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外壁のコケの取り方とは?おすすめの薬剤や業者の選び方も解説

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最終更新日: 2024年01月31日

外壁に生えたコケを放置すると見た目がよくないだけでなく、家屋に問題が起こることがあります。見つけたら、放置せずにできるだけ早く対処した方がよいでしょう。
この記事ではコケの除去方法やおすすめの薬剤、業者に依頼する場合の費用などを解説していきます。

外壁のコケは放置せず、状態に合わせて対処しよう

コケの生えた外壁

家の外壁にコケが生えたら、まず状態を確認しましょう。コケがどの程度侵食しているかによって、対処法が変わります。

コケのレベル別対処法

自分でコケを掃除できるかどうか、コケのレベルによって判断しましょう。

【軽度のコケ】

コケがついている外壁に水をかけてみて、水をはじくなら自分で掃除することができます。外壁の塗装がはがれておらず、コケも奥まで根をはっていない状態です。

無理なく手が届く範囲であれば、スポンジなどで擦ったり、市販の除去剤を使っても問題ありません。そのうえでカビ防止スプレーを吹きかけるのも有効です。

ただし、高所にカビが生えており、自力での除去が難しいと感じたら、安全のためにも業者に依頼してください。

軽度のコケ

【中度のコケ】

水をはじかず、外壁が水を吸収して変色してしまうようなら、手が届く範囲であっても自分で掃除するのは難しいと考えてください。

放置しておくことで水が外壁の内側にまで浸透してしまうと、腐食が起きてしまいます。外壁そのものを交換しなければならなくなってしまいますから、そうなる前に業者に依頼をしましょう。

中度のコケ

【重度のコケ】

盛り上がっているコケは、すでに外壁の内部まで根を張っています。この場合、自力で完全に除去することは不可能です。外壁が腐食され続けると、最終的には外壁そのものの交換工事を行わなくてはならなくなってしまいます。

まずは業者に相談して、コケを除去した後に塗装をし直す必要があるか相談しましょう。

重度のコケ

コケを放置するリスク

コケを放置するデメリットは外壁の美観を損ねるだけではなく、以下のようなものがあります。

  1. 健康に悪影響をもたらす恐れがある
  2. 外壁の劣化を早める

①健康に悪影響をもたらす恐れがある

コケの胞子を吸い込んでしまうと「アレルギー性皮膚炎」を発症してしまう恐れがあります。またコケは鼻炎や皮膚炎といったアレルギーを引き起こす「カビ」を発生させる原因にもなるため、はやめに除去するのがおすすめです。

②外壁の劣化を早める

コケは水分を好むだけでなく「水を含ませた状態」で生息するため、建物に水分を染み込ませて建材を反らせたり「塗料の劣化」を進行させたりします。

放置すれば増殖し、雨漏りにつながる心配もあるのです。雨どいにコケが詰まってしまうと、うまく排水ができなくなり雨水があふれて地面にこぼれ、泥はねで外壁が汚れてしまうでしょう。

外壁が汚れた部分から、さらにコケが発生する悪循環に陥ります。そのような状態は家全体の寿命にも影響がでる可能性があります。

自分で外壁のコケを落とす方法

コケが手の届く範囲に生えている場合や外壁の状態が良い場合は自分で掃除してコケを取ることができます。
ここではコケを掃除するために使用する道具や落とし方などを見ていきましょう。

ブラシやスポンジと中性洗剤で落とす

自分でコケを除去する際には以下のものを準備しましょう。

  • ブラシ
  • スポンジ
  • 雑巾
  • ゴム手袋・軍手
  • 中性洗剤(水だけで落ちない場合)

使用するブラシやスポンジは外壁を傷つけないように柔らかいものを選びましょう。

コケを除去する手順

  1. 外壁についた泥をブラシでこすり雑巾で拭き取る
  2. 濡らしたスポンジの柔らかい面でコケを拭き取る
  3. 水で洗い流す
外壁についた泥や汚れは先にきれいに掃除しておきましょう。

泥やコケを取る際に注意したい点は、強い力で何度もゴシゴシとこすったり「固いたわし」などを使用したりしないことです。外壁に傷が付くと、そこに汚れやコケがたまっていきます。塗料も剥がれ、劣化しやすい状態となってしまうでしょう。

