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ピアノの処分方法5つと費用相場|無料処分はできる?

最終更新日: 2023年03月16日

使わなくなったピアノや引っ越しで手放さなければならないピアノ、廃棄してしまうのはもったいないと思っている人も多いのではないでしょうか。

ピアノを手放す時に使える5つの方法と費用相場についてご紹介します。

ピアノの処分方法は主に5つ!まずは買取査定がおすすめ

ピアノの処分に関するフローチャート

 

ピアノの処分を検討している場合、まずは買取査定を行うのがおすすめです。種類や状態によっては購入後30年以上経っていても、値段が付く可能性があります。

買取金額がつかなかった場合は、不用品回収業者に依頼するとラクです。費用はかかりますが、運び出しから行ってくれる上に、時間の融通もききます。

近くにピアノを必要としている知り合いがいたり、施設があれば、譲ったり寄付するのも1つの方法です。

処分方法5つを費用相場と合わせて見てみましょう。

処分方法 費用相場
専門業者に買い取ってもらう 無料
不用品回収業者に依頼する 2万~5万円
粗大ごみで出す 2,000円程度
知人に譲る・寄付する 無料

※配送料がかかる

ネットオークション・フリマアプリで出品する 無料

※配送料がかかる

ピアノの種類別おすすめ処分方法

ピアノの種類によってもそれぞれおすすめの処分方法があります。

どの種類もまずは買取査定に出して値段が付くか確認することをおすすめします。値段が付かなかった場合の処分方法は以下の表を参考にしてみてください。

ピアノの種類 おすすめの処分方法
グランドピアノ 不用品回収業者
アップライトピアノ 不用品回収業者
電子ピアノ ネットオークション・フリマアプリ

知人に譲る・寄付する

粗大ごみで出す

グランドピアノやアップライトピアノはサイズが大きく重いため、引き取り時に搬出も行ってくれる業者に依頼するのがおすすめです。

またオークションやフリマアプリなどで出品すると、高額な配送料が発生してしまうため、できるだけ安く処分したいという人にはおすすめできません。

電子ピアノの場合は買取業者に買い取ってもらえないことが多いですが、ネットオークションやフリマアプリに出品すると売れやすくなります。グランドピアノやアップライトピアノに比べてサイズも小さいため、知人などにも譲りやすいでしょう。

①専門業者に買い取ってもらう

ピアノの査定をするひと

ピアノの処分を検討したら、まずは買取査定を依頼しましょう。

メリット
  • 処分に費用がかからない
  • 値段が付けば臨時収入が入る
デメリット 電子ピアノは買い取ってもらえないことが多い

調律が済んでいなくても、キズがあっても値段が付くことが多いです。

ネットや電話でピアノの情報を伝えるだけで、査定してもらえる買取店もあるため気軽に依頼できるため、1度査定してもらうことをおすすめします。

買取査定には以下の情報が必要になります。あらかじめ準備しておきましょう。

  • ピアノのメーカー
  • 型番と製造番号
  • ペダルの本数

アルファベットと数字が「モデル名」、4桁以上の数字が「製造番号」を表しています。

アップライトピアノの場合は天板上のふたをあけて正面右側に、グランドピアノは1番上の蓋を開けて高音側のフレームに記載されていることが多いです。

買い取ってもらえるピアノの条件

業者によって買取の条件は異なりますが、以下の条件を満たしていると買い取ってもらえることが多いです。

【大きな故障やダメージがなく、音が鳴る状態】

少しキズがあったり、調律が済んでいなくても、演奏できれば値段がつくことが多いです。万が一値段がつかなくても、無料で引き取ってくれる業者もあるので、複数社から買取査定をしてもらうとよいでしょう。

