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遺影写真の値段はどのくらい?作り方別の費用をご紹介!

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最終更新日: 2022年12月14日

遺影写真の作成料金はいくらかかる?

遺影の値段は作り方によって異なります。既存写真を業者で遺影用に編集して作る場合は5,000~7,000円ほどで、額縁やリボンなどを加えると+5,000円かかるでしょう。生前に撮影を行う場合、撮影を依頼したところによって料金は変わりますが、葬儀社に依頼すると2.5万~3万円ほどです。

遺影写真はどうやって用意する?

遺影の主な作り方は①既存の写真をプロに加工・修正してもらい作成する②加工アプリや修正ソフトを使い自分で作る③生前に遺影用写真を撮影しておくの3つです。もともとある写真を遺影として使うだけでなく、事前にカメラマンに依頼して遺影撮影する方法もあります。プロに撮影を依頼すれば、仕上がりのきれいな遺影になります。

そもそも遺影写真とは?どんな時に使うもの?

そもそも遺影写真とは?どんな時に使うもの?
そもそも遺影写真とは?どんな時に使うもの?

遺影写真の費用について解説していく前に、 そもそも遺影写真とはどのような意味を持つ写真であるかということや、どのような場面で使用されるのかということについて解説していきたいと思います。

遺影についての理解を深めることで、適切に遺影の準備を行い適切な場面で使用することが可能になるのです。

遺影とは葬儀の場で使用する故人の写真

結論から言うと、遺影写真は葬儀で使用する故人の写真です。

ご存知の方も多いかもしれませんが、祭壇に飾るという形で遺影はよく使用されます。

葬儀中に祭壇に故人の写真を飾ることにより、参列者は故人の顔を思い浮かべながらお見送りすることができるようになります。

生前に故人が元気だった頃の写真を視覚的に記憶にとどめておくことで、故人との思い出をよりはっきりと心の中に刻むことができるのです。

遺影は49日までは後飾り祭壇に飾る

葬儀の際に使用する遺影写真ですが、葬儀が終了してからどのように遺影を取り扱って良いのか迷うという人は多いです。

最も一般的な遺影写真の取り扱い方法は、葬儀が終了してから49日までは後飾り祭壇に飾るという方法になります。

後飾り祭壇は故人の葬儀が終了して火葬されてから死後の世界へ旅立つまでの待機場所となるのです。

そのため、故人の魂がまだこの世にいる間は遺影写真を遺骨とともに後飾り祭壇に飾るようにしています。

最近では生前に遺影を撮影する人が増えています

このよう遺影写真は葬儀中の祭壇に飾ってから49日まで使用されることになることがわかりました。

遺影写真を準備する方法として、生前に撮影した写真を加工して準備するという方法もありますが、生前に遺影を撮影するという方法もあります。

「終活」という言葉が普及してきたように、生前の元気なうちに遺影写真の撮影も済ませておくことでスムーズに最期を迎えようとする人が増えてきているのです。

人生の最期はいつ訪れるのか誰にも予測することはできません。

突然遺影写真が必要になってしまうと、残された家族や親戚たちは急いで遺影写真を準備しなければならなくなってしまいます。

できれば家族や親戚たちにも穏やかな気持ちで見送ってもらいたいものです。

生前に遺影写真を準備しておくことは葬儀の準備に要する労力が軽くなるだけでなく、故人の納得いく写真を準備することができるというメリットもあるということも、生前に遺影写真を撮影する人が増えてきている理由の一つです。

