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家の鍵をなくした!今すぐとるべき行動や鍵交換の注意点を紹介

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最終更新日: 2023年10月02日

鍵をなくしたらどうする?

鍵をなくしたらまず心を落ち着かせて「警察署や交番に遺失届をだす」「心当たりのある場所を探す」「立ち寄ったお店などに電話」といった手順で進めましょう。鍵がなければ、専門業者を探して鍵開け・鍵交換を依頼しましょう。

賃貸の場合も手順は一緒?

賃貸の場合は、まず管理会社や大家さんに連絡するほうが優先です。連絡がつく時間であればマスターキーやスペアキーで解錠してくれたり、利用する業者を指定したりしてくれます。深夜で連絡がつかない場合は、ファミレスなどで時間をつぶすか、最終手段として鍵開け業者に依頼することになります。

家の鍵を紛失したときの対処法、やるべきこと

悩む女性

家の鍵を紛失したとき、家に入れなくて困ってしまうだけでなく「悪用されたらどうしよう」とネガティブになってしまいますよね。

まずは落ち着いて、取るべき行動の流れを確認しましょう。

【鍵をなくしたときの流れ】

  1. 警察署・交番に遺失届をだす
  2. 心当たりのある場所を探す
  3. 立ち寄ったお店などに電話
  4. (賃貸の場合)管理会社に連絡
  5. (鍵がなければ)鍵開け・鍵交換を依頼

まずは急いでいる方に向けて、カンタンにそれぞれの手順で出来ること・やるべきことの概要を紹介します。

1.警察署・交番に遺失届をだす

警察署や交番では、「遺失届」という書類を提出することができます。

なくした鍵の特徴にあう落し物が届いたときに連絡してもらうことができるので、少しでも鍵が見つかる確率を上げたければ遺失届を出しておきましょう。

遺失届を出すための手続きは10~20分で済みます。できれば鍵をなくした日のうちに行うのがベストです。

【警察署で出来ること】

  • 鍵が見つかったら連絡が来る
  • お店や施設で拾われた鍵も最終的には警察に届くので、鍵が見つかる確率が上がる
  • 鍵が見つからなくても、「見つかっていない」ことが分かり踏ん切りがつく

>>「対処1.警察署・交番に遺失届をだす」の見出しへ移動

2.心当たりのある場所を探す

少し気持ちを落ち着かせた状態で、心当たりのある場所を探してみるのも大事です。普段は鍵を入れないポケットまで確認してみましょう。焦っていると「灯台下暗し」になるので注意。

【なくした鍵の探し方】

  • まずは衣服・カバンなど身近なところから、すべてのポケットを空にする
  • 昼間でもライトを使って探すことで、鍵の金属部分に光が反射する
  • 1日の行動を一覧表にして、訪れた場所の中から探す

>>「対処2.心当たりのある場所を探す」の見出しへ移動

3.立ち寄ったお店などに電話

どこかに置き忘れている可能性を考慮して、その日行った場所に連絡してみましょう。もしかしたらお店や施設で保管してくれているかもしれません。

【電話でやるべきこと】

  • 鍵の特徴を伝えておく
  • 鍵が見つかったときの連絡先を伝えておく
  • 鍵が見つかったら、受け取り時には身分証を見せる

>>「対処3.立ち寄ったお店などに電話」の見出しへ移動

4.(賃貸の場合)管理会社に連絡

近辺をある程度探してみても鍵が見つからなければ、賃貸の場合は管理会社に連絡してみましょう。24時間対応の管理会社もあるので、とりあえずは電話をかけてみてください。

管理会社が所持しているマスターキーを使って、とりあえずは家に入ることができるかもしれません。室内にスペアキーがあるなら、とりあえず何日かはそのまま過ごすことができます。

そのあとで鍵交換などが必要になるかもしれませんが、管理会社に指示を仰ぎましょう。マンションの場合は契約書に「鍵を紛失した場合の鍵交換費用」が書かれていることもあります。

【管理会社で対応してもらえること】

  • マスターキーで解錠
  • スペアキーの貸し出し
  • その後の行動の相談

>>「対処4.賃貸の場合は管理会社に連絡」の見出しへ移動

(鍵がなければ)鍵開け・鍵交換を依頼

「その日のうちには解決できなさそう」「夜中なのでどこにも問い合わせできない」という場合は、鍵の専門業者に解錠を依頼しましょう。

ただし深夜の場合は割り増し料金になるのが一般的です。また焦って依頼してしまうことで悪徳業者につかまり、高額請求されてしまうケースも考えられます。いくら急いでいても、優良業者を見極めることが大切です。

【開錠・鍵交換の料金相場】

  • ピッキングの料金相場:5,000~15,000円
  • その他の解錠方法:12,000~40,000円
  • 鍵交換(シリンダーのみ):15,000~25,000円
  • 出張料金:3,000~5,000円
  • 深夜料金:2~3割増し

