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外壁塗装の剥がれを放置するのはリスク大。早めの修繕を

最終更新日: 2020年11月25日

外壁塗装は、時間の経過とともに変化が見られるようになります。特に「剥がれ」は気になる症状のひとつですが、どのように対処すればよいのでしょうか。放置することで起こり得る、リスクや修繕に関する情報をまとめました。

外壁塗装が剥がれてしまう原因

外壁塗装剥がれ生活の場である住宅は、損傷などがない安全な状態を保っておきたいものです。長く住み続けていると、各部に劣化が生じ、外壁の塗装が剥がれてくることがあります。

そもそもなぜ、剥がれが起こるのでしょうか。原因について見ていきましょう。

主な原因は経年劣化と施工不良

外壁塗装が剥がれる原因は、主に「経年劣化」と「施行不良」です。あらゆる資材には、耐用年数があります。建築資材も同様で、外壁塗装の塗料にも、耐用年数があるのです。

塗料の耐用年数が過ぎると、塗装の「剥がれ」や「膨れ」、白い粉状の異物が現れる「チョーキング」などが生じます。これらを見つけた場合は、経年劣化を疑いましょう。

耐用年数に満たない期間で塗装が剥がれてしまった場合は、施工不良の可能性も否定できません。このようなときは、施工に問題がなかったか調べてみることも大切です。

耐用年数は塗料により異なる

一口に塗料といっても、外壁塗装に用いる種類はひとつではありません。多様なタイプがあり、それぞれが異なる特徴を備えつつ、耐用年数にも違いがあるのです。

よく使用される塗料は、次の通りです。

種類 標準的な耐用年数
ウレタン系塗料 6~10年
シリコン系塗料 8〜15年
ラジカル系塗料 12~15年
フッ素系塗料 15~20年

このように、塗料のタイプによって、耐用年数は異なります。

外壁の塗装剥がれの原因が経年劣化によるものなのか、それとも他に原因があるのかを探るには、「どのような塗料を使用しているか」を確認しましょう。

施工不良の具体例

外壁塗装が剥がれる原因は経年劣化によるものが多いですが、施工不良の可能性も否めません。では、どのようなケースが施工不良とされるのでしょうか。

塗装の前には、塗料が壁になじむように「下地処理」を施します。高圧洗浄機で壁の汚れをきれいに落とす、下塗り材を塗布するなどの作業です。

下地処理が不十分であったり不適切であったりすると、塗装が甘くなり、早期の剥がれを引き起こすことがあります。下塗り材の種類の選択ミスによって、塗装の完成度が落ちているケースも考えられるでしょう。

また、塗料の重ね塗り段階で乾き切っていない塗料が混ざると、塗膜の形成不良が生じてしまい、剥がれにつながります。

剥がれを放置するのは危険

外壁外壁に剥がれを発見しても、あまり目立たない場所なら「手を打たなくても大丈夫だろう」と考える人も多いかもしれません。剥がれを放置してしまうことによって、どのようなリスクが考えられるのでしょうか。

建物自体の劣化につながる

外壁塗料の剥がれは、外壁だけの問題ではありません。建物全体に関わる問題として認識することが大切です。

剥がれ落ちた部分が広がり始めると、紫外線や雨が外壁素材の内側に入り込みやすくなります。内部から他所の劣化へとつながり、その結果、壁以外の部分に損傷を与えてしまいかねないのです。

剥がれた塗装部分から侵入した雨水などは、壁材の強度を下げてしまったり、配線にも悪影響を与えてしまったりする危険性もあります。

「少しの剥がれくらいなら大丈夫」と高をくくることなく、建物の各所に問題が連鎖する可能性を認識することが重要です。

剥がれが進行し美観を損なう

建物の印象には、外壁の状態が大きく関わるものです。壁の状態が良好だと、見た目が整って見えます。対して、塗装が剥がれた建物はどうでしょうか。壁のあちこちがボロボロと剥がれている様子は、住宅の美観を大いに損ねてしまいます。

塗装の剥がれた範囲が広がるにつれ、外観の印象は低下し続けてしまうでしょう。美観維持のためにも、塗装の剥がれを放置することは避けたいものです。

将来の補修費が高額になる

外壁塗装は、一定の期間ごとに再塗装が必要になります。その都度費用がかかりますが、かといって放置しておくわけにもいきません。塗装の剥がれが拡大していくと、塗装費用以外にかかる修繕費が割高になる可能性が高まるからです。

その代表例に、防水機能の損傷があります。外壁塗装が離れた面積の拡大とともに、防水シートの劣化も加速させてしまい、補修費の増大へとつながることがあるのです。

断熱材への影響も考慮すべきでしょう。外壁の塗膜が機能しなくなると、紫外線からの負荷が増し、雨水の浸透なども起こります。これらの負荷が断熱材の耐久性を低下させ、大きな修繕へとつながる可能性もあるのです。

外壁の塗り直しにかかる費用相場は?