水だけで落ちないコケは、中性洗剤を使用して落とします。バケツの水に中性洗剤を溶かし、スポンジやブラシに付けてからこすってみましょう。洗剤に含まれる界面活性剤が、コケを弱らせてくれます。

重曹でも代用できますが、周りの草や木も枯らしてしまうため注意が必要です。

それでも落ちない頑固なコケの場合はコケ取り専用の薬剤を使用してみてもよいでしょう。薬剤を吹き付けて待つだけのものが多く、簡単にコケを除去できます。

高所のコケにはロングモップが便利

コケが1階部分の少し手の届かない高所に生えてしまっている場合はロングモップを使用するとよいでしょう。

しかし2階くらいの高さがある場所のコケを掃除しようとするとモップがしなってしまい、うまくコケを落とすことができません。

外壁をこすって垂れてきた汚れを洗い流す手間もあるので、このような場合は業者にコケの除去を依頼するのがおすすめです。

カビキラーやお酢はコケに効くって本当?

お酢やカビキラーを使ってコケを取ることができると聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし外壁のコケを掃除する際にお酢やカビキラーを使用しても効果は薄いためおすすめしません。

以下はコケを掃除する際に使用しない方がよいものです。

  • お酢
  • 塩素系洗剤
  • お湯

コケはお酢の成分に弱く、アクアリウムなどで生物に影響を与えずに除去したいときに有機酸を含む木酢液を使用して除去をすることがあります。

しかしコケが広範囲に広がっていると、全て落とし切ることは難しいです。本当に一部分に薄く生えているだけならば、お酢の効果を試してみてもよいかもしれません。

また塩素系漂白剤の「カビキラー」や「ハイター」は漂白する効果があるため、塗料を変質させて外壁を傷めてしまいます。

お湯をかける方法も火傷の危険性があり効率的ではないのでおすすめしません。

コケの除去に高圧洗浄機は使ってもよい?

高圧洗浄機で掃除する男性

高圧洗浄機は、高圧の水を噴射して汚れを落とす道具です。便利な上に強力なので、汚れ落としによく使用されています。

しかしコケを落とすために使用すると外壁を傷めてしまうことがあります。詳しく見ていきましょう。

外壁が傷んで逆にコケが悪化する可能性がある

高圧洗浄機を使用して外壁を掃除すると、一時はきれいになったように見えるでしょう。しかし、水圧がかかった部分の塗料が剥がれて防水性が弱まり「さらにコケが生えやすい状態」になってしまう心配があります。

高圧洗浄機によって目に見えない小さな傷ができると、そこからコケの胞子が入り込んでしまう恐れもあるでしょう。

塗料を使用していないブロック塀は、劣化の心配がないので使用できますが、思わぬトラブルを防ぐには、高圧洗浄機の圧力を調整しながら正しい使い方をすることが大切です。

どうしても使いたい場合の注意点

リスクを把握した上で、どうしても使ってみたいという場合は「同じ場所に当て続けない」「シーリングに当てない」などに注意しましょう。
同じ場所に当て続けると、より劣化しやすくなります。圧力を上げすぎない状態で、1カ所に集中させずに使用することがポイントです。

また高圧洗浄機の水がシーリングに直撃すると、劣化を早めてしまいます。シーリングとは外壁材の継ぎ目を埋めるために合成ゴムなどで充填された部分です。(下記の画像の赤で囲まれた部分)

外壁のシーリング部分

シーリングには外壁の目地を埋める役割があり、シーリングが切れたり縮んだりすると、そこから雨水が入って外壁や家屋の内部を傷める原因となるでしょう。

高圧洗浄機の中で人気が高いメーカーとしては「ケルヒャー」が挙げられます。

上記の高圧洗浄機は 10mの高圧ホースを備えており家の周りや外壁など広い範囲の掃除に最適です。サイクロンジェットノズルにつけかえればコケやこびりついた汚れもしっかりと落とすことができます。

