真空式パイプクリーナーでトイレのつまりを解消！おすすめ商品も紹介

トイレのつまりを解消するには、真空式パイプクリーナーが便利です。真空式パイプクリーナーの仕組みや解消できるつまりの原因をチェックして、自宅のトイレに使えるかを確認しましょう。実際につまりを解消する方法やおすすめ商品も紹介します。

トイレ掃除の真空式パイプクリーナーとは

真空式パイプクリーナーは排水口につまった異物を吸い上げて、排水を正常な状態に戻すアイテムです。仕組みや構造・どのようなつまりの原因に対して使えるのか、詳しく確認していきましょう。

つまりを解消する仕組みと構造

真空式パイプクリーナーは排水口に先端を密着させ、ハンドルを上下することで異物を吸い上げたり押し出したりするアイテムです。

カップ内が真空になると、高い吸引力と押し出す圧力が生み出されます。一般的につまり解消に使われるラバーカップ(スッポン)の強化版と考えれば、イメージしやすいでしょう。

真空式パイプクリーナーは長さ30cm～1mの製品が一般的で、排水口に密着させるための先端部分と筒状の持ち柄から構成されています。先端はゴム・本体部分はプラスチックで作られている製品がスタンダードです。

排水口の形状に合わせて先端が曲がったタイプなど、多くの種類があります。最近ではモーターの力で吸引する電動式タイプも販売されているため、使いやすさや予算と相談して適したクリーナーを選びましょう。

効果を発揮するトイレつまりの原因

真空式パイプクリーナーが効果を発揮するつまりの原因は、水に流してよい異物だけです。例えば小便や大便・少量のトイレットペーパーなどには効果的です。他にも髪の毛や小さなゴミ程度の異物であれば、基本的に吸い出せます。

しかしスマートフォンやおもちゃなどの固形物や、大量の紙など水に流れないものがつまっている場合には向きません。無理にクリーナーを使うと異物が押し出されてしまい、排水管の奥から吸い出せなくなってしまうリスクもあります。

作業を始める前につまりの原因が何なのかを確認しましょう。真空式パイプクリーナーで吸い出せない異物がつまっているなら、専門業者への依頼が必要です。

真空式パイプクリーナーの使い方

真空式パイプクリーナーを実際にどう使うのか、効率的に使う方法も合わせて紹介します。間違った使い方で汚物が飛び散らないように注意しましょう。

トイレつまりを解消する手順

真空式パイプクリーナーの他に用意するものは次の三つです。

• バケツ
• 新聞紙
• 手袋やマスクなど汚れ防止のアイテム

真空式パイプクリーナーと便器が密着しやすくなるよう、作業前に軽く掃除を済ませておくとより効果的です。新聞紙で便器まわりの床や壁を養生しておくと、汚物が飛び散って汚れるのを防げます。準備ができたら以下の手順でつまりを解消しましょう。

1. 真空式パイプクリーナー先端のゴムを便器内の排水口に密着させる
2. ハンドルを勢いよく引き上げる
3. つまりが解消するまでハンドルの押し引きを繰り返す

先端を便器に密着させたらゴム部分がつかるまで水を注ぎます。水につけながら使うと「すき間から空気が漏れていないか」「ゴム部分が密着しているか」をチェックできるためです。

ハンドルを引き上げる際はしっかり抵抗を感じるかを確認しましょう。抵抗が弱い場合はすき間から水が入っていると考えられるため、手順の1からやり直しです。

ハンドルの押し引きを繰り返して始めより抵抗が薄れてくれば、つまりが解消されているサインです。最後に水を流して排水の状態をチェックします。「小」または水洗レバーを半分ほど引いた水量で、水が流れればOKです。

より効果的に使うには？

真空式パイプクリーナーの効果をより高めるには、排水口内を完全な真空に近い状態で作業するのがポイントです。空気が抜けると効果も落ちてしまうため、クリーナーと便器をしっかり密着させましょう。

また真空式パイプクリーナーはつまりを－吸い上げるためのアイテムです。ハンドル操作は「ゆっくり押し出し一気に引き上げる」イメージで行うと、吸い上げる段階で勢いを付けられてより強い吸引力を実感できます。

おすすめの真空式パイプクリーナー

市販されている真空式パイプクリーナーは、用途によって構造が変わります。おすすめの3アイテムを比較して、自分に合うクリーナー選びの参考にしましょう。

2個のゴムで使い分け「SANEI 真空式パイプクリーナー」

大小2種類のゴムで男子用小便器をはじめとして、さまざまな場所のつまりに対応できる真空式パイプクリーナーです。大きいゴムは男子用小便器に・小さいゴムは洗面所やお風呂場にと、使いやすいように用途を分けられます。

