終活という言葉も世間にずいぶんと定着してきました。様々なメディアで目にしたり聞いたりする機会も多いですよね。だけど「終活って何なの?」と、じっくりと考えた人はあまりいないのではないでしょうか。
まずは「そもそも終活とはなにか」ということからご説明していきましょう。
そもそも終活ってなに?
終活の定義
終活という言葉が生まれた当初は、その言葉から受ける印象どおり、自身の葬式や墓の段取りを自分が行うことを意味していました。
しかし現在では、それだけでなく自身のエンディグについて深く考えることによって、この先の人生を最期まで自分らしく生きていく方法を見つけ出す活動も含めて終活とされてます。
終活のメリット
終活のメリットは様々ありますが、最大のメリットは自分が元気なうちに意志決定ができることです。
遺言書の作成、葬儀や納骨の方法、遺影の撮影、不要品の処分、保管品の指定など、これらはご自身が病に臥せてからではできないことばかり。終活は自分自身のためばかりでなく、残された家族の精神負担を軽減させる目的もあるのです。
また終活の準備や身辺整理をしている中で、これまでの人生でやり残したことがあることに気づかされることがあります。そこから新たな人生の目標が見つかる、といったことになるかもしれません。反対に反省すべき事柄が見つかることもあるでしょう。
元気なうちに人生を振り返り、可能なことであればやり直しを実行できるというのも終活のメリットといえます。終活は人生の総決算の入口でもあるのです。
エンディングノートについて
終活の際に大活躍するのがエンディングノートです。むしろ、エンディングノートがなければ何もできないのが終活の特徴ともいえます。それほど終活においてエンディングノートの果たす役割は大きいといえるでしょう。
エンディングノートには様々な種類のものが出回っていますが、基本的に自身のプロフィールの書き込みから始まります。名前を書くことから始めて20代から30代の若い頃の記憶を掘り起こしながら自分自身の軌跡をたどっていくことで様々な気づきがあることでしょう。
このエンディングノートによって自身の財産の洗い出しができます。自分の財産を総合的に見直すことで、遺産相続の配分に着手ができるのです。
またエンディングノートには、自分が希望する葬式や納骨の方法を書き込むことができ、じっくりと自身のエンディングを考えるいい機会にもなります。元気なうちであれば、自分で資料を取り寄せたり現地視察をしたりすることも可能です。
編集部員がエンディングノートを書いてみた
エンディングノートは自由に書いて良いもので、決まったフォーマットもありません。
遺言書のように法的な効力を持つものではなく、自分に何かあった時の為や、身の回りの物を整理していく為に書き記すのが目的なのです。
何事も挑戦ということで、ミツモア編集部員が実際にエンディングノートを作成してみました。
エンディングノートを作っていると、自分がある日突然亡くなったり、認知症などになって全てを忘れてしまったりする可能性などを微塵も考えていなかったことに気付かされます。
通帳の場所・銀行の支店名・口座番号・暗証番号など、これらの内容は健康な今は自分だけが知っていれば良いと思っていましたが、もし何かあった時に全く使えなかったり、最悪行方知れずになったりしてしまう可能性もあります。
「きちんと整理してみよう!」と思い、貴重品入れに乱雑に入れていた通帳を数えてみると、合計5冊の通帳が発掘されました。
しかも、何年も全く使用しておらず、登録した印鑑がハッキリ思い出せない物もチラホラ。
使っていない口座は整理して、必要な口座はもしもの時に家族が分かるようにしておこうと思いました。
エンディングノートを書き上げるのにかかる時間
今回、編集部員は20項目(20ページ)分のエンディングノートを作成し、実際に自分の情報を書き入れていってみました。
書き込み時間はどれくらいかかるのか計ってみましたが、探し物や調べないと分からない項目などが出てきて非常に時間がかかる!