遺影写真の作り方はさまざま

遺影写真の作り方はさまざま
遺影写真の作り方はさまざま

ここまで解説してきたように、家族や親戚たちに穏やかに最期を見送ってもらうためには、遺影写真を適切に準備することが大切です。

しかし、遺影写真の準備方法には様々な方法があるので、どの方法が適しているのか分からないという人も多いです。

確かにいる写真の作成方法には様々な種類があります。

作成方法によっては利用料金がかかる場合もありますし、遺影写真の品質が変わってくるということも考えられるのです。

ここからは遺影写真の作成方法について詳しく解説していき、適切な遺影写真の準備方法を考えてもらいたいと思います。

既存の写真を加工・修正して遺影写真を制作する

1つ目の遺影写真の作成方法は、既存の写真を加工・修正して遺影写真を制作するという方法です。

この方法は生前に故人が撮影していた集合写真やスナップ写真などを利用します。

必要な部分のみを切り取って、不足部分は修正したり追加したりすることで遺影写真に近づけていきます。

背景や服装なども加工することができるので、喪服に着替えたり好みの背景に変更することが可能です。

加工アプリや修正ソフトを使い自分で制作する

2つ目の遺影写真の作成方法は、加工アプリや修正ソフトを使い自分で制作するという方法です。

以前は葬儀社や写真館に写真を持ち込んで加工を依頼することで遺影写真を作成することが主流でした。

しかし、最近では加工アプリや修正ソフトが普及してきたため、専門家でなくても写真を加工することができるようになっています。

手持ちの写真やデジカメやスマホで撮影した写真のデータをこれらのアプリや修正ソフトで加工することで、遺影として適した写真へ自宅にいながら作成することができるのです。

生前に遺影写真を撮影し、用意しておく

3つ目の遺影写真の作成方法は、生前に遺影写真を撮影し、用意しておくという方法です。

先ほども述べたように生前の元気なうちに遺影写真を撮影しておくことで、葬儀の準備に追われて家族や親戚が大変な思いをするということを避けることができます。

また、自分の納得いく写真も準備することができるので、服装や髪型・アイテムやポーズなどを選べるということも自分で遺影写真を準備するメリットだと言えるのです。

最近ではあなたの持っているデジカメやスマホを利用して自分で撮影することもできるので、手軽に写真を準備することができます。

しかし、自分で写真を撮影したり家族に写真を撮影してもらうよりも、プロのカメラマンに撮影をお願いする方がより良い品質の高い遺影写真を準備することができるのです。

プロのカメラマンは遺影写真の撮影に慣れているため、あなたの要望に合わせた写真を作成できるよう様々なアドバイスをしてくれます。

よりあなたらしさの出た遺影を用意したいのであれば、プロのカメラマンに撮影を依頼するようにしましょう。

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遺影写真の値段まとめ【作り方別】

遺影写真の値段まとめ【作り方別】
遺影写真を作るにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

このように遺影写真の準備方法には様々な方法があることが分かりました。

遺影写真の準備方法によって品質の違いは出てくるのですが、特に気になるのは値段の違いではないでしょうか。

遺影写真の準備方法を決める上でそれぞれの準備にかかる値段を把握しておくことは重要です。

ここから遺影写真の準備方法によってどの程度値段が違ってくるのかということについて解説していきたいと思います。

業者で加工・修正して遺影写真を作る場合

まずは業者に依頼することで加工・修正をしてもらい遺影写真を作る場合について解説していきます。

当然ですが業者によって加工・修正にかかる費用は異なってくるのですが、相場としては5000円~7000円程度となっています。

この相場は写真のみの値段ですので、額縁やリボンなどを加えるとさらに5000円程度金額は上がってきます。

写真のサイズや枚数によっても金額が変わってくるので、必要な遺影写真がどの程度の金額になるのか具体的に知りたい場合は、加工業者に直接問い合わせてみるようにしましょう。

自分で加工・修正して作る場合

遺影写真を自分で加工・修正して作成する場合にかかる費用は、最も安くて無料で作成することができます。

写真加工アプリや修正ソフトは無料でダウンロードし、インストールすることで自分のパソコンやスマホで使用することができるので、最もコストパフォーマンスの良い方法だと言えるでしょう。

しかし、無料の写真加工アプリや修正ソフトでできることには限界があるため、それ以上の品質や機能を求める場合は有料のアプリやソフトをする必要性が出てきます。

作成したい遺影写真がどのアプリやソフトで作成できるのかということは、事前の情報で把握するには限界があります。

使用してみなければどのような仕上がりになるのか分からないということも、自分で遺影写真を作成することの特徴なのです。

遺影写真を新たに撮影する場合

それでは葬儀社やプロのカメラマンに遺影写真を撮影してもらう場合はどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

