物干し竿があると布団やシーツなど、大きな洗濯物も干せて便利ですよね。しかし、長さがある分、使っている途中に劣化で折れてしまったり引っ越しで捨てたいなど、処分に困ることも・・・。今回は、物干し竿の処分方法や処分の際に発生する費用について詳しく解説します。
物干し竿の処分方法別で、おすすめの人をまとめます。
処分方法 | おすすめの人 |
---|---|
粗大ごみ | 安く済ませたい人 |
解体 | 解体工具があり手間でも無料で済ませたい人 |
回収 | 手間をかけず早く処分したい人 |
下取り | 新しい物干し竿を購入予定の人 |
詳しくは、ぜひ記事を参考にしてください。
物干し竿は粗大ごみ?
物干し竿を捨てる場合、まず頭に思い浮かぶのが粗大ごみではないでしょうか。一般のごみは自治体により大きさなどを設定していることから、基本的に出せません。まずは物干し竿の素材や粗大ごみとして出すことが可能なのか、詳しく確認していきましょう。
物干し竿は何でできている?
物干し竿の素材は大きく分けて「スチール・ステンレス・アルミ」の3種類から作られています。
昔は鉄製の物干し竿ばかりで、今のように伸び縮みしないサイズが決まったタイプでした。物干し竿を持ってみるとわかるのですが、とても重量があり雨や雪などの影響で錆びやすいのが特徴的です。
現在の物干し竿は、アルミやスチールで作られたものが主流です。軽さや伸び縮みできる機能性を重視した物干し竿が特徴的で、1本あたり千円ちょっとで買えるのも魅力的。
物干し竿は基本的に中が空洞の作りをしているため、素材がアルミやスチールのタイプは強度が弱く、布団など干しすぎると湾曲しやすいデメリットがあります。そのため、洗濯物を乾かしている最中に、ボキッと折れてしまうケースもあります。
粗大ごみは長さによって区分される?
物干し竿が作られる素材だけで見ると、不燃ごみとして扱われます。しかし、物干し竿は思ったほど簡単に捨てることができないのです。
その理由として一番の問題が、物干し竿の長さです。一般ごみや粗大ごみは長さによって定義されていることが多く、粗大ごみは一番長い辺が30cm以上、またはごみ袋に入らないものを対象としています。
最近の物干し竿は昔に比べ伸び縮みできるとはいえ、短くても1m以上あります。伸び縮みできないタイプだと、長さが2m近くもあるため、物干し竿は粗大ごみとして分類されているのです。
物干し竿 処分方法4選!
物干し竿は粗大ごみ以外にも、処分する方法があります。少し手間を加えると不燃ごみとして出すこともできますが、処分方法によって必要な工具や費用が発生します。物干し竿を4つの処分方法別で特徴や費用など詳しくお伝えします。
粗大ごみとして捨てる
自治体によって粗大ごみの長さや料金が違うため、物干し竿1本につき一律◯◯円という情報はお伝えできません。東京都大田区の粗大ごみを一例にして、料金やごみ出し手順を詳しく解説します。
大田区で物干し竿を処分する際は「大田区粗大ごみ受付センター」で申込みが必要です。電話またはインターネットで受付をしています。
各自治体ごとに粗大ごみ受付センターが設けられているため、お住まいの地域のホームページをご確認ください。
手数料は、物干し竿一束当たり(1本から)300円です。一束5本までとし、素材は竹製またはプラスチック製のみ受付しています。金属製の物干し竿も粗大ゴミとして出すことができ、その際は「物干しパイプ(金属製のもの)」で受付する必要があります。
物干し竿を粗大ごみに出すときは、230cm以下にしなくてはいけません。折る、切断するなどといった方法で、長い物干し竿をコンパクトにしましょう。
粗大ごみの大きさの規定は各自治体定められているので、お持ちの物干し竿が規定の長さを超えていないかご確認ください。
また、230cmをどうしても超えてしまう物干し竿は、業者に引き取ってもらうため管轄の清掃事務所に連絡が必要です。
粗大ごみの出し方は、お近くの指定場所まで持っていくか、ごみ処理施設まで運搬するか、どちらか選択できます。
指定場所まで運ぶ場合は、事前に購入した粗大ごみ処理券を物干し竿に貼り、収集日の朝8時までに自宅前など決められた場所に出します。処理券が貼られていないと、物干し竿を回収してもらえないので気をつけましょう。
解体して不燃ごみとして捨てる
物干し竿は、自治体が規定した長さに解体することで、不燃ごみとして出すことが可能です。できるだけ小さめにカットすることが必要ですが、物干し竿の中は空洞なのでパイプカッターさえあれば簡単に解体できます。
ただ、カットした物干し竿が大きければ、自治体によって粗大ごみ扱いになってしまうケースもあります。その辺はお住まいの役所などで確認しましょう。
パイプカッターはホームセンターの他、ダイソーなど100円ショップで購入できます。パイプカッターにはさまざまな種類があり、カットできる素材や直径の大きさによって選び方が違います。
