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砂場のDIYはメリットがたくさん!必要なものや方法、費用を紹介

最終更新日: 2021年02月02日

砂場遊びが好きな子どもは多いものですが「公園におもちゃを持って行く」ことを面倒に感じる親もいるでしょう。毎回公園に行くのが大変な人は、自宅に砂場を作ってみてはいかがでしょうか。砂場をDIYするメリットや作り方、必要なものなどを紹介します。

砂場をDIYするメリット

砂場で遊ぶ男の子

砂場遊びが好きな子どもを公園に連れて行ってあげたくても、衛生面やトラブルの心配から、前向きに行動できない親も少なくないのではないでしょうか。そんなときは自宅に砂場を作ってしまうのもひとつの手です。

ここでは、砂場をDIYすることのメリットを紹介します。

安全に子どもが砂場遊びできる

公共の公園だと、持って行ったおもちゃが他の子どものものと混ざってしまったり、他の子どもとのトラブルが発生したりしないか心配なものです。自宅に砂場を作るとこのような心配事からも解放され、子どももより安全に遊べます。

また公園の砂場は不特定多数の人が利用し、野良犬などの動物が排泄をしている可能性があるため、衛生的とはいえません。しかし、自宅の専用砂場であれば利用者が限定され、管理もしやすいのでよい衛生状態を守れるでしょう。

自宅に砂場を作ると、家の中から家事をしながらでも見守れるため、子どもの安全面だけでなく、親にとってもメリットがあります。

子どもの成長にもつながる

砂場遊びをたくさんすることは、子どもの想像力を高める効果があります。型に入れたり、お団子やトンネルを作ったりと、砂はどんな形にもなるため「次はこういうのを作ってみよう」と創意工夫を凝らすようになるのです。

また、子どもが砂場で遊ぶときには、シャベルやバケツなどの道具を使います。道具を正しく使い、何かを作ることで「手先の器用さ」を鍛えられます。

さらに作品を作るだけでなく、砂場は「ごっこ遊び」のステージになることもあるでしょう。例えば、小さいコップで型取った砂をアイスに見立てた「アイス屋さんごっこ」をしたり、砂場を家にした「ままごと遊び」をしたりなどです。

このように、砂場には想像力を育んでくれる要素が豊富にあります。

砂場をDIYするのに必要なもの

夏の砂場で遊ぶ子ども

公園に負けないような砂場を自宅に作るために、まずは材料と道具を準備しましょう。砂場をDIYするのに、そろえておきたいものを紹介します。

砂場のDIYに必要な材料

砂場のDIYで必要になる材料は、以下の通りです。

  • 砂(抗菌・除菌処理されたものが望ましい)
  • 防草シート

<木枠の場合>

  • 防腐・防虫処理済の木材(ツーバイフォー材が最適)
  • 又釘(U字状のもの)
  • ビス
  • L字金具
  • 塗料
  • 防水ニス

<レンガ・ブロックの場合>

  • レンガまたはブロック
  • セメント

砂場の囲いを木製にするか石にするかでそろえるものは変わります。共通項として、主役である「砂」、砂場の砂と周りの土が混ざらないように敷く「防草シート」は必須です。

砂場のDIYに使う工具

砂場DIYで使用する工具は、以下の通りです。

  • スコップ
  • 水平器(地面に対して木材またはレンガが水平・垂直かどうかを測る)
  • ハケ(枠材を着色する場合)