>>「対処5.鍵開け・鍵交換を依頼」の見出しへ移動

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【注意】鍵をなくしたときにやってはいけないこと

鍵をなくして家に入れないと焦ってしまいますが、「自分で無理やり鍵を開けようとしない」「鍵探しをSNSで呼びかけない」という2点に注意してください。

自分で開けようとしない

ピッキングなどの解錠方法は、業者が専門道具を使ってなるべく鍵穴を傷つけないように作業します。

知識のない素人が鍵穴に異物を差し込むと、内部にある「タンブラー」や「ピン」という部品が傷つき、正しく動作しなくなるリスクがあるので注意しましょう。

鍵穴の内部にそうした異常が起こると、正しい鍵でも解錠・施錠ができなくなり、最終的には鍵を交換しなくてはいけなくなります。

鍵探しをSNSで呼びかけない

鍵を探すときは、SNSを通じて鍵探しの呼びかけはおすすめしません。TwitterやFacebookなどのSNSは、不特定多数の人が閲覧することができます。

氏名や住所など個人情報が分かる画像・位置情報や「鍵を無くした」を発信していたら、防犯上のリスクが上がります。また鍵を探す協力者を装い、個人情報を聞き出そうとする人が現れることかもしれません。

鍵を無くして困っている場合は家族や友人に協力をお願いすることはいいですが、あまり面識のない不特定多数の人に求めるのは避けましょう。

対処1.警察署・交番に遺失届をだす

交番、遺失届を出す人

家の鍵を失くしたら、まずは近くの警察署や交番に行って、遺失届を出しましょう。

最寄りの交番でもどこでもかまいません。交番によっては直接訪れなくても、電話だけで手続きができることもあります。

とくに家の鍵以外にも免許証や保険証、現金やクレジットカード類、会社の書類・資料の入ったバッグを落としてしまった場合は早急に届け出を出すことがおすすめです。

届け出を出すメリットとしては、鍵が拾われて警察に届いたときに連絡がくるということ。

スーパーや飲食店、コンビニ、電車の中などで鍵の落した場合、遺失物法に基づき「遺失物を施設内で一定期間保管し、その後は警察に届けること」になっています。どこに落としたか分からないときに届け出を出しておくと、どこかで拾われたとしても警察に届けられるため、見つかる確率が上がります。 

また遺失届を出していれば、「落とし物として届いていない」という事実もハッキリわかります。すでに誰かが拾ってくれているのか、もしくはずっと見つかっていないのか、という部分が分からないと気持ち的にも落ち着かないのではないでしょうか。

参考:遺失物法 | e-Gov法令検索

遺失届を出すのに必要な情報

遺失届を作成するには、警察からヒアリングを受けます。10~20分ほどで終わるので、時間はあまり掛かりません。

遺失届を提出する際は、以下の項目について聞かれます。

  • 氏名
  • 電話番号
  • 住所
  • 紛失した日時
  • 紛失したと思われる場所
  • なくした鍵の特徴

紛失した日時や場所は、「最後に携行していた場所・時間」「鍵がないことに気づくまでの経路・時間」などを聞かれます。覚えている限りでいいので、なるべく具体的に伝えましょう。

また落とした可能性のある場所を地名、番地、道路名、地点など詳しく聞かれます。電車内で落としたと思う場合は、路線や区間、乗降駅、時間帯を伝えましょう。無理せず、覚えている限りで届け出をだします。

さらには失くした鍵の特徴は、鍵の種類やメーカー、色など一緒につけていたキーホルダーやキーケースの特徴を伝えましょう。これらは重要な手がかりになります。

警察庁のホームページからも検索できる

警察に届けられた「拾得物」は、警察庁のホームページで確認することができます。(下にあるURLから移動できます)

まずは鍵を紛失した都道府県を選びます。すると検索画面にうつるので、失くした日付を選択し、「鍵類」というカテゴリーを選択。そして最下部にある「検索」ボタンを押せば、一覧形式で見ることができます。

検索結果には、拾われた場所や鍵の特徴などが記載されているので、自分の鍵と近い特徴のデータをチェックしてみましょう。

ちなみに拾得物は原則3か月ほどで処分されるため、少しでも似ている鍵の情報があれば、早めに連絡を取っておきましょう。遺失物センターか、最寄りの交番に問い合わせることで確認ができます。

参考:都道府県警察における遺失物の公表ページ | 警察庁

対処2.心当たりのある場所を探す

探し物

「鍵を失くした!」と気づくと、焦ってパニックになりますよね。しかし「実はカバンのポケットに入っていた」「いつも使わない場所にしまっていた」というケースは、誰しもが一度はやってしまう失敗ではないでしょうか?また立ち寄った場所やお店などで落としたかも知れませんね。

