外壁の塗装には様々なデザインがあって、どんな色を選んだら良いのか悩みますよね。
- みんなはどんな色で塗装しているのかな?
- 配色やデザインがおしゃれな家を参考にしたい。
- 色選びで失敗したくない。
そこでまずは、人気の色や組み合わせをチェックしてみましょう。また複数の家の外壁を参考にして、あなたの好みに近いものを参考にするのがおすすめです。
ただし外壁の色選びには気を付けなければいけない注意点があります。感覚だけで決めると失敗してしまうこともあるので、正しい選び方も押さえておかなければいけません。
この記事では人気の色や、見本となる組み合わせのお家を紹介しています。さらに、失敗しないための注意点や色の選び方を6つのポイントで解説。色の特性や効果も知ることができるので、失敗しない色選びができるようになりますよ。
外壁の色のおすすめは?人気の配色を比較してみよう
外壁の塗装に人気の色は以下の3つです。
- ベージュ
- グレー
- ホワイト
人気なのには理由があります。ベージュとグレーは汚れが目立ちにくい色、ホワイトは色褪せしにくい色だからです。また「シンプルでおしゃれに見られやすい」「みんなが採用しているから安心感がある」ということもありますね。
どれも他の色と組み合わせやすい色なので、1つ採用してみてはいかがでしょうか。アクセントとして取り入れるのか、ベース色や単体色にするのかで使い分けてみるとイメージも変わりますよ。
この3色が持つ雰囲気や相性の良い色を紹介しますね。決まりがあるわけではないので、参考までにご覧ください。
①ベージュ
ベージュを外壁に使うことで優しく温かみのある印象を与えられます。ブラウンやホワイトとの相性が抜群です。基本的にどんな色とも相性が良いので、ベースにもアクセントにもなる万能色。迷ったらベージュ系の色を候補の1つに入れておくと良いかもしれません。
- 薄いベージュ:全体に使うと明るい印象になる、ベース色向き
- 濃いベージュ:全体に使うとグッと引き締まる、アクセントにもOK
ベージュは汚れが目立ちにくい色なので、できるだけ綺麗な状態を保ちたい人にもおすすめ。和風にも洋風にも合わせやすく失敗しにくい色ですよ。
②グレー
クールで知的な印象を与えることができるグレー。ホワイトやブラックと相性が良いです。色の濃さで全然違った印象になるので、好みに合わせて使い分けると良いかもしれませんね。
- 薄いグレー:全体に使うと穏やかな印象、ベース色に最適
- 濃いグレー:全体に使うと重厚感が出る、アクセントにも最適
グレーは汚れも目立ちにくく周りの景色に溶け込みやすい色なので、落ち着いた雰囲気を求めている人におすすめ。ただ色味の薄すぎるグレーを選ぶと、白にしか見えなくなることがあるため注意してください。
記事後半の「色の選び方」でもう少し詳しく解説します。
③ホワイト
清潔感のあるホワイトは明るく爽やかな印象になります。どんな色にでも合わせられるので、ベース色として人気です。イメージ通りの雰囲気にしやすいため、そういった意味では失敗しない色と言えるでしょう。
誰にでもおすすめできる色なのですが、汚れが目立つ点にだけは注意が必要です。特に大きい道路に面しているお家は、排気ガスで汚れやすいです。そのためホワイトを使う場合は、できるだけ汚れに強い塗料を選ぶことをおすすめします。
外壁の色・デザインの見本15選!みんなの家はどんな配色になっている?
ここからは実際に外壁のデザインを見ていきましょう。人気のあるデザインを中心にピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
【※注意】
画像で見た色やデザインと、実際の仕上がりが異なることがあります。色を決める際はず実物を見る・塗装業者に相談して最終決定をするのがおすすめです。
塗装業者がまだ決まっていない方は、ぜひミツモアの無料見積もりを利用してみてください。あなたの求める条件・デザインの悩みに寄り添ってくれる業者が見つかるはずですよ!