浴室や自転車の洗浄にも使用できる優れものです。

おすすめのコケ取り専用薬剤2選

外壁のコケをより効果的に落としたい人には、専用薬剤の使用がおすすめです。個人でも使用できる、コケ取り専用薬剤をチェックしましょう。

30 SECONDS ワンステップ・スプレー・クリーナー

使用方法

  1. 外壁を水で洗い流しきれいにする
  2. 製品をスプレーしてそのまま放置する
  3. 薬剤が残らないように水で洗い流す

きれいにしたい場所に、まんべんなく吹き付けるだけでコケを死滅させられます。効き目がじわじわと表れることが特徴で、数日~数カ月で除去できるでしょう。

十分に外壁に浸透させれば表面に成分が残り、付着したコケを取り除くだけでなく「再発生を抑制」してくれるところが魅力です。たくさんのコケが付着している場合、1~2週間後を目安に再び散布しましょう。

塩素系の成分である「塩化ベンザルコニウム」を使用していますが、独特な配合をしているため問題なく使用できます。

パネフリ工業「コケそうじ濃縮液」

使用方法

  1. 外壁を水で洗い流しきれいにする
  2. ジョウロを使用し製品を「20倍」に希釈する
  3. コケに吹き付ける
  4. こすらずそのまま放置する

天然由来原料で作られたコケ専用駆除剤です。人や動物に対する安全性が高い「グレープフルーツ種子抽出物」がコケを除去してくれるので、ペットや子どもがいる家でも安心して使えるでしょう。

ゼニゴケを除くコケ全般に効果があります。ゼニゴケにはコケそうじシリーズのゼニゴケ専用を使いましょう。

ジョウロや噴霧器などを使用し「20倍」に希釈した状態で、コケがまんべんなくぬれるまで吹き付けて使用します。コケが弱ると自然に剥がれ落ちるので、ブラシやスポンジでこする必要はありません。

散布から「2日程度」で薄れてきます。落ちない部分がある場合は、再度吹き付けて様子を見ましょう。

高所・重度のコケ落としは外壁クリーニング業者に依頼を

外壁のコケは、手が届かない部分に生えることが少なくありません。無理に自分で除去しようとすれば、事故につながります。
以下のような場合は業者に作業を依頼しましょう。

  • 手が届かない高所にコケが生えている
  • コケが分厚く盛り上がっている
  • コケが生えた外壁に水をかけても弾かない

ここでは業者に依頼する際の費用や流れ、ポイントを紹介します。

業者に外壁洗浄を依頼する際の費用相場

日本の平均的な戸建て住宅は30坪(99~138㎡)だといわれています。30坪の住宅の高圧洗浄のみの費用相場は以下の通りです。

1㎡(単価) 200円
30坪(99~138㎡) 2万5,000円~3万5,000円

上記の費用に加えて足場台や養生費、人件費などもかかり、これらすべてを含めると依頼する際の費用相場は9万5,000~13万5,000円になります。

外壁の塗装も同時に行うと30坪の住宅で60~100万円程度かかるでしょう。

正確な費用を知りたい方は業者に見積もりを依頼してみましょう。

外壁クリーニングの見積もりを依頼する

外壁洗浄(高圧洗浄)の流れ

高圧洗浄の作業の流れは以下の通りです。

  1. 足場の組み立て
  2. 養生シートで家屋を保護する
  3. 近隣住民への挨拶・告知
  4. 高圧洗浄
  5. 養生シート・足場の撤去

業者は外壁を洗浄する前に「足場」の組み立てをし、近隣の家に汚水が飛び散らないように養生シートで家屋を覆います。近隣住民への挨拶や告知などもしてくれる場合が多いです。

外壁を塗装する場合も、下地面を整えるために高圧洗浄で壁面の汚れを落とします。

汚れが残った状態で塗料を塗ると劣化を早めてしまうため、コケだけでなくホコリ・泥・錆・カビなどの汚れを取り除き、徹底的にきれいにする必要があるのです。

業者に依頼する場合、高圧洗浄は避けられない工程になります。広範囲にコケが広がってしまっている状態は、すでに塗装が劣化してしまっているサインだと思いましょう。

しつこいコケにはバイオ洗浄がおすすめ

高圧洗浄だけでは対処できない、しつこいコケやカビなどが繁殖している場合は、特殊な薬剤を使用した「バイオ洗浄」で汚れを分解することがあります。

使用する薬剤は人体への影響が少ないものを使用し、家人や作業員の安全を確保することが一般的です。

バイオ洗浄を依頼する場合は、外壁に薬剤を塗布する手順が加わります。手間がかかる分、費用は増えます。しかしコケの胞子が残った状態ではきれいに塗装できないので、利用を検討するとよいでしょう。

