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ワイルドストロベリーの育て方!室内での栽培や剪定方法・知っておくべき注意点を解説!

最終更新日: 2021年04月04日

ワイルドストロベリーは可愛らしい葉っぱと、食べられる実がなることで人気の植物。観賞用としても人気が高く、庭や室内に取り入れている方もたくさんいます。

この記事では「ワイルドストロベリーをぜひ育ててみたい!」という方のために、ワイルドストロベリーの育て方や普段の手入れ方法を紹介していきます。

室内での育て方や、ワイルドストロベリーのちょっと特殊な剪定の仕方に関しても詳しく解説。病害虫の対処方法など知っておくべき注意点もあるので、参考にしてみてくださいね。

ワイルドストロベリーの育て方・管理方法!初心者でもできるお手入れを紹介

ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリーは名前に「ワイルド」と付くだけあって、頑丈で野性味あふれる植物です。基本的には人が世話をする必要はなく勝手に増えていきますので、ガーデニング初心者にもおすすめの品種。

ただし何もしないと枯れたり、逆に増えすぎてしまったりします。ワイルドストロベリーならではの管理方法を見ていきましょう。

以下は年間の成長スケジュールです。ワイルドストロベリーは春から夏にかけて楽しむ植物。秋から冬は、株の手入れ時期になります。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け

植え替え

肥料
開花
実がなる
収獲

※あとで詳しく述べますが、肥料は鉢植えの場合のみです。

ワイルドベリーの栽培に適した環境(日当たり・用土)

ワイルドストロベリーは暑さにも寒さにも強く、非常に育てやすい植物です。日当たりと水はけの良さは必須ですが、その他はあまり場所を選ぶ必要もありません。コンクリートの隙間からも育つほどなんですよ。日当たりが良いと花や実つきがよくなりますが、半日程度太陽光が当たれば栽培可能です。

ただし真夏の直射日光ではバテることもあるため、あまりに高温になる場合は半日ほど影で風通しの良い場所へ移しましょう。もしくは遮光を行ってください

用土は赤玉土と腐葉土を6:4程度で混ぜましょう。またはホームセンターなどで販売されている草花用の培養土や、ハーブ用の土を使うのもおすすめ。しっかりと育ちます。土が酸性だと育ちがあまり良くならないので、必要に応じてアルカリ性の石灰などをまいてください。

ワイルドストロベリーの夏越しと冬越し

ワイルドストロベリーは暑さ・寒さには強く、特に寒さにはよく耐えます。そのため北海道のような寒冷地であっても冬越しに特別な準備は必要ありません

夏場は栽培環境のところで述べたように、あまりに直射日光が当たって気温が高くなるなら、半日影に移動させるか遮光してください。遮光ネットは100円ショップでも販売していますよ。

水やりの量と頻度

暑さには強いものの乾燥には弱いため、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行います。ただし常に土が湿っていると根が腐ってしまいます。鉢植えの場合は受け皿に水がたまったままにしないでください。実や花に水が当たると傷みますので、水やりの時は株元に与えるようにしましょう。

葉が枯れつつあれば、水切れを起こしているサイン。毎日しっかり水やりを行ってください。

植え付けと植え替え

植え付けと植え替えは春か秋に行います。株元が埋まってしまわない程度に浅く植え付け、根付くまでは乾燥させないようにしっかりと水やりを行いましょう

地植えの植え替えは不要です。鉢植えの場合は、毎年春か秋には植え替えをしましょう。鉢の中で根詰まりを起こすと、株が老化して花が咲かなくなるからです。取り出した根を慎重にほぐし、新しい用土を使って植え替えます。

肥料のあげ方

ワイルドストロベリーを地植えする場合、施肥は不要です。痩せている土地でもしっかり育つので、肥料分が多い土地では逆に葉が大きくなりすぎて、見栄えが悪くなってしまうのです。