遺影撮影の料金設定は葬儀社や撮影スタジオによって様々ですが、葬儀社で遺影を撮影する場合は25,000円から30,000円程度かかります。

前出の既存写真の加工の場合は5000円から6000円程度なので、カメラマンさんへの報酬、葬儀社の手数料などで、+20,000円程度が必要となります。

葬儀社以外の撮影スタジオでは1万円前後で撮影してくれるところもあります。ヘアメイクやメイク、衣装の貸し出しなどのオプションをつけたり、遺影のサイズや使用する額縁の大きさによっても値段は変わってきます。

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遺影写真の選び方|「故人らしさ」が一番大事

遺影写真の選び方|「故人らしさ」が一番大事
遺影写真の選び方|「故人らしさ」が一番大事

冒頭でも述べたように、遺影写真はいつ必要になるのか把握することはできません。

亡くなってから数日後にすぐに遺影を準備してほしいと言われても、写真を好んで撮影している人はすぐに見つかるかもしれませんが、めったに写真を撮る機会がないという人であった場合は、家族や親戚は大慌てで準備しなければなりません。

葬儀社によると葬儀の準備で遺影を用意することは大変な作業の中の一つに入るそうです。

なるべく段取りをスムーズに行い、安らかにに故人を送り出してあげたいものですよね。

ここからは遺影写真にはどのような選び方があるのかということや、準備する際に知っておくべきポイントについて解説していきたいと思います。

故人がカメラ目線で大きく写っている写真を選ぶ

遺影写真の選び方として重要な1つ目のポイントは、カメラ目線でピントが合った写真を選ぶことです。

遺影写真は家族や来客の記憶に故人を鮮明に残すために必要なアイテムとなります。故人の写っている様子がカメラ目線になっていることで、弔問客に与える印象が強くなるのです。写真を見た人にしっかりと故人との記憶を残して欲しいという人は、カメラ目線の写真を準備するよう意識しておきましょう。

また、目線が合っていることで参列者が焼香するときに、最後に故人とお話することができたという気持ちを持ってもらいやすいです。

多くの来客にしっかりと故人へのお別れの気持ちを持って見送ってもらうためにも、カメラ目線となっている写真を準備することは大切になります。

ちなみに故人がカメラ目線で大きく写っているのであれば集合写真などの他の人と一緒に写っている写真でも大丈夫です。(このことは次のパートで説明します)

200万画素以上のカメラで撮影した写真を選ぶ

遺影の選び方として重要な2つ目のポイントは、200万画素以上のデジタルカメラで撮影した写真を選ぶことです。

最近のデジタルカメラやスマートフォンでは200万画素以上のスペックがある商品ばかりですので、あまりにも画質が悪いということはほとんどありません。

しかし、機種の古いタイプのカメラであれば画素数が少なすぎてあまり鮮明に故人が写っていない場合があるのです。

そうなってしまうと、写真を加工した時に完成した遺影写真がぼやけてしまっていたり、色合いや鮮やかさに違和感を覚えてしまう可能性が高くなります。

多くの来客に故人との記憶をできるだけ鮮明に思い浮かべながら見送ってもらうためにも、画素数の多いカメラで撮影した写真を選ぶようにしていきましょう。

何よりも「故人らしさ」が溢れ出るような写真を選ぶ

ここまでは遺影の選び方として重要なポイントを2つ解説してきましたが、何よりも大切なポイントが「故人らしさ」が溢れ出るような写真を選ぶということです。

その理由として、一枚の写真を見ただけで人柄がはっきりと伝わるような写真を準備できると、より故人との思い出を鮮明に思い浮かべながら偲ぶことができるようになるからです。

故人がとても優しく親切な人だったのであれば、穏やかな笑顔をした写真を選ぶのが良いでしょう。

また、故人がまじめで曲がったことが嫌いだったという場合は、真顔で真剣な顔をした写真を選ぶと良いです。

このように「故人が生前どのような人であったか」「どのような写真が故人らしさがでるのか」ということを家族で話し合って決めていきましょう。

遺影写真の加工・修正でできること

遺影写真の加工・修正でできること
遺影写真の加工・修正でできること

ここまではどのような写真が遺影として適しているのかということについて解説してきました。

写真があったとしてもどのようにすれば遺影写真のようになるのでしょうか?

