不要なプリンターの処分方法が分からず、困るケースは多いものです。粗大ごみや不燃ごみ、家電リサイクルなど、方法がありすぎて混乱してしまうかもしれません。名古屋市でプリンターを正しく処分する方法や、注意点について、詳しく解説します。
プリンターは何ごみに分類される?
名古屋市ではプリンターの長辺の大きさによって、分類が決定します。
長辺30cm以上のものは粗大ごみに
1辺が30cmを超えるプリンターは、名古屋市では粗大ごみに分類されます。粗大ごみなら一般的な家庭用プリンターの手数料は250円なので、安価に処分できます。
ただし収集までに数日〜1カ月ほどかかる場合もあり、回収場所まで運び出す手間が必要です。
粗大ごみとして処分する場合は、名古屋市の粗大ごみ受付センターに、電話もしくはインターネットから申し込みます。
電話:0120‐758‐530(土日・年末年始除く9:00~17:00) インターネット:粗大ごみインターネット受付|名古屋市 |
申込の締め切りは、電話とインターネット両方とも収集日の7日前です。
申込時に回収日・回収場所・手数料・受付番号を確認したら、コンビニやスーパーで手数料納付シールを購入します。
収集日が来たら、手数料納付シールをプリンターに貼り付け、回収場所に出せば完了です。
急ぎの場合は、ごみ処理施設に直接持ち込む方法もあります。予約なしで直接持ち込むことができるので、プリンターを運ぶ車を持っていて、できるだけ早く処分したい方におすすめです。
長辺30cm未満のものは不燃ごみに
長辺30cm未満の小型プリンターは、不燃ごみとして処分できます。ハガキや写真をプリントする小さなプリンターや、ポータブルプリンターは、このサイズに該当することがほとんどです。
この場合は粗大ごみのような手続きは必要なく、通常の不燃ごみと同様に、名古屋市指定のごみ袋に入れて、決められた不燃ごみ回収日に出すだけです。
回収費用もかからないので、小型プリンターの場合は、この方法が簡単かつ確実に処分できる方法といえます。
自治体の小型家電リサイクルを利用する
粗大ごみに該当しない長辺30cm未満のプリンターは、小型家電回収ボックスに投入することができます。
投入口に入る大きさ(縦15センチメートルかつ横40センチメートルかつ奥行25センチメートル以下)である必要があるので、あらかじめプリンターの大きさを確認してから持ち込むことをおすすめします。
名古屋市で小型家電に分類されるプリンターは、「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)」に基づいて、リサイクルが推奨されます。これは小型家電に使用されている貴金属や、レアメタルを有効利用するためです。
名古屋市ではスーパーや区役所、環境事業所に回収ボックスが設置されています。自宅の近くなど便利な場所に、回収ボックスがないかどうか確認し、小型家電の回収リサイクルに協力しましょう。
参考:回収拠点一覧|名古屋市 |
この方法なら持ち込む手間はかかるものの、処分費用はかからず、早く処分することができます。
プリンターを処分する上での注意点
プリンターを処分するなら、事前にチェックしておきたい項目があります。大事な個人情報を流出させないためにも、忘れずに確認しておきましょう。
メモリカードや印刷物を残さない
プリンターを処分する際は、メモリカードや印刷物、原本が残されていないかを必ず確認するのが重要です。
スキャナーと一体型のプリンターや、複合機の場合は特に注意し、トレイなどもしっかり確認しましょう。
普段使わないからと油断していると、思わぬところから過去に使用した印刷物の原本や、印刷物をのものが出てくるかもしれません。
USBやメモリカードのスロットも、挿しっぱなしになっていないか確認しましょう。USBスティックやメモリカードには、たくさんの情報が入っている可能性があるため、特に注意が必要です。
データを消去・初期化する
プリンターはパソコンやスマホからデータを受け取って、プリントを行います。ハードディスクが内蔵されているプリンターの場合は、それらのデータが残っている可能性があります。消去せずに処分すると、個人情報の流出や悪用につながり危険です。
データの消去・初期化の方法は機種ごとに違います。説明書を確認し、必ず消去・初期化を行いましょう。説明書が見当たらない場合はメーカーのサイトや、お客様センターで確認することをおすすめします。
「どうせ捨てるのに、面倒だな」と感じるかもしれませんが、安全を確保するためには重要なポイントです。
プリンターを処分するその他の方法
自治体のごみ回収以外にも、プリンターを処分する方法があります。併せて確認しておきましょう。
販売店の回収サービスを利用する
プリンターの買い替えを検討している場合は、販売店の回収サービスや下取りサービスを検討する方法もあります。
ただし販売店によって、取引条件や費用は異なります。店頭への持ち込みのほか、郵送での回収を実施している販売店もあるため、詳しくは店舗に問い合わせ、費用とともに確認しておきましょう。
また全ての販売店が回収サービスや、下取りサービスを行っているわけではありません。購入前に確認すると安心です。
不用品回収業者を利用する
手間をかけたくない人には、不用品回収業者を利用する方法がおすすめです。この方法なら自宅まで回収に来てもらえるため、事前準備もほとんどありません。
中には悪徳業者も紛れているため、業者選びには注意が必要です。どんな業者を選べばよいか迷ったら、「ミツモア」を利用しましょう。
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注意点を守ってプリンターを処分しよう
不用になったプリンターは、粗大ごみや不燃ごみとして処分できます。しかしプリンター内部にデータや個人情報が残っていると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
プリンターを処分する際は、必ずプリンターの初期化を行い、印刷物やメモリカードが残っていないか、確認することが大切です。
自分で処分するのが不安なのであれば、不用品回収業者を利用すると安心です。
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