「水道工事業者に依頼をすることなんてめったにないし、どうやって業者を探して、どんなポイントを見て決めればいいんだろう?」
このような方に、信頼できる水道工事業者の選び方を解説していきます。またそもそもどうやって業者を探せばいいのか・おすすめの依頼方法も紹介します。
水道工事業者には悪徳なところもあり、業者選びを失敗すると高額請求をされてしまうことも。トラブルを避けるための具体的な対策もセットでお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
信頼できる水道工事業者の選び方
修理を依頼する水道工事業者を選ぶ時は、以下の4つのポイントに注目しましょう。
選び方①:費用が相場とかけはなれていないか
HP等に表示されている料金が相場と比べて適正な価格になっているかは重要です。
当たり前のことですが、水道業者は利益を得るために工事を行います。それが極端に安い場合は、安さで集客しつつ別の部分で費用を水増ししてくる可能性もあります。
水道修理業者に依頼すると、料金体系は「基本料金+出張(調査)費+修理費用」となる場合が多いでしょう。
参考までに水回りの工事の費用相場を下記表にまとめました。
基本料金など(作業費とは別に最低限かかる料金)
費用相場 | |
基本料金 | 2,000~5,500円 |
出張(調査)費 | 0円~ |
※この項目は業者によって大幅に異なる可能性があるので、複数社を比較してみるのがおすすめです。
トイレ詰まり修理の費用相場
修理内容 | 費用相場 |
ラバーカップ等で簡易的に除去可能なもの | 4,000~1万円 |
ラバーカップより強力なローポンプを使用する場合 | 8,000~2万2,000円 |
トイレ内ではなく排水管内での詰まりを専用工具で除去する場合 | 1万2,000~3万円 |
便器の着脱が必要な場合 | 2万~4万円 |
水栓金具からの水漏れ修理の費用相場
修理内容 | 費用相場 |
蛇口修理(パッキン交換など) | 8,000~1万5,000円 |
水栓金具の交換 | 1万8,000~5万円 |
キッチン収納下の水漏れ修理の費用相場
修理内容 | 費用相場 |
キッチン排水栓の交換 | 8,000~1万5,000円 |
キッチン排水栓の平パッキン交換 | 4,000~8,000円 |
排水蛇腹ホース交換 | 1万2,000~2万円 |
トイレの水漏れの費用相場
修理内容 | 費用相場 |
トイレの止水栓交換 | 1万2,000~2万4,000円 |
タンク内の部品交換 | 8,000~1万2,000円 |
これらはあくまでざっくりとした費用相場です。現場の状況によってはさらに高い費用になる場合もあるので、あくまで目安と考えてください。
選び方②:水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)として登録されているか
水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)とは、一定の資格を有し水道工事をすることを各自治体の水道局から認められた事業者のことです。信頼できる業者ということですね。
業者のHPや会社概要に記載されていることが多いので、確認してみてください。
また少々面倒ですが、各自治体の水道局HPには指定給水装置工事事業者の一覧が記載されています。ここに名前が載っているかどうかを確認する方法でも良いでしょう。
ただし水道局指定工事店だからといって過信はできません。要件を満たして申請さえすれば指定業者になることは難しくないからです。悪徳業者が中に混ざっている可能性も否定はできません。
現に自治体や水道局のHPでも
- 指定業者に依頼した場合の費用について水道局は関与しない
- 水道業者に依頼する場合は、事前にしっかり説明を受けてください
- 複数社に依頼して検討をしてください
といった文言が並べてあることが多いでしょう。
指定業者であることは、あくまで最低限のラインということになります。
選び方③:修理以外の費用が請求されないか(高すぎないか)
前述の通り、水道修理以外にも「出張費」「調査費」などがかかるケースがあります。