トイレと洗面所やお風呂場に同じものを使うのに抵抗があっても、ゴムを取り換えれば衛生面に安心して使えるでしょう。「一つで全部済ませたい」「衛生的に使い分けしたい」という人におすすめの商品です。

強力に吸引「SANEI 真空式パイプクリーナー 洋式トイレ用」

「SANEI 真空式パイプクリーナー」を洋式トイレに対応できるよう、吸引力を上げたアイテムです。ゴムにスリーブがついており伸ばして使うことで便器との密着感が増すため、つまりの原因をより強力に吸引します。

同じく大小2つのゴムが用意されており、洋式トイレ以外に洗面所やお風呂場でも使用可能です。「とにかく強い吸引力が欲しい」という人のニーズにも、十分に応えてくれるでしょう。

三つの先端パーツ「GAONA 真空式パイプクリーナーフルセット」

三つの先端パーツが付属されており、一つ用意しておけばあらゆる排水口のつまりを解消できる優れものです。大小2つのゴム・エアコンドレンホース用の先端パーツの3種類を、用途ごとに付け替えて使えます。

トイレや洗面所・お風呂場だけでなく、エアコンのドレンホースのつまりまで解消できる点は珍しい特徴です。付属パーツが多い分だけ値段は高めではあるものの、「場所に合わせていくつも買うのは面倒」という人には便利でしょう。

自力で直せない場合はプロに相談を

水に流れないものや大きなものがトイレにつまると、真空式パイプクリーナーを使っても排水の状態を解消できません。自力で作業をしてもつまりが改善しない・原因が水に流れない異物だと分かったという場合は、プロに相談するのが得策です。

つまり解消を業者に依頼するメリット

大きなメリットとして挙げられるのは、早期に問題が解決する点です。業者に依頼すれば原因の特定からつまりの解消まで、スムーズに行ってくれます。毎日使うトイレのつまりがスピーディーに解決できれば、不便を感じる期間が短くて済みます。

また自分でつまりを解消する場合は試行錯誤が必要な上に、成功する保証もありません。間違った方法で作業をして状況が悪化すれば、水漏れにつながり近所に迷惑をかける事態にもなり得ます。

プロなら原因の特定や作業だけでなく、自分では気づけなかったトラブルを発見できるのも強みです。奥の状態を目視できないトイレのつまりは、異物ではなく排水管自体のトラブルが原因かもしれません。

業者選びは一括見積もりがおすすめ

優良業者を見つけるには複数の業者から見積もりを取るのがポイントです。1社の見積もりだけでは、提示された額が妥当なのか簡単には判断できません。

自力で解消できないトイレつまりの解消にかかる費用相場は、次の通りです。見積もり額を比較するときの参考にしましょう。

ただし料金は状況によって変わってきます。一括見積もりサービスを利用すれば1社1社に自分の状況を伝える必要がなく、手軽に正確な見積もりの取得が可能です。

地域の業者とマッチングできる「ミツモア」では、簡単な質問に答えていくだけで最大5社から見積もりの提案が届きます。依頼前にチャットで業者に質問できる機能もあるため、しっかり検討して選びたい人にもおすすめです。

見積もりを比較するときのポイント

複数社からの見積もりを比較するとき、着目したいポイントは次の三つです。

• 料金相場・支払い方法
• 施工実績
• アフターフォロー

トイレのつまり解消にかかる料金が、相場と比較して高すぎないか確認します。支払い方法は現金だけでなく、クレジットカードにも対応していると便利です。

施工実績は多ければ多いほど、信頼できる業者だと判断できます。特に写真付きの施工例が多い業者であれば、十分な信用に値するでしょう。丁寧な作業も期待できます。

施工後にトラブルが発生したとき、無料もしくは良心的な価格でアフターフォローを行ってくれる業者ならより安心です。クーリングオフ制度を用意している業者もありますので、気になる場合は事前に確認しておきましょう。

真空式パイプクリーナーでつまりを解消

トイレのつまりには真空式パイプクリーナーが効果的です。原因が水に流れる異物であれば、強力な吸引力でつまりを解消できます。価格も1,000円台からと手が届きやすいアイテムのため、一つ持っておいて損はないでしょう。

クリーナーを使っても解決できないトイレのつまりは、業者に対応を依頼するのが確実です。業者を探す際は一括見積もりサービスを活用して、複数の業者を比較検討すると納得できる依頼先を見つけやすくなります。

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