自分が生まれ育った実家が、どんどん汚くなっていくのはあまり見たくありませんよね。
しかし高齢化社会を迎えた今、親が高齢になったために実家の掃除が行き届かなくなっているというご家庭が増えています。
そのため、実家に久しぶりに帰ってきたら、以前よりも汚くなっていたと感じる人もしばしば。
実家が汚れる原因とは、いったい何なのでしょうか?
大掃除必須!?実家が汚くなる原因3つ
実家が汚れる原因は、主に親自身の体力などと直結しています。
実家から離れて暮らしているような場合、親の状態をリアルタイムで知ることが難しく、帰ってきてから気が付くことも多いです。
帰った際には親と密にコミュニケーションをとって、変化がないかどうかをチェックするようにしましょう。
親の認知能力の低下
高齢になると、脳の機能が衰えてくる人も多いです。認知症とはならずとも物忘れがはげしくなったりするもの。
近年では、高齢者が車を運転し、ブレーキとアクセルを踏み間違えるといった事故が増加していますね。
判断力の低下や物忘れは、日常生活にも影響を及ぼします。
たとえば、食料品の買い物に行って同じ食材を何度も買ってしまう場合、それだけで冷蔵庫がいっぱいになり廃棄する食材が増えてしまいます。
年齢をかさねると、へやを汚してしまう原因がふえるのです。
親の体力気力の低下
どんなに健康そうに見えるご両親でも、若い頃より体力や気力が低下してしまう人も少なくありません。
掃除をする時は、掃除をするための体力や、掃除をしようとする気力が必要です。
そういった体力・気力が低下してしまうだけで、「掃除をするのは面倒だ」と思えてくるものです。
そのうえ、体調不良などを患っていれば、何かをしようという気力が湧きにくくなるのも事実です。
やっと重い腰を上げて掃除ができたとしても、体力や気力の低下によって掃除中のケガのリスクも高めです。
また人間は環境に慣れていく習性もあり、汚れていても生活しているうちに慣れてしまうといった点も否めません。
すると「ちょっと汚れているくらいなら掃除しなくてもいいか」という習慣が作られていきます。
その結果、実家の清潔感が失われるようになります。
掃除を始めるきっかけがなくなる
掃除をする理由がなければ、わざわざ掃除をしようとは思えなくなります。
それは20~30代の人にもいえることです。
普段汚い部屋で生活していても、初めて恋人が部屋に来るといったように、前代未聞の事態になったらどうでしょう?
汚い部屋には呼べない!と慌てて掃除をする人は多いのではないでしょうか。
それと同じように、高齢になったご両親でも特別な理由ができれば、重い腰を上げてでも掃除をするようになります。
その特別な理由のひとつが子供が実家に帰ってくることなのです。
帰ってくるとなれば掃除だけではなく、料理まで頑張ってしまうかもしれませんね。
子供が実家に来ることがなければ、大きなイベントもないため、掃除などを頑張るといった気力が湧きにくくなります。
実家掃除をするメリット3つ
掃除をするメリットは清潔感を保つだけではありません。
必要なものを見つけやすくなるだけでなく、異臭による近所迷惑防止にもつながります。
また、掃除をすることで運気が上がるとも言われています。
このように、掃除をすることで様々なメリットを享受できるのです。
掃除をすることで必要なものを見つけやすくなる
モノがあふれている家は、居心地が悪いだけではなく、生活するうえで不自由になります。
そのうえ、物忘れが多くなってしまったら、生活をするだけでひと苦労です。
「さて出かけよう!」と思ったら、必要なモノがどこにいったのかわからないと、探す手間が増えます。
自分以外の人に「家の中のモノを取ってきて」と頼むときに、あまりにもモノがあふれていたら、探す人も困ってしまうでしょう。
実家を整理整頓しておくことは、住んでいるご両親だけではなく、自分にもメリットがあるといえます。
掃除をすることで異臭による近所迷惑防止
ゴミがたまっている家だと、住んでいる人だけではなく、近所にも迷惑がかかることになります。
特に、家の中だけではなく、外にゴミや不要なものが置いてあると、周りから見ても不快に思われてしまうでしょう。
ここ最近では、近所づきあいを以前より重視しなくなってきています。
しかし、年齢を重ねると万が一の時に近くにいる人は、頼りになる存在になることも大いにあります。
ゴミによって迷惑をかけることがないよう、実家をチェックしておくほうがよいといえます。
掃除をすることで運気が上がると言われている
掃除をすることで、運気が上がるとはよく言われていることです。
運気を上げるといえば、風水を思いつく人もいると思いますが、風水の基本概念は掃除にあるといえます。
運を左右するほど、掃除は昔から重視されてきたことのひとつです。
風水で家の開運スポットといえば「玄関」です。
運気が入ってくるといわれる玄関が汚い家は、家全体の運気が低下するといわれています。
簡単な掃き掃除でも、毎日やれば運気を上げることにつながります。
玄関にゴルフバッグなどは置かず、すっきりさせておくことがポイントです。
玄関のほかにも、家全体をスッキリさせることで、気の流れが良くなり、運気を上げることにつながっていきます。
実家掃除を親とスムーズに行うポイントは?
