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車のタイヤ交換の値段相場・内訳!安くしたいならここに持ち込みがおすすめ!

最終更新日: 2023年04月04日

車のタイヤを4本新品に交換するためには、高額な費用がかかるとイメージをする人は多いと思います。タイヤ交換は「どこに依頼するのか」「どんなタイヤを採用するのか」などによって値段が大きく異なります。

そこでこの記事ではタイヤ交換で何にいくらかかるのかを解説し、できる限り安く抑える方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

車のタイヤ交換の料金体系・費用相場!

ロードサービスの男性

タイヤ交換費用の内訳は以下の4つに分かれます。

内訳 相場
タイヤ本体代 3,000円~50,000円程度(タイヤ1本)

※サイズやグレード・購入場所によって大きく異なるので見積もりが必要

タイヤ交換工賃 約2,000円~4,000円(タイヤ1本)
エアバルブ代 約300円(1個)
廃タイヤ処分料 約500円(タイヤ1本)

ちなみにエアバルブとは、タイヤに空気を入れるところにある小さいゴムの部品のこと。エアバルブもゴム製の部品なので経年劣化によって亀裂が入り、空気が漏れることがあります。そのためタイヤを組み換えるときに同時にエアバルブを交換しておくのがおすすめ

エアバルブだけ単体で交換すると工賃が1本1,500円程かかりますが、タイヤ交換と同時に行えば付帯作業になるので安く済みますよ。

タイヤ4つを全部交換した場合、約15,200円+タイヤ本体代が相場です。タイヤが1本20,000円だったとすると、総額は95,200円ほどかかると考えましょう。

別で買ったタイヤを持ち込みで交換依頼することはできる?

タイヤ本体代は店舗で買うよりも通販で買う方が安くなるケースが多いので、持ち込みで交換を依頼したいという方もいらっしゃるでしょう。

最近では持ち込みに対応しているお店も増えてきていますが、受け付けていないところがあったり、持ち込みをするとかえって費用が高くなってしまったりすることがあります

そのため持ち込みで依頼をしたい場合は、次の章で解説する「車の整備工場」にお願いすると良いでしょう。

また、購入するタイヤサイズを間違えると、ホイールや車両と合わない場合があるので注意してくださいね。

タイヤ交換の値段はどこに依頼するかによっても変わる!安いのはどこ?

カー用品ショップ 待合室

タイヤ交換は以下のような場所に依頼します。それぞれ費用や特徴が異なるので確認していきましょう。

依頼できる業者 費用 タイヤの持ち込みについて
ディーラー 比較的高い できないケースも多い
タイヤ専門店 比較的高い できるところが増えてきているが、費用が高くなりやすい
カー用品店 標準的 できるところが増えてきているが、費用が高くなりやすい
車の整備工場 比較的安い(業者によって幅はある) ほとんどのところで対応可能

ディーラー

高い技術が特徴のディーラーは、タイヤ交換に限らず工賃は高めです。

車両の性能や安全性を重視した整備をするので、車種ごとに決められたサイズのタイヤを主に取り扱っています。規定外のサイズにも対応はしてくれるものの、法令に違反しそうなサイズのタイヤは断られるケースもあります。

タイヤ専門店

1つのタイヤメーカーのタイヤを専門に扱っている専門店です。金額は専門店なだけあって高めですが、タイヤの種類や在庫が多くタイヤの交換技術も高いです。知識も豊富なので、車の使い方に合ったタイヤを選んでもらえます。

「費用は気にしないから、このメーカーの高性能のタイヤが欲しい!」という方にはおすすめの選択肢です。

カー用品店

価格の安い海外製のタイヤから、国産ブランドのタイヤまで幅広いラインナップがあります。大手のカー用品店はオリジナルブランドタイヤの取り扱いがあることも。

「タイヤのグレードはこだわらないからその分費用を安くしたい」という方は、予算に合ったタイヤを見つけられるかもしれません。

ただし、インターネットなどで購入したタイヤを持ち込んで依頼する場合は、工賃が高くなってしまう点に注意が必要です

車の整備工場

ブランドがないため費用は安い傾向にあります。車整備全般を得意とするので、タイヤ交換の技術はもちろん申し分なし。タイヤ交換以外のメンテナンスを一緒にやってもらうことも可能です。その場合は少し安く依頼できる可能性があるのでチェックしてみてください。