<木枠の場合>

  • ノコギリ
  • 電動ドライバー
  • 金づち

<レンガ・ブロックの場合>

  • コンテナ(セメントを混ぜる)
  • 左官コテ

どれもホームセンターで一式そろえられます。近年ではネットショップや、一部のものは100円ショップでも購入可能です。

砂場をDIYする前の準備

設計図

安全安心な砂場を作るためには、事前の準備が肝心です。どこに作るのか、またどんなデザインにするのか、DIYをする前にしておきたい準備について見てみましょう。

砂場の設置場所の確保

まずは砂場をどこに作るか、設置場所の選定と確保をします。

砂場をDIYする際、広いスペースであっても「日当たり」と「水はけ」がよくないところは避けましょう。

雨が降った後、日当たりが悪いと砂場が乾きにくく、水はけが悪いと水たまりができやすくなります。また、木枠の場合は湿った状態が続くと腐りやすいです。

また快適で素敵な砂場を作るために、庭の手入れもしておきましょう。雑草は放置しておくと増え続けてしまうため、根っこから処理することが重要です。

スコップや除草用の道具を駆使し、仕上げに除草材をまき、砂場設置場所には除草シートを敷きましょう。

砂場のデザインを決めて設計図を書く

場所を決めたら、砂場のデザインを決めましょう。子どもに希望を聞きながら一緒にスケッチして考えると、準備段階からよい思い出になりそうです。

まずは設置場所に見合う大きさで、どんな形がよいかを決めます。公共の砂場には曲線的・流線型の可愛いデザインがありますが、丸みのある形をDIYで再現するのは難易度が高いです。そのため、子どもと一緒に作業しても作りやすそうな形にしましょう。

また素材のまま組み立てるのもよいですが、枠を着色すると庭を華やかにしてくれるのでおすすめです。何色にするか、また何か模様を描くかも一緒に考えておきましょう。

設計図に合わせて材料をそろえる

考えた設計図を元に、材料を調達しましょう。ホームセンターに直接行ってもよいですし、最近はネットショップでも購入可能です。

主役となる砂は除菌されたものを選び、木枠の場合は防腐防虫処理された木材を選びます。水はけをよくするための砂利と、土と砂を混ざらないようにする除草シートはマストアイテムです。このほか、設計図を確認しながら、工具や塗料もそろえます。

準備が終わったら土台作り

砂場での子供の手

DIYを始められる準備が整ったら、砂場の基礎となる土台を作っていきましょう。土台作りの手順を紹介します。

砂場の設置場所に穴を掘る

砂場を作ると決めた場所に、砂を入れるための穴を掘っていきます。掘る作業が重労働となるため、枠の大きさを把握できるよう目印を置いたり付けたりしておきましょう。

また深さも考えながら掘り進めます。深さは約20cm以上を目指し、深くても50cmくらいを目安にするとよいでしょう。深いほうが公共の砂場に近づきはしますが、その分作業が大変になるうえ、大量の砂も必要になります。

さらに住んでいる地域によっては、地下20~30cmのところに水道管が埋まっている場合があります。破損してしまわないよう、一定の深さまできたら注意が必要です。

防草シートを敷く

防草シートは、排水をよくするため、また砂場に草が生えてこないようにするために敷きます。防草シートには、織布と不織布の2種類がありますが、可能であれば不織布を用意しましょう。

織り込んでいるだけの織布は強度が弱く破れやすいため、すき間から雑草が発生してしまう可能性があります。

一方不織布は、繊維の重なった部分が熱で融着しているので、強度が高く破れにくいです。雑草をしっかりと防ぎ、水はけもよくしてくれるため、よい砂場作りには不織布の防草シートが欠かせません。

木枠の設置と仕上げの方法

電動ドライバー

DIY初心者、または手軽に砂場を作りたい場合は、木材で枠を作るのがおすすめです。木枠はどのように作り、設置するとよいのでしょうか?

木枠の作り方

木枠を作る際に注目したいのが、使用する木材です。ホームセンターには木材が多数あるため、どれを選べばよいか悩むでしょう。おすすめは柔らかく加工がしやすいうえ、強度もある木を採用している「ツーバイフォー材」です。

まず砂場の内寸に合わせ、砂場に埋まる部分の枠を作ります。木材を四方枠に組み立てて、木材同士が接している部分を横からビスで固定しましょう。できた枠の上に、水平になるよう木材を固定して、木枠を組み立てていきます。

木枠作りをする際、木材はしっかり固定させなければなりません。手動または電動ドリルではきちんと固定できない可能性があるため、インパクトドライバーを使用しましょう。ただし、いきなり釘を打つと木材が割れる可能性があるので、下穴を空けてから固定します。

設置するときは水平器で調節を

完成した木枠を設置する前に、水平器を使用して枠内が平らになるよう調節をします。穴を掘っている時点で、場所によっては水平でない部分ができている可能性があるためです。

水平でない所にそのまま組み立てた木枠を設置してしまうと、全体が傾いた砂場になり、仕上がりが思い通りになりません。水平器を使えば、堀りすぎている部分、または深さが足りない部分がわかりやすくなります。