それは写真を加工・修正して準備するという方法です。

見つかった写真が色あせていたり傷や汚れなどがあると、故人の顔の印象が良く残らなくなってしまう場合もあります。

そのようなことを避けるためにはしっかりと良い写真に仕上げることが重要なのです。

ここからは遺影加工・修正することでできることについて解説していきたいと思います。

複数人写っている写真からの遺影作成

遺影加工・修正のサービスで1つ目に出来ることは、複数人写っている写真からの遺影作成です。

できれば故人がアップではっきりと写っている写真を遺影として使用することが望ましいのですが、良い表情をした写真や故人が写っている写真が集合写真鹿無かったという場合もあります。

そのような場合は遺影加工・修正のサービスを利用することで、集合写真から本人のみをアップで切り取って、他人と重なって写らなかった髪や服などを加工することで遺影として完成させることが可能なのです。

ピンぼけしていたり、あまりにも遠くに移っていたりすると、編集したとしても写真がぼやけていたり、表情がはっきりと写らなくなってしまうので注意が必要です。

背景や服装の変更

遺影加工・修正のサービスで2つ目に出来ることは、背景や服装の変更です。

故人の写っている写真の背景に人や物が写り込んでいたり、葬儀の祭壇に飾るにはあまりふさわしくないような背景や服装をしている場合は遺影加工・修正のサービスで編集可能です。

服装を喪服にしたり、背景を故人の表情や服装、祭壇や仏壇に適した色に変更することで、より自然に遺影を飾ることができるようになります。

写り込んだ人や不要な物の削除

遺影加工・修正のサービスで3つ目に出来ることは、写り込んだ人や不要な物の削除です。

先ほどは背景に写っている不要な人や物を削除することが可能であることを説明しました。

遺影加工・修正のサービスでは背景に写り込んだ不要な人や物のみでなく、本人と重なっている部分も削除することによって、空いた部分を本人の髪や服装として修正することができるのです。

遺影加工・修正のサービスでできる修正機能を十分活かして満足いく遺影を作成できるよう、スタッフに要望を伝えていくと良いでしょう。

白黒写真のカラー化

遺影加工・修正のサービスで4つ目に出来ることは、白黒写真のカラー化です。

最近はカラーで写真を撮影することが当たり前になってきたのですが、故人が写った写真が白黒写真のみであったという場合もあります。

もちろん白黒写真を遺影として飾っても問題ないのですが、より故人の顔を来客に鮮明に記憶に残してもらうためには、やはりカラー写真の方が良いような気がします。

遺影加工・修正のサービスでは白黒写真であっても、家族からの情報をもとにできるだけ自然に写真に色付けをすることが可能です。

本人の顔のみでなく背景にも色付けすることが可能なので、色付けしてほしい範囲をあらかじめ伝えることと参考になる情報を伝えることで、より故人らしい遺影に仕上げていきましょう。

遺影写真のサイズは用途によって異なる

遺影写真のサイズは用途によって異なる
遺影写真のサイズは用途によって異なる

実は、遺影として使用する写真のサイズは決まっています。

遺影と言っても祭壇用に使用する写真や焼香台に使用する写真、仏壇に使用する写真など使用用途によってサイズが異なってくることが特徴です。

ここからは遺影の使用用途によってどのようなサイズが適しているのかということについて解説していきたいと思います。

祭壇用には四つ切りかA4サイズ

まずは祭壇用に使用する遺影のサイズについて解説していきます。

祭壇用の遺影のサイズは四つ切りかA4サイズが一般的で、四つ切りサイズは254mm×305mm、A4サイズは210mmx297mmとなっています。

祭壇で使用する遺影は多くの来客からしっかりと故人が見えるようなサイズである必要があるので、このような大きめのサイズが適しているのです。

しかし、祭壇に飾る遺影は大きく引き伸ばして作成するため、もとの写真で故人の顔がはっきりと映っていたり、ピンボケしていない写真を使用していないと、写真を引き伸ばした時に故人の顔が大きくぼやけてしまったりはっきりと認識できなくなってしまうので注意が必要となります。

