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遺影の保管方法で悩まないための「遺影」についての正しい知識

最終更新日: 2022年12月09日

「遺影として使用した写真を仏壇に飾りたいけど、サイズが大きすぎて飾れない」

「今後法事などで遺影を使う予定があるからきちんと保管したいけどみんなどうしているか知りたい」

このように遺影の保管方法について疑問に思ったことはありませんか?

結論から言うと、遺影の正しい保管方法があるのです!

今回の記事では遺影に関する基本的な知識や処分方法、保管方法について解説していきます。

この記事を読むことで遺影の取り扱い方法を理解することができます。

遺影に宗教的な意味はない

生前に遺影を撮影する方もいれば急遽遺影が必要になって探し出したという方もおられます。

遺影は葬儀に使うイメージがありますが、その他の場面でも使用する機会があるのです。

ここからは遺影の持つ意味や成り立ち、遺影が使用される場面について解説していきたいと思います。

そもそも遺影とは?

そもそも遺影とはどのような意味を持っているのでしょうか。

遺影とは葬儀の際に祭壇に飾られたり葬儀後に故人をしのぶために仏壇の近くなどに飾られる肖像画のことを言います。

遺影は日清戦争や日露戦争の後に戦死者を供養するために肖像画を飾られたことが起源だと言われています。

一見遺影には古くからの歴史があり、宗教的な要素が多いように思われますが、実際のところは宗教的な意味は持たないということです。

葬儀社が作り上げた儀式のアイテム

遺影は葬儀で使うということが代表的な使用場面です。

遺影の起源自体は古くからあるのですが、主に葬儀社が葬儀の際に使用する儀式のアイテムとなっています。

そのため葬儀となれば必ず遺影を準備するように言われますので、元々遺影の準備がない場合は、家族は葬儀のために使用する遺影を必死になって探すということが多いです。

遺影のサイズも指定されることがあり、持っている写真を引き伸ばしたり加工したりすることで遺影に使用するということもあります。

また、以前は表情の硬いかしこまった写真を使用することが多かったのですが、最近では表情が柔らかく笑顔の写真が遺影として選ばれることも増えてきました。

法要で使うこともある

主に遺影は葬儀の際に使用することが多いということを説明しました。

葬儀が終わった後は仏間に飾る方が多いようですが、処分したりするという方もおられます。

しかし、法要の際にお寺や仏壇で使用するということもあるので、安易に処分してしまうと後々困ってしまうということもあるので注意が必要です。

葬儀で遺影を使用することになった場合は、今後の使用予定のことも考えて保管しておく必要があります。

遺影を気持ちよく処分する方法

とはいっても遺影はサイズが大きかったり、家の中のスペースの問題で飾っておいたり保管しておくことが難しいという方もおられるでしょう。

遺影を処分してしまうとなると故人の顔が映ったものなので、なんだか悪い気がしたりバチが当たりそうな気がしてしまいます。

そのような場合でも、遺影を適切に処分してもらうことができるのです。

ここからは遺影を気持ちよく処分する方法について解説していきたいと思います。

供養してお焚き上げをしてもらう

遺影を気持ちよく処分する1つ目の方法として、供養してお焚き上げをしてもらうという方法があります。

遺影の中には魂が入っていると言われていますので、お坊さんにお経を読んでもらうことで魂を天に返してあげます。

そうすると遺影は遺影ではなくただの顔写真となりますので、通常の写真と同様にゴミとして処分してしまっても何ら問題はありません。

しかし、ただの顔写真とは言っても、ご先祖様の写っている写真をゴミとして処分してしまうのはなんだか心が痛みます。

そのような場合はお寺にお願いしてお焚き上げをしてもらうという方法をとると良いです。

ご先祖様の写真をお焚き上げしてもらうことで、煙となって魂を天に返してもらうことができます。

葬儀社に処分してもらう

遺影を気持ちよく処分する2つ目の方法として、葬儀社に処分してもらうという方法があります。

先ほど述べたように遺影をお寺で供養してもらうということも可能なのですが、そこまで大がかりにやらなくても良いという方もおられるでしょう。

そのような場合は葬儀社に遺影を持っていき、処分してもらうよう依頼することで、葬儀社で遺影を適切に処分してもらうことが可能です。