計算機外壁の塗り直しを実施するにあたって、費用面の検討が必須です。料金の相場について見てみましょう。

必要費用の内訳

外壁塗装にかかる費用の内訳は、以下の4つに大別できます。

  • 材料費
  • 人件費
  • 足場代
  • その他

材料費とは、塗料代や養生のための費用、高圧洗浄に関する経費、飛散防止用ネット、目地を補修するコーキング材などです。

人件費は、実際に作業をする職人の人工代の他、営業職にかかるコストも該当します。人工代は通常、「人数×工事にかかる日数」で計算されるものです。

足場代は、作業のために組み立てる足場にかかる費用になります。高所での作業も求められるため、足場の構築が必要です。

その他の経費として、廃棄物処理費や中間手数料、移動にともなう交通費、事務手数料、補償料、保険料などもかかります。合算すると小さくない金額になるため、その他の費用を細かく確認することをおすすめします。

建物が大きいほど費用はかかる

塗装の費用は、外壁の面積によって変動します。つまり、建物が大きくなるにつれ外壁の面積も大きくなり、その広がりに応じて費用も膨らむのです。

坪数から大体の塗装面積を知りたいという場合は、次の計算式で概算が求められます。

「塗装面積(平方m)= 延床面積(坪数×3.3)×係数1.2」

上記の式を用いて算出した塗装面積と、かかる塗装費用の相場の目安は、以下の通りです。

坪数(※1) 延床面積 塗装面積(※2) 相場
10坪 33平方m 約40平方m 20~40万円
20坪 66平方m 約79平方m 40~70万円
30坪 99平方m 約119平方m 60~100万円
40坪 132平方m 約158平方m 80~130万円
50坪 165平方m 約198平方m 100~160万円
60坪 198平方m 約238平方m 120~200万円
70坪 231平方m 約277平方m 140~230万円
100坪 330平方m 約396平方m 200~320万円

(※1)延坪を示しており、建坪とは異なります
(※2)本文中の式で算出した数字の小数点第1位を四捨五入した数値です

塗料の価格差も影響

外壁塗装に使用する塗料は、1種類だけではありません。特徴や性能が異なる多様な種類があり、金額もまちまちです。そのため、使用する塗料の価格差は、外壁塗装全体に影響します。

どの塗料が良いのかは、一概にはいえません。塗装する壁の材質や周囲の環境の違いをはじめ、塗装後に望む質感や効果、予算などによっても違うからです。

参考に、代表的な塗料と標準的な耐用年数、金額の相場について以下にまとめました。

種類 耐用年数 価格(平方mあたり)
アクリル 3〜8年 1,000〜1,800円
ウレタン 5〜10年 1,700〜2,500円
シリコン 7〜15年 2,300〜3,500円
フッ素 12〜20年 3,500〜4,800円
ラジカル 8〜16年 2,200〜4,000円
セラミック(断熱/遮熱) 10〜25年 2,300〜4,500円
セラミック(天然石調) 10〜25年 5,000〜14,000円
光触媒 10〜20年 3,800~5,500円
無機 10〜25年 3,500〜5,500円
ナノテク 10〜15年 2,400〜5,500円

