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ペットの遺体・遺骨を庭に埋めるのは良くない?注意すべきポイントも解説

最終更新日: 2024年06月28日

大切なペットの遺体や遺骨を手元に残したいという理由から、自宅の庭に埋めたいと考える飼い主の方もいます。しかし、庭に埋めるのは良くないのでは?と悩んでいる方もいるかもしれません。

ペットの遺体・遺骨を私有地にある庭に埋めることは法律上問題ありません。しかし、遺体をそのまま埋めてしまうと異臭や害虫発生などのトラブルが発生する可能性があるため、基本的には火葬後の遺骨を埋めることをおすすめします。

本記事では、ペットの遺体・遺骨を庭に埋める際の注意点や、他の供養方法についても紹介します。

ペットの遺体・遺骨を庭に埋めるのは良くない?

「ペットの遺体や遺骨を庭に埋めるのは良くない」と聞いたことのある方もいるかもしれません。ここでは、ペットの遺体や遺骨を庭に埋める際の観点についてご紹介します。

私有地であれば法律上は問題ない

法律上、ペットの遺体や遺骨を自宅の庭に埋めても問題ありません。人間の場合は「墓地埋葬法」という法律により、自宅の庭に墓石を立てて納骨したり、土中に埋葬する事は認められていません。

しかし、ペットの遺体は法律上は廃棄物として扱われるため、私有地である自宅の庭に埋葬する分には問題ありません。

特に、ハムスターや小鳥のような小さなペットであれば、遺体のまま埋めることもしやすいかと思います。ハムスターに関してはプランター葬といった方法もあります。

関連記事:プランター葬を行うメリットとは?埋葬できるペットの種類や注意点|ミツモア

火葬の方がトラブルが少ない

土葬の場合のデメリットとして、異臭や害虫など、トラブルが発生するリスクがあります。そのため、基本的には火葬後の遺骨を埋めることをおすすめします。

火葬を行うことで、遺骨を問題なく保管することができるようになります。

風水を気にする人もいる

風水やスピリチュアルを気にする方の中には、自宅の庭に埋めることを避ける方もいらっしゃいます。ただし、専門家によって意見や考え方は異なるため、最終的には自分の考えで決めればよいでしょう。

ペットの遺体・遺骨を庭に埋める理由

ペットの遺体や遺骨を庭に埋める理由にどのようなものがあるか解説します。一般的に、以下の理由で庭での供養を選ぶ飼い主の方が多いです。

  • 毎日供養できるから
  • 費用を抑えられるから
  • 慣れ親しんだ場所に納骨できるから

毎日供養できるから

自宅の庭に納骨すれば、ペット霊園や特定施設などに足を運ばなくても供養できます。自分の側に遺骨があるので、日常の中でペットの存在を身近に感じられるでしょう。

「毎日供養してあげたい」「これからも一緒に過ごしたい」との思いから、自宅の庭に埋葬する方は多くいます。

費用を抑えられるから

金銭的な理由で庭への埋葬を選ぶ方もいます。

ペット霊園などでお墓を建てる場合、費用がかかります。自宅の庭に埋める場合は、お墓を建てたあとは費用がかかりません。最近ではタイル式のお墓プレートなど、比較的リーズナブルに用意できるお墓も人気です。

慣れ親しんだ場所に納骨できるから

お家が好きだったペットなら、慣れ親しんだ自宅の庭に納骨してあげたいと考える方もいるでしょう。長い間一緒に過ごした自宅の庭に埋葬することで、ペットとの思い出を振り返ることもできます。

ペットの遺体・遺骨を庭に埋める時の注意点

ここからは、ペットの遺体や遺骨を庭に埋める時の注意点を紹介します。ペットを庭に埋める時に気をつけるべきポイントは主に以下の4つです。

  • 土葬の場合は異臭・害虫のリスクがある
  • 隣人とのトラブルになる恐れがある
  • 引越し時にトラブルとなることも
  • 法律に気をつける

土葬の場合は異臭・害虫のリスクがある

先にも少し触れた通り、土葬の場合は異臭や害虫が発生するリスクがあります。また、埋葬後に他の動物に掘り起こされてしまう可能性も否めません。

「小さな動物であれば火葬しなくても良いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ハムスターや小鳥などの小動物の火葬を受け付けている業者もあるので、大きな事情がない場合は火葬を検討してみることをおすすめします。

隣人とのトラブルになる恐れがある

隣の家との距離が近い場合、まれに隣人とのトラブルに発展してしまうこともあります。適切な方法で埋葬しなければ、遺体や遺骨が土から露出してしまい、近隣住民から不審に思われる可能性があります。

また、中には動物が苦手な方もいることを踏まえ、周囲に配慮しつつ適切な方法で埋葬しましょう。

引越し時にトラブルとなることも

動物の遺体が土に還るまでには長い年月がかかります。特に大きさのある動物の場合、数十年以上かかることも珍しくありません。

もし予定外に引越しするとなった場合、次の入居者とのトラブルを防ぐために、遺骨を掘り起こしたり、ペット霊園へ納骨したりする必要が生じます。

法律に気をつける

ペットの埋葬は法律で禁止されていません。しかし、埋葬できるのは、あくまで自宅の庭をはじめとした私有地に限ります。

公共の場所や海、山などに許可なく埋めることは禁じられているため、気をつけましょう。

庭に埋める以外の供養方法

最後に、ペットを庭に埋める以外の供養方法を紹介します。一般的には、以下のような供養方法があります。

  • 手元供養
  • アクセサリーとして身につける
  • ペット霊園に納骨
  • 散骨

手元供養

火葬後の遺骨を庭に埋めず、自宅や手元で安置する方法です。明確な決まりやルールはなく、骨壷をそのまま祀る方もいれば、自宅の一角にお花を飾ったり、メモリアルグッズを用意したりする方もいます。

アクセサリーとして身につける

最近では、ペットの遺骨をアクセサリーにして身につける方もいます。手軽なものであれば数千円〜数万円程度で作成してもらえるので、ペットとの思い出を大切にしつつ、金銭的負担を抑えられるメリットもあります。

キーホルダーやペンダントタイプ、本格的な遺骨ダイヤモンドなど、アクセサリーの種類もさまざまです。

ペット霊園に納骨

ペット霊園をはじめ、専門施設ではさまざまな供養方法に対応しています。人間のお墓と同じように、個別のお墓を建てたり、プレートや墓石を置いたりすることも可能です。

また、供養塔や合同墓をはじめ、他のペットと一緒に供養する方法もあります。お墓の管理を委託できる「永代供養」に対応している霊園もあるので、自分でお墓を管理するのが難しい場合は、検討してみるとよいでしょう。

関連記事:ペットの永代供養とは?費用の目安や選ばれる理由を解説

散骨

火葬後の遺骨を粉末状にして、海や山、私有地などに散骨する方法です。納骨場所を取らないほか、ペットに自由に過ごしてほしいといった思いから選ばれることもあります。

もっとも一般的なのは海洋散骨で、遺骨の一部をアクセサリーにしたり、手元で供養することも可能です。

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まとめ

法律では、ペットの遺体や遺骨を庭に埋めることは禁止されていません。しかし、トラブルのリスクを考えると、火葬せずにそのまま遺体を埋めるのはあまり良くないでしょう。

いずれの供養方法を選ぶ場合も、ペットが亡くなってしまった場合は早めに火葬をする必要があります。大切なペットとのお別れはとても寂しいですが、しっかりお見送りをするためにもできるだけ早く火葬業者を見つけることをおすすめします。

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