それでは、みんなの外壁デザインを見ていきましょう。
人気のベージュ色を使った温かみのある優しいデザイン
全体にベージュを使うことで温かみのある雰囲気のお家になります。玄関部分のタイルをアクセントにブラウンとベージュの同系色でまとめているため、全体の統一感がありますよね。
グレーをアクセントにスタイリッシュな印象に
全体をグレー系で統一したスタイリッシュなデザイン。サッシ(窓枠)の色や屋根の色も外壁に合わせてあります。同じ系統の色を使うと全体の色がぼやっとしてしまうこともあるのですが、グレーの濃淡をうまく使い分けてメリハリを出しています。
ホワイト×ベージュのすっきりした明るい雰囲気のデザインに
ホワイトをベースにすることで全体が明るくなります。正面のベージュがさり気ないアクセントになっていますね。薄い色の組み合わせですが、サッシや屋根がブラックなので、引き締まって見えます。
ホワイトとブルーを組み合わせることで洋風の可愛いお家に
ブルーをベースにホワイトを全体に散りばめている洋風スタイル。全体がブルーだけだと重厚感が出るのですが、ホワイトをうまく使って可愛く見せています。建物の形にピッタリの配色ですね。
ブラック×ホワイトでメリハリの効いた印象に
ホワイトとブラックの色の差が利いているシンプルなスタイル。ブラックだけでは重たい印象になってしまうのを、正面のホワイトで明るくスッキリさせています。2色のみしか使っていないため、全体が引き締まっています。
ホワイトで優しく爽やかな雰囲気に
庭の緑が似合う配色。3色使いでも綺麗にまとまっています。
ベージュにブラウンが映える
ブラウンが良いアクセントになっています。玄関のドアに合わせた上手な配色ですね。
やわらかいベージュがタイルを引き立たせる
タイルをうまく引き立たせた洋風の家です。サッシ周辺の白色が映えています。この家のように、屋根の裏側や側面・サッシなどに白を差し色として使うデザインも人気です。
オレンジを受け止めるグレーの配色
オレンジとグレーの明るい組み合わせです。外壁にグレーを持ってくることで落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
クリーム色が映える洋風デザイン
全体的にクリーム色を使って優しい雰囲気に仕上がっています。お城のような雰囲気を醸し出していますね。
全体的にピンクベージュの可愛い洋風のお家に
全体が淡いピンクで可愛く優しい雰囲気になっていますね。ホワイトの配色もいい感じです。
パステルブルーのツートンカラーで可愛さアップ
ベージュ×淡いブルーが爽やかですね。ツートンカラーが可愛さを引き立てています。
ブラックで渋くかっこいい雰囲気に
ブラックをメインにしていますが、ホワイトを上手に使っているので重たい印象はありません。
グレーとホワイトの明るいツートンカラー
濃いグレーが良いアクセントになっています。玄関の赤色がよく映えていますね。
ホワイト×ブラウンは外さない組み合わせ
ホワイトにブラウンはやはり映えますね。屋根の色も合わせてあるので、統一感があります。
外壁の色決めでありがちな失敗と、それを避ける方法
外壁の色選びでよくある失敗は以下の3つです。
- 実際に完成した色が見本と違う・思っていたイメージと違う
- 色落ちして見た目が悪くなってしまう
- 外壁とそれ以外の部分の色が合わない(サッシや屋根など)
詳しく解説していきますね。
失敗例①:実際に完成した色が見本と違う・思っていたイメージと違う
外壁の色が仕上がってから見てみると「なんか思っていた色と違う」なんてことがあるんです。明らかに選んだ色と違い「本当に指定した色を使ったんですか?」と疑ってしまうくらいの差が出てしまうことも。
結論からお伝えすると、それは目の錯覚によって起きます。色見本通りの色を塗ったはずなのに実物が違う色に見えるということは、普通に起こり得るのです。
対処法としては以下の2つです。
- 業者としっかり打ち合わせする
- 必ず実物を見て確認する
希望の色がある場合は塗装業者としっかり相談し、何度も「この色になりますか?」と確認してみてください。
カラーシミュレーターで確認するのも良いのですが、実際の色とは違う可能性が高いです。シミュレーターは色の組み合わせを見る程度にしておきましょう。