塗装業者選びの流れ

タブレット大切な住宅の外壁を任せるのですから、業者選びは慎重に行いたいものです。しかし身近に、心置きなく相談できる業者がいない人もいるでしょう。

その場合は、日ごろ接点を持たない業者にお願いすることになります。安心できる業者選びのためのポイントを解説しましょう。

見積依頼を出す業者を探す

業者に外壁塗装を依頼するにあたって、まずするべきことは見積依頼です。提出された見積を確認することで、費用の概算が分かります。

相談してみたい業者を見つけたら、実際に見積を依頼しましょう。その際、ひとつの業者だけでなく、複数の業者から見積を取ることが大切です。

外壁塗装には、定価というものがありません。面積や使用する塗料など、さまざまな要素によって金額が変動するからです。

同じ塗料で同じ作業内容をするにしても、業者によって金額に差が生じる場合もあります。例えば、技術力に自信がある業者であれば、他社よりも人工代が高いかもしれません。

相見積(あいみつもり)を取っているとなると、見積を提示する業者もうかつなことはできなくなります。納得して施行依頼をするためにも、相見積を取りましょう。

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自社施工業者がおすすめ

外壁塗装においては、仕事を受けた企業(元請け)が、協力関係にある業者(下請け)に仕事を任せるケースがあります。

下請けを使った場合、元請け企業は利益として、仲介料を自社分に上乗せします。発注主からすると、仲介料が発生することで、費用全体が膨らむことになるのです。

不要なコストをかけないためにも、自社施工業者への依頼がおすすめです。

外壁塗装がDIYに不向きな理由

外壁塗装剥がれ日曜大工などが好きな人などは、外壁塗装にもチャレンジしようと考えることもあるでしょう。しかし、素人が行うことは、あまりおすすめできません。

外壁塗装がDIYに不向きな理由について説明します。

危険性が高い

小さな木箱にペンキを塗ることとは違って、外壁塗装には、いくつものリスクがあります。時には、命に関わる事故が発生する危険性もあるのです。

まず、高所での作業もともなうことから、転落の恐れがあります。強固な足場や専門的な落下防止装置を備えずに作業することは避けるべきでしょう。

安全フックの使用ミスによる事故も散見されます。プロでさえ使い方の誤りが多発するため、素人ならば余程慎重にならなければリスクは拭い去れません。

高圧電線に触れたことによる感電も、重大な結果につながりかねない事故です。周囲に電線が張られている住宅は多く、その近くで素人が作業することはとても危険です。

有機溶剤の発火による焼身事故や、塗料の吸引による失神・気絶なども起こり得ます。多数のリスクをはらむ外壁塗装のDIYは、控える方が賢明です。

ムラなく塗るには技術力が必要

外壁塗装は、単に刷毛(ハケ)やブラシで塗料を塗るだけではありません。洗浄から下地処理、下塗り、上塗りといった一連の作業には、豊富な知識と経験が必要なのです。

外壁の状態は、住宅を見た時の印象にとても影響があります。塗装の完成度が低ければ、ビジュアルに大打撃を与えてしまうでしょう。

特に塗りムラは、景観的な価値を大きく下げてしまいます。ムラなく塗装するには、高い技術力が求められるのです。

材料費や時間がかかる

外壁を塗装しようと考える人の中には、道具や材料にかかる費用について、検討が甘い人もいるようです。

外壁塗装には、次のような道具が必要になります。

  • 塗料
  • 足場
  • マスキングテープ
  • コーキング材
  • 刷毛
  • ローラー
  • ヘルメット
  • 安全帯


家1軒分の壁を塗るための道具をそろえるには、30~40万円は用意する必要があります。

塗装に要する時間も、短いものではありません。上塗りの重ね塗りなどは、十分に乾いてから行う必要があります。天候などに左右されることも踏まえれば、長い時間を要するのです。

外壁を長持ちさせる方法

塗装塗装を施した外壁は、できるだけ長持ちさせたいものです。コンディションを維持できる方法についてまとめました。

定期メンテナンスを行う

業者に依頼した場合、たいていは定期メンテナンスがサービスに盛り込まれています。1カ月、半年、1年、5年、10年といった具合に、定期的に無料メンテナンスを行ってくれるケースが多いのです。

小まめなメンテナンスは、不具合や損傷の早期発見にもつながります。その不具合が、施行不良によるものか、それとも不可抗力として発生したものなのかといった判断もしやすくなるでしょう。

早期に適切な対応を取るためにも、定期メンテナンスはとても大切です。

状態をセルフチェックする

塗装の寿命は、環境に左右されやすく、気候や立地によって変化します。強烈な日射しや強い雨風、極度の低気温、大量の積雪など、厳しい環境は塗装を著しく劣化させるのです。

種類が異なるそれぞれの塗料には、標準的な耐用年数があります。しかし、その数字に頼り過ぎることなく、建物の環境に合わせて、塗装の状態をセルフチェックしておくことも重要です。

ミツモアで外壁塗装業者に見積もりを依頼しよう!

外壁から塗装が剥がれている様子は、美観を損なうばかりではありません。壁材の劣化も引き起こし、防水シートや遮熱材・配線などに不具合を生じさせる原因にもなりかねないのです。

塗装の剥がれは、大切な住宅の大きな欠陥へとつながることも考えられます。剥がれを見つけたら、早めに業者に相談しましょう。

ミツモアでは豊富な経験と知識を持ったプロに外壁塗装の見積もりの依頼ができます。まずはプロに相談をしてみてはいかがでしょうか?

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