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ガーデンシュレッダーのおすすめ11選!選び方やポイントを解説

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最終更新日: 2024年02月16日

ガーデンシュレッダーは集めた草や剪定枝の処分に力を発揮する優れものです。

主な種類や原動力など概要を解説しながら、おすすめ機種についても紹介します。

ガーデンシュレッダーとは?

ガーデンシュレッダー

樹木や草花の手入れをする上で、除草や剪定は欠かせない作業です。「ガーデンシュレッダー」を備えておくと、その後の対応に大きく役立ちます。

効率的な作業に力を発揮するガーデンシュレッダーとは、どのようなものなのでしょうか。概要について確認します。

枝や草を細かくして廃棄できる

ガーデンシュレッダーは枝や草を粉砕し、全体の分量をコンパクトにできる機械です。かさばる廃棄物を小さくまとめられるので、庭を不要な枝で占領してしまうこともなくなります。

硬い枝をゴミ袋に入れると突き破る、少ししか入らないといったこともよくありますが、小さく砕けばそのような問題も解消できます。

ウッドチップや堆肥に活用できる

ガーデンシュレダーで裁断すれば、ウッドチップとして活用することが可能です。ムダにすることなく自作のウッドチップをガーデニングで再利用できます。

粉砕した枝や草は堆肥としての効果が得られる点も魅力です。自然に寄り添いながら土作りができるため、よりよい用土を必要とする家庭菜園には恰好の堆肥になります。

人気のガーデンシュレッダー

ガーデンシュレッダーの概要や商品選びのポイント、主要メーカーについて解説してきましたが、ここからは、具体的な機種について見ていきましょう。

いくつものメーカーが、数多くの商品を世に送り出しています。その中から4つのカテゴリーに分けて、おすすめ商品を紹介します。

まずは市場で人気のガーデンシュレッダーです。

ミナトワークス「MGS-1510Si」

ネット上での評判も高く、通販サイトではトップクラスの売り上げを誇る人気モデルです。高強度の金属製ギアをセットしているため、十分な粉砕力を備えています。

枯れ葉や枯れ枝と違って、生の葉やツタは絡まりやすいものです。同モデルでは、投入する枝葉の大きさによって、効率よく粉砕するために入り口が分かれています。

操作するスイッチの部分には、防塵カバーで保護されています。耐久性と操作性に配慮しており、長期にわたって愛用できるでしょう。

Ryobi「GS-2020」

一般住宅の庭や周りに住宅があるミニ菜園などでは、騒音が迷惑となるケースがあります。そのためできるだけ静かな機種を使用することが望まれます。

本機は静音性に優れた設計で、音を気にせず使用できるモデルです。安心して剪定後の枝や草を処理できます。

大手メーカーRyobiが手掛ける機種なので、部品の調達がしやすく、メンテナンスの面でも不安がありません。本体の設置する大型バケツには、ゴミ袋を直接セットできるので、後処理も簡単です。

YARD FORCE「YF5458」

「YARD FORCE」は北米を中心とする世界14カ国で、園芸アイテムの販売を展開するブランドです。プロ仕様の機材や電動工具をはじめ、家庭用の商品も豊富に取り扱っています。

本モデルの特徴は小さな葉やワラなど、柔らかく断裁しにくいものでも、確実に粉砕してくれる点にあります。堆肥や腐葉土にしたいという向きには最適な機種といえるでしょう。

4本脚で支える設計で、強い振動が加わっても転倒の心配はありません。パワーも家庭用としては十分で、45mmの太さの枝でも難なく粉砕します。

ギア式のガーデンシュレッダー

続いてギア式についておすすめ機種を厳選して紹介します。使いやすさが魅力のギア式から、好みのタイプを見つけましょう。

山善「YRM-35A」

粉砕作業をしていて困ることが、伐採した枝が備え付けの粉砕ボックスに入りきらないことです。そのたびにゴミ袋に移すなどの手間がかかってしまいます。

本モデルでは55lの大容量ボックスを設置しているため、剪定した枝がたくさんあっても、一度で断裁処理することが可能です。ボックス交換の煩わしさから解放してくれるでしょう。