「修理費が安いからと依頼したら、その他の項目で高額になった」ということにならないよう、依頼全体でどんな料金が発生するかを確認しておきましょう。なるべく出張費が無料のところに頼むと、総額を安く抑えられますよ。
HPをパッと見ただけでは分からないこともあるので、業者に問い合わせて確認しておくのが良いでしょう。「修理以外にかかる可能性のある費用はありますか?」などと聞いてみてください。証拠として残せるように、なるべくメールやチャットで質問するのがおすすめです。
選び方④:作業を開始する前に見積もりと内訳を提示してもらえるか
実際に業者を選んで調査などをしてもらった後は、必ず具体的な修理内容が書かれた見積もりを出してもらいましょう。
信頼できる業者であれば必ず、事前に作業内容と費用の詳細を説明してから作業を行います。その工程を省き、修理内容をごまかす業者には注意が必要です。
ちなみに修理対応は現場の状況によって作業内容が変わりやすいため、当初聞いていた金額より高くなるのは、それほどおかしいことではありません。
重要なのは「事前に内容を正確に説明して、合意を得てから作業を行う業者なのか」ということです。
以上を満たした信頼できる水道修理業者の探し方
「そもそも水道修理業者はどうやって探せばいいの?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
またここまで解説した条件を満たした水道修理業者を探すのは難しいかもしれません。1社1社の金額や口コミを調べて比較し、追加料金がかからないか問い合わせるのは骨の折れる作業ですよね。
そんな時はぜひミツモアを利用してみてください。
ミツモアはあなたの地域や求めるサービス内容を入力するだけで、複数の水道修理業者からおおまかな見積もりを提案してもらえるサービスです。あなたが1社1社に問い合わせを送る必要はなく、条件にマッチした業者の方から提案がもらえます。
そもそも信頼できる業者しか登録されていないので「業者選びに大失敗した」「高額請求されてしまった」ということはないでしょう。
またミツモアでは以下のようなことができます。
- 複数社の金額を比較できる(適正価格が分かる、なるべく安く頼める)
- 口コミが確認できる
- 所持している資格などを確認できる
- チャットで追加料金の有無や、その他の疑問点を質問できる
あなたの求める条件にピッタリ合った、信頼できる業者が選べますよ。ミツモアは無料なのでぜひ一度試してみてください。
逆にこんな水道業者には要注意!悪徳業者に高額請求されてしまうかも?
昨今「水道工事で高額請求された」「水道業者にぼったくられた」という被害が急増しています。高額請求に限らず、素人同然の者が施工して被害が拡大したという例も。ここからは悪徳業者の具体的な特徴と対策を紹介するので、だまされないよう参考にしてみてください。
悪徳業者の特徴①:高額な不要工事を執拗に進めてくる
悪徳業者はちょっとした修理交換程度で済むような工事を、
- 全部まとめて施工したら安くできます
- この部品は製造終了しているので、本体交換が必要です
- この工事もしておけば将来的には水漏れしませんよ
などと言って、本来であれば不要な高額工事を勧めてくる場合があります。
対策としては以下のようなことを心がけましょう。
- 必要な箇所以外の工事はキッパリと断る
- 説明された内容に少しでも疑問を感じた場合は、作業の許可を出さない
- 部品がないと言われた場合は、どこの部品がないのか確認したうえでメーカーに問い合わせる
悪徳業者の特徴②:無資格で施工を行う
一般的な住宅内で行う水回りの修理程度の工事であれば、特に資格は必要ありません。極論を言えば素人でも施工ができます。
ただし給水管や下水管自体の引き直しや変更が必要になる工事は、水道局指定工事店にしかお願いすることができません。
自宅の水漏れで給水管や下水管の修理を行っても、無資格業者が施工してしまうと最悪の場合、条例により水道の供給を止められてしまう可能性もあります。
対策として、水道局指定工事店かどうかをしっかり確認してから依頼するようにしましょう。
