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キキョウの花を育ててみよう。育て方や栽培時のポイントも解説

最終更新日: 2021年12月07日

爽やかな青紫の花が美しいキキョウを育ててみませんか?

キキョウは、日本で古くから親しまれている山野草です。日本の景色によく似合うのはもちろんのこと、育てやすいことから園芸種としても高い人気を誇っています。キキョウの育て方や栽培時のポイントについて解説します。

秋の七草の一つであるキキョウとは

キキョウ

秋の七草として有名なキキョウは、万葉集にもその名が残されているほど、日本人が愛してきた花の一つです。まずはキキョウとはどんな花なのか、栽培を始める前に確認しておきましょう。

日本にも自生するキキョウの基本情報

植物名 キキョウ
学名 Platycodon grandiflorus
科名 / 属名 キキョウ科/キキョウ属
原産地 東アジア(日本含む)
開花期 6月~10月
花の色 青、紫、白、ピンク
草丈 10~120㎝

日本をはじめ東アジアを原産とするキキョウは、キキョウ科キキョウ属の落葉性多年草です。

暑さにも寒さにも強く日本の気候になじむため、古くから山野に自生してきました。近年は自然環境の変化によって自生種が育たなくなり、絶滅危惧種に指定されています。

園芸種は6~10月に咲く星型の花や爽やかな色合いで人気が高く、全国の花屋でその姿を見かけるでしょう。風船のようなつぼみも愛らしく、にんじんのような根は漢方では万能薬として利用されています。

関連記事:毎年花咲く宿根草を庭や花壇で楽しもう!おすすめ品種や育て方の3つのコツも紹介|ミツモア

キキョウの好む栽培環境

キキョウ(白)

庭花としてはもちろん、切り花としても人気が高いキキョウは、初心者にも育てやすい植物です。多くの美しい花を楽しむために、キキョウが好む栽培環境について解説します。

風通しの良いひなたを好む

キキョウは日本で育ってきた多年草なので、あまり手をかけなくてもよく育ちます。冬前になれば地表部分が枯れますが、春になれば再び芽吹いて花を付けます。

ただし直射日光が当たり過ぎる場所は避けましょう。特に夏の強い日差しは葉焼けを起こし、生育の妨げになってしまいます。建物や樹木で半日陰になる場所が最適です。鉢植えの場合には、時間帯で移動させるのも良い方法です。

水はけの良い弱酸性の土を用意しよう

キキョウをうまく育てるためには、土作りにも気を付けるとよいでしょう。キキョウの栽培にはやや酸性の土が適しているといわれています。pH値5~6を目安に調整します。難しい場合には、使いやすく調整されている培養土を使うと便利です。

種まきにも弱酸性の土が使われることが多く、「赤玉土(小粒)1:バーミキュライト1:ピートモス1」にブレンドした土を使う方法が知られています。鉢植えの土は「赤玉土(小粒)5:鹿沼土2:腐葉土3」でブレンドした土がおすすめです。

キキョウの育て方のポイント

キキョウ

最適な環境が分かったら、次は育て方のポイントを紹介します。キキョウは丈夫な植物なので、神経質になり過ぎる必要はありません。基本をマスターして栽培を楽しみましょう。

種まきの時期とやり方

キキョウの種まきには春が適しています。3月中旬~4月中旬を目安に、種まき用のトレイで行うとよいでしょう。弱酸性の土を入れたら中央に穴を開け、1箇所に2~3粒ずつ種をまき、薄く土をかぶせます。

せっかく植えた種を流さないための工夫も必要です。ジョウロは使用せず、水を張ったトレイを利用して底からしっかりと給水し、発芽までは半日陰で管理しましょう。

乾燥してきたら底面から給水するようにします。発芽後は日当たりの良い場所で管理し、混み合っていれば間引いておきましょう。

植え付け・植え替えの方法

植え付けをする際は用土に牛糞や腐葉土などを混ぜ、1週間ほど寝かして水はけの良い環境を作りましょう。

土ができたら根詰まりを起こさないように、10~20cmほど間隔を空けて植え付けます。鉢植えの場合には、緩効性化成肥料を混ぜて土を作るとよく育ちます。

植え替えは、芽が出る前の2~3月がおすすめです。株が増え過ぎていれば、根を傷付けないように注意して株分けを行います。プランターの場合は2~3年に一度が目安です。

▽株分けの詳しい方法やタイミングはこちら

関連記事:株分けで植物の生育環境を改善!適した時期やタイミング、方法を紹介|ミツモア

水やりと施肥のタイミング

  • 水やり

地植えの場合、植え付け後と乾燥が厳しい夏以外は、水やりの必要はありません。鉢植えの場合も頻回の水やりは必要なく、表面が乾いてから水やりすれば十分です。夏には多め、冬には控えめを心がけるとよいでしょう。

  • 施肥

施肥は、つぼみができはじめる春に粒状肥料を与えるか、2~3週間に一度を目安に液肥を与えます。キキョウは栄養が豊富だと、力強く大きな花を咲かせます。育ち過ぎると独特の繊細さが感じられなくなるため、肥料は適量を見極めることが大切です。

気を付けたい病害虫

  • 病気

キキョウの栽培で気を付けたいのは、立枯病(たちがれびょう)茎腐病(くきぐされびょう)です。暖かくなると発生しやすくなるので、よく観察しましょう。

  • 害虫

気をつけるべきはアブラムシ、ハダニ、クロウリハムシなどです。クロウリハムシはウリ科の植物の近くで発生します。雑草にも気を配りたいものです。

原因不明の生育不良はセンチュウの可能性があります。根にコブができていたら、その苗は破棄し、土の入れ替えを行うことで被害を抑えることが大切です。

支柱立てや切り戻しの方法

背が高いキキョウは、成長すると倒れやすくなります。風などで茎が折れてしまう前に、支柱を立てて保護しましょう。それぞれの茎に添えるのではなく、アサガオなどに使用するあんどん支柱を使ってまとめて立てると便利です。

また初夏の花が終わったら、思い切って茎の2/3ほどまで切り戻すのもよいでしょう。秋頃には再び成長し、きれいな花を咲かせるはずです。

星形のかわいい花を咲かせよう

キキョウ(薄紫)

日本で育ってきた人なら、誰もが目にしたことがあるキキョウは、ガーデニングにもぴったりの花です。爽やかな色をした星形のかわいい花は、和風の家にも洋風の家にもよく合い、日本人の心情にもぴったりとマッチします。

生育環境さえ整えば、誰にでも育てやすい品種です。まずは庭を見渡して、キキョウにぴったりの場所を見つけ、栽培にチャレンジしてみましょう。そうすれば、たくさんのキキョウがあなたに秋を知らせてくれるはずです。

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