かなり急ぎ気味で作成しても、トータルで2時間ほどかかりました。
自分の死後の希望を書き込むだけならすぐできますが、家族・友人へのメッセージや、いざという時の連絡先、通帳の場所、登録サイトの暗証番号などを調べ始めたら何だかんだで時間がかかってしまいました。
編集部員は株券や不動産などを持っていないのでこの程度で済みましたが、資産がある方や保険に多く入っている方などはもっと手間取るはずです。
家族への言葉は急いで書いても15分。本当はもっとしみじみ、ゆっくり書きたいものですので、エンディングノート作りは空いた時間に思い出したらちょこちょこ進めていくと良いだろうと思われます。
エンディングノートは年々ブラッシュアップしていこう
今回エンディングノートを作成した編集部員は30代ですが、それでもたくさん書き残しておきたいことが出てきました。
その内容は、きっと5年後・10年後で徐々に変化していくこともあるかと思われます。50代になったら埋葬方法の希望が変わることもあるかも知れません。
エンディングノート作成は、書き始めると自分の半生を振り返るようで、中々楽しい作業でした。数年に1度見返して、気軽な日記のようにドンドン更新していってみると良いでしょう。
理想のエンディングを演出する3つの終活とは
終活と呼べる作業や活動は実に多岐にわたるもの。ここでは理想のエンディングを演出する3つの終活を順に紹介していきます。
終活その1は「遺言書を作成しよう」です。残された家族がトラブルにならないように、法的に有効な遺言書の作成についてご説明します。
終活その2は「今こそ断捨離を実行しよう」。身辺をきちんと整理して快適な老後生活を確保するとともに、あなたが逝去した後に残された家族が簡単に遺品整理できる方法を解説します。さらに、少し難しいですが現金の断捨離についても記載。
終活その3は「終活で遺影写真を撮影しよう」です。ちょっと意外に思われるかもしれませんが、実は遺影撮影を選択することこそが、終活の集大成ともいえるもの。その理由を後ほどご説明します。
終活その1:遺言書を作成しよう
現在遺産相続のトラブルが発生する多くのケースが遺言書が作成されていなかった案件です。私には残すべき財産なんてないからと安心してはいられません。数百万円の遺産を巡って裁判まで発展する事案は多く存在します。終活でご自身の意思により相続人の配分を決定し、それを文書として提示することこそが、残された家族を幸せに導く道なのです。
遺言とは
遺言は一般的には「ゆいごん」というのがなじみのある言い方ですが、弁護士や行政書士などの専門家はよく「いごん」という言い方をします。会話の中ではどちらを使っても同意義ですので使い分けをする必要はありません。
さて、そもそも遺言とはなんでしょうか? それは自己の相続財産の処分についての意思表示を法的に有効な文書にしたものです。終活をして遺言の中に被相続人の生前の思いを盛り込んでおけば、相続人同士の無用な争いを抑止する効果があります。
遺言書の法的効力
終活をし遺言書を残することによって、相続財産は法定相続分ではなく遺言者の意思が反映されます。また本来相続人でない第三者や特定団体に遺贈することも可能です。
相続人の間でもめたとしても、遺言があればそれに従うので、遺産分割協議を成立させる必要がなくなります。
遺言書は法的に有効なものを作成しなければ本来の役割を果たせません。それではどうすれば法的に有効な遺言が作成できるのでしょうか。遺言の種類ごとにみていきましょう。
自筆証書遺言
自筆証書遺言は、その文言どおり自筆で遺言書を書き上げます。「遺言書の全文」「日付・氏名」をすべて自筆で書き、認印を押した形式に仕上げます。自筆なのでパソコンなどは使用できません。書き上げた後は誰も開封しないように遺言に押したものと同じ印鑑で封印をします。
証人も不要で公証役場に出向く必要もないため、遺言書の中で最も多いのがこの形式によるものです。終活で遺言書の作成をする際も費用はそんなにかかりません。
ただし手軽に作成できる反面、第三者の立ち会いがないため変造や偽造が容易に作成できるリスクがあります。筆跡鑑定では判断がつかず真偽を巡って裁判に持ち込まれたケースもあるので注意が必要です。
また安易な書き間違いで無効になることもあります。たとえば日付を「○月吉日」としたものや「認印の代わりに花押が自署されていた」ケースは実際に裁判で無効扱いになりました。
そして気をつけないといけないのは、存在場所を明確にしておくということです。そうしないと結局誰も遺言書を見つけられなかったという事態が発生することもあり得ます。
なお自筆証書遺言は勝手に開封することはできません。相続開始後に家庭裁判所に未開封の状態で提出して検認の手続をとらなければいけないからです。検認手続が完了すれば証明書を付した遺言書が返却されます。これで晴れて法的に有効な遺言書になるのです。