また見た目を重視した特殊なサイズのタイヤなどにも、柔軟に対応してくれる業者もあります。特にネットで購入したタイヤを持ち込んで依頼する場合は、整備工場に持ち込むと他よりも安く依頼できるケースが多いですよ。タイヤ交換をできる限り安く抑えたいなら、この方法が最も得策でしょう。

ただし、整備工場によっては技術のバラつきがある点に注意が必要です。深い知識と技術があり比較的安い整備工場が見つかれば、コスパが高いでしょう。

「自分の地域で評判の良い整備工場を見てみたい」という方は、ぜひミツモアを利用してみてください。ミツモアはあなたの地域や求めるサービスを入力するだけで、複数の整備工場からおおまかな見積もりがもらえるサービスです。

【ミツモアのメリット】

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タイヤ交換の値段はタイヤ本体代の影響が大きい

タイヤ

タイヤ交換の費用はタイヤの本体代が80%以上を占めます。そのためどんなタイヤが高くなりやすい/安くなりやすいのかを把握しておきましょう。

タイヤの値段は以下のような要素で変わります。

  1. サイズ
  2. グレード
  3. 購入場所

※これらが変わると交換工賃も変動する可能性があります。

①タイヤサイズによって値段が変わる

タイヤの本体代は、タイヤサイズによって大きく変わります。

車種によって使っているタイヤサイズが異なるため、金額を調べる前に自分の車に合ったサイズの確認が必要です。タイヤの側面に「155/65R14」のような形式で、数字とアルファベットでサイズが記載されているので確認してみましょう。

それぞれの数値が大きくなるほど、タイヤのサイズも金額も大きくなります。

車の大きさによって、次のようなサイズのタイヤが使われています。同じ車種でもグレードによりタイヤサイズは異なるので、あくまで目安にしてください。

車の大きさ タイヤサイズ 費用目安(通販で購入する場合)
軽自動車

(ワゴンR・タントなど)

155/65R14 3,000円前後(1本)
コンパクトカー

(フィット・アクアなど)

185/60R15

165/65R14

5,000円前後(1本)
ミニバン

(アルファード・セレナなど)

215/65R16

195/65R15

7,000円前後(1本)
SUV

(ハリアー・CX-5など)

225/65R17 12,000円前後(1本)

「155/65R14」を例に、それぞれの数字の意味を解説します。

155 65 14
扁平(へんぺい)率 インチ数
タイヤの横幅を表した数字。数字が大きくなるほど幅の広いタイヤになる タイヤの厚みを表した数字。幅と厚みの比率を示しており、数字が大きくなるほど厚いタイヤになる タイヤの内径を表した数字。インチ数によってホイールの大きさも決まる

またタイヤ本体の値段だけでなく、工賃も変わることがあります。インチ数が大きいものや扁平率が低いタイヤほど工賃も高くなる傾向にあるのです。作業難易度の高いタイヤほど工賃が高くなりやすいと覚えておきましょう。

②タイヤのグレードによって値段が変わる

同じサイズのタイヤでも各メーカーが様々なグレードを出しており、金額に大きな違いがあります。

グレードによって燃費や走行時の静粛性・ウェット性能(濡れた路面での安定性)に影響します。現在使っているタイヤの使い心地とグレードを比較すると選びやすいでしょう。

③タイヤの購入場所によって値段が変わる

ネット通販でタイヤを購入する場合、本体費用を大幅に抑えられるケースが多いです。

ただしネットで買ったものを交換依頼に出す際は「タイヤの持ち込み」となります。すると交換工賃が高くなったり、そもそも持ち込みに対応していなかったりすることも

前述の通り、車の整備工場であれば比較的安く対応してくれることも多いので、そういったところで交換を依頼すると良いでしょう。

車のタイヤ交換の費用例

電卓

軽自動車のタイヤ交換を、ディーラー/タイヤ専門店に依頼したときの費用例を見ていきましょう。

ブリヂストンのNH100C(国産メーカーの標準的なグレードの夏タイヤ)を交換した場合を想定しています。

【ディーラー】

タイヤ1本 タイヤ4本
タイヤ本体代

(155/65R14)

