生活の中で発生する不用品のうち、ゴミとして特に捨てにくいのが土です。


土が捨てにくい理由や、不要な土が発生するタイミング、土の代表的な捨て方について紹介していきます。また土の回収業者や不用品回収業者に依頼するときのポイントも解説します。
土をごみとして捨てられる自治体は少ない
東京23区をはじめとした自治体の多くでは、ガーデニングなどで使った土を一般ゴミとして処分できません。
土は基本的に砂や石と同じく「自然物」とみなされるため、処分の対象である廃棄物の扱いにはならないのです。
また不燃性の土は焼却処理ができず処分が困難である点も、回収を行っていない自治体が多い理由の1つといえます。
そのような自治体では、クリーンセンターに持ち込んでも引き取ってもらえないため注意してください。
もちろん近くの山や公園・畑・河原などに無断で捨てるのもNGです。不法投棄扱いとなるため、後ほど紹介する正しい方法で処分をしましょう。
条件付きで土を捨てられる自治体も
少数派ではあるものの、土を捨てられる自治体も存在します。ただし、条件付きであることが多いです。条件の具体例を一部紹介します。
- 少量の土のみ可能
- 土のゴミを回収する日が定められている
- 資源ゴミとして扱う
- 一般ゴミに混ぜて出す
- クリーンセンターに持ち込む
細かい条件は、自治体のホームページやガイドブックなどをチェックしましょう。
不要になった土を処分する4つの方法
不要になった土を自治体が回収してくれない場合、どのような方法で処分すればよいのでしょうか。不要な土が発生したときの代表的な捨て方を4つ解説します。
①自宅の庭や畑で再利用をする
自宅の庭や畑に植物を育てていないスペースがあるなら、不要になった土を撒いてしまうのが最も手軽な捨て方です。
ただし植物を育てている場所に古い土を大量に撒くと、植物を枯らす原因になるため注意してください。
土を撒けるスペースがないときは、再び利用できるように土をリサイクルするのも一つの方法です。以下の方法を行うことで土が除菌され再利用できます。
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リサイクルした土で植物を育てるときは肥料などを加えるようにしましょう。
②近くの農家に引き取ってもらえないか相談する
家の近くに気心の知れた農家さんがいるのであれば、土を引き取ってもらえないか相談をしてみるのも1つの手です。分量や土の状態によっては承諾してくれる場合もあります。
ただし先述したように使用済みの土は基本的にそのままでは使えません。多少なりとも迷惑がかかる可能性はあるため、あくまでも問題がなければというスタンスでお願いするようにしましょう。
また承諾してくれたときは何かしらお礼の品を用意しておくのが無難です。農家以外に山の所有者などにお願いをするという手段もあります。
③購入店やホームセンターに引き取ってもらう
稀に土を取り扱っている店やホームセンターが、各家庭で不要になった土を無料で回収しているケースもあります。しかし、以下のような条件付きでの引き取りが多いです。
- 購入時のレシートや袋が必要
- 土の購入時と同量のみ引き取りが可能
また引き取ってもらう土は、店舗やホームセンターまで自力で運搬しなければならないケースがほとんどです。
土を購入するときに回収は可能なのか、可能であればどのような条件があるのかをあらかじめ確認しておきましょう。
④土を回収している業者に依頼する
手間をかけずに土を処分するなら、土の回収業者に引き取りを依頼するのも1つです。即日から対応してくれる業者もあり便利です。
費用はかかるものの、ゴミ袋に土を入れておけば自宅まで引き取りにきてくれるため、手間と労力をかなり削減できます。
砂利や石などが混在していても、追加料金さえ払えば選り分けまで全て任せられることが多いです。
不要な土が発生するタイミング
家庭で不要な土が発生するのはどのようなタイミングなのでしょうか。具体的な3つのシチュエーションを紹介します。
ガーデニングや観葉植物の植え替えをするとき
家庭菜園やガーデニングをしていたり、観葉植物を育てていたりする人は、植え替えのときに不要な土が発生します。
古い土は植物を育てるのに必要な「団粒構造」を失っているため、新しい植物を育てるのには適しません。前の植物の根や種・病原菌・害虫がひそんでいる可能性もあり、植物を枯らしてしまう原因になり得るでしょう。
そのため定期的に新しい土への植え替えが必要になり、大量の不要な土が発生してしまうのです。これは育てていた植物が枯れてしまった場合も同様です。
庭づくりで購入した土が余ったとき
庭づくりのために新しい土を購入した場合、スペースに収まりきらず土が余ってしまうことがあります。
特に初めての庭づくりでは、必要となる土の分量が分かりにくく、多めに購入するケースが少なくありません。また庭のスペースにぴったりな分量で土が売られていない可能性もあるでしょう。
植え替えや補修用に保存しておくのも1つの手ですが、場所を取る上に見栄えも悪いため、処分したいシチュエーションは多いはずです。
台風などの災害に備えて土嚢を用意したとき
いつ発生するか分からない台風などの災害に備え、シャッターの固定や浸水防止のために土嚢(どのう)を用意する家庭も少なくないでしょう。このような土嚢も処分に困る場合があります。
例えば長期間保存しているうちに土嚢の袋が破れてしまい、やむなく処分しなければならないというシチュエーションです。
放置しているうちに雑草が生えたり、石や砂利などが混入したりする可能性もあります。選り分けの作業が必要になり、処分が余計に面倒になるため注意しましょう。
土はルールに従って正しく処分を
廃棄物ではなく自然物とみなされる土は、ゴミとしての回収を行っていない自治体が少なくありません。回収を行っている自治体でも条件が設けられており、捨てにくいゴミといえるでしょう。
不要な土が発生するタイミングとしては、植物の植え替えをするとき、庭づくりで購入した土が余ったときなどが挙げられます。また台風に備えて用意した土嚢を処分したいというケースもあります。
自宅の庭や畑以外の場所に無断で捨ててしまうと不法投棄になるため注意が必要です。農家に相談をする・購入店やホームセンターに引き取ってもらうといった捨て方で正しく処分しましょう。
まだ使える不用品であれば不用品回収業者に依頼する手も
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不用品回収サービスとは
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