水平であることを確認できたら、地面にしっかり埋まるよう木枠を設置します。この際、足で枠を踏んでも割れることがないよう、土で周りを固め補強するとよいでしょう。

木枠を設置したら砂を入れて仕上げる

最後の仕上げに、完成した木枠内に砂を入れます。しかしその前に、枠内の土をしっかりと踏み固め、砂利を敷いてさらに踏み固めておきましょう。このひと手間によって、砂場底部分の水はけがよくなります。

また雑草が生えたり、土台の土と砂が混ざったりしないよう、砂利の上に防草シートも敷きましょう。シートは内寸の大きさよりも少し大きめにカットし、枠を砂利の間に押し込めるよう敷きます。

砂場の底が出来上がったら、いよいよ砂の投入です。このとき除菌された砂を使用すれば、衛生面も安心です。

砂場をDIYしたらふたも作ろう

DIY

砂場を作ったら、長く良質な砂場を保つためにもう一作業必要です。専用の砂場に合わせた「ふた」もついでに作っておきましょう。なぜふたが必要なのか、作り方とともに紹介します。

砂場にふたが必要な理由

砂場にふたが必要な最大の理由は、ふたがないと野良猫が侵入しやすく、排泄に利用されてしまう可能性が高いためです。排泄されてしまうと、いくら除菌砂を入れていたとしても、すぐに不衛生な砂になってしまいます。

猫は一度覚えた場所で排泄をする習性があるため、侵入され排泄を許してしまうと、専用のトイレにされてしまうかもしれません。

またふたがあることで、風に吹かれてやってきたゴミの侵入も防げます。雨に降られても、ふたをしておけばある程度の雨水をブロックできるでしょう。

砂場にふたをしておくことで、さまざまなリスクを回避できます。

砂場に使われるふたの種類

砂場に使われるふたは自分で作ってもよいですし、もし砂場のサイズに合うお風呂のふたがあれば、それをそのまま活用するのもひとつの手です。

このほか、砂場よりも一回り大きめにカットした木材や、トタンや塩化ビニルなどの波板も使えます。

これらの材料はホームセンターでカットしてもらえるため、四角い砂場の場合はサイズを確認しておくだけで、すぐにふたの用意ができるでしょう。一方曲線的な砂場の場合は、カッターで簡単に加工できる「ポリカーボネート中空ボード」がおすすめです。

すのこでふたを作る場合

近年では手軽なDIY素材としてよく使用される「すのこ」も、砂場のふたを作るのに使えます。

一番簡単な方法は、ホームセンターや園芸店などで購入したすのこの大きさに合わせて、砂場を設計することです。もうすでにふたが出来上がっている状態で、あとは砂場を作るだけですみます。

ただしすのこ1枚の大きさでは、小さく狭い砂場にしかなりません。そのため理想の大きさの砂場の設計が完成したら、その大きさに合わせて、すのこを組み合わせましょう。

また準備したすのこには、防腐防虫剤を塗布して乾燥させる工程を2回ほど行います。そして、すのこ同士のつなぎ目を蝶番でくっつければ完成です。蝶番を使用することで、折りたたみやすい可能の使いやすいふたになります。

木枠の砂場のDIYにかかる時間と費用

電卓

砂場を作る際、どのくらいの時間がかかり、またいくら必要かという点が気になる人は多いでしょう。木枠で砂場を作った場合、かかる時間と費用の相場はどのくらいになるのでしょうか?

砂場のDIYにかかる時間

作業にかかる時間は、DIY初心者かどうかなど、人によって変わってきます。DIYに慣れている人であれば簡単にできますし、工具の使い方からわからない人は作業が難航するかもしれません。

また、1人で作業することもあれば、子どもと一緒に作る場合もあるでしょう。制作する環境によってもかかる時間は変わりますが、およそ2時間半から5時間ほどかかることが多いようです。

朝から集中して作れば昼前に完成しますし、ゆっくり作業すれば夕方前ごろには完成するでしょう。

砂場のDIYにかかる費用

実際に木枠の砂場を作った場合、かかる費用は約9,000円〜4万円以下になることが多いようです。

砂場のDIYにかかる費用は、砂場の大きさや使用する木材のグレード、材料を購入する店によっても変わります。大きいものを作る場合は、その分必要な木材も砂も必要です。塗料を使用するかどうかでも、コストが変動します。

