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スタッドレスタイヤの交換費用はいくら?安くする方法とタイミング

最終更新日: 2025年07月22日

スタッドレスタイヤの交換費用の工賃は、4本交換した場合で6,800円~10,000円(※)です。

工賃に加えてタイヤの本体価格がかかります。1本あたり13,000円のスタッドレスタイヤに交換した場合の費用目安は58,800円~60,000円です。

スタッドレスタイヤ交換の費用相場や安くするコツ、交換タイミングをチェックして費用を抑えて賢くスタッドレスタイヤへの交換をしましょう。

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※ミツモアにおける「車のタイヤ交換」サービスの見積もり価格より算出。

スタッドレスタイヤ交換の費用相場

作業内容 費用相場
タイヤの交換(17インチ以下) 1,700円~2,500円
タイヤの交換(18インチ以上) 2,160円~4,000円
ホイールごと交換(17インチ以下) 810円~1,400円
ホイールごと交換(18インチ以上) 1,200円~2,000円
タイヤの処分(17インチ以下) 360円~500円
タイヤの処分(18インチ以上) 480円~800円
ホイールの処分(17インチ以下) 0円~500円
ホイールの処分(18インチ以上) 0円~800円

※ ミツモアにおける「車のタイヤ交換」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

スタッドレスタイヤの交換費用はタイヤの大きさや作業内容によって変動します。

ホイールごと交換する場合は手間が比較的小さいので、1本あたりの交換費用が安くなります。

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スタッドレスタイヤ交換はどこに頼むと安い?

スタッドレスタイヤの交換を依頼できる場所は複数あり、それぞれ特徴と価格帯が異なります。

依頼先 工賃の費用目安(タイヤ4本あたり) 特徴
タイヤ専門店 4,000円~24,000円 工賃が安くタイヤの種類が豊富
カー用品店 4,400円~13,200円 セール時期を狙えば大幅な割引
ディーラー 8,000円~32,000円 工賃は高いが技術力が高い
ガソリンスタンド 4,400円~20,000円 手軽だがタイヤの在庫は少なめ
整備工場 6,800円~16,000円 ※ 地域密着型で融通が利きやすい

価格だけでなく、営業時間や予約の取りやすさ、保管サービスの有無なども比較検討することで自分に最適な依頼先を見つけられます。

※ ミツモアにおける「車のタイヤ交換」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

スタッドレスタイヤ交換の費用内訳

スタッドレスタイヤの交換費用は、大きく3つに分けられます。

見積もりを取る際は、すべての費用が含まれているか確認することが重要です。特に初めてスタッドレスタイヤを購入する場合は、ホイール代も必要になるため、予算を多めに見積もっておく必要があります。

① タイヤ交換の作業工賃

タイヤのみを交換する作業工賃の相場は、1本あたり1,700円~2,500円(※)です。車のタイヤ4本すべてを交換する場合は6,800円~10,000円が交換費用の目安です。

タイヤのみの交換を行う場合は、以下の作業も含まれます。

  • タイヤの脱着
  • 組み換え
  • バランス調整
  • 空気圧調整

ホイールごと交換する場合は組み換え作業が不要なため、工賃は810円~1,400円(※)と大幅に安くなります。

※ ミツモアにおける「車のタイヤ交換」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

② スタッドレスタイヤの本体価格

スタッドレスタイヤの本体価格は、タイヤの性能や大きさによって変動します。15インチのタイヤのみの本体価格は以下の通りです。

商品名 4本あたりの価格
BLIZZAK VRX3(ブリヂストン) 114,500円
iceGUARD7(ヨコハマタイヤ) 113,630円
WINTER MAXX 03(ダンロップ) 124,300円
X-ICE SNOW(ミシュラン) 136,400円
海外メーカー製品 65,000円~80,000円

※ ミツモア調べ(2025年7月時点)