本体下部には大口径の車輪が付いています。移動のしやすさは抜群で、非力なユーザーでも簡単に移動できるモデルです。

キンボシ「MLG-1520」

モーターの性能によってはオーバーヒートを避けるために、一定の時間以上の使用で機械を休ませなければいけない機種があります。途中で作業を中断すると、処理の効率は大幅に低下してしまうでしょう。
本機ではモーター焼損防止機構を搭載し、長時間の連続使用を可能にしています。

もしも焼損トラブルが発生しても、復帰スイッチで改めて作業を再開できます。電源コードも10mと長く、場所の制約を受けずに使える機種です。

インターファームプロダクツ「LSG-2100」

直径が35mmという太い枝でも、高速粉砕で確実に処理するモデルです。その秘密は強力なパワーにあります。最大出力1,500Wを誇り、安定した動作を約束する機種です。

他の製品では乾燥させた枝や草にしか対応しないものもあります。ギア式を採用する同機の刃なら、生の木や草でも構わず粉砕する能力を備えているのです。

処理スピードの高さを持ちながら、低振動、静音設計と、住宅地での使用にもぴったりです。周囲の目を気にせずに安心して使用できます。

カッター式のガーデンシュレッダー

 パワーを求める向きに、カッター式のタイプを選りすぐって紹介します。硬い枝にも負けない力強い4機種を見てみましょう。

藤原産業「EL-007」

粉砕作業で最も大切なことは、安全性が確保されていることです。カッター式で回転刃を使用したモデルに対して、刃の装着が甘いときのケガを心配をする人は多いでしょう。

本機は特別なスクリューネジを採用し、ネジが緩んでいる場合には作動しない設計となっています。そのため事故を未然に防止できて安心感を持てます。

本体は軽量で移動もスムーズです。女性や高齢者でも手軽に使用できる点も魅力です。

ミナト「MGS-1501A」

高性能の回転刃を採用し、枝木を細かく粉砕します。もとの大きさと比べて1/5~1/10 にまで小さくするので、ゴミとして処分するのも簡単です。

処理スピードも高速で、1,500Wのモーターで力強く速やかに裁断します。そのため作業時間を短縮し、効率的に処理できるのです。

チャイルドロック機能も備えているので、小さな子どものいる家庭でも安心して使えます。本体コードは10mのロングコードを採用しており、場所の制約もありません。

Bonarca「ガーデンシュレッダー」

直径2.5cmまでの枝をチップ化したり堆肥化したりできる、家庭向けガーデンシュレッダーです。

手軽に使用できるように設計されている本機は、長時間の使用で負担がかかると自動的に電源がオフになります。焼損事故などを防ぐための安全対策は万全です。

本体は比較的にコンパクトなサイズで、小柄なユーザーでも持て余すことはありません。キャスターも備わり移動もラクラクです。

ベルソス「VS-GE13」

かさばって置き場の困る剪定枝も、およそ1/10のサイズにまでカットして大幅な容量減を実現します。

電源コードは最低限の35cmとなっており、まとわり付いて作業を邪魔することもありません。場所を移動したい場合は市販の延長コードを利用しましょう。

モーターに負荷がかかり過ぎても、ブレーカー機能が働き自動で電源がオフになる仕様です。誤作動や故障を防ぐ気配りの設計で安全を確保します。

ガソリンエンジンのガーデンシュレッダー

ガソリンエンジンはパワフルに駆動させてくれる動力源です。作業スピードと断裁の力強さを求める人にはもってこいのタイプといえるでしょう。

熱心なガーデニングファンやプロからの評価も高い3タイプをチェックです。

ハイガー産業「ウッドチッパー粉砕機」

小型かつ強力な機種を望むなら、エンジン駆動の本機はいかがでしょうか。家庭用でありながら、太めの枝や硬い竹も一気に粉砕します。

傾斜を付けた投入口から入れるので、枝や草の自重で半自動的な粉砕を可能にしています。最大105mmまでの木材処理が可能なパワフルさです。

大口径のタイヤを装備しているので、移動のしやすさにも優れたモデルです。舗装していない道や土の上でも、スムーズに動かせます。

2種類の粉砕方式

ガーデンシュレッダーで粉砕した落ち葉

枝や草の処理に力を発揮するガーデンシュレッダーには、大きく分けて2種類あります。それぞれ粉砕する方法が異なり、その他の特徴にも違いがあるのです。

各々の家庭に合ったタイプを選ぶ際の参考にしてもらえるよう、2つのタイプについて詳しく見てみましょう。

ギア式 カッター式
処理できる枝 雑草、普通の枝 硬い枝・太い枝
処理スピード 遅い はやい
音の大きさ 小さい 大きい
管理のしやすさ 刃の付け替えの必要なし 刃が欠けやすく細かなメンテが必要

