いらない鏡を処分するとき、どう捨てるべきか迷ってしまうかもしれません。鏡は基本的には自治体回収に出すことができ、50cm以内(手鏡など)なら燃やせないゴミ、50cm以上(全身鏡や鏡台など)は粗大ゴミになります。
鏡の処分方法5選
いらなくなった鏡の処分方法はおもに5つあります。
- 手鏡:不燃ごみで出す
- 鏡台や姿見:粗大ごみとして出す
- リサイクルショップで売却
- フリマアプリに出品
- 不用品回収業者へ依頼
3~5は基本的にまだ使える鏡をリユース前提で手放す方法です。鏡が割れて使えない場合は自治体の回収に出しましょう。
①手鏡は不燃ごみで出す
手鏡やコンパクト・デスクに置けるサイズのスタンドミラーは、「不燃ごみ」で捨てるのが一般的です。
不燃ごみに分類されるごみのサイズはほとんどの場合、自治体指定のごみ袋に入るかどうかで決まります。ごみに出せる形に処理した鏡が不燃ごみ用の袋に入るのなら、不燃ごみとして出して問題はありません。
ただ自治体によっては、不燃ごみとして出せるごみのサイズを指定しているところもあります。
もし割れた鏡を不燃ごみとして出す際は、ルール違反とならないよう住んでいる地区のごみ出しルールを確認するのが確実です。
②鏡台や姿見は粗大ごみとして出す
戸棚・引き出しの付いた鏡台や全身が映せる姿見は、基本的に不燃ごみとして出せるサイズを超えています。「粗大ごみ」として処分しましょう。
粗大ごみの出し方は、可燃ごみや不燃ごみの出し方と異なります。粗大ごみを出す手順は自治体によって詳細が変わりますが、大まかには次のとおりです。
- 自治体に問い合わせ、粗大ごみの収集を申し込む
- 郵便局やコンビニで手数料を払い、手数料の納付を証明する券やシールをもらう
- 処理した鏡に券やシールを貼る
- 回収日に鏡を収集場所へ持っていく
粗大ごみの収集には費用がかかります。料金は自治体によって変わってくるため、居住している自治体のホームページで確認しましょう。
③リサイクルショップで売却
なるべく早くお金に変えたい場合には、リサイクルショップをおすすめします。
リサイクルショップには幅広いジャンルがあり、店によって得意ジャンルは異なります。不用品を売る前には、ショップの得意ジャンルを見極めることが大切です。また、接客態度も見ておきましょう。お客様目線に立ったサービスを提供してくれるかどうかをチェックします。
質問したら丁寧に答えてくれるかも重要なポイントです。専門用語などを使わずに答えてくれるところは、お客様の不安を取り除こうと努めているリサイクルショップである可能性が高いです。そのようなお店には安心して買取を依頼できますね。
④フリマアプリに出品
割れたり大きな傷がついたりしておらずまだ使える鏡は、捨てずに売りに出すという選択肢もあります。
フリマアプリで商品を売るコツは、「商品説明を詳しく記載する」「商品がはっきりとわかる写真を使う」「適正な出品価格をつける」の3つです。
フリマアプリには商品の状態を記載する欄があります。この文面をより丁寧に記載することにより、購入者に安心感を与えることができます。
また出品時には購入者との後々のトラブルを避けるためにも、はっきりと商品の状態がわかる写真を使いましょう。
フリマアプリでは送料も考慮して価格設定することが大切です。価格設定が安すぎると売り上げよりも送料の方が高くなってしまうということもあります。
出品や購入者とのやりとり、梱包・発送などの作業をすべて自分でしなければなりませんが、少しでも高く売りたいなら、フリマアプリを活用してみましょう。
⑤不用品回収業者へ依頼
大きな鏡台や姿見の場合、自分で粗大ごみの回収場所まで持っていくのが難しいかもしれません。そんなときは不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者なら部屋まで回収に来てもらえるので、自分で運び出す労力や手間はかかりません。