公正証書遺言
公正証書遺言は、公証人が法律で定められた方法によって作成する遺言書です。作成する際、遺言者本人が公証役場に出向いて公証人と証人2名の前で口述によって遺言内容を述べる必要があります。
この公正証書遺言は公証人が作成することから、法的に無効になることはありません。また原本が公証役場に保管されるので紛失のおそれがありません。
秘密証書遺書
自筆証書遺言と公正証書遺言の間をとったものが秘密証書遺言です。これは遺言者が遺言書を作成して署名押印をし、それを封筒に入れて遺言書で押印したものと同じ印鑑で封印したものを指します。この封筒を公証人と証人2名の前に提出して、公証人に認証してもらうのです。
秘密証書遺言は自筆で書く必要もなく、署名以外はパソコンも使用できるので、終活でも自筆証書遺言よりも手軽に作成できるといえるでしょう。
ただ自筆証書遺言と同じく一通しか存在しないので、破棄や紛失のリスクがあります。管理方法が重要です。
遺言書の作成費用
終活でも大切な遺言書にはどれだけの費用が必要なのでしょうか。
自筆証書遺言は、検認の際に800円の収入印紙を貼らないといけません。
公正証書遺言は、公証人に作成してもらうために手数料が発生します。手数料は遺言の対象となった相続財産の額によって決まり、一番安いところで相続財産の価額が100万円以下の場合、手数料が5千円かかります。価額が上がるごとに細かく設定されていますが、価額が5千万円から1億円で4万3千円です。さらにこの上のランクについてはここでは省略します。
証人は知人に頼むことも可能ですが、適当な人が見つからない場合は公証人役場から紹介してもらえます。この場合の謝礼額は定っていませんが、1人1万円くらいが目安として、2人で2万円が相場です。
秘密証書遺書の費用は、公証人に支払う手数料が1通につき1万1千円です。公正証書遺言に比べると割安といえます。証人に支払う謝礼は、公正証書遺言と同じです。
遺言書作成はプロに頼んだ方がいいのか
自筆証書遺言は自分で作成できる利点がありますが、その反面法律に合った書き方をしないと無効になるリスクがあります。書き方に自信がないと思われる方は、やはり遺言書作成の経験を積んだ弁護士や行政書士など専門家に依頼した方が安心です。
一方、公正証書遺言は公証人が作成してくれるから専門家の手を借りなくても大丈夫と思われるかもしれません。しかし実のところ、公証人の前で口述するのは最終案であって、それまでに何度も公証人と直接対面して文面の調整をしているのです。
最終案にたどりつくまでに相当の手間と労力を費やしますから、公正証書遺言こそ弁護士や行政書士などの専門家に依頼した方がいいでしょう。
終活その2:今こそ断捨離を実行しよう
終活をする者にとって切り離せないのが断捨離です。断捨離を実行しないままエンディングを迎えてしまうと、残された家族は膨大な作業をこなす羽目に。家族の負担を軽減するためにも、今こそ断捨離を実行しましょう。
遺族にとって遺品整理はとても困難
終活で断捨離が実行されないまま亡くなってしまうと遺品を整理する家族は、残すべき物品と捨てる物品の仕分けから始めなければいけません。どこに何が入っているのか把握していない遺族にとっては、残すべき物品を探し出すのはジャングルから一枚の金貨を探し出すようなものです。
ここはやはり自分の持ち物を一番把握しているあなた自身が、残すべき物品をピックアップしておかなければなりません。残すべき物品が定まって初めて不要物を棄てるという行為が実現できます。今の時点で明らかに不要な物品はあなた自身の手で処分しておきましょう。
生前整理で断捨離を実行
終活のひとつの在り方として「生前整理」という言葉があります。これはまさに自分の死後を予想して、残された家族のために、相続財産や物などの整理をして、精神的にも肉体的にも負担を軽減しようとするものです。
具体的には必要なものを分かりやすくまとめて残し、残りの物は断捨離を実行する行為などを指します。
相続財産については遺言書の項で触れましたが、実は遺言だけでは解決できない課題があります。こういったものを生前整理で解決していきます。
たとえば不動産の登記の問題です。登記簿謄本を取り寄せてみると、まるで知らない人が一部所有権をもっていたということがあります。また抵当権や借地権、地上権など自分が認識していなかった権利が設定されていたということもあります。さらには土地の境界が画定していなかったということもあるかもしれません。
これらの問題に気づいたら、なるべくあなたの代で解決するのが残された家族のためでもあるのです。
貯蓄についても金融機関名や口座番号はエンディングノートに書き記すとしても、肝心の通帳と印鑑の保管場所が分からないと、また家中を捜索することになるので、保管場所を明らかにしておきましょう。
