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【デザイン20選】外壁塗装でツートンカラーに!人気の色やおしゃれな配色・色の選び方を解説

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最終更新日: 2023年03月31日

「外壁塗装でツートンカラーにしたいけれど、どんな色の組み合わせがいいの?」

「おしゃれな配色や人気の色が知りたい」

ツートンカラーはただ2つの色を使えばいいというわけではありません。あまり気にされていない微妙なポイントの違いによっては、印象がまるで変わってくることもあるんです。

この記事では外壁をツートンカラーにする際のコツ・参考例を紹介していきます。

一度塗ってしまうと簡単に塗り替えのできない外壁塗装ですから、失敗はしたくないですよね。この記事を読めばおしゃれな色の組み合わせや、デザインの仕方が分かるはずですよ。

外装塗装はツートンカラーにしたい!色選びやおしゃれな配色にするコツ

ツートーンカラーの家

外壁をツートンカラーにする場合、色選びや配色を考える際には以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. アクセントカラーを入れて色を3つ使うのがおすすめ
  2. 自然な印象にしたい場合は、なるべく同系色を選ぶ
  3. 景観との調和を意識する
  4. 色見本より1~2トーンほど明るさを落とした色にする

①アクセントカラーを入れて色を3つ使うのがおすすめ

おしゃれなツートンカラーにするには、実は色を2つではなく3つ使うのがおすすめです。メインの色2つに加えて、アクセントカラーという色を採用します。

ツートンカラーといっているのに、3つの色があるのは不思議かもしれませんね。アクセントカラーは雨どいやドア・屋根・部位と部位の境目といった部分に使います。こういった箇所に黒や白などの色を加えることで、全体を引き締める効果が期待できます。

例えばこちらの画像。

横にツートーンカラーの家

左の家は茶色とクリーム色のツートンカラーですが、その境目や屋根との境目・窓サッシに白のアクセントカラーを追加しています。こうするとそれぞれの色がよりハッキリ目立つうえに、引き締まった印象を与えることができるんです。

シミュレーションをしている際に「なんだかのっぺりした印象になるな」と感じた場合は、画像のようにアクセントカラーを足してみてください。白か黒がおすすめです。

②自然な印象にしたい場合はなるべく同系色の2つ(+アクセントカラー)を選ぶ

色相環

なるべく似たような色、同系色を組み合わせると失敗がありません。写真のような「色相環(しきそうかん)」を見てみると分かりやすいですよ。この輪の隣り合った色、もしくは近い色を選ぶと違和感なく組み合わせられます。

ただし同系色の組み合わせは全体がぼやけて見えることがあります。そのような時にアクセントカラーが生きてくるのです。

例えばこちらの画像。かなり近い色同士を使ってツートンカラーにしています。

ベージュの家

そのままだとぼやけた印象になってしまいますが、真ん中のホワイトがうまく2色をつないで全体のバランスを保っています。このような同系色2つ+アクセントカラーはいろんな家で取り入れられている配色なので、ぜひ覚えておいてください。

ちなみに見ていて違和感がなく、きれいに仕上がる配色の割合は

  • ベースカラー:7割
  • アソートカラー:2割
  • アクセントカラー:1割

だといわれています。

色の特徴
ベースカラー 外壁塗装の基となる色
アソートカラー ベースカラーを引き立てる色

ベースカラーよりも鮮やかで明るい色が多い

アクセントカラー ベースカラーとアソートカラーを引き立てる色

全体を引き締める効果がある

迷った際はこの割合を意識してみると良いかもしれませんね。

③景観との調和を意識する

家自体の配色を決める前に、周りの景観を把握する必要があります。家の外から実際に写真を撮って、木が生えている様子や周りの家並みに合う色はどのような系統なのかを、イメージしておくと良いでしょう。

イメージが大まかに固まったら、ベースカラーから決めていきます。最近ではパソコンで配色のシミュレーションができるサイトも多く、業者もさまざまな確認ツールを用意しています。一度塗ったら簡単に塗り直しはできないので、色選びは慎重に行いましょう。

④色見本より1~2トーンほど明るさを落とした色にする

外壁の色を決める際に注意しなければならないのが、小さな色見本と大きな面積の色では印象がかなり変わることです。目の錯覚が起きてしまい、小さな色見本よりも面積の広い方が鮮やかに見えてしまうのです。そのため小さい画面で見ていた色と、実際に塗られた色に差があるように感じてしまうことも。