鉢植えの場合は、葉と実のつきをよくするために施肥を行いましょう。3月から5月、9月から11月の間に月に一度置き肥を行うか、月に3回程度液体肥料を土に差し込みます

剪定方法と適した時期!増やしたくない場合はランナーに注意しよう

ワイルドストロベリーは草花なので、剪定とは「花茎切り」と「切り戻し」を意味します。

  • 花茎切り:花が終わったら花がついている茎の根本から切ること
  • 切り戻し:植物全体の半分程度まで一気に切ること

春から夏場にかけて、果実がなったあとは収獲するたびに根から切り取りましょう。また葉が茂って込み合っていると思われる株は、切り戻しで一度株元近くまで刈り込みます。そうすれば新葉が出て若返りますし、病気の予防にもなりますよ。

またワイルドストロベリーの種類によっては、ランナーと呼ばれる茎のようなものがどんどん伸びてくるものもいます。このランナーは土に付くとそこから根を伸ばし、新しく株を作ります。花壇では全体を覆ってしまうほど横へ広がってしまうことも。ですからあまり範囲を広げたくない方はランナーを3本程度(株の更新用に)残して、あとは切り落とすのがおすすめですよ

ランナーが出過ぎていると栄養が分散され、花付きや実付きにも影響するので注意してくださいね。

収穫時期とその後

ワイルドストロベリーの実(いわゆるイチゴ)は、5月から7月頃にかけてどんどん実をつけていきます。実が白から赤く熟せば収穫しましょう。実はそのまま食べることができますが、他のストロベリー品種に比べると甘さがないため、多くの方はジャムにして消費しています。

またワイルドストロベリーは葉も利用できるというコスパの良さが特徴。実を収穫する時に綺麗な葉も取っておきましょう。葉は乾燥させてお茶にしていただきます。

香りは残念ながらイチゴの香りではなく番茶に近い香りですが、肝臓や腎臓、腹痛、下痢などに効果があります。美白効果もあるため、実や葉は化粧品にも利用されていますよ。鉄分やミネラルが多く含まれており、貧血気味の女性には特におすすめです。

ただし葉を使う時は完全に乾燥させるようにしてください。中途半端な乾燥では毒性があるので注意してくださいね。

ワイルドストロベリーを室内で育てるには?

ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリーは葉と実が小さくて可愛いので、室内で育てている方も多いですよ。頑丈な植物であまり環境に左右されないため、小さな鉢植えでも室内生育できます。基本的な育て方はここまで解説してきた内容を参考にしてくださいね

室内で育てる際に注意すべきなのは、水はけの良い土と日当たりです。用土にはハーブ用の土などを使い、できるだけ日当たりの良い窓辺で育てましょう。エアコンの風に当たると乾燥してしまうので、できるだけ直接風が当たらない場所に置いてくださいね

ワイルドストロベリーの増やし方!株分け・種まき・ランナー利用

ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリーは株分けや種まき、ランナーを使って増やせます。

一番おすすめの方法は株分けです。品種によってはランナーが出ないタイプもあるからです。また鉢植えの場合は毎年植え替えを行いますので、そのタイミングで株分けをするのが最も効率的ですね。

具体的な方法を紹介します。

増やし方①:株分け

春か秋に植え替えをする時、株をスコップなどでざっくり切り分けます。切り分けた株を庭の新しい場所や鉢に浅めに植え、しっかりと水やりをしてください。

増やし方②:種まき

種まきの適期は春、4月と5月です。種は土の上にまき、土はかぶせずに慎重に水やりをしましょう。発芽までは乾かさないことが重要ですが、水やりを乱暴に行うと種が水に浮かんで流れてしまいます。

発芽後は込み合う部分を間引き、本葉が6枚程度に育ったものから鉢や庭に植え替えましょう。

増やし方③:ランナーを利用する

ワイルドストロベリーの品種によってはランナーと呼ばれる細い茎のようなものが出てきます。ランナーには子株ができ、これが土につけばやがて根を出して新しい株を作ります。親株から出てきたランナーをそのまま土に埋めて育てることで、ワイルドベリーを増やせるのです。

小さめの鉢や苗ポットなどに土を入れ、伸びたランナーの子株を土の表面に軽めに埋めます。埋めたあとは極端に乾かないように水やりをしましょう。子株から根がしっかり出て土から栄養分を吸収し始めるまでは、親株から栄養をもらっています。根付くまではランナーを切らないようにしてくださいね

