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マホニアコンフューサを庭で育てよう!特徴や育て方、注意ポイントも

最終更新日: 2021年01月08日

マホニアコンフューサはガーデニングや鉢植えの観葉植物として、人気の低木です。常緑で冬にも花を咲かせるので、花が少なく寂しく見えがちな冬の庭を、鮮やかに彩ってくれます。マホニアコンフューサの特徴や栽培のコツ、育てる際の注意点を解説します。

マホニアコンフューサとは?

マホニアコンフューサ

マホニアコンフューサとはそもそもどのような植物なのでしょうか?原産地や葉、花、実などの特徴を見ていきましょう。

中国原産の常緑低木

マホニアコンフューサの原産地は中国です。「細葉ヒイラギナンテン」という別名がありますが、日本でよく見かける「ヒイラギナンテン」とは別の植物です。購入する際は間違えないように注意しましょう。

マホニアコンフューサは常緑樹で、冬でもきれいな緑色の葉を鑑賞できます。初心者でも扱いやすく、どんな風景にも馴染むので、ガーデニングに気軽に取り入れられます。

公園やショッピングモール、リゾートホテルなどの植栽に利用されることも多く、とても身近な植物です。

細長く少しトゲがある葉が特徴

マホニアコンフューサは5~12㎝ほどの細長い葉を茂らせます。ノコギリのような形のトゲがあるため、硬そうなイメージですが、実際は柔らかくてトゲに触っても痛くありません。

出始めの葉は赤く次第に濃い緑色に変わります。寒い時期には再び赤く変わることもあり、成長の度合いや気温の影響によって、色の変化を楽しめるのも魅力です。

花や実の特徴

マホニアコンフューサの花は黄色く丸い形をしており、ひとつの枝に房のようになって咲きます。開花の時期にはつややかな緑色の葉と、鮮やかな黄色とのコントラストを楽しむことができます。

細長い葉に小さく丸い花が集まって咲く様子も印象的です。開花時期は4~5月と11~2月の年2回です。特に11~2月は他の花が少ないこともあり、庭を華やかに見せる植物として重宝されています。

花が終わると緑色の実ができて、熟すと紫色に変わります。見た目がブルーベリーに似ていますが、食用には適さないようです。

マホニアコンフューサの育て方

ジョウロで水を撒く

マホニアコンフューサを育てる前に植え付けに適した環境や、普段の世話の仕方を押さえましょう。

土壌・水やり・施肥の時期など、マホニアコンフューサを健やかに育てるためのポイントを解説します。

育てるのに適した環境

マホニアコンフューサは日当たりのよい場所を好みます。強い西日に当たると葉焼けすることもありますが、枯れてしまうわけではありません。日光によって変色した葉も、半日陰の場所で管理すれば元通りになります。

乾燥には弱く乾くと葉が黄色くなってしまいます。日当たりのよい場所ほど乾燥しやすいので、西日や直射日光は避け、半日陰で管理するとよいでしょう。

マホニアコンフューサの耐寒温度は-10℃です。よほどの寒冷地でなければ、寒さ対策も特に必要ありません。寒風に当たると葉が赤くなりますが、落葉することはなく春には新芽が出てきます。

植え付けの方法

マホニアコンフューサの植え付けは暑さや寒さが弱まる、3~4月または9~10月が適しています。庭に植える場合は、土にあらかじめ腐葉土と完熟堆肥を混ぜて、馴染ませておきましょう。

堆肥には土を柔らかくする効果があり、マホニアコンフューサの根が張りやすくなります。水はけをよくするためには赤玉土も入れてあげるとよいでしょう。鉢植えの場合は一般的な培養土で十分です。

土が用意できたら根の長さの2倍ほどの深さに穴を掘って植え付けます。完全に根付くまでは、水やりを忘れないようにしましょう。

水のやり方

庭植えの場合必要な水分は降雨でまかなえるため、水やりの必要はほとんどありません。水を多く消費する開花の時期や日差しが強い夏は、降雨だけでは足りないこともあるでしょう。

葉が黄色くなっていたら乾燥しているサインです。葉の色や土の表面の様子を見て、乾燥が激しいときは水やりしましょう。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらいの水を与えます。

