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ナニワイバラの特徴と上手な育て方!剪定や誘引、注意点も

最終更新日: 2021年01月11日

バラ科の中でも栽培しやすいものといえばナニワイバラです。きれいな白い花を咲かせバラ特有のよい香りがします。トゲはありますが上手に育てれば存在感のある美しいガーデンが築けるでしょう。ナニワイバラの特徴や失敗しにくい育て方を紹介します。

ナニワイバラとは?

ナニワイバラ

白い花を咲かせるナニワイバラの原産地は中国や台湾です。しかしながら古くから日本とつながりがある植物です。名前の由来や開花時期など花の概要を説明します。

浪速茨の名前の由来

ナニワイバラとは白い花を咲かせるツル性のバラです。原産地の中国南部や台湾などで見られるバラ科バラ属の落葉ツル性であり、低木の花です。

名前の由来は江戸時代にさかのぼります。大阪難波の植木商人がよく中国から輸入していたため、この名前が付けられたとされます。

花の開花時期と特徴

ナニワイバラは一般的に4~6月頃に開花の季節を迎えます。植え付けは3~4月の春だけでなく9~10月の秋頃にも可能です。

成長が早いので手入れをせずに放任しておくと、四方八方に広がってしまうので注意しましょう。

やや厚手の白花で花径6~8cmほどの5枚びらであり、真ん中に黄色い雄しべが複数あります。

丈夫で耐寒性を持ちバラ特有のよい香りがします。茎は5mほど伸びますが枝や花がらと花床筒、がくの外側に頑丈なトゲがあるので注意しましょう。

ナニワイバラのツルはフェンスやアーチに絡むことはなく、まっすぐ枝を伸ばす特徴があります。そのためツルは誘引しなければなりません。畑や花壇に直接地植えしてもよく育ち、植え替えも簡単です。

葉や実の特徴

葉は1枚の葉が小さな3枚の葉に分かれた三出複葉であり、小さな葉は2~4cm程度のだ円形で光沢があるものです。

子房以外の部分が加わってできている果実、偽果が実ります。これは「金桜子」といい、秋になると赤だいだい色に色付き生薬として利用され、縮尿などの薬効があるとされています。

ナニワイバラの花言葉とは

バラの花言葉は「愛」と「美」です。バラは花色毎に花言葉がそれぞれあります。白く美しいナニワイバラの花言葉にはこんな意味があります。

「純粋な愛」「愛情と敬意」「私はあなたにふさわしい」

真っ白で美しいナニワイバラにぴったりの花言葉です。

ナニワイバラの上手な育て方

ジョウロで水をやる人

比較的育てやすい植物ですが、育て方を知るとより失敗せずにナニワイバラを栽培できるでしょう。栽培環境や水やりの頻度などナニワイバラの上手な育て方を説明します。

栽培環境

ナニワイバラは日光がよく当たる場所を好みます。日陰におくと花が咲かない恐れがあるため注意が必要です。さらに風通しが悪い場所では病気になったり、害虫が付いたりする可能性もあります。

暑さや寒さに強く、丈夫でほとんど枯れないナニワイバラですが、日当たりが悪く花が咲かないことには注意しましょう。

育ちが早く株や葉が拡大しやすいため、放置せずツルを水平に誘引して、芽や花が咲きやすい状態にします。

植え付け方

植え付けや植え替えは9月頃がよいでしょう。茎などに付くトゲを考慮して広いスペースに地植えします。仮に広い場所がないのであれば鉢植えでも栽培できます。

鉢植えで育てる場合は2年に1回ほど植え替えを検討しましょう。使う土が赤玉土などであれば水はけがよくなります。土壌有機物の腐葉土などを混ぜると水もちがよくなるでしょう。

腐葉土は成長をサポートしてくれるので、なるべく利用した方がよく育てられるでしょう。

水やり

水は土が乾燥したときに多めにあげましょう。ナニワイバラは乾燥させるとあまりよくありませんが、頻繁に与え過ぎることは禁物です。表土が乾いてきたら水やりをしっかり行います。