【製造からおよそ30年以内】

買取できるピアノ年数は種類によって異なります。

グランドピアノ 50年以内
アップライトピアノ 30年以内
電子ピアノ 10年以内

グランドピアノの場合、希少性も加味して買取金額が決まります。そのため古いから値段が付かないとは限りません。

一方電子ピアノはモデルチェンジが頻繁で価格の下落が早いので、買取をしてくれない業者もあります。

ヤマハ・カワイの買取相場

ここでは買取金額の参考のため、ピアノの2大メーカーであるヤマハとカワイの買取相場を紹介します。

ヤマハのピアノ

グランドピアノ Gシリーズ(G1、G1Bなど) 1万~20万円
Cシリーズ(C2、C3など) 10万~70万円
アップライトピアノ Uシリーズ(U1D、U2Aなど) 1万~14万円
YU/YUSシリーズ(YU1、YUS1など) 15万円~30万円

カワイのピアノ

グランドピアノ RXシリーズ 35万~45万円
NXシリーズ ~35万円
KGシリーズ(KG1C、KG2など) 4万~15万円
アップライトピアノ BLシリーズ(BL12、BL31など) 2万~4万円
BSシリーズ(BS10、BS1A) ~7.5万円

おすすめの買取業者

ピアノの買取をしてもらう際には、楽器を専門的に扱う買取業者を選びましょう。

楽器専門ではない買取業者の場合、販路や顧客が確立していないため、買取金額が相場よりも安くなってしまうことが多いです。

ここではおすすめの買取業者を3社ご紹介します。

【ヤマハピアノサービス】

買取を行っているのはヤマハ製のピアノのみですが、社会貢献にも力を入れるヤマハでは、買い取ったピアノを修理して再生させ、次の人の元へ届けられます。

査定結果がすぐにわかるのも魅力の1つです。

出張料金 無料
運送料金 有料(搬送料込みで査定)
特殊搬出料金 無料
査定までにかかる日数 当日
入金までにかかる日数 1週間~10日
対応エリア 全国(沖縄、離島を除く)
参照:ヤマハピアノサービス株式会社

【タケモトピアノ】

タケモトピアノはユニークなCMで知っている方も多いのではないでしょうか。

ピアノ買取台数全国1位を誇る買取数の多さや、知名度から得られる安心感が魅力的です。

出張料金 無料
運送料金 無料
特殊搬出料金 無料
査定までにかかる日数 電話:即時

ネット:数日

入金までにかかる日数 当日現金払い
対応エリア 全国
参照:タケモトピアノ

【伸和ピアノ】

クレーム0件を売りにしているピアノ専門買取サービスです。出張査定はもちろん、搬出も基本無料で行ってもらえ、ピアノ関連の付属品処分も対応してくれます。

出張料金 無料
運送料金 無料
特殊搬出料金 有料
査定までにかかる日数 電話:即時

ネット:1営業日以内

入金までにかかる日数 当日現金支払い・3日後までに振込
対応エリア 全国(北海道一部、沖縄、一部離島を除く)
参照:伸和ピアノ

②不用品回収業者に依頼する:2万~5万円

ピアノを運び出す

「できるだけ手間をかけずに早く処分したい」「ピアノ以外にも引き取ってほしい不用品がある」という方は不用品回収業者への依頼がおすすめです。

メリット
  • 即日処分可能
  • 不用品をまとめて処分できる
デメリット 料金が割高
費用相場 1万~5万円

また業者にピアノの処分を依頼する場合には、以下のことを伝えるとスムーズに回収作業が行われます。

  • メーカー名
  • 型番
  • ピアノの設置場所
  • 他に処分したいものがあるか

買取査定で値段が付かなかった場合は不用品回収業者に依頼するのが、1番手軽な方法でしょう。

ピアノ回収の費用相場

回収の費用相場はピアノの種類で異なります。

グランドピアノ 4万~5万円
アップライトピアノ 2万~3万円
電子ピアノ 1万円程度

また費用の内訳は以下の通りです。

  • 搬出費用
  • 運送費用
  • 解体組み立て費用(ピアノが大きくて運び出せない場合)

