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部屋の間仕切りリフォームの方法と費用相場!工事なしで仕切りを作る方法も紹介

最終更新日: 2025年03月04日

広い部屋にプライベートな空間を作りたい場合は、間仕切りの設置がおすすめです。

間仕切りの種類や実例、設置のメリット・デメリットについて解説します。

部屋の間仕切りリフォーム種類7つと費用相場

まずは代表的な7種類の間仕切りとそれぞれの特徴について、簡単に表にまとめました。

間仕切りの種類 設置の費用相場 こんな人におすすめ 注意点
①アコーディオンカーテン 2万5,000~10万円 – 手軽に間仕切りを設置したい

– スペースを有効に使いたい

– 開閉を頻繁に行う予定がある

– 完全な防音・遮音は期待しにくい

– 軽量な素材が多いので耐久性や遮光性はそれほど高くない

②パネルドア 15万~20万円 – ドアのような仕切りを簡易的に導入したい

– 閉めたときの見た目を少し重視したい

– レールや枠の設置が必要となる場合が多い

– 床や天井の水平・垂直がとれていないと開閉に支障が出る可能性

③突っ張りカーテン 1,000円~5,000円程度 – 賃貸などで壁や天井に穴を開けられない

– なるべく安価に仕切りたい

– 突っ張り棒の耐荷重を超えると落下する恐れ

– カーテンの生地によっては遮光性・遮音性に限界あり

④パーテーション 5,000円~30,000円程度 – 移動式や折りたたみ式で必要に応じて間仕切りしたい

– 部屋の一部を軽く仕切りたい

– スタンドタイプは転倒リスクがあるため固定方法に注意

– 素材やデザインにより費用や防音性・安定感が異なる

⑤障子・ふすま 30,000円~100,000円程度 – 和室や和風のインテリアを好む

– 既存のレール・鴨居がある部屋を仕切りたい

– 紙張りの障子は破れやすい

– 遮音性は低めでプライバシー確保が難しい

– 定期的なメンテナンスが必要

⑥家具を使って仕切る 3,000円~50,000円(家具代) – パーテーション代わりに収納も兼ねたい

– 大がかりな工事をしたくない

– 家具の高さや安定性に注意

– 片面が壁側になると通気性が悪くなることがある

– レイアウト変更時に動かすのが大変な場合も

⑦壁を新設する 100,000円~500,000円程度 – 完全に部屋を区切りたい

– 防音や断熱性能も重視したい

– 不動産価値の向上を図りたい

– 工事が大がかりで費用も高め

– 賃貸物件では難しい場合がある

– いったん壁を作ると簡単に撤去・変更しづらい

①アコーディオンカーテン

楽器のアコーディオンのように蛇腹状になったカーテンを、天井から取り付ける方法です。

アコーディオンカーテンで間仕切りするためには、天井にレールか吊りパイプを付ける必要があります。ホームセンターやネットショップで購入し、自分で設置することも可能です。しかし、高所での作業は危険を伴うため、DIYに慣れていない人は業者に依頼するのがおすすめです。

間仕切りが不要なときは、カーテンを開くと空間が解放されます。必要なときだけ部屋を間仕切りしたい人には、アコーディオンカーテンが向いているでしょう。

アコーディオンカーテンの費用相場

アコーディオンカーテンの取り付け料金の相場は、2万5,000~10万円です。天井にレール、もしくは吊りパイプを取り付けるだけなので、間仕切りリフォームの中では費用を抑えて設置できます。

②パネルドア

パネルドアもアコーディオンカーテンと同様に、天井にレールを設置して取り付けます

アコーディオンカーテンとの違いは、折れ戸タイプと引き戸タイプがあることと、ガラスやアルミフレームなど、素材がしっかりしている点です。折りたためるドアをイメージするとわかりやすいでしょう。

アコーディオンカーテンよりも重量があるので、レールを設置する際は取り付け部分を補強する必要があります。DIYでの取り付けも可能ですが、作業中に落下して怪我をするのを防ぐため業者に依頼する方が安心です。

アコーディオンカーテンよりもしっかりと間仕切りしたい人や、冷暖房効率を良くしたい人に向いています。

パネルドアの費用相場

パネルドアの取り付け料金の相場は、15万~20万円です。取り付け部分の補強が必要なことと、パネルドア自体の価格が高額なため、アコーディオンカーテンよりもコストがかかります。

③突っ張りカーテン

天井にカーテンレールを取り付けられない場合や、小さい空間を間仕切りで確保したい場合は、突っ張りカーテンがおすすめです。床から天井に突っ張るタイプの突っ張り式なら、広い空間も手軽に仕切れます。

壁に穴を開ける必要がないため、賃貸住宅でも気軽に設置できます。カーテンを簡単に付け替えられるので、部屋の雰囲気や季節に合わせたカーテンで楽しめる点もメリットです。

カーテンだけでなくマルチカバーをクリップで留めたり、ハンドメイドで好みのカーテンにしたりと、自由に楽しめます。

突っ張りカーテンの費用相場

突っ張りカーテンを設置する際にかかる料金相場は、4,000~1万5,000円程度です。リフォーム作業がほぼ不要であるため、安価に抑えられます。

④パーテーション

目隠し程度で仕切りたい場合は、置き型やキャスター式のパーテーションなら、手軽に間仕切りできます。何連かに折りたたまれたタイプもあるので、好みのものを探しましょう。

必要なサイズのパーテーションを用意して置くだけなので、突っ張りカーテンよりも簡単です。

天井と床で突っ張るタイプのパーテーションなら、置き型よりもしっかり間仕切り可能です。網状になっていたり、小さい棚が付いている突っ張り式パーテーションも多くあります。ちょっとした小物を置いたり、見せる収納をしたりと、おしゃれに使えるでしょう。