地植えの場合は雨水だけでも枯れることはあまりありませんが、天候がよい日が続くと土が乾燥してしまいます。開花時期の乾燥も注意しましょう。

夏場は乾きやすいのでたびたび観察し、乾いていたら水を与えましょう。1度に与える水の量は多めにします。暑い日が続くとハダニ発生の心配があるため、夕方に葉水を与えて予防するとよいでしょう。

施肥

肥料は程よく与える必要があります。地植えの場合は3月と6月頃に与えるとよいでしょう。鉢植えであれば2月から10月頃までの間に、月に一度緩効性のものを与えます。

地植えであれ鉢植えであれ肥料はバラ専用のものを選びましょう。ただしつぼみが付いたら与えるのは禁物です。肥料を与え過ぎると花が咲かない原因になる場合があります。

日当たりがよい場所で栽培しても花が咲かないのであれば、肥料やりをやめてみるとよいでしょう。

病害虫

ナニワイバラは丈夫なためあまり病害虫の心配はありませんが、アブラムシやハダニ、ウドンコ病、黒星病に注意します。

アブラムシの発生を目視したら専用の殺虫剤を使用します。土にばらまくタイプの薬剤も効果的です。ハダニには農薬を散布するとよいでしょう。

ウドンコ病は窒素の多い肥料を与え過ぎると発生しやすくなります。黒星病は梅雨や雨が長く続くとなりやすい病気です。これらを予防または治療するためには、専用の農薬が有効です。

花がらの手入れと剪定、誘引について

ナニワイバラ

開花後の花がらは手入れが必要です。枝の剪定や誘引も栽培の重要なポイントです。花がらの扱いや剪定のタイミングなどを紹介します。

花がらの手入れ、剪定のポイント

花後は花がらを摘み取ります。そのまま残すと種子を作ろうとするので、新しい花芽に栄養が行き届かなくなり株が疲れてしまいます。

ただし赤だいだい色の果実を鑑賞したり、種を採取したりする場合には、そのまま花がらを残しておいても問題ありません。花後にバランスを見て花がらを残しましょう。

花後は新しい枝が生えてきます。枝が増え過ぎると絡み合い日光をさえぎってしまう箇所が発生します。また風通しも悪くなってしまうでしょう。

これらは成長を妨げる原因にもなるため、古い枝は根本から優しく切りましょう。剪定のタイミングは花後と冬です。ナニワイバラは耐寒性があり強い剪定でも枯れることはありません。

誘引のコツ

ナニワイバラの枝はまっすぐ伸びるため、剪定が終わった後はフェンスやアーチなどに誘引しましょう。あまり強引に誘引すると花芽が付きにくくなるので、太くて丈夫な枝を誘引します。

誘引のコツは中心に向かって水平に誘引することです。水平に誘引すれば太い枝から小枝が生え、花芽を付けてくれるでしょう。

ナニワイバラを育てる際の注意

バラのトゲ

ナニワイバラはバラ科なのでトゲに注意が必要です。剪定や誘引の際は対策しておかなければ怪我していまいます。ナニワイバラを育てる際の注意点を紹介します。

手入れするときは鋭いトゲに注意

ナニワイバラの枝には太いトゲだけでなく細かいトゲまで付いています。小さいトゲは刺さると抜きにくくなる恐れもあるので、誘引や剪定の際は厚手のゴム手袋を使用しましょう。

また茎にはかぎ状の太いトゲや花がら・がくにもびっしりトゲがあります。花を触る際も注意が必要になるので、必ずゴム手袋を着用します。

バラ専用の手袋も市販されているため、それを使用するのもよいでしょう。

ナニワイバラでホワイトガーデンを作ろう

ナニワイバラ

ナニワイバラはきれいな白い花を咲かせるバラ科の植物です。丈夫で耐寒性があり比較的栽培しやすい花のひとつでしょう。

日当たりと風通しがよい場所で育てるのが基本です。念のため農薬や防虫剤を散布すると安心でしょう。

ツルは水平に伸びてフェンスやアーチで誘引しやすい特徴があります。上手く誘引して思いのままに仕立てましょう。

ナニワイバラは地植えでも鉢植えでも育てられます。上手に育ててホワイトガーデンを作ってみてはいかがでしょうか。