ブリヂストンやミシュランなどの有名メーカーのタイヤは、性能が優れる分本体価格も高額です。

一方、あまり有名でないメーカーや海外メーカーの製品は本体価格が安価です。しかし性能面では有名メーカー製タイヤと比べると劣る場合があるのでご注意ください。

③ タイヤの処分費用

交換したタイヤを処分する場合は、タイヤの処分費用がかかります。

タイヤの処分費用は数百円程度です。ホイールの処分はサービスとして無料で行ってもらえることもあります。

作業内容 費用相場
タイヤの処分(17インチ以下) 360円~500円
タイヤの処分(18インチ以上) 480円~800円
ホイールの処分(17インチ以下) 0円~500円
ホイールの処分(18インチ以上) 0円~800円

※ ミツモアにおける「車のタイヤ交換」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

スタッドレスタイヤ交換の費用を安くするコツ

スタッドレスタイヤ交換費用は工夫次第で安くできます。

品質と価格のバランスを考えながら、賢く節約する方法を実践しましょう。特に毎年交換が必要な地域では、長期的な視点でコストを考えることが重要です。

① 一括見積もりで安い業者を探す

タイヤ交換の工賃は業者ごとに異なります。工賃を節約するには、一括見積もりで安い業者を探すことが重要です。

一括見積もりサイトを使うことで、簡単に安い工賃で作業をしてくれる業者を見つけられます。

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② ホイール付きタイヤを購入して持ち込む

タイヤ交換をするときは、ゴムのタイヤ部分のみを交換するか、ホイールごと交換するかの2パターンがあります。

タイヤのみの交換をする場合は、古いタイヤをホイールから取り外し、新しいタイヤを取り付ける組み換え作業が必要です。

ホイール付きのスタッドレスタイヤを購入すれば、組み換え作業が不要なので工賃を大幅に削減可能です。

ホイール付きスタッドレスタイヤは本体価格が高額ですが、2年~3年ほどで元が取れます。またタイヤ交換の作業時間も短縮され、30分程度で完了します。

製品名 タイヤの本体価格(4本あたり) ホイールの本体価格(4本あたり) 工賃(4本あたり) 総費用
タイヤのみ交換 BLIZZAK VRX3(ブリヂストン) 60,000円 6,800円~10,000円 66,800円~70,000円
ホイールごと交換 BLIZZAK VRX3(ブリヂストン) 60,000円 30,000円 3,240円~5,600円 93,240円~95,600円

※ ミツモア調べ(2025年7月)

ネット通販でホイール付きセットを購入し、取り付けのみを業者に依頼することも可能です。

なおホイールは中古品でも問題ないため、中古パーツショップやオークションサイトも活用できます。中古品を使う場合はさらに費用を抑えられます。

③ 繁忙期前の9月~10月に交換する

スタッドレスタイヤは雪道走行に向いているタイヤです。雪が降り、積もり始める頃になるとタイヤ交換の需要が大幅に高くなります。

スタッドレスタイヤへの交換におすすめの時期は、9月~10月です。

時期 交換時の特徴・注意点
9月~10月前半 早期割引などを受けられる可能性がある
10月後半~11月前半 需要が増加し始める
11月後半~12月 繁忙期で工賃が高く予約も難しい
1月以降 在庫処分セールが開催されることがある
3月~4月 ノーマルタイヤへの交換時期

スタッドレスタイヤの性能を最大限高めるためには慣らし運転が必要です。慣らし運転は以下の条件で行いましょう。

  • 時速60km以下
  • 距離200km以上
  • 乾燥した舗装路を走る

早期に交換することで、積雪が本格化する頃にはスタッドレスタイヤの性能を最大限発揮できるようになります。

④ 自分でタイヤ交換をする

必要な工具を揃えて自分でタイヤ交換を行えば、工賃なしで交換ができます

ホイール付きタイヤなら、ジャッキとレンチがあれば交換可能で、慣れれば1時間程度で作業が完了します。

工具の名称 費用相場
油圧ジャッキ 3,000円~7,000円
ジャッキスタンド 4,000円~6,500円
クロスレンチ 1,500円~4,000円
トルクレンチ 3,000円~18,000円
輪止め(タイヤストッパー) 1,000円~3,000円
ホイールキャップレンチ 500円~1,500円
軍手・グローブ 500円~1,000円
すべて購入した場合の総費用 13,500円~41,000円

※ ミツモア調べ(2025年7月時点)

