冷蔵庫に逃げたゴキブリを放置すると大量に発生したり、病気を引き起こしたりする可能性があります。逃げたゴキブリの正しい対処の仕方について、戸惑う人も多いでしょう。冷蔵庫の下や中に逃げたゴキブリの対処法や、駆除方法を解説します。
ゴキブリが冷蔵庫の陰に生息する理由
ゴキブリはなぜ冷蔵庫に潜んでいることが多いのでしょうか。ゴキブリの生態や好む環境について解説します。
夜行性で暖かい場所を好む
ゴキブリが冷蔵庫の裏側にいる理由は、暗くて狭い場所が好きだからです。加えて普段の生活の中で、冷蔵庫を動かす機会は少ないでしょう。そのためゴキブリが住み着いても気づかず、生息・繁殖してしまうのです。
冷蔵庫はコンプレッサーによって内部温度を管理しており、熱が外に放出される仕組みです。冬場も暖かく、ゴキブリにとっては住みやすい環境になります。
冷蔵庫の裏側にゴキブリが住み着くと、冷蔵庫の扉や配電盤のわずかなすき間から冷蔵庫の中にも侵入します。
ゴキブリが冷蔵庫の中に侵入するのを防ぐために、ゴキブリの習性を理解して対処法を学びましょう。
餌が豊富
ゴキブリの餌が大量にあることも、ゴキブリが冷蔵庫に生息しやすい理由のひとつです。キッチン周りは食べ物を取り扱うため、繁殖するための餌が容易に手に入ります。
雑食性であるゴキブリは、食べ物の残りカスや生ゴミのほかにも、ホコリ・人間の髪の毛・油汚れなども好物です。彼らはなんでも食べてしまいます。
ゴキブリの好物がたまりやすいキッチンに置かれた冷蔵庫は、ゴキブリに適した環境といえるでしょう。
水分や湿気がある
冷蔵庫の裏にゴキブリが発生しやすいほかの理由として、水分・湿気がたまりやすいことが関係しています。ゴキブリは湿度の高い環境を好むのです。
ゴキブリが好む湿度は、約75~100%といわれています。キッチン周りは水分や湿気がこもりやすく、ゴキブリが住みやすい環境です。
キッチン周りはゴキブリが出やすい環境であるということも頭に入れて、常に清潔にしておくとよいでしょう。
逃げ込んだゴキブリを放置するとどうなる?
逃げたゴキブリは、つい見て見ぬふりをして放っておきたくなるかもしれません。しかし放置することで、さまざまな問題が起こります。それらの問題についてみていきましょう。
ゴキブリが大量発生する可能性
逃げてしまったゴキブリを放置すると、仲間のゴキブリを呼び寄せて大量発生につながることがあります。
ゴキブリの体臭やフンは、仲間を呼び寄せるフェロモンを発しているのです。フェロモンによってゴキブリが集まり、交尾をすることで新たなゴキブリが誕生します。こうして集まった状態がゴキブリの「巣」なのです。
さらにメスのゴキブリの繁殖能力は高く、7~20日の間に約20~30個の卵を産みます。生まれたゴキブリが交尾をして、新たにゴキブリが生まれるという繰り返しです。
ゴキブリは繁殖力が強く、放っておくとゴキブリがたくさん発生する可能性があり危険です。1匹でもみかけたら必ず駆除しましょう。
病気の原因に
逃げたゴキブリを放置することで、さまざまな病気を引き起こすことが考えられます。
ゴキブリの体の表面には、病原菌を含んだ細菌や雑菌が付着しています。ゴキブリが移動するたびに病原菌を運んでしまうため、衛生的によくありません。
体の表面以外にも、ゴキブリのフンや死骸によってアレルギー性皮膚炎やぜんそくを発症する恐れがあります。
ゴキブリの数が増えるほど、病気やアレルギーを発症する確率が高まります。逃げたゴキブリは放置しないようにしましょう。
火災の要因になることも
逃げたゴキブリを放っておくと、火災をまねくことがあります。ゴキブリは暖かい場所を求めて、電化製品の内部にまで侵入するからです。
電化製品の中に侵入したゴキブリが、内部の電源コードをかじったりフンを出したりすることで、家電製品が故障します。最悪の場合、火災が起こるかもしれません。
ゴキブリは発見次第、速やかに駆除しましょう。
冷蔵庫の下にいるゴキブリの駆除方法
「冷蔵庫の下に逃げたゴキブリを、駆除するにはどうしたらいいのか」と知りたい人のために、ゴキブリの駆除方法について2つご紹介します。
くん煙剤を使う
冷蔵庫の下に逃げたゴキブリの対処法として、くん煙剤を使用します。くん煙剤を使うことで、手の届きにくい場所に逃げたゴキブリを駆除することが可能です。
煙を隅々まで行き渡らせることで、殺菌成分が含まれた成分をゴキブリに付着させやすくなるため、高い駆除効果を期待できるでしょう。
