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株分けで植物の生育環境を改善!適した時期やタイミング、方法を紹介

最終更新日: 2021年04月28日

観葉植物の元気がなくなる原因のひとつとして、育ちすぎが挙げられます。正しく株分けをして、健やかな状態にしてあげましょう。

株分けに適した植物の種類や時期、実際に行うときの手順を解説します。株分けする際の注意点もチェックしましょう。

観葉植物の株分けをしよう

植物を鉢から出す人

株分けは観葉植物を増やす方法として知られています。他にはどのような役割があるのでしょうか?株分けに適した植物の種類も紹介しましょう。

植物の若返りを促す効果がある

植物は大きく成長すると養分を取り合ったり、葉が密集して風通しが悪くなったりします。光合成ができなくなり自らの成長を妨げてしまうケースも少なくありません。

大株をそのままにしておくと、葉や花に元気がなくなる場合もあります。育ちすぎた観葉植物を株分けすると小さくなり、風通しや日当たりがよくなって植物の若返りを促せます。

枝から切る挿し木と違って根ごと分割するため、終わった後の根付きがよいのが特徴です。株分けして増えた株は別の鉢に植える、知人にプレゼントするなどして活用しましょう。

どんな植物でもできる?

株分けができるのは地中に根や地下茎があり、根から芽を出す種類に限られます。観葉植物ならどの品種でもできるわけではないため、注意しましょう。シダ類やヤシ類であれば可能と考えて問題ありません。

代表的な観葉植物の中では、ポトスやアレカヤシ・モンステラ・サンスベリア・アジアンタム・オリヅルラン・スパティフィラムなどが株分け可能な種類です。樹木ではシャクナゲやアジサイ、ブルーベリーが挙げられます。

草花ならクリスマスローズやシンビジューム・カトレア・プリムラ類などが、株分けできる代表的な種類です。

株分けの時期とやり方

植物について調べる人

株分けは正しい時期と手順を守らないと、失敗につながる可能性があります。株分けに適した時期やタイミングと、実際の手順を確認しましょう。

暖かい季節に行う

株分けを行うのに適した時期は植物の種類にもよりますが、基本的には暖かくなり始め植物が活気づく春以降に行うのがおすすめです。日本の標準的な気候であれば、5〜9月の間なら多くの観葉植物で問題ありません。

ただし厳しい暑さによって植物が弱ってしまう真夏は避けましょう。真夏や冬など植物に元気のない季節は回復力や根付きが悪くなるため、株分けでダメージを与えてしまう可能性があります。

あまりに弱っていると株が枯れてしまうケースもあるため、株分けの時期には注意が必要です。まれに暖かくなる前の方が適している品種もあります。事前に育てている植物の生育期間をチェックしておくと安心です。

タイミングの目安

株分けを行うタイミングは、植物の成長状態を観察してつかみます。植物がある程度まで大きく育って、鉢の底からたくさん根が出ていたり鉢のサイズ感が合わなくなってきたりしたときが株分けのタイミングです。

またシーズンになっても新芽が伸びてこない・花付きが悪いとき、水やりをしていても葉が枯れてしまうような状態なら株分けで改善する可能性があります。

しかし間引く必要がない成長途中の株を分けてしまうと、育ちが悪くなってしまうので注意が必要です。株分けはあくまでも育ちすぎた植物に行うものと覚えておきましょう。

株分けの基本手順

まずはシャベルを使って根を傷付けないように注意しながら、株を鉢・地面から抜き取りましょう。根元をしっかりと持つのがスムーズに取り出すコツです。

次に根に付いている土を優しく払い落とし、伸びすぎていたり傷んでいたりする根は切り落とします。残った根を広げ可能であれば手で、難しければナイフや園芸用のハサミで必要な数に分けていきます。

植物によっては毒性の液が飛び出てくることもあるため、素手で触れたり目に入ったりしないように軍手やゴーグルで防備しておくと安心です。

株分けができたら最後に、それぞれの株を鉢か地面に植え付けます。

株分けするときのポイント

植物の株分けをする人

株分けには観葉植物を健やかに保つ効果がありますが、根を傷付けることに変わりありません。作業時や作業後の注意点を把握し、植物の健康を害さないように気を付ける必要があります。

清潔なハサミやナイフを使う

株分けで根を分けるときには清潔な刃物を使いましょう。道具にウイルスが付着していると植物が病気に感染し、枯れてしまう可能性があるためです。株分けをする前に道具をチェックして、汚れがあれば水洗いと殺菌・消毒をします。

また病気にかかった植物を株分けした際に、道具にウイルスが付着する場合もあります。複数の植物を同じ道具で株分けするときは、殺菌・消毒を間にはさんで感染を防ぎましょう。

殺菌・消毒にはアルコール消毒や熱いお湯をかける煮沸消毒、バーナーやライターで刃物をあぶる方法が有効です。アルコールは度数が70%以上のものを選びましょう。

園芸用品の消毒用として販売されている第三リン酸ナトリウムを水で薄め、刃物を漬けて消毒するのもおすすめです。

しばらくは日陰に置いておく

株分け後に植え替えをした植物は弱った状態のため、しばらくは直射日光を避けて日陰に置いておきます。

過剰な水やりも根の発達を妨げるため控えましょう。鉢皿に水をためないように土の表面が乾いてから行うのがベストです。葉に水をかける「葉水」と呼ばれる水やりだけで十分な種類もあります。

2〜3週間ほど休ませて根が安定したら、本来植物が必要とする日当たりの場所に移しましょう。水やりも通常通りの頻度に戻してOKです。新しい葉や根が出てこない場合は、休ませる期間を長くして様子を見ます。

株分けで観葉植物を健やかに

大きく成長した植物は、葉や根が密集して老化が進んでしまうケースが少なくありません。株分けができる種類の観葉植物なら、若々しく育てるためにも適切なタイミングでの株分けをおすすめします。

株分けは基本的な手順さえしっかりと押さえれば、園芸初心者でも簡単にできる作業です。ただし植物にダメージを与えることもあるため、季節の見極めや道具の殺菌・消毒、株分け後の管理は慎重に行いましょう。

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