焼香台には小さめのはがきサイズ

祭壇用の写真に対して焼香台に使用する写真は小さいサイズが適しています

実際に使用する焼香台用の写真のサイズは小さめのはがきサイズが選ばれることが多いです。

また、焼香台に使用した遺影は仏壇用の写真としても利用できるため、葬儀が終了するとそのまま仏壇や部屋に飾られるということが多くなります。

キャビネサイズは持ち運びが簡単

焼香台や仏壇ではハガキサイズの写真が選ばれることが多いのですが、遺影の写真ではキャビネサイズの写真を作成する人も多くなっています。

キャビネサイズの写真を作成するメリットとしては、サイズが11.5×16.5cmとコンパクトなので、遠方から来た人が写真を持ち帰りたいという場合や、自宅に仏壇がないので小さな写真として部屋に飾りたいという場合に適しているということがあります。

このように遺影には様々なサイズがあるので、使用用途に合わせたサイズや枚数を選択して葬儀に間に合うように準備を進めていきましょう。

遺影に合った額縁を選びましょう

遺影のサイズについて解説していると、写真自体の大きさやデザインにばかり気をとらわれてしまいますが、写真のサイズやデザインと同時に額縁の選び方も重要になってきます。

一般的には黒の額縁が選ばれることが多いのですが、葬儀が終わってから部屋に飾るということも考えて白やピンクなどといった明るめの色を選ぶ人も増えてきました。

故人や家族の好みにもよりますが、ゴールドなどの派手な額縁を選ぶこともできるので、幅広いカラーからお気に入りのデザインを選択することが可能です。

額縁の材質も、木目調のものから光沢感のあるものまで様々で、カラーのみでは出せない雰囲気を演出することができます。

使用する額縁が遺影にどのような影響を与えるのかということや、飾る場所に適しているのかということを考えながら準備を進めていきたいですね。

生前に写真を撮っておくことが一番のおすすめ

生前に写真を撮っておくことが一番のおすすめ
生前に写真を撮っておくことが一番のおすすめ

ここまでは遺影写真の選び方や適切なサイズ、加工方法にはどのようなものがあるかということについて解説してきました。

様々な方法で故人らしい写真を準備できることが分かったと思うのですが、遺影として最もふさわしい写真を準備するためには、やはり生前に写真を撮っておくという方法が一番良い方法だと言えます。

ここからは生前に写真を撮っておくことのメリットについていくつか解説していきたいと思います。

葬儀の準備で慌てる必要がなくなる

生前に写真を撮っておくことの1つ目のメリットは、葬儀の準備で慌てる必要がなくなるということです。

先ほども述べたように亡くなってからお通夜があり葬儀が開催されるまで2日程度しか準備期間がありません。

写真がないからと言ってあちこち探し回っているとゆっくりと穏やかな気持ちで故人を見送ってあげることができなくなってしまいます。

生前に写真を撮っておくことで、遺影用の写真をすぐに取り出すことができるようになりますし、複数枚写真があることで遺影写真として使用する写真の選択肢が増えるのです。

多くの参列者が見る大切な写真であるとともに、葬儀が終了してからも自宅に飾って故人を思い出すような大切な写真ですので、できるだけたくさんの故人との写真を撮影しておきましょう。

故人が生きてきた様子を記録することができる

生前に写真を撮っておくことの2つ目のメリットは、故人が生きてきた様子を記録することができるということです。

写真は画像として視覚的に物事を記録するための手段です。

写真と故人を生前に撮影しておくことは、故人が亡くなるまでにどのような人生を歩んできたのかという証拠になるのです。

遺影として使用する写真は1枚かもしれませんが、葬儀場や自宅に写真コーナーを設けて、故人が歩んできた人生を写真として振り返ってもらうようなスペースを設けると、家族のみでなく来客にも故人との記憶を思い出してもらうことにつながります。

納得いく遺影写真を準備しやすくなる

生前に写真を撮っておくことの3つ目のメリットは、納得いく遺影写真を準備しやすくなるということです。

生前に撮影した写真の枚数が少なければ少ないほど、遺影写真として選ぶための選択肢は少なくなります。

生前に写真を撮影しておけば、たくさんある写真の中から遺影写真としてどの写真を使用するかということを家族で話し合いやすくなります。

もしも写真に加工が必要になった場合は、加工に適している写真を選びやすくなるというメリットもあるのです。

少しでも良い遺影写真を準備して家族全員が納得いく写真とするためにも、やはり生前になるべく多くの故人の写真を撮影しておくことがおすすめになります。

納得のいく遺影写真をカメラマンに撮影してもらう

納得のいく遺影写真を用意するためには
納得の1枚を用意するためにはどうしたら良いのでしょうか?

