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アボカドの剪定ってどうやるの?剪定の必要性や育てるコツを紹介

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最終更新日: 2023年03月31日

アボカドを健康に育てるためには剪定が必要です。しかし具体的にどのようなタイミングで剪定するのがよいのでしょうか?剪定に適した時期や剪定方法などアボカド剪定のコツを中心に、アボカドを育てる基本的なポイントを紹介します。

アボカドには剪定が必要?

アボカド

アボカドはクスノキ科ワニナシ属の常緑高木です。育てる際のポイントはいくつかありますが、この記事では「剪定が必要なのかどうか」を中心に解説を進めます。

まずはアボカドに剪定が必要なのか、そしてなぜ必要なのかを見ていきましょう。

成長力の高いので剪定が必要

アボカドは非常に成長力の強い木です。そのため放置しているとあっという間に成長し大きくなります。

成長とともに枝葉が増えると風通しが悪くなり、内部まで十分な日光が届かなくなることもあるのです。

風通しや日当たりのよい場所を好むアボカドにとって、茂り過ぎた枝葉が順調な生育の妨げにもなることが考えられます。定期的に剪定することで、健やかに成長しやすい環境を整えられるのです。

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剪定はアボカドの害虫・病気対策にもなる

アボカド

茂り過ぎた枝葉を取り除き、風通しや日当たりを確保するのが剪定の役割です。これは病害虫対策としても役立ちます。

木がダメージを受けるのを避けるために、適宜剪定することが大切です。

害虫対策としての剪定

枝葉が混み合っている木は虫にとって隠れる場所が多くあり、居心地がよいものです。アボカドを剪定せずに育てていると、葉にイモムシなどの害虫が付くことがあります。

イモムシはアボカドの葉を食害するため、見つけたら取り除かなければいけません。また単に食害されるだけでなく、害虫をきっかけとしてアボカドが病気にかかることもあるのです。

適度に枝を剪定することで、害虫を寄せ付けない環境を作ってあげましょう。

病気対策としての剪定

生育旺盛なアボカドですが、剪定せずにいると内部の風通しが悪くなり「炭そ病」という病気の原因になります。

葉に黒褐色の斑点ができ、どんどん広がって葉が枯れてしまう病気です。葉がなければ光合成ができないため、養分を生み出すことができません。

観葉植物としてアボカドを育てている場合、葉が枯れて減ってしまうと見た目にも悪いため、早期に発見して対処することが大切です。

アボカドの剪定における注意点

剪定バサミ

病害虫を防ぎ健康なアボカドを育てるためには、剪定が重要ということが分かりました。

では具体的にどのように剪定すればよいのでしょうか?時期や部位についての注意点を知り、正しく剪定しましょう。

適した時期に行おう

まず大切なことは、適した時期に剪定することです。具体的には木の成長が遅くなる「冬」が向いています。剪定しても木への負担が少ないといわれているタイミングです。

また「3~5月」ごろも、成長し過ぎている枝や細い枝を切り落とすのによい時期といえます。全体の様子を見ながら剪定ばさみで整えましょう。

適期以外に剪定をすると、不要な枝葉だけでなく新しい枝や花芽も切ってしまう可能性があるため、注意が必要です。

剪定する部位

剪定する部位も大切なポイントです。「摘芯」と「透かし剪定」という目的の異なる2種類の剪定があり、それぞれ切る枝が違います。

摘芯はアボカドがある程度の高さに育った段階で行う剪定です。育てたいと思っている高さで頂点を剪定し、成長を遅らせます。

内部の風通しや日当たりを確保するために行う剪定が、透かし剪定です。枯れている枝・細い枝・下向きの枝など状態のよくない枝を優先的に切り、アボカドが成長しやすいよう整えます。

