トイレのつまり修理の料金相場は？ぼったくり業者を見分けるポイントも解説

家のトイレが突然つまると生活に支障が出るため、早急な対処が必要です。トイレのつまりの原因や状況によっては、自力で直せる場合と業者に依頼する方法があります。信頼できる修理業者の選び方や、修理にかかる費用についても解説します。

トイレのつまり修理の料金相場

つまりの程度別に、業者に依頼するときにかかる費用の相場をご紹介します。

【軽度のつまり】作業内容と料金目安

トイレットペーパーを大量に流してしまった、流せるシートなどがつまってしまった等の場合、トーラー作業を行うと相場は10,800円程度です。

ラバーカップで対応可能な場合は4,000円程度、薬剤で溶かしてつまりを解消する場合は3,000円程度かかります。

また、排水桝の汚れを落とさなければならないときには、2,400円程度かかるため、なるべくつまりが起こらないように注意しましょう。

【重度のつまり】作業内容と料金目安

スマホや子どものおもちゃ、眼鏡などを落としてしまった場合は、大掛かりな作業が必要になるケースもあります。

高圧ポンプを使用した場合は7,200円程度、高圧洗浄機で作業をした場合は22,000円程度かかります。

それでもつまりが解消できず、便器の脱着を行わなければならない場合は、33,000円以上かかると見ておくべきでしょう。

見積もり料や出張費用の有無もチェック

作業員が実際に現地に出向き、状況を確認してみないと必要な作業や部品がわからないので、正確な修理費用がわかりません。

トイレの修理代金の他に見積もり料や出張費・時間外の割増料金などを取る業者もあり、実際の請求額に驚くこともあります。

業者選びの際は、修理代金だけで決めるのではなく、見積もり料や出張費の有無についてもしっかりチェックしておきましょう。

トイレのつまり修理代金を安く抑えるコツ

トイレの修理が早急に必要になった場合、気になるのが修理代金です。修理代金は工夫することで、安く抑えられます。修理代金を安く抑えるコツについて解説します。

症状を放置しない

トイレの水位が普段よりも高かったり、流れが悪かったりする場合、そのまま放置しないことが大切です。

症状を放置すると、水があふれて電気系統まで壊れてしまう恐れがあります。

また、つまっているものが奥へ移動してつまりが悪化した結果、修理代金が高くなる可能性もあります。
トイレがつまったら早めに対処することが、修理代金を安く抑えるポイントです。

相見積もりを取って相場感を知る

業者を呼ぼうと思っても、一社のみの見積もりで依頼を決めないようにしましょう。

本当にその見積もりが適切な価格なのかがわからないからです。

相場がわからない場合は、必ず複数の業者から見積もりを取り、一般的にどの程度の費用がかかるものなのか確かめる必要があります。

トイレがつまったら焦ってしまうでしょうが、まずは落ち着いて相見積もりを取りましょう。そこから適正価格だと判断した業者に依頼するのがベターです。

混み合う時間帯や曜日を避ける

夜間から早朝にかかる時間帯や土日は、通常の修理料金に加えて割増料金が加算されるケースがあります。

業者によっては、距離に応じて出張料金がかかるところもあるので、要注意です。

時間に余裕がある場合は、平日の日中など業者が空いている時間帯に修理を依頼すると安く済むことがあります。

トイレ修理を自宅から離れた業者に依頼するときは、出張費の有無も合わせて確認しましょう。

悪徳業者のぼったくりを避けるために確認するポイント

トイレ修理を業者に依頼するときは、信頼できる業者を選ぶことが大切です。業者を見極めるためのおもなポイントを3つ解説します。

口コミや会社情報を確認する

業者のホームページなどにある大半の口コミは、その業者を利用した人のリアルな感想です。

そのため口コミの内容を全体的にチェックすると、業者の評価を把握できます。評価の高い口コミが多い場合は、技術面での安心感や実績の豊富さも伺えます。

口コミの他に会社情報も確認して、どのような会社なのかを見ておきましょう。口コミや会社情報の内容が充実している業者は、逆の場合と比べて信頼できる業者と判断できます。

