シュレッダーは家庭用と業務用によって処分方法が異なります。費用と手間を考慮した上で手段を選ぶほか、ポイントを押さえて処分することが大切です。ケース別の処分方法および費用、注意点について解説します。
家庭用のシュレッダーの処分方法
家庭用の小型シュレッダーの処分方法について解説します。家庭用のシュレッダーは、手動タイプと電動タイプで処分方法が異なることを、知っておきましょう。
手動タイプの処分方法
ハンドルを手で回すことで紙を裁断できる、手動タイプのシュレッダーは、不燃ごみとして捨てられます。ただし長辺が30cm以上の場合は粗大ごみとして捨てましょう。
長辺が30cm以上ある場合でも、裁断用の刃がついたパーツと、裁断後の紙を受け止めるパーツに分解できるなら、不燃ごみとして処分できることもあります。
粗大ごみとして処分する場合は手数料がかかるほか、指定の日時にごみ出しをする必要があるため、手間がかかるものです。手軽に処分したい場合は、分解したときに長辺が30cm未満となるか、確認してみるとよいでしょう。
ルールは自治体によって異なるため、処分方法は上記の限りではありません。あらかじめ確かめておきましょう。
電動タイプの処分方法
電動タイプの家庭用シュレッダーは、小型家電回収ボックスに投函することで処分可能です。ただし長辺が30cm未満のものに限ります。
小型家電回収ボックスは、役所を始めとした公共施設のほか、家電量販店やショッピングモールに設置されています。
設置場所によって投入できる時間帯が異なるほか、回収の対象品目が異なる場合もあるので、注意が必要です。自宅の近くにある回収ボックスは、自治体のWebサイトで確認できます。
下取りサービスを利用
新しいシュレッダーに買い替えるなら、購入店の下取りサービスを利用して処分するのも一つの手です。新品の購入と引き換えにいらなくなったシュレッダーを、無料で処分してもらえるケースもあります。
下取りサービスを利用する際は、事前に条件を確かめることが大切です。新しいシュレッダー1台の購入に対して、古いシュレッダーを一台処分できるケースが一般的です。
電動タイプのみが下取りの対象になる場合のほか、回収可能なエリアが限定されていることもあります。
業務用のシュレッダーの処分方法
大型の業務用シュレッダーは粗大ゴミとして処分できないため、家庭用シュレッダーとは異なります。業務用シュレッダーは売却するか、不用品回収業者に依頼して、処分してもらうことが可能です。
リサイクルショップに売却
業務用シュレッダーをリサイクルショップで買い取ってもらえるケースもあります。ただし業務用シュレッダーはサイズが大きいため、店舗まで持ち運ぶのが大変です。
出張費用がかかることもありますが、運搬する手間と苦労を考慮すると、出張買い取りサービスを利用するのがよいでしょう。
高価買い取りしてもらうためには、故障しておらず状態がよいことが重要です。状態によっては買い取り不可のケースもある他、買い取りはできても、状態によって価格が変動する可能性があります。
少しでも高値で買い取りしてもらうためには、査定前にきれいに掃除しておくことも大切です。
フリマアプリやオークションサイトを利用
フリマアプリやオークションサイトを利用して、いらなくなった業務用シュレッダーを売るのも一つの手です。
状態がよければ高値で売却できる可能性がある一方で、個人間取引のためトラブルにならないように注意が必要です。
また商品の出品から、発送まで全ての手続きを自分で行う必要があり、手間がかかります。中古品でも需要があるかあらかじめ確かめて、大きなメリットが見込めそうなら、フリマアプリなどを利用するとよいでしょう。
不用品回収業者に依頼
業務用シュレッダーは産業廃棄物処理の資格を持った不用品回収業者に依頼しましょう。日時を指定して回収してもらえるため、日常生活を妨げることなく、手軽に回収可能です。
運び出す労力もかからず、非常に簡単に処分できる一方で、費用が高くなる傾向にあります。費用よりも手軽さを重視する場合は、不用品回収業者に依頼するのがよいでしょう。
シュレッダーの処分にかかる費用
シュレッダーを処分するときは、なるべく費用を抑えたいものです。処分方法別にかかる費用の目安を紹介します。
方法別の処分費用
家庭用と業務用それぞれの処分費用の目安を紹介します。
家庭用シュレッダー
方法 | かかる費用 |
不燃ごみとして出す (長辺が30cm以内) |
ごみ袋代のみ |
粗大ゴミとして出す (長辺が30cm以上) |
手数料:400~1,200円 (自治体によって異なる) |
下取りサービス | 無料の場合が多い |
業務用シュレッダー
方法 | かかる費用 |
リサイクルショップ・フリマアプリで売却 | 売却による利益を得られる (別途送料、包装費用などがかかる) |
不用品回収業者 | 10,000円前後 |
高く買い取ってもらうコツ
業務用シュレッダーを少しでも高く買い取ってもらうためには査定前にきれいに掃除することや、付属品が全て揃っていることが重要です。
シュレッダーは古いものだと買い取り価格が低く、新しいモデルは高くなる傾向にあります。
最新モデルをすぐに売却するケースは少ないとしても、製造から3年以内のものなら需要があり、よい値段で買い取りしてもらえる可能性が高いでしょう。
シュレッダーを処分する際のポイント
シュレッダーを処分する前に、ポイントを押さえておくとスムーズに処分できます。特に業務用シュレッダーを処分するときは、注意が必要です。
業務用は自治体での処分不可
業務用シュレッダーは家庭用シュレッダーとは処分方法が異なり、粗大ごみとして回収・処分はできません。事業者の責任で処分する必要があり、不用品回収業者に依頼する手段が一般的です。
そのため自分で解体して無料で処分する方法は取れないので、注意しましょう。
不用品回収業者の選び方
不用品回収業者に業務用シュレッダーの処分を依頼する際は相見積もりを取りましょう。最初から一つの業者に絞ってしまうと、適正価格で依頼できずに、損をしてしまう恐れがあるためです。
業者を選ぶ基準として、対応の丁寧さや創業からの年数を参考にするのはもちろん、悪徳業者に引っかからないように注意が必要です。
不用品回収業を行うには、古物商許可あるいは一般廃棄物処理許可を得ている必要があります。許可を得ていない業者や、領収書を書面で発行しない業者は避けましょう。
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シュレッダーを正しく処分しよう
シュレッダーの処分方法は、家庭用と業務用で異なり、家庭用の場合は自治体を利用する他、販売店の下取りサービスを利用する方法があります。業務用は不用品回収業者に依頼するのが一般的ですが、シュレッダーの状態によっては、売却することも可能です。
業務用シュレッダーを処分する際は、事業者の責任の下で処分する必要があります。正しい方法で処分しましょう。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
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- 見積もり金額
- 口コミ評価
- 対応の丁寧さ
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