2階以上の場所から搬出する場合は、追加料金が加算され高額になる可能性があります。

正確な費用は不用品回収業者に見積もりを依頼して確認しましょう。

信頼できる不用品回収業者を選ぶコツ

業者の中には回収したごみを不法投棄したり、法外な料金を請求してきたりする悪徳業者も存在します。

不用品回収業者を選ぶ際には以下の4点を確認しましょう。

  • 料金の内訳をはっきり示している
  • 一般廃棄物の許可証を持っている
  • 賠償責任保険に入っている
  • 口コミに悪評が集まっていない

最低でも3社以上から見積もりを取って、料金やサービス内容などを比較することで、安心して任せられる業者を見つけることができますよ。

関連記事:優良な不用品回収業者の選び方|確認すべきポイントや悪徳業者の特徴

不用品回収業者に見積もりを依頼する

③粗大ごみで出す:2,000円程度

粗大ごみ集積場

ピアノの処分方法として粗大ごみとして出すのも1つの方法です。

しかし実は、ピアノは粗大ごみとして回収できない場合が多いので、処分の前に必ず自治体のごみ出しについて確認しておきましょう。

メリット 安く処分できる
デメリット 粗大ごみとして処分できない自治体が多い
費用相場 2,000円程度

ピアノを粗大ごみで出すときの手順は以下の通りです。

  1. 粗大ごみ収集センターに電話またはネットで事前申し込み
  2. スーパーやコンビニで自治体の粗大ごみ処理券を購入
  3. 処理券をピアノ見やすいところに貼る
  4. 収集日当日、指定時間までに指定場所にピアノを搬出してお

粗大ごみとして処分する場合、搬出は個人で行わなければなりません。東京都では高齢者や障害を持つ方を対象に運び出し収集を行う自治体もあるので、ホームページを確認してみるとよいでしょう。

自治体でピアノの処分はできない?

重くて大きいピアノは解体するのが困難なため、粗大ごみとして回収してくれる自治体はほとんどありません。特にピアノ線の分解は専門知識が必要な作業になります。

しかし比較的軽量でピアノ線のない「電子ピアノ」であれば、粗大ごみとして回収してくれる自治体があります。

自治体によって回収を行っているかは様々なので、ホームページまたは直接問い合わせて確認しましょう。

また役所がピアノの回収や処分を行う専門業者を紹介してくれる場合もあるので、自治体で回収できなかった際には相談してみてください。

ピアノを自分で解体するのはおすすめしない

ピアノの解体・分解は非常に難しいため、自分で行うのはやめましょう。

特に金属フレームの解体は難しいでしょう。金属フレームの解体には専門の工具が必要となるため、解体のために工具から揃えなければなりません。

基本的に解体や分解が必要な場合は専門の業者に依頼するのをおすすめします。

④知人に譲る・寄付する

ピアノを演奏する手元

まだ演奏できるピアノであれば、知人に譲ったり、寄付するのも良い方法でしょう。

メリット 大切に使っていたピアノを再び演奏してもらえる
デメリット
  • 搬出や搬入が大変
  • 配送料がかかる場合がある

近くの知り合いであっても、重くて大きいピアノを運び出すのは難しいですよね。運び出しや運搬の際には専門の業者に依頼するのがおすすめです。

ジモティーで譲る

ピアノを譲る先として真っ先に思い浮かぶのが友人・親戚・知人だと思いますが、知り合いにピアノを欲しがっている人がいない可能性もありますよね。

近くに譲る先が見つからない場合は、「ジモティー」で探すのがおすすめです。

ジモティーは不用品の譲渡を仲介するサイトで、地域や条件などを限定して出品できます。

地域や条件を設定することで、近くの人に譲ることができ取引がしやすくなります。配送料も抑えることができるため、知り合いで譲り先が見つからない場合は活用してみてください。

