犬との共に過ごした日々が終わりを迎える瞬間、愛犬への最後のお別れは家族にとって深い感傷とともに訪れます。愛犬との別れを心に刻むためにも、【犬の葬儀・葬式の基本ガイド】が葬儀・葬式に関する基本情報をお伝えします。
この記事では、愛犬のの葬儀・葬式に関する手続きや準備、費用のことから当日の流れ、服装についてなど、最善のお別れの方法を見つけるお手伝いをさせていただきます。
最愛のパートナーとの最後の旅路に心を込めて向き合い、穏やかな別れを迎えましょう。
愛犬が亡くなったらやるべきこと
愛犬との別れはとても辛い瞬間ですが、亡くなった後に行うべきことがいくつかあります。最初に行うべきこととして、愛犬の遺体を適切に安置し、清めることが挙げられます。
遺体を清め、安置する
愛犬の遺体を安置することは、感謝と尊敬の気持ちを表す一環となります。
死亡が確認された後は、ブラシで優しく毛並みを整え、愛犬が穏やかな表情で眠れるように目を閉じます。清潔感と共に、愛犬とお別れをするためにも最後のお世話をしましょう。
気になるようであれば、爪を切ってあげたり、耳掃除や歯磨きをしてあげると良いでしょう。死後硬直が起こる前に体を内側に丸く曲げておいてあげることも必要です。
火葬や葬儀の依頼先を見つけよう
次に、愛犬の最後の旅路をどのように送り出したいかについて考えます。火葬や葬儀を行うためには、依頼先を見つけることが必要です。悲しみにくれる中で信頼性のある業者を選ぶことは大変ですが、業者によって対応できる内容が異なりますので、理解を深めて選択する必要があります。
依頼先によって選べる選択肢としては、火葬を葬儀場で行うか自宅付近で行うかであったり、他のペットと一緒に火葬するか個別にセレモニーなど特別な場を持って火葬するかであったりといくつかあります。
葬儀社によって得意不得意がありますので、お住まいの地域の業者から希望に近いところを見つけるようにしましょう。以下のリンクより、各地域のペット火葬・葬儀社をプロの情報や口コミから見つけることができます。
犬の葬儀にかかる費用はいくら?
人間の葬儀と比較して、犬の葬儀にかかる費用は想定がつけづらいですよね。こちらの章では、犬の葬儀にかかる費用に焦点を当て、具体的な内訳や留意すべきポイントについて詳しくご紹介します。
火葬方法によって費用が異なる
まず、犬の葬儀において一般的な選択肢となるのが火葬です。合同火葬と個別火葬という二つの方法があり、それぞれ費用相場が異なります。
目安の費用としては、合同火葬の場合14,ooo円~、個別火葬の場合は1,7000円~になります。
体重 | ペットの例 | 合同火葬 | 個別火葬 |
---|---|---|---|
~5kg | 超小型犬 | 14,000円 | 17,000円 |
~10kg | 小型犬 | 18,000円 | 21,000円 |
~20kg | 中型犬 | 29,000円 | 32,000円 |
~30kg | 大型犬 | 39,000円 | 42,000円 |
40kg~ | 超大型犬 | 51,000円~ | 54,000円~ |
合同火葬
合同火葬は、複数のペットを同時に火葬する方法で、比較的リーズナブルな価格帯が特徴です。価格が安い反面、遺骨が他のペットと混じることで判別が難しいであったり、立ち会うことができず全て葬儀社にお任せになるであったりのデメリットがあります。
費用の目安としては、17,000円からとなります。なお、行政に依頼する場合の多くはこの合同火葬であり、行政に依頼する場合はお住まいの地域によっては1,000~3,000円の費用ですむことが多いです。
個別火葬
個別火葬は愛犬を個別に送り出す方法で、そのため費用は合同火葬よりも高めになります。高額になるだけあり、火葬業者によって様々なオプションやサービスを受ける事ができます。葬儀に立ち会うことができたり、豪華なセレモニーによって送り出したりすることができます。
費用の内訳とオプション
次に、犬の葬儀にかかる費用の内訳とオプションについて詳しく見ていきましょう。基本的な費用には、火葬や葬儀にかかる費用、骨壷代、お別れの際の花や供物、墓地利用料などがあります。
また、個別火葬ではオプションとして、愛犬の骨や灰を保存するための専用の骨壷やアクセサリーがあります。これらのオプションは追加で費用にかかってきますので、事前にこういったサービスが必要かを検討しておくと良いでしょう。
犬の葬儀においては、予期せぬ悲しみに直面することもありますが、事前に費用や選択肢を理解しておくことで、より納得のいくお別れができることでしょう。
葬儀後は犬の死亡届を提出する
葬儀が無事終了した後は、お住まいの地域の役所に死亡届けを提出する必要があります。死亡届の提出は、30日以内二提出する必要がありますので、慌ただしい中ではありますが、忘れずに提出するようにしましょう。
以下では、犬の死亡届提出に関して、いつまでに何を提出すれば良いのか、提出しないとどうなるのかについてご説明いたします。
葬儀後の死亡届の提出について
葬儀が終わった後、やらなければならないことの一つが死亡届の提出です。これは、犬が亡くなったことを行政に報告し、法的な手続きを整えるために必要なものです。
提出の際には死亡届の他に「鑑札札」と「注射済票」が必要となります。なお、市区町村によっては電子申請も可能です。
いつまでに提出すれば良いのか?
死亡届は、通常、犬が亡くなった日から30日以内に提出することが求められます。詳細については、各自治体の役所窓口やHP、保健所、健康福祉センターなどで確認することができます。
また、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」にてマイクロチップ登録をしている場合はその手続も必要です。
提出しないとどうなるのか?
死亡届を提出しないままですと、「狂犬病予防法」に違反するため罰金が課されることがあるので注意が必要です。
また、行政への届け出だけでなく、もしもペット保険などに加入していた場合はそれらの解約手続きも必要になりますのでご対応をお願いします。
まとめ
この記事では、愛犬との別れに備えるための情報をお届けしました。愛犬を亡くされた飼い主の皆様が、悲しみを乗り越えて悔いのないお別れができることを願っています。
最後に、ミツモアのペット火葬では、いくつかの質問に応えるだけで最大5人のプロから見積もりが届きます。クレームのあった業者や悪徳業者については取り締まりを行っていますので、安心して犬の葬儀をお任せできるプロを見つける事ができます。
専用チャットでのやり取りもできますので、無理なく自分のペースでプロを見つける事ができますよ。ぜひご利用してみてください。