外壁塗装中の雨戸の扱いについて解説します。基本的に業者の指示を仰ぐ形になりますが、開ける場合は空き巣被害などに遭わないよう防犯対策が必要です。


外壁と同じく雨戸も経年劣化するため、塗装工事のときにセットで補修を依頼するのもよいでしょう。
外壁塗装中は雨戸を閉める必要がある?

換気や光の取り込みに大きく影響するため、外壁塗装中に雨戸を開けられるかは気になる人も多いでしょう。ここでは業者による対応の違いや、どうしても雨戸を開けたい場合の対処法を解説します。
業者の工事の仕方によって変わる
外壁塗装の際に雨戸を閉めるかは、業者の作業方法によって変わるため、一概にはいえません。たとえば塗装前に雨戸ごとシートで養生する業者の場合、工事が終わり養生を剥がすまで雨戸は閉めたままになります。
雨戸やサッシの形状にもよりますが、閉めると外壁が隠れて作業しにくいと判断され、開けるように指示する業者もいるでしょう。
特に言及がない場合は、こちらから雨戸を開閉してよいか尋ねます。雨戸を長時間閉めると換気や採光ができず、快適性に大きな影響を及ぼすため、しっかりと確認するのが重要です。
雨戸の開閉については業者にヒアリングが必要になるため、きちんと話を聞いてくれる外壁塗装業者を複数比較検討して決めるのがおすすめです。ミツモアなら複数業者の見積もりを無料で出してくれます。そして求める条件に合った業者がすぐに見つかるでしょう。
どうしても雨戸や窓を開けたいときは?
基本的に外壁塗装中は、雨戸を閉める状態が多くなりがちですが、完全に開けられないわけでもありません。どうしても換気や採光をしたい場合は、いつなら開けられるのか業者に確認しておきましょう。
タイミングとしては、最初に行うシーリング工事や、高圧洗浄後の乾燥、工程の最後となる足場の解体・清掃時は基本的に換気OKです。塗装の最中でも、工事に影響のない反対側の壁側なら雨戸を開けてもよい場合があります。業者に確認するなら、工事に入ってからよりも、できれば契約前に行うのがベストです。
雨戸を開けておくなら防犯対策をしっかりと

外壁塗装の工事中に雨戸を開けておくなら、防犯対策を施すのは必須です。ここでは、自分でできる方法と業者に相談が必要な対策を説明します。
空き巣に狙われる要因を確認
外壁塗装中の家は足場があるため2階から侵入しやすく、養生されているため外から見えにくいことから、空き巣に入られる確率が上がると考えられます。工事で多くの人が出入りするため、周囲に警戒されにくいのもあるでしょう。
警戒が必要なのは空き巣だけではありません。たとえば盗撮による被害です。夜間に足場に小型カメラを設置されてもすぐには気づかないでしょう。盗難も外壁工事中によく発生します。庭先や玄関などに貴重品を置かないようにしましょう。
窓やカーテンは必ず閉めておく
外壁工事中は部屋のカーテンを閉めておきましょう。外壁塗装は壁の近くで作業するため、場所によっては作業スタッフから家の中が丸見えになってしまいます。
カーテンだけでなく窓も施錠します。工事中は足場があるため、2階でも油断は禁物です。夜間でもうっかり窓を開けていると、足場を使って泥棒が侵入する可能性も否定できません。もし換気のために窓を開けるなら、換気中は部屋から離れず、終わったら窓をしっかりと閉めましょう。
足場用の鍵や防犯装置も有効
足場の出入口に鍵を付けて、関係者以外は入れないようにしておくのも重要です。足場の形状にもよりますが、出入口を封鎖すれば空き巣も容易には侵入できないでしょう。業者によっては、足場の出入口になる昇降階段を取り外してくれる場合もあります。
防犯用のセンサーライトや防犯カメラなどを設置するのも有効です。物理的な対策に比べれば効果は劣るものの、防犯のアピールができるため抑止力になります。いずれの対策も勝手に行わず、事前に必ず業者に確認を取ることが大切です。
外壁塗装と一緒に雨戸の補修もおすすめ

常に雨風にさらされる雨戸は、汚れやサビなどがやがて目立ってきます。ここでは、雨戸の傷みが外壁塗装に与える影響や、メンテナンスの手段などを解説しましょう。
雨戸も定期的なメンテナンスが必要
雨戸は外壁と同じく、常に屋外に面しているため、雨風の影響を強く受けます。多くの雨戸は金属製ですが、汚れてきたりサビが発生したり、時には破損したりするでしょう。
特に雨戸のサビは放置すると、サビの成分と雨水が混じった汚れの「雨だれ」が起きやすいため注意してください。雨だれは外壁塗装を劣化させるため、家全体の見栄えの悪化にもつながります。
もし外壁塗装を依頼するなら、同時に雨戸もメンテナンスを行うのが理想的です。外壁の劣化が気になる場合、雨戸も老朽化している場合が多いでしょう。外壁塗装とセットで雨戸も補修して、家の外観をリフレッシュするのがおすすめです。
雨戸のメンテナンスは塗装か交換
雨戸の補修方法は「塗装する」か「交換する」かに分かれます。塗装の場合は、傷んでいるところが小さければその部分だけ、広ければ全体的に塗り直すのが一般的です。主にサビ止め効果のある塗料が使われるため、施工後は雨戸がサビにくくなります。
塗り直しではカバーできないほど傷みが酷い場合は、雨戸の交換が必要になるでしょう。雨戸が古い形式の製品だった場合、戸袋や窓枠も交換の必要があるため、費用がかさんでしまいます。雨戸は日頃から状態に気を配り、定期的なメンテナンスを怠らないようにしてください。
契約前に雨戸の扱いを確認しよう

雨戸は外壁と同じく経年劣化するため、定期的なメンテナンスが必要になります。もし外壁塗装を考えているなら、セットで雨戸の補修を依頼するのもおすすめです。
塗装工事中の雨戸の扱いについては、基本的に鍵はかけず、業者の判断に任せるのがベターです。場合によっては閉め切るケースもありますが、換気したい場合は可能なタイミングを業者に確認してください。
外壁塗装中に雨戸を開けている場合は、足場から空き巣に侵入されるリスクがあります。足場の出入口に鍵をかけたり、センサーライトを設置したりする防犯対策が重要になるでしょう。
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