お寺だとアクセスが悪くてなかなか行くことができないという場合や、手軽に遺影の処分を済ませたいという方にとってはおすすめな方法です。

庭で燃やす

遺影を気持ちよく処分する3つ目の方法として、庭で燃やすという方法があります。

先ほどは遺影を処分する方法として供養してからお焚き上げをしてもらうという方法を挙げました。

しかし、遺影自体が宗教的な意味を持っていないので、通常の写真として庭で燃やして処分するとなっても全く問題はありません。

葬儀社やお寺に遺影を持っていくことができないという方もおられるかもしれません。

自宅の仏壇で拝んでから庭先で炊き上げて処分するというのも遺影の処分方法としては手軽な手法となります。

ただし、火のお取り扱いや後始末には十分気をつけて行うようにする必要があります。

遺影の保管と置き場所

ここまでは遺影の処分方法について解説していきましたが、法要などで使用したり部屋に飾っておきたいという方もおられるでしょう。

葬儀で使用する遺影は写真のサイズが引き伸ばすであるため、保管方法に困るという方は多いです。

ここからは遺影の適切な保管方法や置き場所について解説していきたいと思います。

小さくして飾る

1つ目の適切な遺影の適切な保管方法として、小さくして飾るという方法があります。

葬儀で使用する遺影はかなり大きなサイズになるため、 仏壇に飾るには大きすぎますし、部屋に飾るとかなり圧迫感が出てきます。

遺影のサイズを小さくしておくことで、遺影を飾るためのスペースを広く確保しなくて良いですし、持ち運びも手軽になるというメリットもあります。

仏壇のスペースや部屋の模様替えなどに合わせて柔軟に遺影を設置する場所を変更できるというのは保管方法としてかなり楽です。

写真だけをアルバムに貼る

2つ目の適切な遺影の適切な保管方法として、写真だけをアルバムに貼るという方法があります。

遺影を小さくしたといっても、飾るとなるとやはり場所を取ってしまうというデメリットが発生してしまいます。

仏壇のスペースが限られていたり、部屋に飾るスペースが確保できないという場合は、写真だけをアルバムの中に収めておくことで、他の写真と同じように保管ができるようになるのです。

そうすることで遺影のために余分に場所を取る必要がなくなるので、保管場所として困ることはありません。

また、アルバムに写真をしっかりと閉じていれば写真の劣化スピードも遅くなるので、何年経っても綺麗な状態で遺影を保管することができるようになります。

額縁を明るくして、スナップ写真を一緒に飾る

3つ目の適切な遺影の適切な保管方法として、額縁を明るくしてスナップ写真を一緒に飾るという方法があります。

遺影だけを部屋に飾っていると、味気ない感じがしたり不気味に見えてしまう場合があります。

遺影を部屋に飾る場合は、部屋の雰囲気を明るく保っていた方が見ている側としても気分が良いものです。

そのため、額縁を明るくしたりスナップ写真を一緒に飾ることで遺影の印象を変えるという方法がおすすめです。

こうすることで普段部屋に飾ってある他の写真と並べて飾ることもできるようになりますし、部屋に置いていて違和感を感じることなく生活することができるようになります。

まとめ)生前に終活で写真を撮っておこう!

今回の記事では遺影の意味や適切な保管方法から処分方法まで解説してきました。

今後遺影を使用する予定がないという方は処分してしまっても良いですし、法要などで使用する予定があったり、思い出として保管しておきたいという方はここで解説した内容を参考にしてあなたに合った方法で保管してみると良いでしょう。

保管方法や処分方法は済んでいる地域や仏壇の大きさ、部屋の広さによって変わってきます。

どの方法があなたやご先祖様にとって最適かということを家族や親戚たちと相談しながら決めていけるようになると良いですね。

また、遺影は突然必要になってしまう場合もあります。

そうなってしまうと、残された家族や親戚の方が慌てて準備しなければならなくなるという事態が起こってしまいます。

そのような事態を避けるためには、生前に終活で写真を撮っておくことが大切です。

事前に遺影を準備しておくことで、あなたの飾りたい遺影を葬儀や法要で飾ることもできますし、葬儀の準備で慌てる必要がなくなります。

スムーズに人生に終止符を打つためにも、前もって準備しておくことは大切です。

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