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訪問見積もりなしで引越しできる!非対面で依頼するコツも解説

最終更新日: 2024年05月20日

多くの引越し見積もりでは、自宅に引越し業者が訪問し、荷物量や周辺環境を調査した上で料金を出すのが一般的です。ただし「自宅に業者を呼びたくない」「訪問してもらう時間もない」という人も多いのではないでしょうか。

実は、荷物の量や新居周辺の環境など、正確な情報を引越し業者に提供すれば、非対面でも引越し見積もりを取ることが可能です。訪問なしで引越し見積もりを取る方法について、メリット・デメリットを踏まえて解説します。

引越しの訪問見積もりはそもそも必要?

引越しの訪問見積もりは「正確な料金を出すために必要」と言われますが、しなくても問題ないケースも多いです。引っ越す人の荷物量や、サービスによっては訪問なしで引越し見積もりできます。

引越しで訪問見積もりをする主な理由

引越し業者が訪問見積もりをする理由は主に以下の3つです。

  • 荷物量を正確に把握するため
  • 引越し先周辺の環境確認のため
  • 自社の営業・提案のため

引越しの荷物量や周辺環境は、手配するトラックの大きさや当日のスタッフ数に影響します。正確な見積もり料金を算出するために、運ぶ荷物や建物の構造を直接チェックするのが訪問見積もりの主な目的です。

一方で、自社に依頼してもらう営業目的もあります。訪問して対面でコミュニケーションする分、引越し業者にとってはプランの提案がしやすいです。依頼者も「わざわざ来てもらったから」と頼むケースは多いので、引越し業者も訪問見積もりを案内します。

訪問なしで引越し見積もりできる場合がある!

基本的に「荷物量の正確な把握」と「引越し先周辺の環境確認」が正しくできれば、引越しの訪問見積もりは必要ありません。

たとえば単身者など荷物量が少ない人は、引越し業者がわざわざ調査しなくても、荷物量に差が出にくいです。そのため訪問なしで引越し見積もりが取れます。

荷物が多い家族引越しでも、利用するサービスを選ぶことで非対面で見積もりすることが可能です。実際に使えるサービスは「訪問なしで引越しの見積もりを取る4つの方法」で紹介します。

なお訪問なしの引越し見積もりは、自分で荷物を調べるといった手間もあります。こののち紹介するメリットやデメリットで、訪問なしでも問題ないかどうかを確認することも大切です。

訪問なしで引越しの見積もりを取る4つの方法

訪問見積もりなしで引越し料金の見積もりを取るとき、主に4つの方法を利用できます。

引越しの相見積もりサイト

複数の引越し業者が登録されているWebサイトを使って引越し見積もりを取る方法です。引越しの希望日や荷物量、依頼する作業内容などを入力すれば、条件に合った引越し会社から見積もりが届きます。

ただし引越し見積もりサイトの中には、営業電話をかけて訪問見積もりに誘導するケースも多いので注意が必要です。

訪問なしで引越し見積もりするなら、最大5つの引越し会社から条件に合った見積もりが届くミツモア」を利用しましょう。登録時に電話番号やメール入力が必要ですが、やりとりはすべてチャットで完結できて、営業電話もかかってきません。

ミツモアなら単身から家族まで幅広い人が利用でき、訪問見積もりなしで引越しすることが可能です。

訪問なしで引越し見積もりをとる

関連記事:引越し一括見積もりサービスで失敗したら注意!利用時に選ぶポイント4選

電話やメール

公式HP:サカイ引越センター

引越し業者に直接電話やメールをして見積もりを取る方法です。業者の公式サイトから連絡先や現住所、新居の情報などを入力すれば、後日引越し業者から電話やメールで連絡が入りますスムーズに説明できるようにあらかじめ必要な情報をメモ帳にまとめておくと安心です。

なお引越し業者によって、訪問なしで見積もりできる対象者が異なる点に注意しましょう。

たとえば日本通運は、電話のみで引越し見積もりできる人は単身者のみです。サカイ引越センターでも単身引越しなら電話かメールで見積もり可能ですが、基本的には訪問見積もりを推奨しています。

アート引越センターは単身者か、家財が少ない人なら電話で見積もり可能です。荷物の多い家族引越しの場合、訪問見積もりとなる可能性があります。

ビデオ通話

公式HP:日本通運|日通リモート見積もり(リモミ®)

