洗濯機パンの取り付け費用はいくら？安く設置するコツからDIYとの料金差まで

洗濯機パンの設置を業者に依頼した場合の費用相場は15,000～24,000円です。洗濯機パンの設置難易度や交換時の既設パンの廃棄の有無によって料金が変動します。

洗濯機パンの設置は業者に依頼するだけでなく、DIYでも行えます。DIYでの設置を含め、洗濯機パンの取り付けを安く済ませる方法や過去1年間で1,300件以上の見積もりデータから算出した費用相場を確認してみましょう。

洗濯機パン取り付け費用のシミュレーション

※ミツモアの「洗濯機パン（防水パン）の設置・交換」サービスの見積もり価格から算出。（2024年1月1日～12月31日）

洗濯機パンの取り付け費用相場

洗濯機パンを取り付けるときは、洗濯機の取り付け・取り外しが同時に発生することが多いです。費用感を表にまとめました。

洗濯機パンの取り付け費用の内訳

洗濯機パンの設置費用を細かく分けると、以下の5種類に分けられます。

料金の内訳を理解することで、業者から提示された見積もりが適正かどうかを判断する助けになります。不明な点があれば、遠慮なく業者に質問することが大切です。

① 洗濯機パンの設置作業の工賃

設置工事費用の多くを占める費用です。人件費も含まれるため、この料金を値切ることは難しいです。

作業内容は洗濯機パンを指定された位置に設置し、床に固定します。そして排水ホースを接続するための排水トラップを取り付け、排水管と確実に接続します。最後に洗濯機がガタつかないように、パンが水平になっているかを確認・調整する作業が含まれます。

設置場所の床が平らでない場合や、排水管の位置が特殊な場合など、作業の難易度が高いほど工賃は上がる傾向にあります。取り付ける洗濯機パンの種類によっても作業の手間が変わるため、工賃に影響することがあります。見積もりを取る際には、どのような作業内容が含まれているのかをしっかり確認しましょう。

② 既設洗濯機パンの処分費用

すでにある洗濯機パンを新しいものに交換する場合は、既設の洗濯機パンを撤去し、処分する必要があります。この処分を業者に依頼すると回収・処分費用が発生します。

処分費用は業者が産業廃棄物として処理するか自治体のルールに従って処分するかによって異なります。もし自分で自治体の粗大ごみ回収などを利用して処分できる場合は処分費用を節約できます。

ただし取り外し作業自体は業者に依頼する必要があるケースが多いです。

③ 洗濯機の移動作業費用

洗濯機パンの上に洗濯機が設置されている場合、洗濯機パンを交換するには洗濯機を移動させる必要があります。特にドラム式洗濯機は重量があり、移動には手間と人員が必要になります。ドラム式洗濯機を移動させるには別途費用がかかるケースもあるので注意しましょう。

作業完了後には、洗濯機を元の位置に戻し、給排水ホースの接続やアース線の取り付けなども行います。自分で洗濯機を安全に移動できるのであれば、この費用はかかりません。しかし無理やり移動させると洗濯機や床、壁などを傷つけたり腰を痛めたりするリスクも考慮する必要があります。

④ 駐車場代

施工業者が車で現場を訪問する際に、作業現場近くに駐車スペースがない場合はコインパーキングを利用して車を駐車します。コインパーキング利用時に発生する駐車料金が実費で請求されることがあります。

自宅に駐車スペースがある場合は、事前に業者に伝えておきましょう。駐車スペースがない場合でも、近隣のコインパーキングの料金相場を把握しておくと、請求額の妥当性を判断しやすくなります。見積もり時に駐車場代についての記載があるか、確認しておくと安心です。

⑤ 養生費用

設置作業中に工具を落としたり部材を引きずったりすると、床や壁に傷がついてしまう可能性があります。傷や汚れ等を防ぐために養生作業を行います。養生とは専用のシートやボードで作業エリア周辺を保護する作業です。

