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外壁塗装のDIYで足場はどうする?はしごや脚立などを使った足場の組み方を解説

最終更新日: 2021年05月02日

外壁塗装をDIYで行う際に、足場をどうすればいいのか悩む方も多いでしょう。外壁塗装を効率的に進めるためにも足場は必須。危険がないよう安全を考慮した足場選びをしなくてはなりません。できることなら費用を安く抑えつつも、しっかりとした足場を組みたいですよね

この記事では外壁塗装のDIYに挑戦するあなたに向けて、足場の選択肢を3つ紹介します。それぞれの費用や安全性についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装のDIYで足場を組む3つの方法

足場を組む業者

外壁塗装のDIYをするのであれば、選択肢は次の3つになります。

足場の選択肢 費用(30坪の場合) 特徴
①はしご・脚立(きゃたつ)を使う 4万円~ はしご、脚立を移動させながら作業する
②足場のみ業者に依頼 18万円~ 安全性も高く作業しやすい
③単管を使い自分で足場を組む 15万円~ 購入費、足場を設置する手間がかかる

本格的な足場の組み立てには資格が必要なのですが、DIYが目的なら資格がなくても組み立ては可能です。ただケガや事故に関してはすべて自己責任になるので、安全第一で作業をしてください

それぞれ詳しく見ていきましょう。

方法①はしご・脚立(きゃたつ)を使う

足場を組まずにはしごや脚立(きゃたつ)だけで塗装する方法。DIYで外壁塗装をするなら、もっとも費用を安く抑えられるでしょう

用意するものは次のようになります。

用意するもの 費用(1個) 備考
はしご(高さ5~7m) 1.5万円~ 高所作業用に1個あればOK
脚立(高さ1~1.8m) 1万円前後 2個以上あれば作業が楽になる
足場板(長さ2~4m) 5千円~ 1個あればOK

脚立×2つを立て、そこに足場板×1枚を橋渡しするイメージでセットすれば長さ2~4mほどの作業床が完成。3mくらいまでの高さならこの方法がおすすめです。ずらしながら作業しなければなりませんが、脚立1つよりも効率よく作業ができます。

脚立が届かない3m以上の場所は、はしごが必要になってくるでしょう。しかし安定した足場とはいえず塗装作業をするには危険ですよね。外壁塗装の工程をすべて脚立やはしごで行うのは大変です。

以下のように最低でも5回、家の周りをグルッと作業する必要があります。

  • 高圧洗浄
  • 養生
  • 下塗り
  • 上塗り2回

確かに費用は安く抑えられますが、作業効率や安全性を考えるとおすすめできません。

方法②足場のみ業者に依頼

住宅足場

実は足場の組み立てだけを業者に依頼することもできます。最も安全でおすすめの方法です。費用はかかるものの、安全性や作業効率を考えるとそれほど高い費用ではないでしょう

プロが一般住宅で使用する足場は「くさび足場」といい、支柱や手すりなどをくさびで留め付けたものです。足場を組む時にカンカンと叩く音が聞こえるのは、くさびをハンマーで打ち込んでいるからですね。

業者に依頼すれば飛散防止ネットも設置してもらえるので、隣の家に塗料が飛ぶ危険性も減るでしょう。DIYで外壁塗装をすると伝えれば足場を組んでもらえます。安心して依頼してくださいね。

依頼する際には以下のことを確認しておきましょう。

  • 何カ月使用するのか(期間によって費用が変わる)
  • 期間が過ぎた場合の費用はいくらか
  • 何かあった場合に駆けつけてくれるか

1カ月ごとに数万円ほど変わってくるものの、天候などを考慮して設置期間には余裕をもたせた方がよいでしょう

また飛散ネットがかけてあると、強風の日は足場が倒壊する恐れもあります。緊急時に対応してくれるかどうかも確認しておくと安心ですね。

方法③単管パイプで足場を組む

①の方法よりも本格的に足場を組む方法です。単管パイプなどを使った「単管足場」というものを組みます。

必要な部材は以下にまとめました。

必要な部材 費用(1個) 備考
単管パイプ(長さ2~6m) 2千円~ 支柱や手すり・控え(倒れ止め)に使う
ブラケット 2千円~ 足場板を乗せる受けの部分
ジャッキ 1千円~ 支柱を支えるベース部分
クランプ 200円~ 単管同士を緊結する金具
足場板(長さ2~4m) 5千円~ 作業床として使う
単管ジョイント 500円~ 単管パイプを延長する場合に使う
飛散ネット 2千円~ 3.6×5.4m(1枚の寸法)