「実家を掃除をする!」と息子や娘が宣言をしても、親の許可が必要な場合が多く、簡単に掃除できるものではありません。
そのため、なんとなく実家を掃除しなきゃと思っても「まあいいか」で先延ばしをしてしまう人も多いです。
実家をスムーズに掃除するには、親の許可やスケジューリングなど様々な準備が必要です。
親と仲良く掃除をするために確認すべきポイントを7つお伝えします。
1:実家を無理やり掃除しようとしない
ご両親が「掃除をしなくてもいい」と乗り気ではない場合や、ある場所だけは掃除してほしくないという要望があることも、時としてあります。
特に高齢のご両親で、戦後の貧しい時期を過ごした世代になると、モノを捨てられず取っておく習慣がある人もいます。
子供から見て「要らなそうだな」と思っても、本人が大切にとっておくようなモノは、何かの思い入れがあるかもしれません。
そんな時は、無理やり片付けなくてもよいと割り切りましょう。
2:親に実家を掃除するメリットを伝える
ご両親が掃除をしたがらない場合、その理由も考えてみましょう。
理由の中には、掃除するメリットを感じていないからというのもあります。
掃除をするメリットを感じてもらうには、具体的にどのようによくなるかがわかるように伝えてください。
たとえば、モノが山積みになっていたら、そのモノを取り除くことで部屋が広くなること、モノにつまづいて転倒するリスクが防げることなどが考えられます。
中古でも売れる本や家具があれば、お金に変えられるのも、年金暮らしの両親にはうれしいことです。
実際に掃除をして良いことが体感できると、自然に掃除をしよう気力が湧いてくるでしょう。
3:事前に実家を掃除するスケジュールを組み立てる
たまたま実家に帰ったタイミングで、掃除をしたいなあと思う人は少なくありません。
しかし、普段掃除をしていないような実家の場合は、年末の大掃除なみの掃除を想定しなければ、きれいにはならないでしょう。
掃除の習慣がないような親だと、掃除することを理解してもらうところから始めなければなりませんね。
また、病院に行くなどの予定がある日は避けるべきといえます。
いつ・どのタイミングで掃除をするのか、スケジュールを立てることが先決です。
4:掃除する部屋を決める
いつ掃除をするのかが決まったら、掃除をする部屋を決めてください。
掃除といっても、家全体の掃除をするとなると、時間も労力も必要となります。
限られた時間を効率的に使うのであれば、1部屋をしっかりと掃除できればよいでしょう。
ある場所をきちんときれいにすれば、それを見てご両親が掃除をし始める可能性もあります。
また、別の日に帰った時には違う部屋を掃除するといったように自分に無理のない範囲で行いましょう。
5:実家の掃除をお手伝いしてくれる知人や友人を集める
手伝ってくれる人がいれば、さらに掃除がはかどります。
知人や友人あるいは親族でもよいでしょう。
タンスなどの家具の移動をする際は、力のある人はとても頼りになります。
また、掃除をするという目的のほかにも親族が集まるきっかけづくりに利用するのもおすすめです。
普段は冠婚葬祭でしか顔を合わせないという親族もたくさんいると思われますが、普段から掃除などを通して絆を深めておくのもよいでしょう。
掃除が終わったら、みんなで食卓を囲んで疲れを癒しましょう。
6:事前に実家のゴミの分別の確認をする
住んでいる地域によって、ゴミの出し方が異なることも珍しくありません。
予想されるゴミは「燃えるゴミ・不燃ごみ・粗大ごみのどれにあたるのか?」「どのように分別すればよいか?」を事前に確認しておくとスムーズです。