10,000円 40,000円
工賃

(バランス調整込み)

2,200円 8,800円
エアバルブ 330円 1,320円
廃タイヤ処分料 550円 2,200円
合計 13,080円 52,320円

【タイヤ専門店】

タイヤ1本 タイヤ4本
タイヤ本体代

(155/65R14)

11,500円 46,000円
工賃

(バランス調整込み)

1,870円 7,480円
エアバルブ 550円 2,200円
廃タイヤ処分料 330円 1,320円
合計 14,250円 57,000円

車のタイヤ交換の作業内容

自動車のタイヤ

業者にタイヤ交換を依頼すると、どのような作業をしてもらえるのかを解説します。

タイヤ交換の所要時間は合計40分から1時間程度です。タイヤのサイズによって作業時間が変わるので、急ぎの場合はあらかじめ業者に確認するようにしましょう。

タイヤの脱着と組み換え・エアバルブ交換

以下の作業を行います。

  • 脱着:車からタイヤを取り外す(取り付ける)
  • 組み換え:ホイールからタイヤを外す(付ける)

タイヤチェンジャーという専用の機器を使って、ホイールを傷つけることなくこれらの作業を行います。

またエアバルブの交換も一緒に依頼していれば、このとき同時に交換します。前述の通り一緒に依頼すると安く済むのでおすすめですよ

バランス調整

タイヤ交換をした後は、バランス調整という作業が必要です。

タイヤとホイールは完全な円に見えますが、目視では分からないくらいの歪みがあり、重心がずれています。そのため別々のタイヤとホイールを組み合わせた後は、重心がずれている状態。そのまま使用すると回転によって振動が発生したり、タイヤの劣化を早めたりしてしまうのです。

そこで「ホイールバランサー」という専用の機械を使ってバランスを測定し「バランスウェイト」という重りをホイールに付け足すことで全体のバランスを調整します。

タイヤを長持ちさせて交換回数を減らすコツ

ネットで購入したタイヤ

タイヤはメンテナンスを怠ったり、激しい運転をしたりすると、劣化が早まってしまいます。タイヤを長持ちさせるコツをご紹介します。

空気圧を適正にする

タイヤは使っていなくても空気が少しずつ抜けてしまうので、定期的な補充が必要です。空気圧チェックの頻度は1ヶ月に1回と言われており、高速道路を走る前にもチェックが欠かせません。

タイヤの空気圧が高すぎたり低すぎたりする状態で使用すると、トレッドの一部分だけが偏って摩耗してしまいます。これを偏摩耗(へんまもう)と言い、均等に摩耗する場合と比べてタイヤの寿命が縮んでしまうのです。

空気圧のチェックは無料の場合が多いので、定期的にチェックしましょう。

ローテーションをする

ローテーションとは、車に履かせているタイヤの位置を定期的に変えることです。

タイヤは車に履かせる位置によって負荷のかかり方が違います。同じ位置で使い続けると、タイヤによって摩耗状態に差が出てきてしまうのです。雪の多い東北や日本海など履き替えを行う地域では、定期的にタイヤの脱着を行うので自然とローテーションができます。一方でオールシーズン夏タイヤを履き続ける地域では、意識的にローテーションをするように心がけましょう。

ローテーションを依頼すると3,000円程度かかります。

「急」がつく運転をしない

「急」がつく運転とは「急発進」「急ブレーキ」「急旋回」のことです。

これらをすると通常の運転と比べてタイヤに強く摩擦がかり、劣化を早めてしまいます。

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