ちなみに後の章「色の選び方」では特に注意すべき錯覚を4つ紹介しています。
失敗例②:色落ちして見た目が悪くなってしまう
せっかく外壁を塗ったのに「数年で色が落ちてきた」というケースがあります。せっかく塗装したのにもったいないですよね。なぜそんなことが起きるかというと、塗料には「色褪せしやすい色」と「色褪せしにくい色」があるからです。
色は次のように分けられます。
区分 | 該当する色 |
色褪せしやすい色 | 赤色、黄色、紫色 |
色褪せしにくい色 | 白色、黒色、青色 |
鮮やかな色は色褪せしやすく、3~5年で落ちてきます。10年後には見た目がかなり悪くなってしまうでしょう。原色に近いほど色褪せするスピードが早いので注意してください。
色褪せしにくい色は外壁の塗装でもよく使われているものですね。原色を使用することはあまりないため、上記の色に近いほど色褪しにくいと考えましょう(紺やベージュなど)。意外かもしれませんが、青色は色褪せしにくい色になります。だから道路標識によく使われているのですね。ただし白と黒は汚れやすい色でもあるため、選ぶ際は汚れにくい塗料を使うなどの配慮が必要です。
なるべく長持ちさせるには「色褪せしやすい色」は避けましょう。ベージュやグレーが人気なのは、色褪せしにくく汚れが目立ちにくいからですね。迷ったら人気色の中から選べばOKです。
失敗例③:外壁とそれ以外の部分の色が合わない(サッシや屋根など)
屋根やサッシ(窓枠)の色を考慮せずに外壁の色を決めると、色のバランスが悪くなってしまいます。例えば屋根の色が赤色なのに、外壁を青色にすると奇抜な印象になってしまいますよね。しかしここは好みの問題なので、判断が難しいところです。色の組み合わせには正解がないからです。
基本的に外壁の色を決める際は、以下の「塗装できない部分」の色を考慮して選んでください。
- サッシ、玄関ドア
- 屋根の色(塗装しない場合)
- 土台水切り(塗装しない場合)
もしサッシの色を目立たせたくないのであれば、サッシと同系色の外壁にすれば良いでしょう。逆にメリハリをつけたいのなら違う色を選択すればOK。こういった感じで、塗装しない部分とのバランスを考えて決めていけば、イメージ通りの仕上がりになりやすいですよ。
外壁の色の選び方!注意すべき6つのポイント
外壁の色を選ぶ際は以下の6つのポイントに注意してください。
- 目の錯覚に注意して、実際の色を確認する
- 心配なら塗装業者に相談しながら決め、試し塗りもしてもらう
- 周りの家のデザインを考慮する
- 色分けする場合は2色以内に抑え、メリハリをつけるのがおすすめ
- 風水(運気)を考えて選ぶのもあり
- 色が持つ性質・効果に注目するのもあり
それぞれ詳しく見ていきましょう。
選び方①:目の錯覚に注意して、実際の色を確認する
色を選ぶ際は目の錯覚による色の変化に気を付けなければいけません。次の4点は特に気を付けておきたいです。
- 小さい色見本で外壁の色を決めない
- ツヤによる色の変化に気を付ける
- 色を見るときは外の日陰がベスト
- 色の微妙な差は気にしなくて良い
それぞれ見ていきましょう。
錯覚1:小さい色見本だけで判断するのは危険(面積効果に注意)
最初はカタログや色見本を見て決めるのですが、この段階では候補をいくつか選ぶ程度にしておきましょう。なぜならサイズの小さい色見本を見ても、実際の色味が全然分からないからですね。
色は面積が大きいほど明るく鮮やかに見えます(これを面積効果と言います)。色見本で見るのと、実際に外壁として見るのとでは全然違って見えてしまうこともあるんです。
この誤差を埋めるにはまず、色見本で気になった色の「A用紙サイズの色板」を塗装業者から見せてもらってください。カタログの色見本よりは面積が広いため、実際の色味に近づきます。色板が届くまでには時間がかかるので、色の候補を1~3個ほどに絞っておくと良いでしょう。
錯覚2:ツヤによる色の変化に気を付ける
ツヤによっても色味が全然違うので、色板をもらうときは実際に使う色のツヤで頼むことも忘れないでください。ツヤによる効果は以下の2つです。
- ツヤが高いほうが色が鮮やかに見える
- ツヤが高いほうが傷や凹凸が目立ちやすい
ツヤが高いほど太陽の光が反射して色がギラギラして見えます。濃く鮮やかな色は特に変化が出るので注意してください。極端な例ですが「ツヤ有りブラック」と「ツヤ消しブラック」はもはや別の色。ツヤが全くない色はくすんだ色味になります。