2種類の剪定を実施することで、育てやすいサイズでアボカドを適切に管理可能です。

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アボカドの育て方

白い板とミニプレートの上にカットして置いたアボカド

剪定の他にもアボカドを育てるために大切なポイントがあります。環境・水やり・肥料などのポイントを押さえ、適切なお手入れを行いましょう。

育成環境

中南米原産のアボカドは、日当たりがよく乾燥した暖かい場所を好みます。

そのためプランターで育てるなら日がよく当たる、風通しのよい場所に置きましょう。ただし風通しがよくても北風が強い場所は向いていません。

また寒さに弱いため、秋冬の寒い季節には室内での管理が向いています。プランターごと室内に取り込み、日当たりがよい場所に置きましょう。

水やりのタイミング

水やりは「2~3日に1回程度」で十分です。土の表面をチェックし乾いていたら、鉢底から水が出てくるくらいたっぷり水やりします。

ただし春から秋にかけての生育期は水切れを起こしやすい時期のため、乾燥し過ぎないよう注意しましょう。水やりをしたばかりでも、葉が元気なくしおれた様子をしているときには、水切れしている可能性があります。

冬になり成長スピードが遅くなる時期には、生育期ほど水を必要としません。水やりの頻度を抑えることで、根が腐るのを防げます。

肥料

生育期の春から秋にかけて、アボカドはどんどん成長します。そのため窒素・リン酸・カリウムが同じ割合か、リン酸が少し多めの緩効性化成肥料を置き肥し規定量与えましょう。

また即効性のある液体肥料は、アボカドの状態を見て利用するか決定します。花付きがよく開花が多いときは、その分多くの養分を必要とするため、液体肥料を併用するのがおすすめです。

植え付け方

アボカドの植え付けに適しているのは「5~6月」ごろです。植え付ける株をそのままの大きさで楽しむ場合には、枝葉を半分ほどに整理し、根に付いた土も約1/3取り除き、新しい土を加えて植え込みます。

成長させたいなら、1~2回りくらい大きなプランターを用意して植え替えましょう。土は水はけのよい酸性を好みます。赤玉土と腐葉土を7:3で配合し作ってもよいですし、市販の観葉植物用の土でも栽培可能です。

さらに大きく育てたいなら庭に植え付ける方法もあります。地植えをするときには、2週間ほど前に腐葉土を約3割混ぜ込みます。植え付け後は支柱を添えて支えにすると、まっすぐ茎が伸びていきやすいでしょう。

アボカドを増やすには?

アボカド 若い女性

栽培しているアボカドを気に入ったなら、簡単に増やすことも可能です。代表的な増やし方2種類を紹介します。

挿し木で増やす

アボカドを増やす1つ目の方法は「挿し木」です。アボカドの枝を切り取り新しい株として育てるため、種から栽培するよりも早く成長します。

まずは挿し木するための枝を用意し、先端3枚くらいを残して葉を取り除き「挿し穂」を作ります。1~2時間水に浸けてから、土に挿したっぷり水を与えましょう。

根が出るまでは乾燥に注意しながら管理し、発根したら植え付けます。挿し穂を作るときには挿し木用に枝を用意してもよいですし、剪定した枝を使うことも可能です。

新たな種を用意する

2つ目は「種」から増やす方法です。発芽まで1カ月ほど時間はかかりますが、比較的簡単に育てられます。気温が20度くらいある5~8月に始めると、芽が出やすいでしょう。

種はスーパーで販売されているアボカドの中に入っているものを使えばOKです。アボカドを食べたら種をきれいに洗い、下記の手順で育てます。

  1. 表面の薄皮をはがす
  2. 鉢に鉢底石と赤玉土を入れ、とがった方を上にして種を植える ※種は半分くらい土から出しておく
  3. 水やりをしながら明るい室内で栽培する

水耕栽培で育てることも可能です。薄皮をはがした種の下半分が水に浸かるように容器へセットすれば、徐々に根が出てきます。

庭木の剪定はいくらでプロに依頼できる?

剪定をして害虫や病気から守ろう

アボカド

生育旺盛でどんどん育つアボカドを管理するときには剪定が重要です。茂り過ぎた枝葉をそのままにしていると、内部の風通しや日当たりが悪くなり、アボカドの好む環境ではなくなります。

その結果アボカドが病害虫の被害に遭いやすくなるのです。そこで冬や3~5月には、不要な枝を切り取る「透かし剪定」を実施しましょう。好みの樹高で育てられるよう、生長点をカットする「摘芯」も行います。

定期的な剪定と適切なお手入れを実施し、病害虫に負けない健康なアボカドを育てましょう。

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