悪徳業者の特徴③:法人の情報を隠している
悪質業者は、自分たちの悪評を隠すために法人の情報を隠していることもあります。
例えば別の水道サービス業者に見えるHPを複数作り、どのHPから依頼しても同じ業者につながるようになっているといった仕組みです。実際の作業員はHPのサービス名しか名乗らないため、運営元の情報は分かりにくくなっています。つまり1つのHPでサービスの悪質さがバレてしまったとしても、運営元は新たなサイトを使いサービス名を変えて集客できるのです。
もちろん誠実に運営しており、集客戦略の1つとして行っているなら悪いことではありません。しかし悪評を隠す目的で行っているケースがあるため注意が必要です。
例外として
- 訪問してきた作業員が下請けの個人事業主だった
- 元請けの会社から名前を名乗らないように言われている
など現場で法人名を名乗れないケースもあります。一概に法人名を隠す業者が全て悪徳業者であるとは言えません。
対策としては、以下のようなことを心がけましょう。
- HPから依頼する際は運営している法人の情報を確認し、法人名を検索して評判を調べる
- HP上に運営している法人の情報がなかったり、作業員が名刺を持っていなかったりする場合は依頼しない
悪徳業者の特徴④:無料という文言をあまりに多用している(実際には他の項目で請求される)
悪徳業者はとにかく集客に力を入れていることが多いので
- 見積もり作成無料
- 出張料無料
などと、いかにも目をひきそうな文言を多用している傾向があります。
もちろんそれが本当のことであれば問題はありません。誠実な業者でも無料という言葉を使って集客していることはあります。
しかし中には「無料」と言っていたにもかかわらず、実際には請求されてしまうケースもあるのです。
- 基本料金が存在する
- パーキング代などの諸費用が存在する
- 施工を断った場合はキャンセル料が発生する
など。
そのため調査などをお願いする前に「他に料金が発生する可能性は?」「何も作業せずに帰った場合でも無料かどうか」などを確認するようにしましょう。
ミツモアであればこういった内容を、事前にチャットで確認できます。また利用者の口コミも確認できるため、信頼できる業者を選べるでしょう。水道工事業者を探している方は、ぜひ一度ミツモアを使ってみてください。
深夜の水道工事依頼に注意!費用が高額になるケースも
自宅で水回りのトラブルが起こった場合、緊急性の高いものでなければ自分で応急処置を行い、冷静になってから業者を選定することが大事です。
仮にトラブルが発生したのが夜間だった場合、焦って修理を依頼してしまうと悪質業者でなくても通常より高い金額になってしまう可能性があるからです。
まずは以下のような応急処置を行い、落ち着いて修理依頼をしましょう。
各種水栓から水漏れしている場合の応急処置
キッチンや浴室・洗面台・トイレなどの水栓から水漏れが起こった場合、まずは止水栓を閉めましょう。水栓金具の根元には必ず「止水栓」と呼ばれる、水を止める栓があります。
マイナスドライバー等を使ってひねれば簡単に止水できるので、本格的な修理はその後で問題ありません。
トイレが詰まった場合の応急処置
ホームセンターや100円ショップ等で販売している「ラバーカップ」を使用するだけで解決する場合も多いでしょう。
ラバーカップの使用方法
- ゴムの部分が全て浸かるよう、バケツを使って水を便器内に足す
- ゴム部分を便器の排水穴に押しつけてから引っ張る、それを何度も繰り返す
- たまっていた水が抜けて水位が戻ると詰まりも解消される
水トラブルはミツモアのプロに依頼しよう
ミツモアで簡単な質問に答えて見積依頼
ミツモアならサイト上で予算、スケジュールなどの簡単な質問に答えるだけで見積もりを依頼できます。複数の業者に電話を掛ける手間がなくなります。
最大5件の見積もりが届く
無料で最大5件の見積もりを比較することが可能です。レビューや実績も確認して、自分に合った業者を選ぶことができますよ。
チャットで見積内容の相談ができる
気になった業者とはチャットで相談することができます。チャットなら時間や場所を気にせずに相談ができるので忙しい人にもぴったりです。