断捨離っていまひとつ思い切ってできない…。
そんな方にお勧めの記事がこちら↓です。
断捨離で後悔しないために、心得を読んでおきましょう。
生前整理で財産の引き継ぎをスムーズに
土地の名義変更をする場合や金融機関から故人のお金を引き出す場合には、引き継ぐ者が正当な相続人であることを証す必要があります。この手続を行うには、法務局から「法定相続一覧表」という証明書のようなものを発行してもらわないといけません。
この手続には、故人の出生から死亡までの一連の戸籍謄本が必要です。生まれてから今まで一度も戸籍を動かしてなければ問題ありませんが、もし何度か移動した経験がある方は、それらの変遷も終活のエンディングノートに書き記しておきましょう。そうすることで、いずれ戸籍謄本を取り寄せる家族の負担軽減につながります。
生前贈与で現金の断捨離
終活のなかでは、相続税についても視野に入れて置かなくてはいけません。相続財産が相続税の対象になる場合は、生前に手持ち財産を身軽にしておいた方がいい場合があります。
たとえば生前贈与をしても1年間で110万以内であれば贈与税はかかりません。
あるいはお子様が住宅の新築を予定されているとしたら、住宅取得の資金として贈与した300万円~800万が非課税扱いとされます。また結婚、出産、育児を控えてる場合、その資金として贈与すれば1000万円の非課税枠を得られます。
さらにはお孫さんの教育資金として贈与した場合は1500万円までの非課税枠があります。
これらはいずれも厳密なルールや制限が定められており、それを逸脱するとたちまち贈与税が課税される仕組みですが、これらを適正に活用することで、現金の断捨離が実現できるのです。
老前整理で断捨離を実行
生前整理とよく似た言葉で「老前整理」というものがあります。生前整理が自分の死後を予測して残された家族のために身辺整理をするのに対して、老前整理は自分の老後を想定して、老後の自分が快適に過ごせる環境を構築する行為です。
つまり可能な限り不要物を廃棄することで自分の住む空間を広げることができるのです。これで断捨離の醍醐味を感じられるのではないでしょうか。
断捨離をプロに依頼
生前整理や老前整理を実行すると大量に廃棄物が発生します。また何年も掃除していなかった箇所の汚れも気になるかもしれません。
どれも解消しようと思えばかなりの重労働になるのは明らかです。この際思い切ってプロにお任せしてみてはどうでしょうか。
ハウスクリーニングを依頼すると、長年気になっていた壁紙のシミも目立たなくなり、フローリングの輝きも甦ります。もちろんダイニングの油汚やタイル目地のカビも一掃できます。
不要品の整理によって大量のハウスダストが発生した場合は、ハウスダストクリーニングがとても有効です。その他、仏壇、トイレ、浴室、ベランダなど普段目の届かないところまで専用機材で徹底的に清掃が行き届きます。
また断捨離で発生した不要品もきちんと仕分けをしてもらえて、その中から買い取れるものがあれば買い取ってもらうことも可能。壁紙の張り替えなどのリフォームもプロに任せれば、たちまち部屋のイメージチェンジができます。
終活の断捨離はプロに依頼して快適で健康な生活を手に入れましょう。
ミツモアには不用品回収を行ってくれるプロも登録しています。
以下のサイト↓では、ミツモアの不用品回収料金の相場や、どんなサービスを提供しているのかを紹介しています。実際にどんな依頼が出されているのかも見られるので、ご参考にどうぞ。
終活その3:終活で遺影写真を撮影しよう
終活の範囲も幅広くありますが、最近では生前に遺影を撮影しておこうという方も増加しているようです。
これも生前に準備しておくからこその価値がありそうですね。いったいどんなふうに進められるのでしょうか?ご紹介しましょう。
遺影を選ぶのは家族の悩みの種
葬儀の際には遺影が必要ですが、予め遺影写真を決めている方はあまりいません。そのため遺族は膨大な写真のアルバムの中から遺影写真にふさわしいものを探さないといけません。肉親を亡くし悲しい気持ちの中でのこの作業は、いろいろな意味で辛いものですよね。
その精神的負担を軽減する意味でも、生前に終活で遺影写真を撮影する意義があります。
どんな写真がいいのか
笑顔がいいのか真面目な顔がいいのか。服装や髪型を自由に選択する権利があるのはあなただけです。人間は人々の記憶から消えた時が2度目の死だといわれています。いつまでもみんなの記憶に残るよう、終活の集大成のつもりで生前撮影に臨み、素敵な遺影を仕上げましょう。
生前撮影はプロに依頼するべきか
生前撮影は間違いなくプロに撮影を依頼するべきです。その仕上がりの素晴らしさは、素人が撮影したものとは歴然とした差かあります。