遺影写真の準備方法によって無料で準備できる方法もあればお金をかけて準備するという方法もあることが分かりました。

あなたらしさが出た遺影写真を準備するためには、やはちプロのカメラマンに撮影をお願いすることがおすすめです。

遺影をプロカメラマンに依頼したほうがいい理由

確かに遺影写真はデジカメやスマホで撮影した写真からも準備できるので、わざわざプロに依頼しなくても良いのではないかと考える人もいると思います。

しかし、プロのカメラマンに遺影を撮影してもらうことのメリットは大きいです。

遺影撮影をプロカメラマンに撮影依頼した方が良い理由を解説します。

急に遺影が必要な状況になったとしても落ち着いて準備できる

遺影をプロカメラマンに依頼したほうがいい1つ目の理由は、急に遺影が必要な状況になったとしても落ち着いて準備できるということです。

遺影が必要になる場面がいつ訪れるのかということは誰にも予想することができません。

突然遺影が必要となってしまった場合に、急いで写真を準備しなければならないとなってしまうと、残された家族や親戚は葬儀の準備や遺品整理のために大慌てになってしまいます。

葬儀の準備は遺影のみではありませんから、少しでもスムーズに葬儀を準備することができるように、できることを生前から準備しておきたいものです。

プロにメイクやヘアメイクしてもらえる

遺影をプロカメラマンに依頼したほうがいい2つ目の理由は、プロにメイクやヘアメイクしてもらえるということです。

生前に撮影した写真は遺影を目的とした写真でないことが多いので、メイクやヘアメイクが遺影としてあまり適していないということもあります。

プロのカメラマンに撮影を依頼することで、オプションとしてプロのメイクやヘアメイクをしてもらうことができるというところもあるのです。

そのため、より遺影として良い雰囲気が出るようなメイクやヘアメイクをしてもらうことで、納得いく写真を準備することができるようになります。

プロのアドバイスがもらえる

遺影をプロカメラマンに依頼したほうがいい3つ目の理由は、プロのアドバイスがもらえるということです。

遺影用の写真を自分で撮影して準備するということも可能なのですが、遺影用の写真を撮影する機会というのはあまり多くありません。

そのため、どのような服装やメイクであったり、髪型や表情が適しているのかということが分からないという人が多いです。

そのような場合は遺影の撮影に慣れたプロのカメラマンにアドバイスを求めることで、適切な写真を撮影することができるようになります。

生前撮影についてプロに質問

Q:生前に遺影を撮影したいのですが、どのような服装がおすすめですか?

A:いちばん気に入っている服装で撮影にのぞまれるのがいちばんだと思います。 もしなければ、この機会にご家族やご友人とお気に入りの服を選びに行かれてはいかがでしょうか。 好きな服を身にまとうと、自然に笑顔になりやすいと思います。

Q:車いすの祖父が、終活の一環として遺影を撮りたいようですが、車いすでも撮影できますか?

A:車いすに座って頂いたまま当スタジオまで移動できる、介護タクシー業者と連携しております。送迎のご相談承ります。またはご自宅まで出張撮影可能です。出張費3000円+交通費1キロ当たり20円頂きます。(伊賀市・名張市)

Q:生前に遺影撮影する際に、撮影場所や背景カラーのおすすめはありますでしょうか?

A:当事業所はご自宅での撮影をおすすめしています。ご自宅の慣れ親しんだところでリラックスしながら撮影できますし、背景をお客様のお好きなお部屋や景色にしたり、ご家族同然のペットとも撮影可能です。ご自宅にご家族がおそろいの時には、家族写真の撮影も可能です。思い出深いお写真になるのではないでしょうか。

またご高齢になられて、なかなか外出するのがおっくうになられているご家族の、よい気分転換にもなって頂けると思います。メイクセラピーという言葉もあることから、気持ちも晴れやかになって頂けると思います。

(回答をいただいたカメラマン:シニア写真伊賀 三重県伊賀市)

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