これを防ぐためにも、色見本より1~2トーンほど明るさを落とした色にしましょう。そうすればちょうど良くなじみます。また色を決めたら、施工業者に完成例を見せてもらうなどしても良いかもしれません。

ツートンの外壁塗装でやってはいけない失敗例

ベースカラーを派手な色にしてしまうと、失敗しやすくなります。ベースカラーとアソートカラー両方を鮮やかな色の組み合わせにしてしまうといったことですね。「赤とオレンジ」「黄色と赤」のように2色とも鮮やかな色だと、奇抜すぎてしまいます。

ベースカラーとアソートカラーのバランスは良くても、ドアや屋根の色と合わないといったケースも。全体的なバランスを考えるのであれば、ドアや屋根の色も考えた上で本体の色を決める必要があります。

また家の色が周りの景観とマッチするかどうかも考慮すると、住んでいる地域での色なじみが良くなります。あらかじめ写真を撮っておけば、業者とも相談がしやすくなりますよ。

外壁のツートンカラーに人気の色は?おすすめの色を画像つきで紹介

家の並び

  • ホワイト&ベージュ
  • ベージュ&ブラウン
  • ホワイト&グレー

この3種類が人気も高くおすすめの組み合わせです。またこれらの色は基本的にどんな色とも相性が良いので、全く同じ組み合わせにしなくてもOKです。組み合わせを変えてシミュレーションしてみて「これは」と思うパターンを探してみるのもおすすめですよ。

【ホワイト&ベージュの参考例】

ベージュの家

ベランダ部分の色の交差で全体がおしゃれに見えますね。

【ベージュ&ブラウンの参考例】

ベージュ&ブラウンの家

ベージュと淡いブラウンなので一見ぼやけてしまいそうですが、ブラウンをベランダ部分に配置したため、さりげなくおしゃれなツートンに仕上がりました。ドアのブラックが全体を引き締めていますね。

【ホワイト&グレーの参考例】

ホワイト&グレーの家

重くなりがちな暗めのグレーは、1階部分に配置すれば落ち着いた印象になります。配色のバランスも良いためスタイリッシュに見えますね。

外壁の汚れを目立たせたくないなら中間色を選ぶのがおすすめ

一番汚れが目立たず、塗った時の印象が変わりにくいのはグレーです。ほかにはベージュや淡いブラウン、クリーム色なども汚れが目立ちにくい色です。これはほこりや砂といった汚れが中間色をしているから。汚れと同色の外壁にすれば、汚れが目立ちにくいということですね。

黒に近い濃い色だと汚れが目立ちやすくなります。反対にホワイトのように明るすぎると、サッシにたまった汚れが流れ出して黒い線がついてしまいます。できる限り汚れを目立たなくさせたいのであれば、淡い色を使うようにしましょう。

また赤や紫といった鮮やかな色は、色あせしやすくなります。年数がたつと鮮やかさが失われて白っぽくなってしまうので注意してください。

ツートンカラー外壁の参考例!塗り分け・配色・アイデアを参考にしよう

ベージュの家

ここからはツートンカラーの参考例をたくさん挙げていきます。デザインや配色の参考にしてください。

1階と2階でわける横方向の塗り分け参考例

横方向で区切る場合、1階と2階で分けるのがおすすめ。上下で色を分けて屋根やドアにアクセントカラーを持ってくると、引き締まった印象になります。

【落ち着いたツートンカラーで周りとなじみやすい例】

落ち着いた色の家

1階部分が淡いブラウンで、2階部分がベージュの組み合わせです。やさしい色使いなので周りの景観にも溶け込みやすいでしょう。

ちなみに暗い色を下に配置すると、自然な印象に仕上がります。逆にあえて暗い色を上に、明るい色を下にすることで目立たせることも可能。以下のようなイメージです。

【暗い色をあえて上に採用し目立たせる例】

ツートーンカラーの家

さきほどの例とは全く違った印象になりますよね。少し上級者向けの配色ではありますが、一味違ったツートンカラーにしたい場合は検討してみてください。

ちなみにこの例は1階と2階部分の間にホワイトのアクセントカラーを挟むことによって、全く違った上下の2色をうまくまとめています。

また家の上半分・下半分をハッキリと分けているのもポイントです。このような分け方をする場合は「色味は近く、濃さがハッキリと分かれている」配色にするのがおすすめです。

