広い部屋にプライベートな空間を作りたい場合は、間仕切りの設置がおすすめです。業者に依頼が必要な間仕切りリフォームと、自分でできる手軽な間仕切り方法について解説します。納得のいく方法を見つけて、部屋の空間を効率的に使いましょう。
部屋の間仕切りリフォームの種類
業者に依頼してリフォームする間仕切り方法を紹介します。DIYに慣れている人なら、自分で設置できるケースもあります。まずは種類を知ってから、部屋をどのように間仕切りしたいか検討しましょう。
アコーディオンカーテン
楽器のアコーディオンのように蛇腹状になったカーテンを、天井から取り付ける方法です。
アコーディオンカーテンで間仕切りするためには、天井にレールか吊りパイプを付ける必要があります。ホームセンターやネットショップで購入し、自分で設置することも可能です。しかし、高所での作業は危険を伴うため、DIYに慣れていない人は業者に依頼するのがおすすめです。
間仕切りが不要なときは、カーテンを開くと空間が解放されます。必要なときだけ部屋を間仕切りしたい人には、アコーディオンカーテンが向いているでしょう。
パネルドア
パネルドアもアコーディオンカーテンと同様に、天井にレールを設置して取り付けます。
アコーディオンカーテンとの違いは、折れ戸タイプと引き戸タイプがあることと、ガラスやアルミフレームなど、素材がしっかりしている点です。折りたためるドアをイメージするとわかりやすいでしょう。
アコーディオンカーテンよりも重量があるので、レールを設置する際は取り付け部分を補強する必要があります。DIYでの取り付けも可能ですが、作業中に落下して怪我をするのを防ぐため業者に依頼する方が安心です。
アコーディオンカーテンよりもしっかりと間仕切りしたい人や、冷暖房効率を良くしたい人に向いています。
壁を新設する
間仕切りしたい部屋が広く、個室を確保したい場合、業者に依頼して壁を新設する方法もあります。アコーディオンカーテンやパネルドアに比べると、遮断性が高いので、防音やプライバシー保護になります。
個室にする部分に、ドアやコンセントを設けることが可能です。完全な個室を確保できますが、そのぶん費用がかかることを覚えておきましょう。
また新設した壁が不要になり撤去したい場合、工事が必要になる点も注意が必要です。壁を新設する際は、将来的なことも考えて検討しましょう。
自分で手軽にできる間仕切りの種類
賃貸住宅でリフォームできない場合や、ちょっと間仕切りしたい場合に向いている方法です。ホームセンターやネットショップで購入すれば、すぐに設置できる手軽なものを紹介します。
突っ張りカーテン
天井にカーテンレールを取り付けられない場合や、小さい空間を間仕切りで確保したい場合は、突っ張りカーテンがおすすめです。床から天井に突っ張るタイプの突っ張り式なら、広い空間も手軽に仕切れます。
壁に穴を開ける必要がないため、賃貸住宅でも気軽に設置できます。カーテンを簡単に付け替えられるので、部屋の雰囲気や季節に合わせたカーテンで楽しめる点もメリットです。
カーテンだけでなくマルチカバーをクリップで留めたり、ハンドメイドで好みのカーテンにしたりと、自由に楽しめます。
パーテーション
目隠し程度で仕切りたい場合は、置き型やキャスター式のパーテーションなら、手軽に間仕切りできます。何連かに折りたたまれたタイプもあるので、好みのものを探しましょう。
必要なサイズのパーテーションを用意して置くだけなので、突っ張りカーテンよりも簡単です。
天井と床で突っ張るタイプのパーテーションなら、置き型よりもしっかり間仕切り可能です。網状になっていたり、小さい棚が付いている突っ張り式パーテーションも多くあります。ちょっとした小物を置いたり、見せる収納をしたりと、おしゃれに使えるでしょう。
家具を使って仕切る
部屋の仕切りたい空間に、家具を置いて間仕切りする方法もあります。すでに持っている家具で仕切れば、コストを抑えられるでしょう。
キャスターが付いた可動式の間仕切り家具なら、簡単にレイアウトを変更できます。壁に沿って配置すれば普通の収納棚にもなるので、間仕切りが不要なときも邪魔になりません。
プライベートな空間を作りたい場合は、床から天井まで隠せる高さの家具を設置しましょう。ただしぴったりなサイズの家具を探すのは難易度が高く、高所での作業が必要です。天井まで仕切りたい場合は、オーダーメイドの家具を作ったり、リフォーム業者に依頼したりすると良いでしょう。