くん煙剤の効果をしっかりと発揮させるために、くん煙剤は2回に分けて使用することがおすすめです。
毒餌を使う
ゴキブリの駆除には毒餌を使う方法もあります。冷蔵庫の下にいるゴキブリを駆除するだけでなく、ほかにもゴキブリがいる場合は一網打尽にすることが可能です。
毒餌はゴキブリが逃げた冷蔵庫の下や周辺・台所の隅などに仕かけましょう。置いた毒餌をゴキブリが食べます。通常ゴキブリは毒餌を食べてからすぐに死ぬわけではなく、巣に戻ってから息絶えます。
巣にいるほかのゴキブリが、毒餌で死んだゴキブリの死骸やフンを食べることで、毒餌の効果が伝播するのです。その結果巣ごとまとめて駆除が期待できます。
ゴキブリの通り道に殺菌成分をかける
ゴキブリを見かけた場所や、よく出現する場所に殺菌成分を含んだスプレーを使うことも有効な手段です。薬剤に触れたゴキブリを駆除できます。
ゴキブリが冷蔵庫の下に逃げ込んだ際には、その周辺にスプレーをかけましょう。はじめにゴキブリを見かけた場所にも、スプレーをかけておきます。
スプレーをかけることで、出現したゴキブリを駆除するだけではなく、ゴキブリが冷蔵庫の下に侵入するのを防ぐことが可能です。
外から侵入するゴキブリも、殺虫成分を含んだスプレーを嫌がるため、実践する価値はあるでしょう。
ゴキブリの発生を防ぐためには
ゴキブリが家にやってくる前に、ゴキブリの発生を防ぐ方法があります。ゴキブリの発生を抑えるための方法を2つご紹介します。
部屋を清潔に保つ
ゴキブリの発生を防ぐには、部屋を清潔にする必要があるのです。特にキッチン周りを清潔に保つことで、ゴキブリの発生を抑えられるでしょう。
キッチン周りは、ゴキブリの餌となる油汚れや水分が多く、髪の毛やホコリもたまりがちです。こまめに掃除することで、ゴキブリが寄りつかなくなるでしょう。
食品の管理の仕方も重要です。例えば常温で保管できる野菜を冷蔵庫に入れず部屋に放置すると、ゴキブリの餌になる可能性があります。常温で問題ない食材でも、密閉された容器や冷蔵庫などで保管しましょう。
キッチン周りをできるだけ清潔に保つことで、ゴキブリが嫌がる環境を作り出せます。
侵入口ふさぎや駆除はプロにお任せ
ゴキブリは窓や扉のちょっとしたすき間から侵入します。部屋の中にゴキブリが入らないように、侵入口をふさぐ必要があるわけです。
どこにすき間があるのか、どのようにすき間をふさげばいいのかわからない場合は、専門家に依頼しましょう。
専門家に依頼するなら、仕事の見積もりプラットフォームである「ミツモア」がおすすめです。ミツモアは最短2分で専門家に依頼できます。
さらに、複数の業者から相見積もりを取ることが可能です。相見積もりを取ることで最適な業者を見つけられるため、余分な費用を抑えられるでしょう。
ゴキブリの出現に困っている人は、1度利用してみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫の下に逃げたゴキブリは早めに対処を
ゴキブリは夜行性で暖かい場所を好みます。冷蔵庫の裏側はコンプレッサーによって熱を外に放出するため、冬場でも暖かいからです。そのため冷蔵庫の裏側を住処にしています。
逃げたゴキブリを放置するのは止めましょう。ゴキブリが大量に発生することや、病気・火災の原因となりかねません。
駆除する方法として、くん煙剤や毒餌があります。どうしてもゴキブリが苦手な場合は、プロの業者に依頼するのも有効な手段です。
ゴキブリが冷蔵庫の下に逃げた場合は、速やかに駆除を心がけましょう。
ゴキブリ駆除のプロ探しはミツモアがおすすめ
地域のゴキブリ駆除のプロを探す際はミツモアの一括無料見積もりをご利用いただくと手間なくご自身の希望通りの業者を見つけることが可能です。
ぜひミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。
ミツモアで簡単な質問に答えて見積依頼
ミツモアならサイト上で予算、スケジュールなどの簡単な質問に答えるだけで見積もりを依頼できます。複数の業者に電話を掛ける手間がなくなります。
最大5件の見積もりが届く
無料で最大5件の見積もりを比較することが可能です。レビューや実績も確認して、自分に合った業者を選ぶことができますよ。
チャットで見積内容の相談ができる
気になった業者とはチャットで相談することができます。チャットなら時間や場所を気にせずに相談ができるので忙しい人にもぴったりです。