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モッコウバラの剪定は花後の5~6月に!剪定・誘引方法を解説

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最終更新日: 2024年02月15日

モッコウバラはトゲのないつるバラの1種で、フェンスやアーチの装飾によく使われます。バラ科の中では病気にも強く育てやすい品種ですが、生育旺盛でどんどん枝が増えて大きくなるので、きれいに育てるには定期的な剪定が欠かせません

モッコウバラの剪定時期は5~6月(花後から花芽が付くまで)

モッコウバラ

モッコウバラの剪定は5~6月に行うのがおすすめです。

モッコウバラは一般的なバラよりも生育が早く、4〜5月頃が開花の時期なので、花が咲き終わったタイミング(5~6月)が剪定の時期になるのです。

花が落ちた後、8~9月には花芽が再び育ちはじめます。剪定の時期が遅くなるとせっかく育った翌年の花芽を切り落としてしまうことになるため、遅くても7月上旬までには済ませるようにしましょう。

冬は伸びすぎたときだけ最小限の剪定にとどめる

基本的にモッコウバラを冬に剪定する必要はありません。

ただし花付きが悪かったり、古い枝が伸びすぎて樹形を損ねてしまったりしている場合には、12〜2月を目安に冬剪定を行いましょう。

冬剪定はすでに花芽が育っている時期に行うため、切り落とす枝には注意が必要です。無作為に切ると花芽の数が減ってしまい、翌年花が咲かない可能性があります。

剪定の際には枝をよく観察し、花芽の多い枝は避け、伸びすぎた枝や古い枝を切り落とす程度に留めることが大切です。

モッコウバラの剪定・誘引に必要な道具

モッコウバラの剪定をするときは、以下の道具を用意しましょう。

  • 剪定用はさみ
  • 誘引用の麻ロープやクリップ
  • 軍手
  • ほうき・ゴミ袋

剪定ばさみ

FORESIA 剪定ばさみ|Amazon
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刃の部分が厚くて短い剪定用のハサミです。手元で直径1cm程度の枝を1本ずつ切るのに適しています。直径が2cm以上あっても、何回か切れ込みを入れることで切断可能です。

握りやすく、最小限の力で枝が切れるように設計されています。

誘引用の麻縄やクリップ

枝を剪定したあとは、理想的な樹形に合わせて枝を固定する「誘引」という作業が必要です。フェンスや支柱に枝を固定するための麻縄やクリップを用意しておきましょう。

軍手・ゴミ袋・ほうき

ゴミ袋に入った枝

剪定した後の鋭利な切り口を素手で触ると、怪我をする恐れがあります。安全のために、作業時は必ず軍手をつけましょう。

ゴミ袋やほうきは剪定したあとの枝を集めて処分するのに使います。

モッコウバラの剪定方法

モッコウバラの剪定

モッコウバラの剪定はそこまで複雑ではありません。意識すべきことはおもに以下の3つです。

  1. 古い枝や貧弱な枝、不要な枝を根元から切る
  2. 来年以降に花を咲かせたい枝を中間点で切る
  3. シュート(太い若枝)は状況に応じて切り方を変える

美しくモッコウバラを成長させるためには、剪定に取り掛かる前に、理想の樹形を具体的にイメージすることが大切です。

株をもっと大きくしたいときは、もう花が咲かない古い枝を根元で切りつつ、生きている枝を中間点で切って枝分かれと成長を促しましょう。

逆にボリュームを抑えたいときは、枝を減らす剪定を多めに行い、枝の中間点ではなるべく切らないようにしたほうが良いでしょう。

①古い枝や貧弱な枝、不要な枝を根元から切る

3年以上経った古い枝や細くて貧弱な枝には、花が咲かないことが多いです。

表面が茶色くひび割れている枝や、見るからに枯れている枝は、根元から切り落としましょう。

また、理想の樹形からはみ出ている枝や、おかしな方向に伸びている枝は、元気であっても根元から剪定してしまって構いません。

②来年以降に花を咲かせたい枝を中間点で切る

花が咲いた枝は、半分程度の長さになるように中間点で切り落とします。

こうすると、切り落としたところから枝が伸びて翌年にまた花を咲かせます。

短くしすぎて不安になるかもしれませんが、元気なモッコウバラはあっという間に枝を伸ばすので心配いりません。

③シュート(太い若枝)は状況に応じて切り方を変える

シュートは株の根元や枝のわきから勢いよく伸びる太い若枝です。ほかの枝と比べて先端がとがっており、蜜が出てベタベタしているので、見分けやすいでしょう。

モッコウバラの株をどのように育てたいかによって、シュートの扱い方は変わります。

  • 現状の大きさを維持したいとき:根元から切る
  • 今よりも樹形を大きくしたいとき:中間点で切る
  • 株の元気がないとき:切らずに誘引する

現状の大きさを維持したいとき

モッコウバラが元気で、現状の大きさを維持したいときは、伸びてきたシュートを根元から切り落としましょう。シュートは伸びるときに栄養分を吸収するので、思い切って切ることでほかの枝に養分が行きわたり、花付きがよくなります。

今よりも樹形を大きくしたいとき

モッコウバラをさらに大きく育てたい場合は、他の枝と同様に扱い、誘引して枝分かれさせたい位置で切り戻しましょう。切らずにそのまま誘引するという手もあります。

株の元気がないとき

花が少なくなってきて元気がない場合は、伸びてきたシュートを主枝として誘引し、ほかの古い枝を剪定してみましょう。古い枝を落として若いシュートを育てることで、花を咲かせる枝が増えます。

モッコウバラの誘引方法

モッコウバラ ツル ガーデニング

モッコウバラはつる性なので、フェンスや支柱に誘引することで好みの形に仕立てられます。

方法は簡単で剪定後に太い枝をフェンスや支柱に絡めて、麻縄などで固定するだけです。コツは斜めや横向きに絡ませることです。そうすると花付きがよくなり、多くの花が咲くといわれています。

太い枝を固定したら、その間を細い枝で埋めていきます。こだわりたい部分は固定して構いませんが、そのままにしておいても自然に絡まりながら成長するはずです。

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モッコウバラは思い切って剪定をしてもどんどん育つので、初心者でも比較的剪定しやすい植物です。

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