プロの目から見てもらいアドバイスを聞いた上で、使用の有無を判断することがおすすめです。

外壁塗装も一緒に依頼しよう

大量にコケが発生するようになると、外壁塗装を塗り直す必要がある場合がほとんどです。

前回の塗装から10年が経過していれば、塗装の劣化や寿命が疑われます。

高所にあるコケを除去する際には「足場」を組むことが必要です。足場を組むと費用は高額になるため、コケの除去だけではもったいないでしょう。

塗装の依頼も同時にすることで、メンテナンス費用を節約できます。

以下の記事では外壁塗装にかかる費用や作業の流れについて詳しく解説しているので参考にしてみてください。

外壁塗装の見積もりを依頼する

優良な外壁クリーニング業者の見分け方

大切な家のメンテナンスを任せるのですから、どんな業者を選ぶかは重要です。よい業者を見分けるポイントを見ていきましょう。

  • 事前の調査をしてくれる
  • 費用が相場に合っている
  • 見積書や説明が詳しくわかりやすい
  • 保証やアフターフォローが充実している

事前の調査をしてくれる

家屋の状態や広さは家によって異なります。同じ築年数だったとしても、立地によって傷みの度合が違うことが一般的です。

どのように外壁を洗浄するかを決めるためには、事前に詳しい調査が必要です。

詳しくチェックする前から、見積もりを出してくるような業者には注意しましょう。後から高額な追加料金を提示されて、トラブルに発展する恐れがあります。

よい業者は表から家を眺めるだけでなく、はしごを使用して屋根や2階の様子も見てくれます。必要があればベランダやバルコニーから外壁の様子をチェックすることもあるでしょう。

一般的な2階建住宅ならば「1時間ほど」の時間をかけてしっかりと調査するといわれています。

費用が相場に合っている

費用が相場に比べて、大幅に安かったり高かったりするときは注意しましょう。

コケ取りと同時に外壁塗装もしてもらう場合には、安いからといって決めてしまことは危険です。劣化しやすい塗料を使用されてしまい、耐用年数が通常よりも劣るなどの懸念もあります。

費用の相場は「外壁の面積」や「使用する塗料のグレード」によって、変わってくるでしょう。

相場が合っているか分からない場合、複数の業者に見積もりを依頼して判断することがおすすめです。業者に「相見積もり」をしていることを伝えて、反応を見ても構いません。

他の業者も検討していることが分かれば、相場から大きく外した見積もりを出しづらくなります。契約を急かしたり相見積もりを嫌がったりする場合は、信頼できないと考え依頼しない方が無難です。

見積書や説明が詳しく分かりやすい

提示された見積書の内容が、分かりやすいかどうかも重要なポイントです。特に費用の内訳がしっかりと記されているかを確認しましょう。不明点がある場合は遠慮なく質問することが大切です。

誠実な答えが返ってこなかったり、明確に答えられなかったりする場合は信頼感を持つことは難しいでしょう。優良な業者であれば、分かりやすく丁寧に説明してくれるはずです。

見積もりの内容がセット料金や、作業一式の料金となっている場合は「作業にかかる総額」をチェックしましょう。チェックを怠ると「追加料金」が発生して、予算オーバーしてしまう恐れがあります。

保証やアフターフォローが充実している

作業して終わりではなく、保証やアフターフォローの面もチェックしましょう。家屋のメンテナンスは一度で終わりではなく、住み続ける限り続いていきます。

塗料が劣化する前に塗り直すようにすれば、コケに悩まされることもなくなるでしょう。作業終了後も連絡を取りやすいように、再塗装が必要な時期が近付いたら、案内のハガキを届けるサービスを実施している業者もあります。

作業から間がないにもかかわらず再びコケが生えてきたり、塗装が剥がれたりした場合に備えて、「保証内容」を確認することも大事です。保証やアフターフォローが充実している業者を選びましょう。

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外壁にコケが発生する原因は?

