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引っ越しの際にはガスの解約手続きを忘れずに。最適なタイミングは?

最終更新日: 2024年01月18日

引っ越しをするときに忘れてはならない手続きのひとつが「ガスの解約」です。

ガスの解約手続きをする最適なタイミングや、使用停止までの具体的な手順、ガスを解約するときの注意点を解説します。

またガスを解約するときによくある質問にも回答していきます。

ガス解約手続きの最適なタイミングは?

引っ越しに伴いガスの解約をする場合、最適な手続きのタイミングはいつになるのでしょうか。余計な費用や手間をかけないために、ガス解約手続きの解約をする最適なタイミングを紹介します。

解約の手続きは1週間前までに

ガスの解約手続きは、できれば2〜3週間前まで、遅くとも引っ越し当日の1週間前までにはすませましょう。

特に引っ越しシーズンや土日祝日、年末年始はガス会社が繁忙期となるため、希望の日程に予約を取れない可能性があります。引っ越し前後は準備に忙しくスケジュールの調整が難しくなる時期でもあるため、できるだけ早めの手続きがおすすめです。

ほとんどのガス会社が、申し込み自体は解約をしたい日の約1カ月前から受け付けています。ただしWebサイトでの申し込みは、受付期間が設けられている場合も少なくありません。

▽同時期に行いたい、ほかのライフラインの解約・契約手続きの方法はこちら

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解約の手続きを忘れてしまった場合

もしも手続きを忘れて引っ越しの1週間前を過ぎてしまった場合は、気が付いたタイミングで速やかに申し込みをしましょう。

その際にはWebサイトだとやり取りに時間がかかる可能性もあるため、電話での連絡がおすすめです。

運よく予約が空いていれば、当日であっても対応してもらえる場合があります。ただしガス会社との予定が合わなければ、解約が引っ越しの翌日以降になってしまう可能性もあるため注意しましょう。

ガス使用停止までの具体的な手順

実際にガス解約をするには、どのような手順なのでしょうか。申し込み前の準備も含めて、申し込みから解約までの具体的な手順を紹介します。

申し込みの前に準備しておくこと

ガス解約の申し込みには、ガス会社へ手続きに必要な情報を伝える必要があります。その場であわてなくて済むように、必要な情報はあらかじめ手元に用意しておきましょう。

手続きのときに必要な情報は下記の通りです。

  • お客様番号
  • 契約者の氏名
  • 現住所
  • 電話番号
  • 引っ越しの予定日時
  • 引っ越し先の住所
  • 訪問希望日時

特にお客様番号と訪問希望日時は、把握や準備をしていないと改めて連絡をし直す手間が発生してしまいます。手間を減らすためにも忘れずに準備しておきましょう。

お客様番号の確認方法

お客様番号は毎月のガスメーター検針のときに届く検針票や払込書から確認ができます。用紙の上部や、契約者名の下に記載されている数字がお客様番号です。

またガス会社や支払い方法によってはWebサイトから確認できる場合もあります。

用紙などを捨ててしまって確認できないなど、どうしてもわからないときは事前にガス会社に問い合わせをしましょう。

ガス会社に連絡をして閉栓日を決める

準備ができたらガス会社に解約の連絡をしましょう。連絡の方法は基本的に電話またはWebサイトです。

電話で手続きをする場合は口頭でお客様番号や契約者情報を伝えたあと、実際に閉栓をしてもらう訪問希望日時を決めます。

ガス会社によって稼働できる時間帯は異なるものの、ほとんどの場合は土日祝日であっても受け付けてもらえるはずです。閉栓したあとはガスが使えなくなるため、基本的には引っ越し当日を閉栓の日に指定するのがおすすめです。

またガス会社のWebサイトでも解約手続きが可能です。必要情報を入力したあと、スケジュールが埋まっていない日に予約しましょう。

当日の作業は基本的には立ち会いが必要

予約の日時にガス会社の係員が訪問して閉栓作業を行います。閉栓作業中は基本的に立ち会いが必要です。

ただしガスメーターや閉止レバーが屋外にある場合など、立ち会いが必要ではないこともあります。手続きの際には、どちらのパターンになるかを事前に確認しておきましょう。

閉栓作業の時間は10分程度です。作業が終わったら最終月のガス料金を精算して、解約手続きが完了となります。ガス料金の支払い方法は現地精算、口座振替、クレジットカード払い、払込書などです。

ガスを解約するときのよくある質問

困った顔の女性

引っ越しでガスを解約するときには、さまざまな疑問が生じてくるものです。ガスを解約するときのよくある質問をチェックしておき、直前であわてないようにしましょう。

「立ち会いは代理人に依頼してもいい?」

ガス会社の予約が埋まっていて立ち会い可能な日を指定できないときや、急な用事が入ったときは代理人に依頼しても構いません。その場合には委任状は必要ないものの、あらかじめガス会社への連絡が必要になります。