材料をそろえる際は、100円ショップも活用するとコストカットが可能です。もちろんホームセンターに行けば、材料から工具まで一式そろえられて便利でしょう。しかし、近年では100円ショップでもDIYに利用できる材料を多数取り扱っています。

また材料をそろえる際に注意したいのが、ネットショップです。基本的にネットショップで材料をそろえると、高額になりやすいでしょう。

レンガで砂場をDIYする方法

レンガ

木枠ではなく、レンガで砂場を作ることもできます。色の違うレンガを組み合わせるだけでデザイン性が生まれ、また丈夫で公共の砂場と似たような仕上がりになるでしょう。砂場DIYでレンガを使用する方法を紹介します。

レンガ砂場の材料

レンガ砂場の材料は、以下の通りです。

  • レンガブロック
  • セメントまたはモルタル
  • 砂利(川砂が望ましい)
  • 防草シート
  • Uピン・釘
  • 除菌砂

ホームセンターやネットショップで簡単に取りそろえられます。設計図を書き、どのくらいの大きさにするかを決め、少し余裕を持たせた量を購入しておくと安心です。

レンガ砂場の作り方

基本的には、木枠の砂場と手順は同じです。

まずは設置する場所と大きさを決め、穴掘りをします。掘った底部分が水平になるよう調整し、川砂を敷き詰めたら、底の地面を足で踏むなどして、しっかり固めましょう。

次に、掘った穴に沿ってレンガを並べたり積んだりしながら、セメントまたはモルタルで固定していきます。ただしこの際、事前にレンガを水で濡らしておきましょう。レンガは水分を吸いやすいため、モルタルの水分を奪ってうまく固まらない場合があります。

レンガの枠が完成したら、防草シートを張っていきます。枠の内寸に合わせて広げ、浮いたりずれたりしないようUピンや釘を上から打って固定しましょう。

仕上げに除菌砂を投入したら、レンガ砂場の完成です。

簡単に作れる砂場は3種

砂場で遊ぶ子ども

砂場DIYは「設計図を考えたり、道具を1からそろえたりするのは手間がかかりそう」と思う人もいるでしょう。そんな人には簡単な砂場キットや、便利な代替アイテムを活用することをおすすめします。簡単にDIYができる砂場3つを紹介します。

設置が簡単「砂場キット」

「砂場キット」はネット通販で購入できる子ども用商品です。材料がカット済みで、DIY初心者や女性1人でも30分程度で組み立てられます。

最大のメリットは「ふた付き」という点です。野良猫の侵入を防げるだけでなく、開くとベンチになります。子どもが遊んでいるのを親が座って見守れたり、お店屋さんごっこのカウンターとして使えたりと、遊び方の幅を広げてくれるでしょう。

また深さもしっかりあるため土を掘る必要がなく、組み立てて砂を入れれば完成します。長期の使用を考えている場合は、防腐防虫効果のある塗料や、防草シートを買ってあらかじめ敷いておくのがおすすめです。

移動式の「衣装ケース」

衣類の保管に便利なふた付きの「衣装ケース」も、中に砂を入れると砂場に早変わりします。小型な砂場ですが移動しやすく、大きな庭がなくても砂場遊びを楽しめます。

また、ただ砂を入れるだけでもよいですが、砂場遊びでは水を使うこともあるため、水はけもよくしておきましょう。

手順としては、衣装ケースの底面にヒビが入らないよう「キリ」で数か所穴を開けます。そして防草シートや防砂シート、鉢底石を敷いてから砂を入れれば完成です。かかる費用は2,000~3,000円ほどで、作業時間は20分程度で作れます。

丈夫な移動式なら「コンテナボックス」

衣装ケースよりも頑丈な移動式砂場を作りたい場合は「コンテナボックス」がおすすめです。サイズは長さ70cm×40cmほど、高さ20cm以上であれば幼児が入っても狭さを感じにくいでしょう。

衣装ケースでは重みに耐えきれず、大量の砂を入れると割れる恐れがあります。しかし丈夫なコンテナボックスであれば、20kgの砂を2袋入れても大丈夫です。ぴったりと閉まるふたで、衛生面も心配ありません。

また移動もしやすいため、雨の日でも室内に移動させて遊ぶことができる点もうれしいポイントです。この際は室内にレジャーシートを敷き、その上で砂場遊びするようにしましょう。

DIYした砂場の注意点

遊具が散乱した砂場

DIYした砂場は公共の砂場と違って管理がしやすいですが、そのうえで心得ておきたい点を事前に確認しておくと安心です。どのような点に注意を払うとよいのでしょうか?