子株の葉が育ってきたら、軽くランナーを引っ張ってみましょう。抵抗を感じたら根付いた証拠。親株からのランナーを切っても大丈夫です。

ワイルドストロベリーの病害虫や食害被害への対処法

ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリーは頑丈で育てやすい植物ですが、気をつけるべき病害虫や食害があります。以下に対処法を説明しますので、早めに対応してくださいね。

種類 名前 原因 症状 対処法 予防法
病気 灰色カビ病 ボトリチス・シネレア菌 果実や根・茎などに淡褐色の病斑が出現。灰色のカビで覆われる ・病気の葉や花などを切り取る

・蔓延(まんえん)した場合は株ごと処分する

日当たりの良い場所、風通しの良い場所へ移す
うどんこ病 カビ 葉の表面に白い斑点がつき、全体が枯れだす 症状が出たものを切り取って土に埋める 日当たりの良い場所、風通しの良い場所へ移す
害虫 アブラムシ 新芽やつぼみについて吸汁し弱らせる ・見つけ次第駆除

・農薬散布

葉の裏に付くことが多いためよく観察する
ナメクジ 新芽やつぼみ、果実などを食べる 見つけ次第駆除
その他 虫や鳥などに実を食べられる ネットなどをかぶせる ネットなどをかぶせる

ワイルドストロベリーの生態や特徴・種類

ワイルドストロベリー

では最後にワイルドストロベリーの特徴についてまとめます。

形態:草花

原産地:ヨーロッパ・アジア

草丈:10㎝~20㎝

耐寒性:強い

耐暑性:強い

花色:白

花言葉:「尊重と愛情」「清浄」「無邪気」

ワイルドストロベリーはバラ科イチゴ属で、ハーブの一種です。ヨーロッパでは幸運と愛を、アメリカでは奇跡を呼ぶといわれている縁起の良い植物。またキリスト教では正義の象徴とされています。

葉は綺麗な明るい若葉色、実が真っ赤に熟すなど見た目が非常に可愛らしいことから、ガーデナーたちに愛されています。

特徴は実だけでなく葉も利用できること。ハーブティーにすれば消化作用が発揮され、胃腸炎や膀胱炎・リウマチ・関節炎などに効果があります。

ワイルドストロベリーの品種

ワイルドストロベリーは品種の多い植物ですが、代表的な系統は以下の通りです。

【エゾヘビイチゴ】

一般的なワイルドストロベリー。白い花が咲き、ランナーが出て地を這うように広がります。

【アレキサンドリア系】

斑入りのものや黄緑色のものがあります。個体によってランナーが出たり出なかったりしますが、多くはランナーが出ないタイプです。花が多く果実もつきやすいですが、茎がやわらかく折れやすいという点に注意が必要。アレキサンドリア系には「ゴールデンアレキサンドリア」などがあります。

【アルパイン系】

ランナーが出ない・花が咲きやすく果実が多いという特徴があります。名前に「アルパイン」が入っていればこの系統です。アルパイン系には「ホワイトワンダー・アルパイン」や「ミニョネット」などがあります。

他にも観賞用のワイルドストロベリーがあります。「白雪姫」や「赤頭巾ちゃん」といったものが有名。これらは花が咲いても実をつけないか、仮に実をつけても味がありません。

ワイルドストロベリーの花が咲かない!原因や対処法は?

せっかく育てているワイルドストロベリーに花が咲かない場合、以下のことが考えられます。対処していきましょう。

原因①:老化

植物ですので老化していきます。特に鉢植えの場合、植え替えを行っていないと根詰まりから老化が早まり、花が咲かなくなります。

そうなってしまった場合は、その株は諦めて株分けやランナーで株の更新を行いましょう。子株を育てていけば、長い間ワイルドストロベリーが楽しめますよ。

原因②:水切れ

水が足りない時も生育に大きな影響があります。葉がしおれてきたらすぐに水をたっぷりやってください。鉢の底からあふれる程度水をやり、夏場は朝晩の涼しい時に1日2回行いましょう

原因③:ランナーが多い

ランナー(茎のようなもの)がたくさん出ている場合は栄養がそちらに分散してしまい、花や実に届かなくなります。

ランナーは3本程度残してあとは切り、花や実に栄養を回してあげるのがベストです

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