立ち会いが必要な場合は室内で作業を行うことも多いため、家族や友人、大家さんなど信頼できる人を代理人に立てましょう。

ただしガス料金の支払い方法が口座振替やクレジットカードでないときは、最終月のガス料金を現地精算する場合があります。現地清算するときには契約者本人の立ち会いが必要なので注意しましょう。

「最終月のガス代はどのように計算する?」

毎月請求されるガス代はガス使用量に応じた料金プランの「基本料金」と、1㎥ごとにかかる「従量料金」の合計金額で決まります。しかし最終月のガス料金の算出方法はこの限りではありません

まず最終月の料金プランはその月の実際のガス使用量を使用日数で割り、30を乗じた数値で決まります。

たとえばガス会社にガス使用量90㎥以上で適用されるプランAと、ガス使用量200㎥以上で適用されるプランBがあるとします。実際のガス使用量が70㎥、使用期間が10日なら「(70㎥÷10)×30=210㎥」となるため適用されるのはプランBです。

次に適用される料金プランの基本料金をガスを使用した日数で日割りにしましょう。さらに料金プランで設定されている「1㎥当たりの単位料金」に、実際のガス使用量を乗じた金額を合算します。こうして求められる金額が最終月のガス料金です。

ただし解約日が前回の検診日の翌日から一定日数が経過しているときは、通常の料金での計算となる場合もあります。不明な場合は、事前にガス会社に確認しておきましょう。

「自分で設置したガス機器は引っ越し先でも使える?」

現在使っているガス機器を自分で設置した場合、引っ越し先の状況によっては継続利用ができない可能性もゼロではありません。

ガスの種類には都市ガスとプロパンガスの二つがあり、ガスの種類ごとに使えるガス機器が決まっています。

そのため現在の住居と引っ越し先とで、ガスの種類が同じか否か確認が必要です。

特に都市部から地方へ、地方から都市部への引っ越しではガスの種類が変わることが多いでしょう。引っ越し先のガスの種類は、不動産会社に確認をすればすぐに調べられます。

また引っ越し先で利用するしないにかかわらず、自分で設置したガス機器は基本的に撤去が必要です。

ガスを解約するときの注意点

注意するポイント

ガスを解約するときにはどのようなポイントに注意すべきなのでしょうか。ガス解約の際の代表的な注意点を二つ解説していきます。

連絡を忘れると余計なガス料金がかかる

引っ越し前はさまざまな準備や手続きが忙しく、うっかりガス解約の手続きを忘れてしまうことも少なくありません。

もしもガス解約の連絡を忘れていた場合は、引っ越し後にも旧居のガス契約は継続します。

その場合ガスの解約が完了するまでは、新居と旧居の両方にガス料金がかかってしまうため注意が必要です。

もちろん閉栓日の予約が引っ越し当日までに取れなかった場合にも、同様にガス料金はかかり続けます。

このような事態を防ぐためにも、ガス解約の連絡は遅くとも引っ越し当日の1週間前には、確実にすませるようにしましょう

新居での使用開始の手続きをしておく

ガスの解約手続きだけでなく、新居でのガス使用開始の手続きもすませておきましょう。ガスの解約で連絡をするときにあわせて開始連絡をすると、手間が省けます。

もしも使用開始の手続きを忘れてしまうと、開栓作業が完了するまで新居でガスが使えません。お湯や火が使えず冬場は特に不便です。

繁忙期などはガス会社がすぐに対応できない可能性もあるため、遅くとも1週間前までに手続きをすませるのが無難です。

当日は新居に係員が訪問しての開栓作業となります。必ず立ち会いが必要となるためスケジュールをしっかりと確保しておきましょう。閉栓と同じく代理人への依頼も可能です。

ガスの解約手続きは引っ越しの1週間前までに

ガスの解約手続きにベストなタイミングは引っ越しの2〜3週間前です。繁忙期には予約が埋まってしまう可能性もあるため、遅くとも1週間前までには連絡をしましょう。

解約の手続きは電話またはWebサイトで行います。あらかじめお客様番号と契約者情報を確認しておくとスムーズです。また一緒に新居でのガス使用開始の手続きも済ませておきます。

閉栓作業はガスメーターの位置などによって立ち会いが必要です。立ち会いは代理人に依頼しても構いません。

手続きを忘れてしまうと、引っ越し後も旧居のガス料金が発生してしまいます。余計な料金を払うことのないように、引っ越しの際には忘れずにガス解約の手続きをしましょう。

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