GoogleMeetやZoomなど、ビデオ通話ができるツールを利用し部屋の中を撮影して見積もりを取る方法です。担当者が画面越しで実際の荷物を確認しながら見積もりを取るため、訪問なしでも正確な料金を算出してもらえます。

サービスを提供するのは、サカイ引越センターの「まりモ」、日本通運の「リモミ®」、アート引越センターの「ミライアップル引越しセンターなど、大手の引越し業者が中心です。

ビデオ通話の引越し見積もりの場合、基本的に単身者から家族まで利用できます(※)。ただし撮影の仕方や部屋の状態、ネットの通信状態によっては正確に荷物を確認できず、訪問見積もりとなるケースもある点に注意しましょう。

※サカイ引越センターの「まりモ」は単身のみの利用

チャットツール

公式HP:カルガモ引越しセンター
公式HP:カルガモ引越しセンター

LINEなどのチャットツールを使って、見積もりを取る方法ですスマートフォンにチャットツールをインストールして友達登録をした後、撮影した室内の写真を送信したり、専用の依頼フォームに入力すれば、自動で回答してもらえます

チャットツールで見積もりできる主な引越し業者は、関東で活躍するカルガモ引越センターです。カルガモ引越しセンターでは、2人家族の1LDK程度の荷物量ならLINE上で料金を確認できます。

サカイ引越しセンターにもLINE見積もりサービスがありますが、「LINEでやり取りする」というだけで、訪問不要ではない点に注意しましょう。

なおチャットツールではありませんが、ネット上で引越し見積もりが完了するアップル引越センターの「ラクニコス」というサービスもあります。

訪問なしで引越し見積もりを取るメリット

引越し業者による自宅への訪問なしで見積もりを取るメリットは、大きく分けて下記の3つです。

見積もりにかかる時間を短縮できる

訪問見積もりでは調査を引越し業者に任せられますが、訪問日のスケジュール調整をしたり、事前に部屋を片付けたりする時間が必要です。

訪問見積もり自体の時間は、荷物量の確認や詳細な契約を聞く時間を含めて1件あたり15分~30分程度ですが、簡単な片付けなどの準備を含めると半日から1日かかる可能性があります。

訪問なしで見積もりを取れば、引越し業者同士で鉢合わせる心配もなく、見積もりに必要な時間を大幅に削減することが可能です。

過剰な営業を断りやすい

引越し業者によってはしつこく営業をしてくるケースもあります。どうしても契約が欲しいとはりきるあまりに依頼者からするとしつこいと感じてしまいます。訪問なしによる見積もりができればすぐに判断せず、ひと呼吸置いてから返事ができるでしょう。

プライバシーを守りやすい

引越しのために必要なこととはいえ、男女を問わず、知らない人を自宅に上げることに抵抗感を覚える人がいます。様々な事情があって引っ越すことを周りに悟られたくない人も少なくありません。訪問なしで見積もりを受けるとプライバシーが守られるため、第三者に引っ越すことが分かりづらくなります。

見積もり料金の透明性が高い

訪問なしの引越し見積もりは、依頼者が自分で入力した情報をもとに料金を算出します。家具家電や段ボール数ごとの料金が明確に示されるので、追加料金が発生するときの状況もわかりやすいです。

また訪問見積もりでは、訪問時の人件費が追加で発生して高くなるケースがあります。訪問なしならその心配もいりません。

引越し業者を比較しやすい

訪問見積もりは業者に日程調整や立ち合いの時間がかかる分、多くても2~3社の見積もりしか取れない可能性があります。

訪問なしなら見積もりにかかる時間を短縮できるので、一度に何社もの見積もりをとれます。引越し業者を比較しやすく、料金が安い業者を見つけやすいのがメリットです。

訪問なしで引越し見積もりを取るデメリット

引越し業者と非対面で見積もりが受けられる一方で、下記のデメリットについて把握する必要があります。

自分で荷物量を調べる手間がかかる

引越し業者による正確な荷物量の調査が行われないため、自分でどれくらいの荷物を新居に持っていくのか調べる手間がかかります。見積もりを取る際、引越し希望日の2週間から1か月前を目途に、どれくらいの荷物量になるかのか確認しておきましょう。とくに2人以上の家族世帯は、早めに計画を立てることをおすすめします。

関連記事:引っ越し見積もりは何日前までに予約する?日数がないときの対処法

料金を高く設定されがち

引越し当日、すべての荷物をトラックに載せられない事態を避けるため、ヒアリングした荷物量よりも大きめのトラックや多めの作業スタッフを手配する場合があります。業者と非対面で見積もりを依頼する場合、依頼者の自己申告をベースに荷物量や大きさを試算することから、料金を高めに設定するケースがあるので注意しましょう。