ただし鏡が割れている場合は回収してもらえないことが多いので注意しましょう。不用品回収業者は基本的にまだ使えるものをリユース前提で回収しているので、破損した鏡は対象外となることがあります。
割れた鏡をごみとして出すときの注意点
割れた鏡の処分には、ほかのごみを出すときと異なるルールがあります。設定されているルールは、どれもごみを収集する作業員をケガから守るものです。ルールを守って、安全に鏡を処分しましょう。
紙や布に包んで出す
割れた鏡を不燃ごみや粗大ごみとして出すときは、布や紙で鏡を包むようにします。鏡の破片が飛び出し、作業員を傷付けるリスクを下げるためです。
割れた鏡をそのままごみ袋に入れると、破片がビニールを突き破って作業員を傷付ける可能性があります。実際にルールとおりに出されなかった割れ物が原因で、作業員がケガをしたという事例も報告されています。
割れた鏡をごみに出すときは厚手の布(もしくは重ねた新聞紙)で鏡を包み、ガムテープを何重にも巻いて固定しましょう。ルールを守っていないごみは収集してもらえない可能性もあるため、出し方には注意が必要です。
「ワレモノ注意」や「鏡」と書く
割れた鏡を紙や布で包んでごみ袋に入れたら、「ワレモノ注意」や「鏡」と袋に書くかメモを貼り付けるかして出しましょう。中身が危険物だと知らせることで、作業員にケガのリスクを回避できます。
割れた鏡の収集は危険を伴う作業です。しかし中身が危険物だとわかればほかのごみよりも慎重に扱えるため、ケガのリスクを減らせます。
自治体によっては鏡やガラスなどの危険な不燃ごみを出すとき、ほかの不燃ごみと袋を別にするように指導しているところもあります。
作業員にケガを負わせず無事に回収してもらうためにも、自治体ごとのルールをしっかり把握しておきましょう。
割れた鏡を扱うときの注意点
割れた鏡の処分にはケガのリスクが付きまといます。気を付けなければ破片で指を切ってしまうかもしれません。業者に頼まずごみに出すときに注意するポイントを押さえておきましょう。
軍手やゴム手袋をはめて作業する
鏡を割ってしまったとき、大きな破片は手で拾い集める必要があります。油断して手袋をせず作業をすると、鋭いふちや目に見えない破片でケガを負ってしまうかもしれません。
鏡を処理するときの手袋としては、厚手の軍手やゴム手袋がおすすめです。破片が指に触れても厚い材質の手袋をはめていれば、ケガのリスクを抑えられます。
特にゴム手袋なら滑り止め効果が期待できるので、破片を滑らせてさらに割ってしまう心配もありません。すぐに片付ける必要がなければ、厚手の手袋を用意してから作業をはじめましょう。
大きな鏡を無理に細かくしない
割れた鏡を粗大ごみに出す費用がもったいないからと、無理に大きいサイズに割れた鏡をわざわざ小さく割って不燃ごみに出すのは避けましょう。すでに割れた鏡を捨てるためさらに割ると、ケガのリスクが高くなり危険です。
どうしても鏡を自力で割らなければならない場合は、破片が飛び散らないようにガムテープを貼ったりゴーグル・軍手を装着したりと相応の準備をしなければなりません。
準備を怠れば割れた破片が目に入ったり、細かな破片を口から吸い込んでしまったりする危険があります。リスクと手間を考えれば粗大ごみとして出したり、不用品回収業者に依頼したりする方が安全で簡単です。
処理した後は周辺をしっかり掃除
割れた鏡を処理した後は、鏡が置いてあった場所を入念に掃除しましょう。残った破片でケガをするのを防げます。掃除はまず目に見える破片を拾い、つまめない程の小さな破片はホウキやチリトリで集めます。
ホウキとチリトリがない場合には、掃除機を使って破片を集めましょう。掃除機の吸い取り口に古くなったストッキングをかけると、鏡の破片でホースを傷付ける心配がなくなります。
ひととおり破片を取り除いた後は、水拭きをして仕上げます。使った雑巾は鏡の破片が付いている恐れがあるので、使用後に破棄しましょう。
じゅうたんに破片が落ちてしまった場合には、小さなかけらを粘着テープで取り除いてから念入りに掃除機をかけます。
備え付け鏡の割れ方が軽度なら自分で外す方法も