施肥のタイミング

マホニアコンフューサには2~3月に緩効性の固形肥料を寒肥として与えます。寒肥は春の開花に必要な栄養分を補給する大切な肥料です。遅れると開花に響くため、忘れないように与えましょう。

基本的には寒肥だけで十分ですが、成長が遅い場合は11月頃に追肥して様子を見ます。しかし肥料の与え過ぎは植物によくない影響を及ぼすこともあります。詳しい人に聞くなどして、よく調べてから与えるようにしましょう。

挿し木での増やし方や剪定方法

マホニアコンフューサ

マホニアコンフューサは挿し木で簡単に増やせます。あまり手をかけなくても元気に育つので、気軽に挑戦できます。挿し木のやり方や剪定のコツを見ていきましょう。

挿し木で増やす方法

マホニアコンフューサを増やすときは挿し木がおすすめ。種から増やすことも可能ですが育つまでに相当な時間がかかるためです。

挿し木ならば6~7月が適期です。元気な枝を10cmほど切り取り、中心の葉を数枚残して他の葉は取り除きましょう。

切った枝を数十分ほど水に浸してから、培養土を敷いた鉢に植え付けます。日陰に置いて水をたっぷりと与え、根が付いたら庭や大きな鉢に植え替えます。

剪定のポイント

マホニアコンフューサは上に向かって成長するため、枝が伸び過ぎると本来の低木らしいスタイルが崩れてしまいます。苗木が小さいうちから、毎年1度は茎の先を剪定する「摘芯(てきしん)」を行いましょう。

剪定時期は新芽が付く前の3月頃か、春の花が終わった後の6月頃が目安です。同じ時期に定期的に実施すれば、背が高くなり過ぎず、美しい形状を保てます。

剪定には木を若返らせて花付きをよくする効果もあります。古くなった枝は根元より手前から切り落として、新しい枝が伸びるのを待ちましょう。また下の葉が枯れてきたら、その都度取り除きます。

育てる際の注意ポイント

マホニアコンフューサ

植物を育てていると病気や害虫の被害が心配になります。また花や実を求めて有害な害虫が集まってくることもあり、注意が必要です。

マホニアコンフューサの場合はどうでしょうか。育てる際の注意点を見ていきましょう。

気を付けたい病気や害虫

マホニアコンフューサには害虫はほとんど付きません。病気になる可能性も低いので、あまり気にする必要はないでしょう。

ただし湿気の多い季節には「カイガラムシ」が付くこともあり、「うどんこ病」「立ち枯れ病」といった、カビが原因の病気にかかることもあります。

カイガラムシの成虫は殻に覆われていて、見つけにくいのが特徴です。殺虫剤が効かない種類もいるため、対策として固めのブラシなどを用意しておき、発見した場合はこすって落とします。

うどんこ病は葉に白いカビが生える病気で、広がると花が咲かなくなるおそれがあります。カビの生えた葉を見つけたら、他の葉に広がらないように、早めに取り除きましょう。

立ち枯れ病にかかると赤や黄色のカビが現れ、茎が茶色く変色して腐ってきます。治す方法はなく、悪化すると枯れてしまうため、発症した部分は速やかに切り取りましょう。

スズメバチに要注意

マホニアコンフューサの花にはスズメバチが寄ってきます。理由は以下の2点です。

  • 舌が短いスズメバチでも蜜を吸いやすい形状
  • 開花時期がスズメバチの活動時期と重なっている

スズメバチが来ていることに気付かず、うっかり木に触るとハチが驚いて攻撃することもあります。発見した時は静かにその場を離れ、子どもやペットが近付かないように気を付けてあげましょう。

もしもの時のためにスズメバチ用の殺虫剤を常備しておくのもおすすめです。ただし一度に多くのスズメバチが飛んできたり、巣を発見したりするならば、無理せず専門の駆除業者に連絡しましょう。

どんなお庭にも馴染むマホニアコンフューサ

マホニアコンフューサ

シャープな葉と丸く黄色い花のコントラストが楽しいマホニアコンフューサは、どんなお庭にも馴染みやすい植物です。

世話が楽で病気や害虫の心配もほぼありません。スズメバチにさえ気を付けていれば、一年中美しい姿を鑑賞できます。マホニアコンフューサを育てて庭をおしゃれに彩りましょう。