安心です。
相見積もりをすれば、ある程度の費用相場が把握できます。複数社から見積書を取得し、比較してみるとよいでしょう。
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ゴキブリが出ないようにするための対策
ゴキブリを退治できても、なるべく姿を見たくないものです。ゴキブリが発生しないための対策を紹介します。
ベイト剤を使用する
ベイト剤とは殺虫成分を含む、ゴキブリ用の毒エサです。冷蔵庫の下やトイレ、シンクの下など、ゴキブリが通りそうな場所にベイト剤を仕掛けます。
ゴキブリがベイト剤を食べれば、そのフンにも毒が含まれています。コロニーでフンをすれば他のゴキブリがそれを食べ、一網打尽にできるのです。そのため、ベイト剤を置いていると、いつの間にかゴキブリを見なくなる効果があります。
しかしベイト剤には、即効性がないというデメリットがあります。目の前にいるゴキブリや、見失ったゴキブリをすぐに退治するのは困難です。あくまでもゴキブリ発生予防として利用するとよいでしょう。
忌避剤を使用する
くん煙剤やベイト剤を使用すると、ゴキブリの死骸に遭遇する場合があります。しかし忌避剤であれば、ゴキブリが家から逃げて行くため姿を見なくて済みます。家に侵入するのも防いでくれるでしょう。
ゴキブリはかんきつ系やハーブの匂いを嫌います。忌避剤にはそれらの匂い成分が含まれているのです。
忌避剤はベイト剤と同様、ゴキブリの通り道や発生しやすい場所に置いておくと、効果を発揮しやすくなります。水気のある脱衣所やトイレ、生ごみなどがあるシンク周りやごみ箱周辺が有効です。窓の近くや、外に通じるすき間辺りに置くのもよいでしょう。
すき間を塞ぐ
ゴキブリは外から侵入してくるため、家中のすき間をマスキングテープなどで塞ぐと、ゴキブリの発生率を抑えられます。
例えばエアコンのダクトが外に抜ける穴は、パテが古いとすき間ができてしまいゴキブリの侵入口になってしまいます。窓のすき間も要注意であり、これらを塞ぐとよいでしょう。
また玄関のドアにポスト口がある家は、注意が必要です。新聞やチラシを差し込むと大きなすき間が発生し、そこからゴキブリが侵入してくる場合があります。
玄関ドアのポスト口は、養生テープやガムテープで塞いでなるべく使用せず、宅配ボックスなどを利用するとよいでしょう。
徹底的に掃除する
ゴキブリは雑食性で、なんでも食べてしまいます。人の髪の毛や皮膚、ほこりまでもがエサとなるため、家が不衛生であればゴキブリが寄ってくる原因となるのです。定期的に掃除して、食べかすやごみが落ちていない環境を作りましょう。
またシンク周りや風呂場、洗面所などは、使用していない時間帯は水気が少ない状態にするよう心がけてください。ゴキブリは1滴の水で、数日間生き延びるといわれています。
自分でゴキブリを退治できないときは業者に頼るのもおすすめ
一人暮らしの家にゴキブリが発生した場合、「怖くてどうしても自力で退治できない」「見失ってしまって気が気でない」というケースも多いと思います。
確実にゴキブリを退治したい場合は、専門業者に駆除を依頼するのがおすすめです。業者に任せれば、専門的な知識と業務用の道具でゴキブリを駆除してくれるでしょう。今後のゴキブリ発生を防ぐ対策についても力になってくれます。
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