お風呂場や洗面所などにある備え付けの鏡が割れてしまった場合、どう対処すればよいのでしょうか?自力で処理してよいかどうかは、割れ方や作業への慣れで変わります。不安があるなら業者に依頼しましょう。
少々の割れであれば備え付けの鏡であっても自力で外し、ごみに出せる可能性があります。DIYの経験がある人であれば、備え付けの鏡でも比較的簡単に外せるからです。
備え付けの鏡を外す方法は以下の通りです。
- 鏡上部のツメ金具を上にスライドさせる
- マイナスドライバーを使って慎重に押し上げる
- 鏡の裏面に結束バンドやピアノ線を通す
- 壁から鏡を外す
備え付けの鏡を素人が撤去すると、鏡周辺の壁を傷付けてしまったり外した拍子に鏡を落としてしまったりするリスクがあります。ケガをしないためにも、難しいと感じたら無理せず作業をやめましょう。
風水的に割れた鏡は早めに処分が吉
割れた鏡はなんとなく部屋に置いておきたくないものですよね。
鏡には運気や生気を吸い取る力や、反射する力があるとされており、昔から神事などに用いられてきました。
割れた鏡は役目を終えたと考えられ、いつまでも家に置き続けることは縁起が悪いとされています。
風水が気になる方は、壊れた鏡はできるだけ速やかに処分しましょう。処分時における割れた鏡の清め方は以下の通りです。
塩水を含ませたきれいな布で鏡を拭く
割れた鏡の表面に軽く塩をかけて、厚紙で包むだけでも浄化することができます。
役割を果たし終えた鏡に対して、感謝の気持ちを持ってお清めをすれば、前向きな気持ちで鏡を処分することができるでしょう。
食塩などの精製塩ではなく、粗塩や海水100%で無添加のものを選ぶとより効果的です。
もっと本格的にお清めをしたい、長年愛用していた鏡だから大切に供養したいという場合は以下の通りです。
仏壇の前に鏡と水と線香を供える
仏壇の前に鏡と水と線香を供えて、感謝の気持ちを込めてお祈りをすることが供養になります。お祈りの後は、鏡を白い布に包んで捨てましょう。布の中にお清めの塩を入れておくと、より効果的です。
自分で供養する以外にも、神社やお寺で供養してもらう方法もあります。神聖な場所で供養をしてもらえば、すっきりとした晴れやかな気持ちで鏡とお別れできます。
割れた鏡の処分方法まとめ
割れた鏡の処分方法は?
手鏡やコンパクト・デスクに置けるサイズのスタンドミラーは、「不燃ごみ」で捨てるのが一般的です。戸棚・引き出しの付いた鏡台や全身が映せる姿見は、基本的に不燃ごみとして出せるサイズを超えているため、「粗大ごみ」として処分しましょう。
割れた鏡をごみとして出すときの注意点は?
鏡の破片が飛び出し作業員を傷付けるリスクを下げるため、割れた鏡を不燃ごみや粗大ごみとして出すときは、布や紙で鏡を包むようにしましょう。割れた鏡を紙や布で包んでごみ袋に入れたら、「ワレモノ注意」や「鏡」と袋に書くかメモを貼り付けるかして出しましょう。
鏡はルールに従って正しく処分を
鏡は基本的に自治体のごみ回収に出せます。リサイクルショップに売ったり不用品回収業者に引き取ってもらったりする手もありますが、割れている場合は受け付けてもらえません。
また割れた鏡の処理にはケガのリスクが付き物です。ごみとして出す人だけでなく回収する作業員にも、同じように危険があります。自治体ごとに定められたルールをしっかり確認して、割れた鏡を正しく捨てなければなりません。
まだ使える鏡であれば不用品回収業者に依頼する手も
割れた鏡は回収してもらうことはできませんが、家にまだ使える鏡がある場合は「ミツモア」で不用品回収業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
自宅まで引き取りにきてもらえる上、トラックに積み込める分であれば定額で回収してもらえるパックプランも多いので、大掃除や引越しに伴う不用品処分におすすめです。
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