物干し竿は直径30mmのパイプが多いので、3~32mmのパイプカッターがいいでしょう。ダイソーにて800円でご購入いただけます。物干し竿によって直径の長さが異なるため、パイプカッターを買う前に測っておくことをおすすめします。
パイプカッターはギコギコ切るのこぎりと違い、カッターの刃と円柱の周囲を回転させながらカットするため強い力は必要ありません。女性でも簡単に切れるため、お好みの長さにカットできますよ。
不用品回収業者に依頼する
処分に困る物干し竿は、不用品回収業者に無料で引き取ってもらえる可能性があります。ただし無料といっても回収エリア内に住んでいる人が対象で、物干し竿の処分費用は別途請求されるのが一般的です。
不用品回収業者は引取回収のほか、持ち込み回収や宅配回収があります。対応エリアごとに不用品回収業者を探すなら、ミツモアで無料見積もりを取るのがおすすめです。
新しい購入品と引き換えに回収してもらう
新しく物干し竿を買い換えるなら、購入先のホームセンターや家具屋などで回収してもらえるケースもあります。ただし、物干し竿はもともとの値段が安いため、下取り回収は受け付けていないケースが多いです。
たとえば、圧倒的な商品数とリーズナブルな価格が人気のカインズでは、物干し竿や物干し支柱の無料引取サービスを実施しています。
カインズで対象の商品を購入した人や購入時のレシートを持参できる人に限ります。下取りではなく無料で物干し竿を引き取ってくれますが、物干し竿など新しく商品を買う条件があります。
また、カーテンやベッドなど家具やインテリアが揃うニトリでも、引取サービスを実施しています。
条件は配送員設置商品を購入した人で、1回の配送につき3,000円の料金が必要。お買い上げ商品と同数量もしくは同容量までの物限定で引取とのことです。
新しく物干し竿を購入し、古いものを回収して貰う前に購入先へ確認が必要です。
おすすめの物干し竿処分方法は?
物干し竿の処分方法は「粗大ごみ」「解体」「回収」「下取り」の全部で4つあります。それぞれの方法にはメリットデメリットがあるのですが、どの方法が最適なのでしょうか。わかりやすく一覧表にまとめ、目的別で物干し竿の処分方法について詳しくお伝えします。
物干し竿の処分方法別メリット&デメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
粗大ごみ | 処分料が安い | 手間がかかる |
解体 | ほぼ無料 | 道具慣れしていないと危険 |
回収 | 短時間で処理できる | 処分料が高い |
下取り | 余計な手間がない | 下取り業者が少ない |
粗大ごみは、処分料が数百円でできますが、申込みや受付・ごみ出しなど手間がかかります。粗大ごみの大きさを超えると、回収してもらえないのは大きなデメリットですね。
解体は自分でカットするため、パイプカッターがあれば無料でできます。ただ、道具に使い慣れていないと手を切るなどケガすることもあります。
不用品回収業者は、回収エリア無料に住んでいるなら一番早く物干し竿を処分できるでしょう。ただ、処分料や運搬料は業者によって違うため、利用前に確認が必要です。
新しい物干し竿と引き換えに下取りしてもらうには、サービスを実施しているお店を探さなくてはいけません。新品の物干し竿と引き換えに古いものを回収してもらえるため、不用品を置く余計なスペースがないのは魅力的です。
物干し竿を早く処分する方法
引っ越しなどで使わなくなった物干し竿を一刻も早く処分したい。長い物干し竿を置くスペースがないなど、困ったときは不用品回収業者を探すのが一番早いです。
回収業者によって収集運搬料などが違うため、時間がないなら見積もりができるミツモアがおすすめです。物干し竿の回収費用がわかるため、どこの業者へ依頼するかすぐ判断できますよ。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。
- 見積もり金額
- 口コミ評価
- 対応の丁寧さ
複数の事業者を比べることで、相場から大きく外れる金額を提示する事業者や、利用者からの評判がよくない事業者を見分けられます。
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ミツモアを通して届くのは、「古物商許可」の取得が確認できた事業者の見積もりのみ。再利用目的で不用品を回収できる資格を持っています。
ルールを守ってサービスを提供していることがあらかじめわかるので安心です。
③見積もり料金と口コミを比較して選べる
各事業者の見積もり料金はもちろん、過去にその業者に仕事を依頼したユーザーからの口コミ評価も確認できます。
「相場より金額が高すぎたり安すぎたりしないか」「悪い口コミが集まっていないか」など、複数の観点で事業者を比べられますよ。
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⑤万が一のトラブルにも最高1億円の補償あり
不用品回収サービスとは?
まだ使い道のある不用品を、リユース目的で回収してくれるサービスです。 |