使いやすいギア式

「機械の扱いは苦手なので、できるだけ使い方が簡単なものが欲しい」そのような家庭には「ギア式」をおすすめします。使いやすさが魅力です。

歯車型の形状をしたギアで、不要な草木を砕いていく仕様となっています。裁断した枝は比較的粗めで、ウッドチップを作る際は何度か通す必要がありますが、通常のゴミ捨てであれば使い勝手がよいでしょう。

紙類のシュレッダーのような感覚で手軽に使用できる点にも、安心感があります。優れた静音性があり、巻き込みも少ないギア式は、機械の操作に苦手意識がある人でも操作しやすいでしょう。

パワーのあるカッター式

大型の樹木を育成している場合、剪定した枝が太く硬いこともあります。強固な枝を砕くには、相応の能力が求められるものです。

パワーを重視して選ぶなら「カッター式」が向いています。速さも粉砕能力も高いため、安定した処理が期待できるのです。

実際にプロの造園業者や庭師といった専門家が選ぶのは、圧倒的な割合でカッター式が多いといえます。それだけ優れた処理能力が評価されている証左といえるでしょう。

裁断方法として採用されているのは、ディスク刃もしくはカッター刃を高速で回転させる方式です。どちらの刃を使用するにしても、強力な動作を実現します。

動力源による違い

剪定された木の枝

機械にはそれぞれ作動させるための原動力が必要です。ガーデンシュレッダーにおいても、駆動させる動力源はひとつではありません。

ガソリンエンジンと電気式のそれぞれを比較し、特徴や違いを理解しましょう。

項目→燃料、パワー、持ち運び、メンテナンス

ガソリン式 電気式
燃料 ガソリン 電気
パワー(用途) 強い (業務用) 普通 (家庭用)
持ち運び しやすい コードがあり、難しい
メンテナンス エンジンのメンテナンスが大変 しやすい