特に賃貸物件や新築、リフォーム直後の住宅では、傷を防ぐために養生は非常に重要です。業者によっては、この養生費用が工賃に含まれている場合もありますが、別途請求されることもあります。見積もりに養生費用が含まれているか、どの範囲をどのように養生してくれるのかを確認しておきましょう。

洗濯機パンの取り付け料金が高くなる2つの原因

洗濯機パンの取り付け費用はいくつかの要因で高くなります。代表的な2つの原因を紹介します。

① 後から洗濯機パンを取り付ける

洗濯機が既に設置されている場所に洗濯機パンを取り付ける場合、洗濯機を移動させる必要があります。洗濯機の移動には別途料金がかかるケースがあるため注意が必要です。

また新築時や入居時に洗濯機パンが取り付けられておらず、追加で取り付け工事を行うのであれば以下の追加工事が発生する可能性があります。

これらの追加工事は専門的な知識や技術が必要となるため、その分工賃が高くなります。新築時やリフォーム時に同時に取り付ければ、配管や床の準備が計画的に行われます。そのため比較的スムーズかつ安価に設置できることが多いです。

② 既設の洗濯機パンの処分を依頼する

既に洗濯機パンが設置されており、それを新しいものに交換する場合は古い洗濯機パンを撤去・処分する必要があります。既設の洗濯機パンの処分を業者に依頼する場合、処分費用として追加料金が発生します。

また既設の洗濯機パンが床材に接着されているなど、撤去に手間がかかる場合は撤去費用にプラスの工賃が発生するケースもあります。

業者によっては既設の洗濯機パンの撤去と処分にかかる費用をまとめて「撤去・処分費用」として見積書では計上することがあります。「撤去・処分費用」と合算して計上されている場合は内訳を確認して妥当な金額であるかチェックしましょう。

洗濯機パンの取り付け料金を安く済ませる3つの方法

ちょっとしたコツを知っていれば、洗濯機パンの取り付け料金を安く済ませることも可能です。

① DIYで洗濯機パンを取り付ける

必要な工具があるのなら、DIYで洗濯機パンを取り付けることで取り付け費用を大幅に節約できます。DIYで取り付ける場合、洗濯機パンと工具、部材の購入費用のみで取り付け可能です。

DIYは費用面での魅力が大きいですがリスクも伴います。特に水回りの作業は慎重に行う必要があり、少しでも不安がある場合は無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。

② 一括見積もりで施工業者を選ぶ

洗濯機パンの取り付けを専門業者に依頼するときは、一括見積もりサイトで施工業者を選びましょう。複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討することで、適正価格で信頼できる業者を見つけやすくなります。一括見積もりサイトを活用することで、誰でも簡単に条件にあったお得な業者を見つけられます。

一括見積もりサイトを活用するときは以下のポイントに注意しましょう。

信頼できる業者を適正価格で見つけるために、一括見積もりサービスは非常に有効な手段です。

洗濯機パンの取り付け費用を見積もる

③ 洗濯機を購入したときに洗濯機パンを同時に取り付ける

新しい洗濯機を購入するタイミングで洗濯機パンの取り付けを依頼すれば、洗濯機の移動にかかる費用を節約できる可能性があります。

洗濯機の買い替えを検討している場合は、購入する店舗で洗濯機パンの取り付けについても相談してみると良いでしょう。

DIYで洗濯機パンを取り付けしたときの費用

洗濯機パンの取り付けについて、DIYで行う場合と業者に依頼する場合の費用を比較します。

必要な工具や部材がすでにある場合は、DIYであれば洗濯機パンの本体価格のみで取り付けが可能です。ただし工具等を購入する必要があるのなら業者に取り付けを依頼をしたほうが取り付けも確実にできますし、安上がりである可能性が高いです。

洗濯機パンの取り付けが安い業者を一括見積もりで見つけよう

洗濯機パンの取り付け費用の相場は15,000～24,000円です。施工業者を一括見積もりサイトで探せば、価格交渉をしなくても安く質の高い施工を受けられる可能性が高いです。

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洗濯機パンの取り付けを依頼する