詳しい見積もりを提示するか

優良な業者であれば、つまりの状況を確認後、どのくらいの費用になるのか見積もりを提示してから作業に入るのが一般的です。事前に見積もりを出さない業者に依頼すると、作業後に相場よりも高い修理代金を請求される可能性があります。

作業を進めていく中で、作業方法が変わって提示した見積もりとは料金が変わる可能性も考えられます。丁寧な内容の説明や見積もりをする業者は信頼できるといえるでしょう。

トイレのつまり修理の見積もりを依頼する

電話口での対応が丁寧か

電話口での対応に誠実さが感じられない業者には依頼するべきではありません。

明らかに億劫そうに話していたり、質問をしてもはっきりと答えてくれなかったりする場合は、実際に施工をしに来る人たちの質も悪い可能性が高いからです。

反対に、電話口で親切な対応をしてくれる業者は信頼が置けます。従業員への教育が行き届いていると考えられるので、相見積もりを取る中で優先順位を上げてもいいでしょう。

トイレのつまりを自力で解消する方法

トイレのつまりは、原因などによっては自力で解消することが可能です。自力で行う方法について解説します。作業する前の準備や手順を確認してから行いましょう。

自力でつまりを修理できるケース

自分でつまりを修理できるのは、以下の3通りのケースです。決して無理はせず、試しても解消できないようなら業者を呼ぶことを念頭に置いて作業を始めましょう。

水に流せるものがつまった

大量のトイレットペーパーや流せるシート、大便などがつまった場合は自力で修理できるケースが多くあります。

ただし、あまりにも量が多すぎる場合や、固まって排水口を塞いでしまっている場合はラバーカップなどを使っても解決できないこともあるので注意しましょう。

水が流れる勢いが弱い

水流の不具合の原因には、タンクの不調が考えられます。もし節水のためにタンク内にペットボトルを入れていたりすると、そのせいで適切な量の水が流れなくなってしまうことがあるからです。

また、トイレのタンクの中には「水位線」という線が引かれています。これよりも水量が下にある場合は、十分な水がタンク内に貯まっていないということになります。水面の高さも確認しておきましょう。

封水が少しずつ引いていく

便器に貯まっている表面上の水を「封水」と呼びます。これが少しずつ引いていく現象が起きている場合、時間が経てば解決する可能性もあります。

ですが、固形物や水に溶けないものを落としてしまったなど、原因がはっきりしているのであれば、すぐに取り除きましょう。放置しておくと、完全につまってしまうことが考えられます。

ラバーカップを使ったつまり解消方法

ラバーカップは、トイレットペーパーなど水溶性のものがつまっているときに効果的な道具です。ラバーカップによる圧力を利用して、つまりの原因になっているものを流します。

ラバーカップを使うときは、便器内の水が適性位置にあることを確認しましょう。便器から水があふれそうになっている場合は、ラバーカップを使うと水が逆流してあふれることがあるからです。

針金ハンガーを使ったつまり解消方法

針金ハンガーはやわらかめのものがおすすめです。ハンガーの持ち手に近い部分をペンチで切り、先端部分を輪状に丸くします。

輪にした部分をつまり部分に押し入れて、細かく動かし、つまりを削ります。このとき、強く動かしすぎないことが重要です。

針金の先端部分が便器を傷つけたり、つまっているものを奥へと押しやったりして状況を悪化させることがあります。根気強く、少しずつ作業を進めましょう。

トイレのつまり修理を依頼する

トイレのつまりは原因によっては、自力で対処できるケースもありますが、無理に行うと症状を悪化させる場合もあります。自分でやってみて難しいときは、無理せず業者に依頼するのがベターです。

トイレのつまり修理の見積もりを依頼する