業務用におすすめのガソリンエンジン

「ガソリンエンジン」の魅力はその処理能力の高さにあります。パワーあふれる稼働を望む向きにおすすめの型式です。

硬い剪定枝であってもガソリンエンジンを採用していれば、力強く裁断できます。太い竹でも難なく処理できるでしょう。

粉砕スピードの速さもガソリンエンジンならではです。パワフルな動作で次々とチップにしていきます。

設置場所を選ばない点でも、利便性の高さが感じられます。コードでつながっていないので、好きな場所に設置できるのも利点です。

一般家庭におすすめの電気式

一般家庭でのガーデニングで使用するなら「電気式」が適しています。ファミリーユースのシュレッダーでは、電気式がとても高いシェアを占めています。

中にはバッテリー式もありますが、そのほとんどは電源コードを使用し、コンセントから電気の供給を受けるタイプです。

そのため設置場所に制約があるともいえますが、家庭で使うことを考えると、そう大きな問題にはなりません。延長コードで、ある程度の範囲はカバーできるでしょう。

「ミニ菜園なので太い幹や枝を持った樹木はない」「自宅でコンパクトな庭造りを楽しんでいる」そのような家庭には打ってつけの動力源です。

ガーデンシュレッダーを選ぶポイント

袋詰めされた剪定後の枝

ガーデンシュレッダーには豊富な機種がラインナップされています。そこから自分の環境に合ったタイプを選ぶためには、いくつもの特徴を吟味することが求められます。

検討が甘いと購入後に後悔しかねません。そこで機種選びのポイントについて、4つの視点で解説します。

パワーの目安になる最大粉砕枝径

パワフルな稼働や粉砕処理時間のスピードを求めるのであれば「最大粉砕技径」の数字に着目しましょう。値が大きいほど力強く、硬く太い枝でも安定した処理ができます。

最大粉砕技径とは「どれほど硬い木材を断裁できるか」を示すものです。径のサイズが大きいほど、扱える枝の幅も広がり、短時間で作業できます。

ガソリンエンジンで駆動する機種ともなると、極めて優れた力を見せてくれるでしょう。7cm程の枝にも対応する機種も見つかります。

迷惑にならない静音性の高さ

広い山中で作業するならともかく、周辺に住宅があるミニ菜園や一軒家が並ぶ住宅地の庭だと、作業時の騒音が近隣の迷惑になってしまいかねません。

作業する際の音の大きさにも気を配りながら、環境に合わせて機種選定をすることが大切です。

住宅街であれば静音機能が行き届いたタイプが望ましいといえます。比較的に騒音が抑えられるので、騒音トラブルを引き起こす心配も軽減するでしょう。

音が控えめな機種はパワー不足を感じてしまうかもしれません。とはいえ住宅街の一軒家の庭で育てる樹木であれば、それほど太い剪定枝を処理することもないので、十分に使用できるタイプが探せます。

耐久性があるか

作業をするに当たっては、使い慣れた道具や機械で行うことが重要になります。そのために購入したら長く使い続けられる商品であって欲しいものです。

耐久性の高い機種であるかどうかを、しっかりと見極めましょう。

屋外で使用するケースが多いため、雨や強い風、暑い空気や冷気にさらされることもあります。周囲の環境にも耐えられる強度を備えていることが、とても大切です。

断裁を行う場合、機械全体が強い振動を起こします。その負荷にも負けない構造をしている必要もあります。

加えてスイッチが並ぶ操作部にカバーがあるなど、耐久設計が施されているかのチェックも重要です。

手入れのしやすさ

操作時の振動も大きく、木屑や粉塵にもまみれるため、本体にかかる負担は大きいといえます。それだけに使用前後の手入れはとても肝心です。

投入口や排出口は、特に詰まりを起こしやすい場所といえます。カバーの取り外しがしやすいタイプだと、掃除がしやすく詰まりを防止できるでしょう。

設計自体がシンプルであることも、メンテナンスのしやすさにつながります。複雑な構造をしていると、機械に苦手意識を抱いている人にとっては、手入れをする敷居も高くなりがちです。

屋外で使用する機会が多いと、本体の下部や底の部分が汚れるため、全体を掃除しやすい形状の機種を選ぶこともひとつです。

購入前に知っておきたい知識

エステ開業資金の集め方

ホームセンターやネットショップで商品選びをして、気に入ったガーデンシュレッダーが見つかったとしましょう。それでもすぐに購入せずに、これからお伝えする情報について検討することをおすすめします。

買った後に「はじめに知っておきたかった」と後悔しないようにしたいものです。万全の知識を備えておくことで、賢く買い物ができます。

自治体によっては補助金制度がある

ガーデンシュレッダーを見てみると「けっこうな値段がするんだな」と感じる人は少なくありません。実際に決して安い買い物とはいえないくらいの金額です。

ガーデニングやミニ菜園の運営は、人々の暮らしに潤いや癒しをもたらす効果もあります。心身の健康にも寄与するガーデニングには、剪定や除草は不可欠です。

生活環境の向上といった観点から、住民に対する行政サービスの一環として、ガーデンシュレッダーの購入に補助金を支給する自治体があります。費用の軽減につながるので、住まいの自治体情報を確認することをおすすめします。

地域によっては上限金額を1万5,000円として、購入金額の1/2を負担する制度を持つ場合もあるようです。負担金額や割合はさまざまですので、行政窓口に問い合わせてみましょう。

レンタルという手段もある

剪定や除草は1年のうちで限られた時期にだけ行うものです。それゆえ「そのために買うのはもったいない」と感じる人もいるでしょう。

ならば購入せずにレンタルすることも一案です。使用する期間だけ借りることで、大きな金額を支払って購入することへの心理的負担感を軽減できるでしょう。

ガーデニングや菜園の需要が高まりを見せる中で、農業用機械や工具を扱う企業が、関連アイテムを貸し出すレンタル事業を展開しているケースが増えてきました。

レンタル先を探す方法は、インターネットが便利です。検索すれば機種と性能、そしてレンタル料について情報が簡単に得られます。

ガーデンシュレッダーで作業を効率化

ガーデンシュレッダー

ガーデニングや菜園を楽しんでいると、剪定や草刈りで出た枝や草の処理に困ることがあります。ガーデンシュレッダーはその処理に力を発揮してくれる、心強いアイテムです。

粉砕方法や動力源をはじめ、パワーや静粛性など、選ぶときにチェックすべき点がいくつかあります。自分に合ったタイプを使って、効率的な作業を実現しましょう。