追加料金が発生することがある

訪問見積もりをしないで引越し当日を迎えたとき、運ぶ荷物が増えてしまうパターンもあります。ダンボールが1、2箱増えても問題ありませんが、あまりにも数が多いと追加料金を支払う必要があります。伝え漏れがないように、運ぶ荷物は事前にリストアップしておきましょう

追加料金が発生しないためのコツは、「非対面で引越し見積もりを取るときのコツ」で紹介しています。

当日の作業がスムーズに進まないことがある

訪問見積もりでは荷物の量だけでなく、荷物の搬出入に使う通路の確認もしています。しかし非対面で引越し業者に見積もりを依頼すると、部屋の間取りや現住所周辺の状況について詳しく知ることができません。場合によっては、階段の高さや坂道の傾斜などの影響で運搬に支障が出て、遅延が発生する可能性もあるので注意しましょう。

引越し人数が多いほど準備に時間がかかる

単身者 2人 3人 4人以上
荷物量 〇(少ない) △(普通) △(普通) ×(多い)
見積もり準備にかかる時間 〇(15分~30分) 〇(15分~30分) △(30分~45分) ×(45分~60分)
見積もりの正確性 (正確性あり)〇 (正確性あり)〇 (正確性ほぼあり)△ (正確性ほぼあり)△

新居へ引っ越す人数が多ければ多いほど荷物量が増えます。単身引越しの場合、Webサイトや電話などで見積もりを取っても荷物が少なく、実際の荷物量に差が出にくいです。2人暮らしの世帯も問題はありません。

新居に持っていく荷物が多い3人以上の家族で引越す場合は、家庭によって荷物量に大きな差が出てきます。正しく荷物量を伝えないと当日に料金が変更になる可能性が高いです。

荷物を調べる時間のない人は、自宅に訪問してもらい見積もりを取ることをおすすめします。

非対面で引越し見積もりを取るときのコツ

訪問ではなく、電話やメール、ビデオ通話などを使って非対面で見積もりを取るときに知っておきたいコツは下記の4つです。

家具や家電の大きさは取扱説明書で確認する

一般的に家具や家電の大きさは、横幅(W)×奥行(D)×高さ(H)で記載されるため、その3辺を測りましょう。家電や家具の場合、付属の取扱説明書や品番で検索をすれば大きさがわかります。

なお計測が必要なのは、ダンボールに入らないサイズの家具や家電です。たとえば炊飯器など、小さくて持ち運びが簡単な物は通常のダンボールや購入時の箱に梱包し、運んでもらえるため大きさを測る必要はありません。

関連記事:大型家電・家具のみの引越し費用相場とコスト削減の方法

ドアの開口部は開けた状態で測る

旧居と新居のドアの大きさもなるべく正確に計測しましょう。荷物を運べるかどうかが重要なため、開けた状態の高さと幅を測ることが大切です。

一般的に玄関ドアの大きさは幅80cm以上、高さ200cm以上といわれています。玄関ドアから搬入できない家具はクレーンを使って搬入するため、かなり大がかりな作業が必要です。

階段や急な坂道がある場合、写真や動画で詳細に伝える

現住所や引越し先に螺旋階段や途中で踊り場があるタイプの階段があるか確認することも大切です。屋内外に階段があったり、急傾斜の坂道があったりすると重い荷物を運ぶとき、階段の形状によっては希望の部屋に運べなくなる可能性があります。

階段の横幅や高さだけではなく、コンセントカバーや照明など、壁より出ている部分の有無についても確認しておきましょう。言葉で伝えるのが難しい場合は、写真や動画を撮って引越し業者に共有するとスムーズです。

ダンボール箱のサイズや個数を正確に数える

新居に持っていくダンボール箱は何箱必要か、あわせて箱のサイズはどれくらいになるのかチェックしておきましょうダンボールの数を含め荷物量を確認しておくことで、引越し業者との間で認識のズレが生まれにくくなります

関連記事:引越しに使うダンボールのサイズは?使用の目安と入れられる荷物の例を紹介!

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引越し業者の訪問なしで見積もりを取る方法やメリット、デメリットについて解説しました。時間が取られない分、スピーディーに見積もりが取れますが、正確な見積もり金額が出ない場合があります。

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