家の造りにもよりますが、30坪の住宅でも15万円以上の部材を用意しなくてはなりません。また足場を組めない場所は脚立が必要です。

業者が使用する「くさび足場」の方が組み立ては簡単ですが、購入すると単管足場の倍以上の費用がかかります。自分で用意するなら単管足場の方が安くなるというわけですね。

ただ解体したあとの部材置き場も必要になる上に、業者に依頼する費用とそれほど変わりません。何回も使用する場合や、他にも単管パイプの使い道がある人以外は、やめておいた方がいいでしょう。

単管パイプの組み立てには以下の道具が必要です。

  • レンチ:クランプ・ブラケットの取り付けに使う
  • 番線(太い針金):足場板の固定に使う
  • 水平器:足場の水平、垂直を確認する

ホームセンターで購入すれば数千円~でそろえられます。上記の道具を入れておく腰袋があれば作業が楽になるでしょう。

外壁塗装の単管足場を自分で組む手順

外壁塗装用の足場を組む若いとび職人

ここでは単管足場を自分で組む場合の手順を解説していきます。危険なので足場の組み立てをする際は、最低でも2人以上で作業を進めてください

作業手順 作業内容
①支柱を立てていく 家の角から支柱を立てる
②ブラケットの取り付け 2mほどの間隔で作業床の位置に設置する
③足場板を乗せる 足場板を取り付けて番線で固定する
④倒れないよう控えをとる 単管パイプを斜めに設置して支えにする
⑤解体作業 組んだ手順とは逆に上から順番に解体する

それぞれ詳しく解説していきます。

①支柱を立てていく

まずはジャッキを2mほどの間隔で配置して、支柱となる単管パイプを設置していきます。パイプは足場板を乗せた際に、50cmほど壁から離れた状態になるよう設置しましょう。

また支柱が倒れないように手すりも一緒に組み立てていきましょう。最初の手すりの高さは、地面から50cmあたりを目安に留めていきます。これより上の手すりは作業床の高さに合わせて決まるので、詳しくは次項の「ブラケットの取り付け」をお読みください。

  • 支柱:縦方向の単管パイプ(4m)
  • 手すり:横方向の単管パイプ(2~4m)

2m間隔で立てた支柱に、手すりをクランプで固定していきます。支柱が倒れないよう順番に進めていきましょう。家の角から作業を始め、まずは手の届く範囲だけ手すりを取り付けながら、家の周りをグルッと囲んでいきましょう。

この時に水平器を使い、足場が垂直・水平になるようにしていってください。後で微調整もできるのですが、足場が極端にゆがんでいると直すのが大変なので気をつけてくださいね。

水平器を使うエンジニア
水平器を使うエンジニア

②ブラケットの取り付け

手の届く範囲で支柱が完成したらブラケットの取り付けです。このブラケットが作業床(足場板)の高さになるため、どの位置に取り付けるかを決めなければなりません。

基本的に作業床の位置は軒裏の高さから逆算して決めていきます。下から順番に決めてしまうと、上の方で高さが合わなくなるからですね。軒裏から1.8mずつ下がった高さが作業床の高さの基準になっていきます。ここは身長に合わせて微調整してもOKです。

例えば地面の高さから軒裏までの高さが7mの住宅なら、作業床が3段になり、1段目は1.6mの高さになります。

3段目:地面から5.2m

2段目:地面から3.4m

1段目:地面から1.6m

支柱を立てていき、1段目の高さが決まったら「ブラケット」を取り付け、手すりで補強していきましょう。手すりの高さは地面からブラケットの間で、邪魔にならない箇所に留めればOKです。1段目の作業床の高さは住宅によって変わるので、状況に合わせて決めてください。

1段目で安定していないとその上の段が組めないため、フラつきがないか確かめながら組んでいきましょう

③足場板を乗せる

ブラケットの高さで足場板を敷いていき、ズレないように番線でしっかり留めていきます。この時に水平と垂直を水平器でチェックしておいてください。

1段目以降の作業は、足場板の取り付けが完了してから進めていきましょう。あとは1段目から1.8mの高さに2段目のブラケット、0.9mの位置に手すりを取り付けていけばOKです。

それ以降は基本的に一緒の手順になりますが、住宅の造りに合わせて臨機応変に対応していきましょう。

④倒れないよう控えをとる

小売店建設の足場

「控え」とは足場が倒れないように、地面から斜めに単管パイプを設置する支えのこと。支柱にクランプで取り付けていきます。

足場の2段目と3段目の間を目安に取り付けると安定します。足場の状態にもよりますが、3段目を組む前に控えを設置した方が安定するでしょう。

⑤解体作業

解体作業は組み立てよりも簡単ですが、解体が進めば足場も不安定になるため、2人以上で慎重に作業を進めてください。手順としては組み立ての逆ですね。

上から順番に作業し、3段目の解体が終わったら2段目というように、各段を順番に解体していきましょう。

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