パーテーションの費用相場

置き型パーテーションは4連やちょっとした目隠しになるものなら、5,000~1万円程度で購入できます。収納付きの突っ張り式パーテーションは、1万~5万円程度です。

⑤障子・ふすま

部屋に日本的な雰囲気を与えたいなら、障子・ふすまを取り入れるのがおすすめです。

障子は目隠しとしての役割を持ちつつも、日光をしっかりと取り入れられる点がメリットです。紙の種類によって採光の度合いを調整できる点もうれしいですね。

障子・ふすまの費用相場

障子・ふすまの費用相場は3万円~10万円程度です。障子の種類によって費用は変わってきます。

⑥家具を使って仕切る

部屋の仕切りたい空間に、家具を置いて間仕切りする方法もあります。すでに持っている家具で仕切れば、コストを抑えられるでしょう。

キャスターが付いた可動式の間仕切り家具なら、簡単にレイアウトを変更できます。壁に沿って配置すれば普通の収納棚にもなるので、間仕切りが不要なときも邪魔になりません。

プライベートな空間を作りたい場合は、床から天井まで隠せる高さの家具を設置しましょう。ただしぴったりなサイズの家具を探すのは難易度が高く、高所での作業が必要です。天井まで仕切りたい場合は、オーダーメイドの家具を作ったり、リフォーム業者に依頼したりすると良いでしょう。

⑦壁を新設する

間仕切りしたい部屋が広く、個室を確保したい場合、業者に依頼して壁を新設する方法もあります。アコーディオンカーテンやパネルドアに比べると、遮断性が高いので、防音やプライバシー保護になります。

個室にする部分に、ドアやコンセントを設けることが可能です。完全な個室を確保できますが、そのぶん費用がかかることを覚えておきましょう。

また新設した壁が不要になり撤去したい場合、工事が必要になる点も注意が必要です。壁を新設する際は、将来的なことも考えて検討しましょう。

間仕切りを設置するメリットとデメリット

今ある部屋に間仕切りで空間を作る場合、多くのメリットがある半面、デメリットも存在します。どちらも把握したうえで、上手に間仕切りを設置しましょう。

メリット:プライベートな空間を作れる

間仕切りを設置すると、リビングのような広い場所にプライベートな空間を確保できる点がメリットです。最初は子ども部屋として使っていた空間を間仕切りして、一人一人の部屋を作ることはよくあります。

また、間取りの都合でリビングが玄関から丸見えになっている場合や、リビングから見えてしまうキッチンを隠したい場合は、目隠しの効果を得られます。

そのほか、散らかりがちなリビングの荷物置き場や来客時の目隠しとして、部屋をスッキリ見せたいときに役立つでしょう。

メリット:作業に集中できる

在宅ワークや集中して作業したいときなど、家族が同じ空間にいると気が散ってしまうものです。テレビやソファ、ゆっくりしている様子の家族などが視界に入ると、「少しだけ休憩しようかな」と考えてしまうこともあるでしょう。

間仕切りを設置すれば、集中力の妨げになるものが視界に入らなくなります。家族からの視線も気にならなくなって作業に集中できる点が、間仕切りを設置するメリットです。

デメリット:部屋が狭くなり収納を検討する必要がある

間仕切りを設置すると、仕切ったぶん部屋が狭くなる点がデメリットです。生活動線が悪くなる場合もあるので、間仕切りをする際はどこにスペースを設けるか、しっかり検討しましょう。

また部屋の収納場所が減ってしまったり、間仕切りスペースを広く取った場合、中の収納が必要になったりするケースもあります。

収納場所を確保しながら間仕切りしたい場合は、間仕切り収納の活用がおすすめです。ただし、天井まで仕切るハイタイプの間仕切り収納は圧迫感が出てしまいます。空間を大切にしたい場合は、ロータイプやミドルタイプの収納家具で仕切るといいでしょう。

【実例】間仕切りのリフォーム事例3選

ここでは、一戸建て・マンションでの間仕切りリフォーム事例を紹介するとともに、成功例と失敗例のポイントを解説します。

【成功事例】LDKをスマートに仕切った一戸建て

子どもが小学生になり、勉強に集中するためのスペースが必要になりました。

そこでLDKの一角に可動式パーテーションを設置し、子どもの勉強スペースを確保しました。設置費用は約60万円。パテーションは必要なときだけ引き出して仕切れるため、普段は開放的なリビングを保てます。

結果として家族が集まるリビングの雰囲気を壊さずに集中できるスペースができ、子どもの学習意欲も上がった事例です。

【成功事例】マンションでの引き戸リフォーム

隣り合っている和室とリビングの間に目立つ段差がありましたが、引き戸で空間を仕切ることで段差が目立たなくなりました。

普段は戸を開け放ち、来客時やプライベート空間が必要な時だけ戸を閉めて使っています。

費用は引き戸本体やレールの工事で約45万円でした。

【失敗事例】壁を増やしすぎて暗くなったケース

続いて失敗事例です。

一戸建てのリビングとダイニングの間に壁を設置したことで、防音性を高めました。一方で採光が足りず、昼間でも照明が必要になってしまうことに。

暗くなることや動線の変化を十分考慮せずに工事を進めたことが原因でした。このように暮らし全体の動線や光の入り方を考慮しないと、使い勝手が悪くなる可能性があるため注意が必要です。

自宅に合った間仕切りを設置しよう

リビングのような広いスペースにちょっとした作業スペースが欲しい場合、間仕切りの設置がおすすめです。間仕切りの種類はリフォーム業者に依頼が必要なものと、自分で手軽に設置できるものがあります。

どの程度空間を仕切りたいのかによって、合う方法が異なります。リフォーム業者に依頼すると費用がかかるので、よく検討して空間を区切りましょう。

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