最近はメイクやヘアメイクがセットになっているものもあるので、お気に入りのスタイルで撮影に臨むことができます。さらに光の当て方ひとつで表情がからりと変わってみえます。終活というせっかくの機会ですからプロの技術に委ねられてはいかがでしょうか。
遺影写真は自分の希望の構図や服装などをカメラマンと入念に打ち合わせするところから始まります。撮影場所はスタジオばかりでなく希望の場所に出張することも可能です。
自分の納得する服装、ヘアスタイル、アクセサリーを選択して、自分の希望する背景と構図を決定したうえで撮影が開始されるので、素晴らしい出来栄えになること間違いなし。プロの技術であなたの理想の遺影を手に入れましょう。
上記の記事では、ミツモアの登録カメラマンの中から遺影の撮影を請け負っているカメラマンを紹介しています。
遺影撮影は、終活の中でも一大イベント。家族に遺す写真はとっておきのものを選びたいですよね。
カメラマンが実際に撮影した写真も一緒に載せているので、皆さんがどんな生前撮影を行っているのか是非見てみてください。
終活をスムーズに進めるために
ここまでを振り返ってみると、理想のエンディングの絵姿はご本人が描くとしても、それを実際の形にするためには大きな労力がかかりそうですね。終活はプロに頼んだ方がスムーズにことが運べるかもしれません。ということでもう一度見直していきましょう。
遺言書の作成は行政書士に頼む
◆標準価格:86,400円
遺言書には細かな規定がたくさんあり、不備があると正式な遺言書として認められないケースがあります。また相続人の間でいざこざが起きないよう細部に気を配る必要も。終活で行政書士に代行を依頼すれば、それらのサポートを受けられます。
また遺言書を作成するにあたっては、様々な調査や書類収集が必要です。これらのことも行政書士に一任すれば一安心。
遺言を確実に実行させるためには、やはり公正証書遺言がおすすめ。行政書士に作成を依頼すれば、あなたの考える遺言を遺言書という形のあるものに変えて作成してもらえます。これを基に行政書士と公証人が何度か打ち合わせし、最終的に公証人が遺言書案を作成するので、あなたは公証人役場に出向いてその内容を口述すればいいだけです。これで法的に有効な遺言書が完成できるのです。
このように行政書士に依頼することであなたの負担はかなり軽減されます。
いざ遺言を作成する段になると、誰しも自分自身の中であれこれと思いが錯綜するものです。なかなか簡単に完成形になるものではありません。粘り強くお付き合いしてくれる行政書士に依頼をして納得のできる遺言書を作成しましょう。
断捨離の後始末はハウスクリーニングに依頼
◆標準価格:59,300円
思い切って不要な物を棄てた後は、あちこちと家の汚れや埃が気になるものです。せっかく家の中がすっきりとしたこの機会に、思い切ってプロに依頼して本格的にハウスクリーニングをしてみてはどうでしょうか。終活後はさらに快適な生活が送れること請け合いです。
ハウスクリーニングはプロに任せると、水回りを始め、エアコン、バルコニー、ベランダ、壁紙、トイレ、浴室など普段手の入らないところまで掃除がいきわたります。
すっきりと汚れの落ちた壁紙、輝きを取り戻したフローリング、さらにはキッチンの油汚れ、浴室の目地のカビ、ハウスダストがすっかり除去された我が家で快適かつ健康な生活が送れます。
遺影写真の撮影はプロのカメラマンにお任せ
◆標準価格:20,000円
終活の一環として行うことから、生前に遺影を撮影することを終活写真ともいいます。せっかくの機会なので、プロにお任せして、立派な遺影写真を仕立ててもらおうではありませんか。
遺影写真は常に家族のいる部屋に飾られることが多いので、お気に入りの服とメイクで納得のいく自分らしい写真を作成しておきたいですよね。
プロのカメラマンに依頼すると、入念な打ち合わせによって決めた構図の中で幸せそうにあなたが微笑む理想の写真が手に入ります。
ミツモアで終活を進めよう
さてここまで遺言、生前整理、遺影についてご説明をしてきましたが、いかがだったでしょうか。
ミツモアではあなたにびったりのプロを見つけるサービスを提供しています。いわばあなたとプロを結ぶプラットホームなのです。
たとえばミツモアでは遺言書作成に詳しい行政書士が多数登録しているので、あなたの希望に沿った遺言書を代行作成してくれる行政書士がきっとみつかることでしょう。
ミツモアはハウスクリーニング業者の登録も日本最大級です。あなたのお眼鏡に適った真のプロのハウスクリーニング業者がみつかります。
もちろん遺影撮影、生前撮影もミツモアに登録しているプロのカメラマンにお任せください。驚くほどのできばえの生前写真が手に入ること間違いなし。
あなたの終活をミツモアは全力で応援します。
最後までお読みいただきありがとうございました。