また凹凸や傷もツヤ有りのほうが目立ちます。特に注意したいのが金属系のフラットなデザインの外壁。ツヤ有りの塗料を使うと、今まで気にならなかった小さい凹みや傷が目立ち、かえって見た目が悪くなってしまう場合があります。
錯覚3:色を見るときは外の日陰がベスト
色板が届いたら色を確認しますが、その際は家の外の「日陰」で色を確認してください。蛍光灯の明かりや太陽光の下で見てしまうと、光が持つ色の影響を受けて色味が変わってしまうからですね。実際に外壁に当てて見ながら最終判断をしていきましょう。
街を歩いていて気になる家があったら、覚えておくのもおすすめですよ。塗装業者に「あの家のような雰囲気にしたい」と伝えればスムーズに進みやすいでしょう。
錯覚4:ホワイト系の微妙な色の違いは気にしなくて良い
色の微妙な差で悩むのはやめておきましょう。「微妙に違って悩んでいた色を実際に塗ってみると、どれも変わらなかった」ということがあるからです。
例えば、以下の色を見比べてみてください。
実際に色見本に記載されている色なのですが、ホワイトからグレーに徐々に濃くなっているように見えますよね。しかしこれらの色は全て、実際に外壁に塗ると「ホワイト」にしか見えない色なんです。
ホワイト系の色は特に外壁に塗ると違いが分からないため、微妙な色の差は気にしなくてOKです。「どの色とどの色が変わらないか」を判断するのは難しいと思うので、塗装業者に相談しながら決めてくださいね。
選び方②:心配なら塗装業者に相談しながら決め、試し塗りもしてもらう
外壁の色を決めるときは、塗装業者に相談しながら決めるのをおすすめします。塗装業者は今までたくさんの外壁を見てきているため、どんな色がどんな雰囲気になるかを熟知しているからです。色選びは工事が始まると変更するのは難しいので、きちんと打ち合わせしながら決めていくのが安心ですね。
まだ業者を決めていないのであれば、相談に親身に乗ってくれたり、試し塗りをやってくれたりするところを選ぶのがおすすめですよ。
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正式に依頼する前に、チャットでメッセージや画像のやり取りをすることも可能。分からないことや心配なことがあれば、気軽に質問してみてくださいね。
選び方③:周りの家のデザインを考慮する
色を選ぶ際には、周りの家のデザインをチェックしたうえで色を決めると良いでしょう。周囲と比べて目立たないようにするか、あえて目立たせるのかを考えてみてください。隣の家との距離が近いと色の見え方も違ってくるため、もし目立たせたいのなら違う系統の色を選ぶのがおすすめです。逆に目立たせたくないのに周りを見ずに色を決めると、浮いてしまうことがあるので注意してください。
ちなみに、地域によっては景観法(ガイドライン)が定められている場合があります。街の景観を考慮して禁止されている色がある場合も。事前にチェックしておきましょう。
選び方④:色分けする場合は2~3色以内に抑え、メリハリをつけるのがおすすめ
外壁に使う色は、できれば2~3色までに抑えることをおすすめします。たくさんの色を使うと色のバランスをとるのが難しくなるからですね。複数の色を組み合わせると、どの色がメインなのか分からなくなってしまいます。使う色が少ないほうが、個々の色が際立ちますよ。
3色使いたい場合は、メインの色・屋根の色の他に、白を差し色として使うのがおすすめです。
白はサッシや屋根の裏・側面などによく使われる色です。「見本15選」の章でもいくつかこの配色になっているものがあるので、参考にしてみてください。
選び方⑤:風水(運気)を考えて選ぶのもあり
外壁の色を変えることで運気のアップも期待できます。それぞれの色が風水的にどんな効果があるのかを見ていきましょう。
色 | 風水の効果 |
ホワイト | 【浄化作用・心機一転】 人間関係の向上が期待できます。仕事や学校などで新しい環境が始まるタイミングにもピッタリな色です。相性が良い方角は北西。 |
グレー | 【静寂・平穏】 心の落ち着きや冷静さをサポートしてくれるので、仕事運を上げたい方にピッタリです。アクセントに使うのもOK。北西の方角に使うとより良いでしょう。 |