運び出しは業者に依頼しよう

ピアノを譲る際に困るのは、運び出しや配送ですよね。費用を抑えるためにも自力で行いたいところですが、難しく危険な作業になるため専門の業者に依頼することをおすすめします。

運搬費用はピアノの種類や業者によって異なりますが、目安は以下の通りです。

~10km ~20km ~30km
グランドピアノ 31,417円 33,800円 39,260円
アップライトピアノ 18,200円 20,150円 22,100円
電子ピアノ 13,000円 14,300円 17,330円

できるだけ安く処分したい場合は、受け取り手に配送料を負担してもらうことも可能です。

おすすめの配送業者

自分で配送業者を手配する場合、どんなところに依頼すればいいかわからないという人もいると思います。

ここではおすすめの配送業者を2社ご紹介します。

【ヤマトホームコンビニエンス】

クロネコヤマトが専門業者と提携して行っている楽器輸送サービスです。

土日祝日もネットから予約することができ、手軽に配送を依頼できます。グランドピアノから電子ピアノ、またそのほかの楽器も取り扱ってくれるため大きなピアノでも安心して任せられますよ。

参照:ヤマトホームコンビニエンス

【日本ピアノ運輸株式会社】

半世紀にわたりピアノ運送を専門的に行ってきた会社です。これまでに100万台ものピアノを扱ってきた実績があるので、安心して作業を任せられます。

またピアノの保管も1日200円で対応してくれるため、引っ越しで少しの間ピアノを預けたりすることも可能です。

参照:日本ピアノ運輸株式会社

⑤ネットオークション・フリマアプリに出品する

アプリで出品する

買取業者で値段が付きにくい電子ピアノは、ネットオークションやフリマアプリの方が売れる場合があります。

メリット
  • 買取業者で値段が付かなくても、売れる可能性がある
  • 自分で値段を設定できる
デメリット 配送業者に手配したり、出品作業に手間がかかる

運搬費用の相場は「知人に譲る・寄付する」の運び出し業者についての記述で示した通りです。

出品の仕方と注意点

「ヤフオク!」や「メルカリ」に出品する際の写真は、キズや汚れも写し、ピアノの状態がはっきりとわかるものを使用しましょう。

また購入者とのトラブルを避けるために以下のような商品情報を記載してください。

  • ピアノの種類(機種名とブランド名)
  • 購入した時期
  • ピアノのサイズ
  • キズや故障している部分と程度
  • 配送料と負担者

配送料は自分で負担したくない場合、購入者負担にすることもできます。その場合値段が高くなるため、売れにくくなることを理解しておきましょう。

配送業者は「知人に譲る・寄付する」で記述したおすすめの配送業者を参考に選んでみてください。

電子ピアノは「メルカリ」で売るのがオススメ!

製造から10年以上経っている電子ピアノは、業者に査定を依頼しても値段が付かない場合がほとんどです。

ネットオークションやフリマアプリで出品すると数万円で売れる場合があるのでおすすめです。

中でも「メルカリ」は主婦層が多く利用しており、ファミリー向けの商品が売れやすい傾向があるため、電子ピアノを売る際には「メルカリ」を活用するのが良いでしょう。

「ヤフオク!」と「メルカリ」の価格相場を比較すると以下の通りです。

メルカリ 2万~5万円
ヤフオク! 1万~3万円

価格相場を見ても、「メルカリ」のほうが高額で売れる可能性が高いですね。

楽譜やピアノ椅子も売れやすい

ピアノを出品する場合には、楽譜やピアノの椅子など付属品の出品も検討してみましょう。

ピアノと一緒に出品することで、売れやすくなる可能性もあります。

不要だからと捨ててしまうのはもったいないので、小物系も出品することをおすすめします。

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いかがでしたか?ピアノの処分方法についてご理解いただけたでしょうか。

なるべく早く楽にピアノを処分したい場合や他にも処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

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不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ

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  • 見積もり金額
  • 口コミ評価
  • 対応の丁寧さ

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FAQ:不用品回収で回収できないものについて