【スタイリッシュでありながらも主張しすぎない例】

グレー系の家

1階部分がグレーで2階部分がベージュの組み合わせは、落ち着いた印象でスタイリッシュに見えますね。

縦方向に塗り分ける参考例

縦方向に区切る例で多いのは、以下の画像のように建物の角を境に色を分ける方法です。また窓枠に合わせて区切る方法もあります。

【家の角で色を区切った例】

ツートーンカラーの家

ベージュのやさしい色合いに、濃いブラウンの引き締まった色が映えるツートンカラーです。

ベージュ×濃いブラウンは、横方向の塗り分け例でも紹介したように人気の配色です。

【家の凹凸をうまく生かしたツートンカラーの例】

明るい外壁の家

ベージュとホワイトを絶妙に組み合わせた例です。ぼやけがちな2色も

窓枠のブラックで引き締められ、おしゃれなツートンカラーに仕上がっています。

窓枠やサッシ・外壁の一部を使ったツートンカラー

窓枠やサッシを差し色に、外壁をベーシックカラーで統一するデザインです。

【窓サッシのみをブルーにした洋風なデザイン例】

洋風な家

ベースカラーとアクセントカラーのみで構成されている、少し変わったツートンカラーです。鮮やかなブルーは割合が多いと奇抜な印象になってしまいますが、ここでは窓枠だけに使ったため上品な雰囲気に。まるで外国の住宅のようですね。

【窓枠に合わせて色を区切った例】

ツートーンカラーの家

2階部分の細い窓の幅に合わせて、ブラウンを配色した例です。屋根やドアの色を同系色にすると統一感が出ます。

その他少し上級者向けなツートンカラー

無難な色の組み合わせよりも個性を出したい、という方に人気の組み合わせです。

【ブラック&ホワイトでスッキリとした印象に】

白黒の家

シンプルな色合いですが、バランス良く配置すればセンスの良さを出せます。ブラックの比率を多くすると落ち着いて見え、ホワイトの比率を多くすると洗練された印象になります。

【ブラック&木目で和モダンのイメージ】

黒と木目の家

ブラックは家が引き締まって見えますが、全体に使ってしまうと重たい印象になります。写真のようにホワイトや木目をバランス良く配置すると、軽さが出せますよ。

【ホワイト&ブルーで海外のような色使いも】

ブルーとホワイトの家

全体に使うと浮いてしまう明るいブルーも、ホワイトと一緒に使えばおしゃれな洋館や海辺の家といった印象に仕上がります。

【和風建築の家なら伝統色がおすすめ】

和風の家

昔ながらの和風建築には古くからある「伝統色」を使いましょう。

伝統色には

  • 若草色
  • くちなし色
  • くり色
  • 藍色
  • 鈍色(にびいろ)

などがあり全体的に落ち着いた色合い。特に瓦は黒色や鈍色であることが多いため、屋根に合わせて色を決めると仕上がりが良くなります。窓枠などに木材が使われていることが多いので、木目を生かした配色も必要になってきます。

【和モダンの家なら濃い色でもスタイリッシュに決まる】

木目のドア

和モダンで人気なのはホワイト、ブラック、グレーの3色をメインとした外壁です。ホワイトをメインにすると洗練された印象に、ブラックだとスタイリッシュに仕上がります。グレーを基調にして鮮やかな色を足せば、個性的でありながらも落ち着きのあるおしゃれなツートンに仕上げられますよ。

【鮮やかな淡い色を使えば洋風に】

水色の家

北欧風で人気なのはベージュ×水色、ベージュ×淡いブラウンといった組み合わせ。可愛らしい赤を使った組み合わせもありますが、日本の景観には少しなじみにくいでしょう。写真のような淡いブルーや緑などを使うと、目に優しい色合いのツートンカラーになりますよ。

ホワイト×ネイビー、ホワイト×ブラウンなども北欧風にふさわしい配色です。

ツートンの外壁塗装は1色より値段が高くなるの?

山積みのコイン

ツートンを選んでも、1色の外壁塗装に比べて大きく値段が変わることはありません。しかし2色使う分ロスが出るのは事実です。このため総額から多少高くなることもあります。

外壁塗装の相場は2階建ての一戸建て(30坪)で60~100万円ほどです。

金額に大きな差が出ているのは、塗料の種類やグレードが影響しているから。ツートンカラーだから金額も倍になる、といったことはありません。まずはさまざまな外壁業者に見積もりを取ってみましょう。

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外壁塗装をできる限り安くしたいのであれば、ハウスメーカーではなく施工業者に直接依頼するのがおすすめです。ハウスメーカー経由だと、どうしても間に入る業者が多くなってしまう関係上、費用が高くなってしまうお傾向が。

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