猫がトイレをする

自作の砂場近くを通った猫が、たくさんの砂が敷き詰められた大きなトイレと勘違いして、用を足すことがあるかもしれません。一度場所を覚えられると、繰り返しトイレとして利用されてしまいます。

排泄物が入り込んでしまうと、除菌砂を入れていても不衛生です。そのため、遊び終えたら砂場にふたをしたり、猫が近づかないような対策を取ったりして、砂場がトイレになってしまわないよう管理しましょう。

遊ぶ前に危険なものが落ちてないか確認を

DIYした砂場だから安全、と思う人は少なくありません。しかし、風に乗ってきたゴミが砂に混入したり、制作過程で落ちてしまったビスが砂場に入ったままだったりする可能性があります。そのため子どもが遊ぶ前に、危険なものが砂場にないか確認しましょう。

砂場遊びをするとき、子どもは素手です。また自分専用のため、素足で遊ぶ子どももいるかもしれません。もし鋭利なものが砂に混入していたら、子どもの肌を傷つけてしまうので注意しましょう。

手入れも欠かさずに

設置したときに除菌砂を入れても、遊んでいる間に枠外の土が混ざったり、雨や遊びで使う水の影響で雑菌が繁殖しやすかったりします。そのため、手入れは定期的に欠かさず行いましょう。

一番手軽で効果がある手入れ方法は、砂場を日光に当てることです。太陽光は雑菌やウィルスを殺菌する紫外線・赤外線を含みます。

日光に当てる際、ただ当てるだけでは表面の砂だけにしか効果がないため、シャベルやスコップで内側の湿った砂を掘り起こします。

よく晴れた日にはふたを開け、砂全体にお日様の光をたくさん当ててあげましょう。

砂場ができたらおもちゃもそろえよう

砂場でおもちゃで遊ぶ子ども

砂場が完成したら、砂場遊びをより充実させるために、専用のおもちゃもそろえましょう。砂場遊びに最適なおもちゃについて見ていきます。

安全な形状や素材のものを選ぶ

おもちゃを選ぶうえで一番注目したいのが「安全であるか」という点です。砂場遊び用のおもちゃは子ども用として販売されているため、安全性が高いものがほとんどですが、「角がなく丸みのあるデザイン」であるかを確認しておきましょう。

また小さな子どもでも扱いやすいよう、軽くて持ちやすい素材であるかも重要です。選ぶのに悩んだら、厳しい安全基準をクリアした証の「STマーク」が付いているかを確認します。海外製のものは安全基準が変わるため、しっかりチェックしましょう。

袋付きだと運びやすい

自分専用の砂場だと、おもちゃが出しっぱなしのままでも誰にも迷惑をかけないため、お片付けをしないかもしれません。

しかし片付けまでが遊びの一環ともいえるので、袋付きのおもちゃを買ってあげて、子ども自身で収納しやすいようにしましょう。

袋が付いていると持ち運びもしやすく、おもちゃをひとまとめにできます。遊びを通して、整理整頓術も身に着けられるでしょう。

デザインは子どもの好きなものを

子ども自身が気に入ったおもちゃがあれば、砂場遊びはより充実します。安全性が高いのを前提に、カラフルなおもちゃやキャラクターデザインのものなど、子どもが好きなものを選びましょう。

特に子どもは、視覚を刺激するビビッドカラーのデザインを好みやすい傾向にあります。

ほかにも、ごっこ遊びに使いやすいものかどうかなども考慮し、子どもが興味を持つおもちゃを見つけてあげましょう。

砂場をDIYして安全に遊ぼう

砂場でバケツで遊ぶ子ども

子どもの発達によい効果を発揮する「砂場遊び」が自宅でいつでも楽しめると、子どもだけでなく親にとってもうれしいでしょう。自宅の砂場であれば管理もしやすいため、安全面と衛生面をほとんど心配することなく遊べます。

砂場は大人だけで制作すると、半日もかからずに完成します。また時間はかかりますが、子どもと一緒にDIYするのもおすすめです。親子にとってよい思い出になり、子どもは自分で作った砂場により愛着がわくでしょう。