間仕切りリフォームにかかる費用相場
間仕切りの種類による費用相場を紹介します。リフォーム料金は業者に依頼した場合の相場、手軽にできる間仕切りの料金相場は、ホームセンターやネットショップで購入する場合の相場です。
間仕切りにかかるリフォーム料金の相場
アコーディオンカーテンの取り付け料金の相場は、2万5,000~10万円です。天井にレール、もしくは吊りパイプを取り付けるだけなので、間仕切りリフォームの中では費用を抑えて設置できます。
パネルドアの取り付け料金の相場は、15万~20万円です。取り付け部分の補強が必要なことと、パネルドア自体の価格が高額なため、アコーディオンカーテンよりもコストがかかります。
家具を使って仕切る間仕切り収納の相場は、20~50万円です。家具の性能や材質、組み立ての難易度によって料金が変わります。家具をオーダーメイドする場合は、100万円程度かかることもあるでしょう。
壁の新設の相場は8万~25万円です。ドアを設置する場合は11~15万円、コンセントや照明を増やす場合は9~12万円が追加でかかります。
手軽にできる間仕切りの料金相場
手軽にできる間仕切りの場合、リフォーム作業がないぶん料金を抑えられます。
突っ張りカーテンを設置する際にかかる料金相場は、4,000~1万5,000円程度です。
置き型パーテーションは4連やちょっとした目隠しになるものなら、7,000円程度で購入できます。収納付きの突っ張り式パーテーションは、1万~5万円程度です。
既存の家具を使う場合は、費用をかけずに間仕切りできます。既製品の棚を買うのであれば、5万円ほどかかると見ておきましょう。
間仕切りを設置するメリットとデメリット
今ある部屋に間仕切りで空間を作る場合、多くのメリットがある半面、デメリットも存在します。どちらも把握したうえで、上手に間仕切りを設置しましょう。
メリット:プライベートな空間を作れる
間仕切りを設置すると、リビングのような広い場所にプライベートな空間を確保できる点がメリットです。最初は子ども部屋として使っていた空間を間仕切りして、一人一人の部屋を作ることはよくあります。
また、間取りの都合でリビングが玄関から丸見えになっている場合や、リビングから見えてしまうキッチンを隠したい場合は、目隠しの効果を得られます。
そのほか、散らかりがちなリビングの荷物置き場や来客時の目隠しとして、部屋をスッキリ見せたいときに役立つでしょう。
メリット:作業に集中できる
在宅ワークや集中して作業したいときなど、家族が同じ空間にいると気が散ってしまうものです。テレビやソファ、ゆっくりしている様子の家族などが視界に入ると、「少しだけ休憩しようかな」と考えてしまうこともあるでしょう。
間仕切りを設置すれば、集中力の妨げになるものが視界に入らなくなります。家族からの視線も気にならなくなって作業に集中できる点が、間仕切りを設置するメリットです。
デメリット:部屋が狭くなり収納を検討する必要がある
間仕切りを設置すると、仕切ったぶん部屋が狭くなる点がデメリットです。生活動線が悪くなる場合もあるので、間仕切りをする際はどこにスペースを設けるか、しっかり検討しましょう。
また部屋の収納場所が減ってしまったり、間仕切りスペースを広く取った場合、中の収納が必要になったりするケースもあります。
収納場所を確保しながら間仕切りしたい場合は、間仕切り収納の活用がおすすめです。ただし、天井まで仕切るハイタイプの間仕切り収納は圧迫感が出てしまいます。空間を大切にしたい場合は、ロータイプやミドルタイプの収納家具で仕切るといいでしょう。
自宅に合った間仕切りを設置しよう
リビングのような広いスペースにちょっとした作業スペースが欲しい場合、間仕切りの設置がおすすめです。間仕切りの種類はリフォーム業者に依頼が必要なものと、自分で手軽に設置できるものがあります。
どの程度空間を仕切りたいのかによって、合う方法が異なります。リフォーム業者に依頼すると費用がかかるので、よく検討して空間を区切りましょう。
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