タイヤ交換は平坦で固い地面で行いましょう。作業後は50km~100kmほど走行したあとにボルトの増し締めを行うことで安全性を確保できます。

スタッドレスタイヤを自分で交換する手順

スタッドレスタイヤへの交換は、以下の手順で行います。

  1. 平坦で固い地面に車を停車しサイドブレーキをかける
  2. 輪止めを設置する
  3. ナットをゆるめる
  4. ジャッキポイントを確認しジャッキアップする
  5. ナットを外しタイヤを取り外す
  6. タイヤを取り付ける
  7. ナットを仮締めし車体を下ろす
  8. トルクレンチでナットを締める
  9. 空気圧のチェックを行う

タイヤの交換をしたら、50km~100km走行後にナットの増し締めをします。これにより安全性を確保できます。

タイヤ交換後に万が一違和感を覚えた場合は、すぐに走行をやめて整備工場等に連絡しましょう。

スタッドレスタイヤの交換タイミング

スタッドレスタイヤには交換するタイミングがあります。適切なタイミングで交換することで、安全にドライブを続けられます。

スタッドレスタイヤの寿命の目安

スタッドレスタイヤの寿命は製造年から3年~4年または溝の深さが新品時の50%まで摩耗した状態です。

ゴムが経年劣化すると溝が残っていても性能が低下します。製造から5年以上経過しているタイヤは交換を検討しましょう。

判断基準 備考
溝の深さ 新品時は10mm。5mmになったら交換する
製造年 サイドウォール記載の4桁の数字で確認する(例:2420=2020年24週)
ゴムの硬さ 硬度計で60度以上は性能が低下する
ひび割れ サイドウォールに細かいヒビが入っている場合は劣化しているサイン
偏摩耗 一部だけ摩耗が進んでいる場合は即交換する

摩耗限界表示(プラットフォーム)が露出しているタイヤは、法的にも使用できないので注意しましょう。

スタッドレスタイヤは夏場の保管状態も寿命に影響します。直射日光や高温を避け、適切に保管することで、寿命を延ばせます。

年に1度は専門店で点検を受けることで、安全にドライブが可能です。

スタッドレスタイヤへの交換は雪が降り始める1か月前

スタッドレスタイヤへ交換するタイミングは、初雪予想日の1か月前です。10月下旬~11月上旬までにスタッドレスタイヤへの交換を完了させておくと、急な降雪に慌てずに済みます。

地域別の推奨交換時期は以下の通りです。

地域 初雪の平均時期 交換時期の目安 気温の目安
北海道・東北地方 10月下旬~11月上旬 9月下旬~10月中旬 日中10度以下
北陸・甲信越 11月中旬~11月下旬 10月中旬~11月上旬 朝晩7度以下
関東・東海地方 12月下旬~1月 11月下旬~12月上旬 最低気温5度以下
関西以西 1月以降 12月中旬以降 降雪予報時

山間部や標高の高い地域では、平野部より1か月ほど早めに変更が必要です。通勤で峠道を通る場合や頻繁にスキー場へ訪れる場合も早めに交換することを心がけましょう。

ノーマルタイヤへの交換は積雪しなくなったタイミング

ノーマルタイヤへの交換は、最後の降雪から2~3週間後、かつ最低気温が7℃を下回らなくなった時期が適切です。

多くの地域では3月下旬から4月上旬ですが、山間部では5月まで待つ必要がある場合もあります。

早すぎる交換は、遅霜によって路面が凍結した際にスリップなど事故のリスクがあるため避けるべきです。スタッドレスタイヤは高温下での使用により摩耗が早まるため、適切な時期に交換することが大切です。

積雪情報の過去のデータは、気象庁のサイトからも確認できます。地域や年月日を選ぶと、降雪に関する過去データを参照でき、活用することでベストタイミングでのタイヤ交換が可能です。

スタッドレスタイヤ交換の費用は相見積もりで安くなる

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スタッドレスタイヤ交換費用は相場があるものの、定価はありません。相見積もりを取れば、より安い価格で作業をしてくれる業者を見つけられます。

ミツモアでは簡単な質問に答えるだけで、最大5つの事業者からの見積もりが届きます。無料で簡単に相見積もりを取れるので、ぜひご活用ください。

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