無計画に掃除をしてしまうと、分別に手間取ったり、ゴミを捨てた後で分別しなければならなったりと、手間を増やすことにもなりかねません。
また分別と合わせて、地域指定のゴミ袋も用意しておきましょう。
7:実家のゴミ回収日の確認も忘れずに
掃除でたくさんのゴミが出ると予想される場合は、ゴミの回収日近くに掃除をし、ゴミを実家からすぐ出せるようにしておきましょう。
大量のゴミを出すのも、高齢のご両親には負担になってしまう場合もありますので、持ち運びしやすいように分けることも大切です。
回収日を忘れないために、カレンダーに印をつけるか、ゴミの袋に出す日付と時間を明記した紙を貼っておくのもおすすめです。
実家を掃除した後に不用品を処分する方法
掃除して出た不用品はどうやって処分する?
一般のごみ回収に出せるものばかりの場合や、量が多くない場合は、自治体の家庭ごみや粗大ごみ回収に出すのが一番安いです。大型の家具・家電などが多い場合は、不用品回収業者にまとめて引き取ってもらうのが一番ラクです。家まで回収に来てもらえるので運ぶ手間もありません。
不用品回収を業者に依頼した場合の費用相場は?
定額でトラックに載せられるだけ不用品を回収してもらえる積み放題プランの場合、軽トラックなら10,000~20,000円、2tトラックなら29,000~45,000円程度が目安です。運び出しのときに2階からの吊り下げなどの追加作業が発生した場合、追加料金がかかる可能性もあります。
まとめ:実家掃除の業者への依頼はミツモアで可能
さて、ここまで実家を掃除するポイントなどをお伝えしてきましたが参考になりましたか。
実際にやろうとすると細かい場所の掃除が難しいことや、自分にも家庭があって精いっぱいという人もいるでしょう。
そんな時は、自分で掃除をするのではなく、掃除のプロに掃除をしてもらうのもひとつの方法です。
掃除のスケジュールを決めるところから、ゴミの撤去までプロにお任せしてしまうことで、実家がきれいに。
そんなプロを探すなら、ハウスクリーニング業者を探せる「ミツモア」がおすすめです。
ミツモアは、自分に合う業者を探せるサイトです。
いくつかの業者に一括で見積もり依頼を出すことができ、業者選びがスムーズ。
「エアコンのクリーニングだけお願いしたい」「不用品を回収してほしい」という部分的な作業の依頼も可能です。
ご両親にも相談してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。
- 見積もり金額
- 口コミ評価
- 対応の丁寧さ
複数の事業者を比べることで、相場から大きく外れる金額を提示する事業者や、利用者からの評判がよくない事業者を見分けられます。
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ミツモアを通して届くのは、「古物商許可」の取得が確認できた事業者の見積もりのみ。再利用目的で不用品を回収できる資格を持っています。
ルールを守ってサービスを提供していることがあらかじめわかるので安心です。
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各事業者の見積もり料金はもちろん、過去にその業者に仕事を依頼したユーザーからの口コミ評価も確認できます。
「相場より金額が高すぎたり安すぎたりしないか」「悪い口コミが集まっていないか」など、複数の観点で事業者を比べられますよ。
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不用品回収サービスとは?
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