ブラウン | 【安心感・信頼感】 優しさと温かさを兼ね揃えたパワーを持っているため、家庭運を重視したい方にピッタリです。南西の方角との相性が良いです。 |
ブルー | 【仕事運・勉強運】
仕事運や勉強運を上げたい方にピッタリです。薄い色は北の方角、濃い色は東との相性が抜群です。 |
ブラック | 【貯蓄・誠実】
お金を逃さない色とされているので、貯金を頑張りたい方にピッタリ。人間関係の向上も期待される色です。北の方角との相性が良いです。 |
選び方⑥:色が持つ性質・効果に注目するのもあり
色が持つ効果にも注目してみましょう。色は住宅の見た目だけではなく、生活環境にまで影響します。特殊な塗料と似たような効果を発揮する場合もあるのです。代表的なのは以下の3つです。
- 遮熱
- 家が大きく(小さく)見える
- 汚れが目立たない
もう少し詳しく解説していきますね。
色による遮熱効果の違い
実は色の遮熱効果は、無視できないほどの大きなものです。「ホワイト」に近ければ熱を反射し「ブラック」に近ければ熱を吸収します。
ホワイト系の薄い色は遮熱効果があるので、室内の温度上昇を抑えることができます。遮熱塗料を使わなくても、ホワイト系の色を使うだけでそれなりの効果を発揮してくれるんです。もちろん遮熱塗料ほどの効果は期待できないのですが、暗い色よりは確実に熱を抑えられますよ。
家が大きく(小さく)見える場合がある
「膨張色」と「収縮色」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
膨張色は色の輪郭をぼかし、ものを大きく見せる効果があるため、建物を広く大きく見せられます。基本的には明るい色(白やクリーム色など)が膨張色と考えてください。
逆に収縮色は色の輪郭がはっきりしているため、住宅をスッキリ見せることができます。暗い色が収縮色と考えてOK。ブラック系の濃いブラウンやダークグレーは、重厚感や硬さをイメージさせる色ですね。
あまり建物を大きく見せる必要はないかもしれませんので「開放感」というイメージで捉えると良いかもしれません。膨張色は開放的でやわらかい印象。収縮色は締まりのあるキリッとした印象になりますよ。
汚れが目立つ色・目立たない色がある
汚れが目立たない色というのは、ブラックとホワイトの中間色だと思ってください。人気色でもあるベージュやグレーのことですね。ただしどんな汚れも目立たない万能な色ではないので注意してください。汚れといっても種類が多いため、その全てを対策できる色はないのです。
- ホワイト:排気ガスなどの黒ズミ系が目立つ
- ブラック:ホコリや砂などのゴミが目立つ
上記のどちらの汚れもそれなりに目立ちにくいのが、ベージュやグレーなどの中間色というわけですね。絶対に汚れが分からなくなるわけではないので注意してください。
外壁の色選びを失敗したら、塗り直しできる?
「失敗したらどうしよう」「塗り直しはできるのかな?」と不安になる方も多いですよね。結論からお伝えすると塗り直しはできます。ただし無償でやってもらえる保証はないので注意してください。
無償で塗り直しができる可能性があるのは以下の2つのケースです。
- 明らかな施工不良による色透けや塗りムラ(無償の可能性が高い)
- 塗っている途中で気付いた場合の色変更(塗料代を請求される可能性あり)
施工不良が認められた場合は、業者側に責任があるので無償で直してもらえる可能性が高いです。契約書とは違う塗料を使った場合も同様です。ただし「施工不良」を認める業者は少ないので、第三者に入ってもらうなどの対処が必要になるかもしれません。
塗っている途中で気付いた場合も、塗り直しをしてもらえることが多いです。ただし新しい塗料代を請求されることがあるので注意してください。塗料代を請求されるかどうかは、塗り直しになった経緯によるでしょう。
- 業者の説明不足だった場合→塗料代を請求されないケースが多い
- 単純に色が気に入らない→塗料代を請求される
仮に業者による色の説明が足りなかったとしても、契約書通りに工事を行っている場合は有料になってしまうこともあります。事前にしっかり打ち合わせをしてくださいね。
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