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弱冷房除湿って何?エアコンの除湿機能で快適に過ごそう

最終更新日: 2023年03月31日

弱冷房除湿について詳しく知っている人は多くないでしょう。弱冷房除湿と冷房を上手に使うと、電気代の節約にもつながります。

弱冷房除湿の概要から、他の除湿方法と冷房の違い、弱冷房除湿のメリットやデメリットについて紹介します。

弱冷房除湿とは

エアコンのリモコン

エアコンのリモコンにあるボタンの除湿は、基本的に弱冷房除湿です。弱冷房除湿の機能について仕組みを知ると、部屋の除湿をうまくすることができます。まずは除湿の弱冷房除湿について解説します。

温度を少しずつ下げながら除湿する方法

弱冷房除湿は、室内機から部屋の湿った空気を吸い込んで、空気を冷やす役割があります。熱交換器で冷やされた空気から出た水分は、ドレンホースを通って外へ排出されます。残った冷たい空気は室内に戻る仕組みです。

温度が高い空気は水分が多く保たれているため、弱冷房除湿では空気中の水分を取り除くことで、湿度を下げているのです。

弱冷房除湿は、湿度だけを下げて冷たくなった空気を戻すため、室内の温度は緩やかに下がります。水分を排出することで、同時に除湿も行うことが可能です。

エアコンの弱冷房除湿ボタンの見分け方

エアコンの弱冷房除湿のボタンは「除湿」や「ドライ」と表示されています。メーカーによっては「カラッと除湿」や「さらら除湿」と表示されたボタンがありますが、こちらは弱冷房除湿とは違い「再熱除湿機能」です。

再熱除湿はグレードの高いエアコンにあり、弱冷房除湿と再熱除湿を切り替えられる仕組みもついています。

メーカーによってリモコンの表示が異なっているため、使っているエアコンの除湿機能がどちらか知りたい場合は、取扱説明書を確認してみましょう。

弱冷房除湿のメリット

弱冷房のメリット

弱冷房除湿は部屋の空気を除湿する役割があり、除湿器と似ています。湿度を下げて冷たい空気を室内に戻す以外に、どんなメリットがあるでしょうか。メリットを知って弱冷房除湿を効果的に利用しましょう。

電気代を安く抑えられる

弱冷房除湿は、湿度を下げることで気温を下げているため、冷房よりも電気代を安く抑えられます。

エアコンは室内の温度から設定温度に近づけるときに、エネルギーを多く使います。夏や冬の季節は冷房や暖房の温度差が大きく、弱冷房除湿より電気代が高くなります。

部屋の大きさや機種、メーカーによって多少違いはありますが、基本的に弱冷房除湿は電気代を抑えることが可能です。

温度よりも湿度を下げたい場合に便利

冷房は室内の温度を下げることが目的の機能です。梅雨の湿度が高いときに冷房を使っても、温度は下がりますが湿度は変わりません。

弱冷房除湿は、室内の湿った空気を取り込んで変熱器で冷やすことで、湿気が水分になりドレンホースから外へ排出する仕組みになっています。

気温が下がっても湿度が高い場合は、冷房ではなく弱冷房除湿で湿度を下げるようにしましょう。

弱冷房除湿のデメリット

デメリット

弱冷房除湿は部屋にこもっている湿度を下げて空気を冷やします。電気代が安くなるメリットがありますが、デメリットもあります。効果的に利用するために、弱冷房除湿のデメリットを知っておきましょう。

外気温や室温が高い場合、室温が下がりにくい

弱冷房除湿は、除湿した空気を戻しているため、冷房のように冷えた温度になるまでに時間がかかります。空気を熱交換器で冷たくしてはいますが、温度を下げるためではないので、弱く冷房がかかっている状態です。

そのため、外気温や室内の温度が高い場合は、湿度が低い空気と部屋に残っている暑い空気が混じるだけになってしまい、室温が下がりにくくなるのです。

また梅雨の時期は、除湿ができないときがあります。弱冷房除湿は、蒸し暑く室温が高すぎないときに湿度を下げる目的で利用するため、利用シーンによっては活用できないことを覚えておきましょう。

ほかの除湿方法や冷房との違い

エアコンをスマホアプリで操作

エアコンの除湿には、弱冷房除湿と再熱除湿の2種類があります。暑い日に、部屋を快適な温度にする機能は冷房です。夏の暑い日や湿気を取りたいときに使うには、どのような利用が効果的か知っておくと上手に活用できます。それぞれの違いについて紹介します。

再熱除湿との違い

弱冷房除湿と再熱除湿はどちらも除湿を目的にされた機能です。再熱除湿は、室内の湿った空気を室内機から取り込み、空気を熱交換器で冷やして水分だけをドレンホースで外へ排出します。

湿度を下げて、冷たくなった空気を設定された温度にして室内に戻します。冷房と暖房の両方の機能を一度に行うことが可能です。

湿度を下げる工程は弱冷房除湿と同じです。しかし再熱除湿は冷たくなった空気をもう一度暖めるため、電気使用料は冷房よりも少々高くなります。

冷房や弱冷房除湿で身体が冷たいと感じる人は、湿度が下がった暖かい空気を送り出す再熱除湿を利用すると、快適に過ごせるでしょう。

冷房との違い

冷房は、夏の暑いときに急速に室内の温度を下げられる機能です。室内に溜まった熱い空気を熱交換器で急激に冷まします。熱い空気は室外機から外に排出し、冷たい空気だけを室内に戻して効率よく室内の温度を下げているのです。

室外機の横を歩いて暑いと感じてしまうのは、室内の暑い空気を出しているからです。冷房は、設定温度まで急激に冷やしているため、消費エネルギーを多く使います。

電気使用量の違いで見ると、弱冷房除湿が一番消費が少なく、再熱除湿が最も多くなります。

【電力消費量】

弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿

除湿を使い分けて空気を快適にしよう

エアコンをスマホアプリで操作する女性

弱冷房除湿の概要から、メリットやデメリット、ほかの冷房機能との違いについて解説してきました。除湿の種類や冷房について理解すると、季節ごとに効果的な利用をすることができます。

消費電力の違いを覚えておくことで、節約にも役立つため、湿度や利用シーンを考えて除湿機能を利用しましょう。

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