不要になったプリンターは粗大ごみや普通ごみ、リサイクルにより処分が可能です。しかし住んでいる地域によって、細かなルールには違いがあり、自治体のルールを確認しなくてはいけません。大阪市でプリンターを処分する方法を解説します。
自治体でプリンターを処分する方法
プリンターを処分する方法は、プリンターのサイズによって違います。まずは手元のプリンターが、何ごみに該当するのか確認しましょう。
30cm角以上のものは粗大ごみ
大阪市のごみの分類では、30cm角以上のものは粗大ごみに分類されます。処理にかかる手数料は幅、奥行、高さの合計によって変動します。
1.5m未満 | 200円 |
1.5m以上2m未満 | 400円 |
2m以上2.5m未満 | 700円 |
2.5m以上 | 1,000円 |
処分を依頼してから引き取りまでに、数日〜1カ月ほど時間がかかるケースもあるため、急いで処分したい人には向いていません。
まずは大阪市の粗大ごみ収集受付センターに電話もしくはインターネットから申し込みます。
電話:0120-79-0053(月~土 9:00~17:00) Webサイト:大阪市粗大ごみ収集受付システム |
回収日や回収場所、手数料を確認したら、コンビニやスーパーなどで粗大ごみ処理手数料券を購入します。
回収日が来たら、プリンターに購入したごみ処理手数料券を貼り付け、粗大ごみとして廃棄しましょう。
30cm角以内のものは普通ごみ
30cm角以下の小さなプリンターは小型家電に該当し、不燃ごみとして処分できます。ハガキや写真専用のプリンターや、モバイルプリンターなどは、このサイズに該当するケースが多いでしょう。
普通ごみの場合は透明か半透明のゴミ袋に入れ、不燃ごみ回収ルールに従って廃棄します。
申し込みなどの特別な手順も必要なく、手数料も発生しません。家庭で出た他の普通ごみと一緒に袋に入れられるため、サイズが範囲内であれば、簡単に廃棄できます。
参考:普通ゴミ収集|大阪市 |
プリンターをリサイクルする方法
ごみとして処分するだけでなく、リサイクルする方法もあります。リサイクルなら無料で引き取ってもらえたり、買い取ってもらえたりする可能性があります。限りある資源を有効利用するために、リサイクルも検討しましょう。
小型家電リサイクルを利用する
不燃ごみとして処分できる30cm角以下の小型家電は、大阪市が推進している「リサイクル回収」の対象です。これはプリンターの中に含まれている、レアメタルなどの貴重な資源の再利用を目的とした取り組みです。
不燃ごみとして処理するよりも、手間はかかりますが、ごみの減量や資源の再生に協力すれば、地球環境の保護にもつながります。
小型家電リサイクルに協力する場合は、宅配便による自宅回収(有料)を利用しましょう。
リサイクルショップやネットオークションを利用する
不要になったものの動作に異常がないプリンターは、リサイクルショップやネットオークションを通じて、必要な人に買い取ってもらうこともできます。
この方法なら、不用品だったものを買い取ってもらえる可能性があります。ただしショップに査定してもらうための手続きや、オークションに出品する手間、配送に関するやりとりの手間がかかるのはデメリットです。
説明品や付属品、購入時の箱や保証書がそろっていれば、買取価格が上がります。なくなっているものがないか調べ、そろえてから査定や出品を依頼するとよいでしょう。
プリンターを処分するその他の方法
自分で持ち出すのが難しい場合や、とにかく手間をかけたくない場合には、自治体や販売店のサービス、回収業者を利用すると便利です。
自分で持ち出せない場合はふれあい収集を利用
プリンターを自分で持ち出すのが難しい場合は、大阪市の「ふれあい収集」が便利です。ふれあい収集は一人暮らしの高齢者や、体が不自由な人などを対象に、環境局の職員が無料で粗大ごみの持ち出しや、ごみの回収をしてくれます。
誰でも依頼できるサービスではなく、環境事業センターの担当者による、簡単なチェックをクリアした人向けのサービスです。プリンターを持ち出すのが大変な方は利用すると、楽に処分することができますよ。
販売店の回収サービスを利用する
新しいプリンターの購入を検討しているのであれば、家電販売店の回収サービスが利用できないか、確認してみるとよいでしょう。全ての販売店が行っているサービスではないものの、下取りによって購入費用がお得になる可能性もあります。
条件や費用は販売店ごとに違うので、回収サービスを利用したい場合は、いくつかの店舗や、ウェブサイトで確認し、比較検討しましょう。
店舗によっては新品を購入しなくても、宅配回収サービスを実施していたり、店頭に回収ボックスを設置していたりする場合もあります。
不用品回収業者を利用する
自分で処分するのが面倒であれば、不用品回収業者を利用する方法が便利です。業者が自宅まで引き取りに来てくれるため、費用はかかるものの、手を煩わされることはありません。
ただし悪徳業者に依頼してしまうと、支払時などにトラブルに発展する場合があります。どんな業者を選べばよいかわからない場合には、「ミツモア」を利用すると便利です。
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プリンターの処分で注意すべき点
「どうせごみだから」となにも対策せずにプリンターを処分すると、思わぬトラブルが起こる可能性があります。プリンターを処分する際に、注意すべきポイントを確認しておきましょう。
データの消去と初期化
プリンターを処分する際には、プリンター内部のデータ削除と、本体の初期化を忘れずに行いましょう。
プリンターはパソコンやスマホから、データを受け取り印刷しています。万が一プリンター内部にそれらのデータが残っていれば、悪用される可能性があり危険です。またWi-Fi情報のような、個人情報が流出する可能性もあります。
初期化すればこれらのデータを消去し、工場出荷時の状態に戻せます。初期化の方法はプリンターの種類やメーカーによって異なるため、説明書やメーカーのウェブサイトで確認し、確実に行いましょう。
メモリカードや印刷物を取り除く
内部のデータだけでなく、用紙トレイに印刷物が残っていないかも確認しましょう。複合機の場合は、原本が残ったままのケースもあります。普段使っていない場所であっても、念のため確認が大切です。
またUSBメモリや、メモリーカードのスロットも確認しましょう。USBメモリやメモリーカードが挿入されていた場合は、情報流出の危険性だけでなく、処分とともに大切な思い出や情報まで失うことになります。
流出や紛失は取り返しがつきません。トラブルに巻き込まれないためにも、しっかりチェックするよう心がけましょう。
インクやトナーは分別する
大阪市は4つのプリンターメーカー(ブラザー、キヤノン、エプソン、HP)が取り組んでいる、「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」に参加しています。
回収されたインクカートリッジは、再生カートリッジとして使用されるだけでなく、ボールペンなどの材料として再利用されます。
プリンターを処分する際は、インクカートリッジやトナーを取り外して分別し、区役所や区民センター、図書館、スーパーなどに設置された回収ボックスを利用し、リサイクルするよう心がけましょう。
プリンターの処分は自分に合った方法で
大阪市では粗大ごみや不燃ごみ、リサイクル、業者による回収など、いくつかの方法でプリンターを処分できます。
どの方法にもメリット・デメリットがあるため、まずは自分に合った方法を選ぶことが大切です。
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