外壁に生えたコケは家の美観を損ねます。時間がたつにつれて生えてきてしまう理由は、どこにあるのでしょう。除去を始める前に知っておきたい、コケが生える原因を紹介します。

外壁にコケが生える原因

コケは一般的な植物とは違い、胞子によって増えます。きれいだった外壁がコケで汚れる理由は、どこからか飛んできた「コケの胞子」が外壁で繁殖してしまうためです。

土がない場所でも生きていくことができ、胞子が付着した場所なら、ほとんどどこでも生息することができます。

家の外壁だけでなく、瓦・塀・庭石の上などさまざまな場所で見かけられるでしょう。コケの栄養となる「汚れ」があるとどんどん増えていき、手に負えない状態となることもあります。

コケが生えやすい家の特徴

コケは湿気がある場所を好み、水分が豊富な場所で増えます。以下のような家は特にコケが生えやすいので注意が必要です。

  • 日当たりが悪い
  • 風通しが悪い
  • 林や森が近くにある
  • 川べりに面している
  • 外壁のデザインが凸凹している

日当たりや風通しが悪く外壁の湿度が常に高い状態では、家が知らない間にたくさんのコケに覆われてしまうことも。特に日が当たらない北向きの外壁にコケが生えやすいです。

このような場合には土壌に軽石や砂利を混ぜると地面の湿気を吸い取ってくれます。

またコケが繁殖しやすい「森や川」の近くに住居があると、胞子が飛んできやすい環境といえるでしょう。市販の専用薬剤を使って定期的に外壁を掃除することで対策できます。

凸凹が多いデザインの外壁は溝にコケがたまりやすいです。特にモルタル壁は表面がでこぼこしており、水分も吸収しやすいのでコケが生えやすい外壁といえます。

新築でもコケが生える可能性がある

コケは塗装から時間がたって塗料が劣化してきた部分があると、生えやすくなります。

新築物件は外壁の塗料の防水性が高い状態なので、湿気をはねのけやすく通常はコケが生えにくいです。しかし上記で解説したように日当たりや風通が悪いなど周辺環境や立地に問題がある場合は新築でもコケが繁殖する可能性は十分あります。

コケが生えてしまったら家を守るためにもすぐに除去するようにしましょう。

外壁にコケが生えるのを予防するには?

外壁のメンテナンスには手間や費用がかかるため、コケが生えにくいように予防するにこしたことはありません。効果的な予防法を見ていきましょう。

周囲の風通しをよくする

家の周囲が「ブロック塀」のように通気性が悪い塀で囲まれている場合には、風通しが悪くコケが生えやすい環境になりやすいといえます。塀ではなくフェンスや生垣に変えられないか検討しましょう。

日当たりが悪く乾燥しにくい「北側」だけでも、風通しがよい環境にすることがおすすめです。

湿気が多い川の近くにある場合、土壌に「軽石」を混ぜてもよいでしょう。水はけがよくなり、コケが生えにくい環境作りに役立ちます。

外壁にコケの生えにくい塗料を塗る

外壁にコケが生えにくい塗料を塗ることも、効果的な予防法です。塗料によって対応するコケやカビの種類が違うので、効果を出すには外壁に生えるコケやカビの種類を見極めることが必要となります。

セルフクリーニング機能を持つ「光触媒塗料」の利用もおすすめです。

外壁に日光が当たるたびに、コケの胞子や汚れを浮かせて雨水で流れやすい状態にしてくれるでしょう。汚れを付着しづらくするだけでなく、抗菌効果や脱臭効果を持つタイプもあり、高い防汚性が期待できます。

これらの塗装はプロの目で、外壁の状態をしっかりと見てもらった上で選びましょう。

コケ防止剤を使用する

コケ防止剤を外壁に散布しておけばコケの発生を抑制してくれます。

上記の外壁用コケ防止剤は高圧洗浄でコケやカビを取り除いた後に散布します。しかし高圧洗浄は素人が行うと外壁を傷めてしまう可能性があるため、業者に依頼するのがおすすめです。

コケに強い外壁材に張り替える

リフォームを検討しているなら、思い切ってコケに強い外壁に変えることもおすすめです。外壁に使用する建材にもコケが生えにくいものと、そうでないものがあります。

モルタルの外壁で「艶消しタイプ」の塗料を使用していると、凹凸に水分や汚れがたまりコケが生えやすいといわれているのです。

艶消しタイプの塗料よりも耐久性が高い「艶有りタイプの塗装」を使用した方が、外壁の汚れを防げます。セメント質や繊維質などを素材とした「サイディング外壁」に張り替えれば、さらにコケの心配が減るでしょう。

「金属」や「タイル」も、ツルツルとしているのでコケが付着しにくい外壁材です。

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