身の回りをチェックしよう

まずは頭を冷やして、冷静に身の回りをチェックをしてみましょう。鍵が見つかりがちな場所を、以下にまとめておきます。

  • コートやシャツなど、衣服のポケット
  • ズボンのポケット、小ポケット
  • カバンの中のポケット
  • バッグやリュックの奥
  • 車の床、ドリンクホルダー
  • 車のダッシュボード

バッグやリュックの中を確認するときは、中身を全部出し、空っぽの状態で点検しましょう。

とくに女性用のポーチは収納が多いので、物が入っていると探しにくいです。中身を全部出すことで見やすくなり、探しやすいでしょう。

ポケットの中を見るときは、ひっくり返してチェックしてください。ポケットの形や深さによっては、手を入れても見つけられないときがあります。ひっくり返すことで確実に探せるでしょう。

車の中もチェックするのを忘れずに。車を運転しているときや座っているときに、バッグやポケットから知らず知らず鍵が落ちてしまうことがあります。車の床やドリンクホルダー、ダッシュボード隅々まで点検して、落としてない確認しましょう。

対処3.立ち寄ったお店などに電話

スマホで電話

紛失してから2~3日のあいだであれば、お店に問い合わせたときに見つかるケースもあるので、試してみましょう。

なくした鍵が届いていなかったときでも、後で見つかったときに備えて、鍵の特徴や連絡先を伝えておくのがベターです。

ただしこのとき住所まで伝える必要はありません。住所がわかってしまうと鍵を悪用することが簡単になるので、防犯のためにも自分について共有する情報は連絡先だけにしておきましょう。

また公共交通機関では一時的に落とし物センターに保管されていることもあります。電話での問い合わせは時間がかかる可能性があるので、近い場所であれば訪問したほうが早いかもしれません。

1日のなかで立ち寄った場所を振り返ろう

1日の流れを思い出し、その日おとずれた場所に問い合わせましょう。1日のスケジュール表を作成するとわかりやすいです。

スケジュール表を書かなくても、日常的に訪れる場所といえば以下が多いでしょう。

  • 会社
  • 学校
  • 飲食店
  • コンビニ
  • スーパーマーケット
  • 電車・バスなどの公共交通機関
  • 徒歩で通った場所

会社や学校でなくした鍵を探すときは、1日のルーティンを思い浮かべながら探しましょう。デスク周りやロッカー、キャビネット、トイレ、会議室など普段よく使う場所を探してみてください。

飲食店やコンビニ、スーパーなどでお財布を取り出すときに何かの弾みで落とした可能性もあります

飲食店やコンビニなどの施設に届けられた紛失物は、一時的にその施設で保管されているので、施設に電話してみましょう。

対処4.賃貸の場合は管理会社に連絡

アパート 集合住宅

アパートや賃貸マンションの鍵をなくしたときは、管理会社や大家さんに鍵を紛失したことをすぐに伝えましょう。マスターキーやスペアキーを使って解錠してもらうことができます。

管理会社によって24時間対応の場合があり、大家さんが近くに住んでいるなら、夜遅めの時間帯でもスペアキーを持ってきてくれるかもしれません。

そのときには居住者であることを証明する身分証明書を準備しておくと、やりとりがスムーズです。ただし防犯上の理由からスペアキーを持っていない大家さんもいるので注意してください。

大家さんや管理会社が現場対応できない場合も、業者を指定してくれたり、手配まで済ませてくれたりすることも。「その後はどう対応すればいいか」ということも聞けるので、まずは連絡してみてください。

分譲マンションの場合は自分で鍵交換をすることもできますが、念のため管理組合などに伝えておくとベター。とくにオートロックの鍵であれば、マンション全体の入り口につながっています。

管理会社や大家さんに連絡する時の注意点

管理会社や大家さんに連絡する時間帯に気をつけてください。24時間対応の管理会社を除き、深夜に電話をかけるのは迷惑です。とくに大家さんの個人宅に連絡する場合は注意してください。

【深夜に連絡がつかなければ】

賃貸の場合、管理会社に連絡がつかなければ宿泊先を探してみましょう。インターネットカフェや漫画喫茶、ビジネスホテル、友人宅などが候補に挙がります。

賃貸の場合は、鍵も含めてオーナーの持ち物です。勝手に鍵交換などを進めると、トラブルになる可能性があります。なるべくリスクを抑えるには、管理会社や大家さんに連絡が取れる時間になるのを待つのが無難です。

とはいえ「次の日に予定があるから家に入らなくてはいけない」など緊急性が高い場合は、24時間営業の鍵開け業者に依頼して開錠してもらっても仕方ないでしょう。

その場合は「鍵を壊さずに解錠する」という条件で業者を探してください。

紛失を報告する必要性

「鍵はなくしたけど家の中に入れる」という場合でも、必ず管理会社に連絡しておきましょう。

賃貸物件は管理会社や大家さんの持ち物なので、賃貸物件の一部である鍵を紛失した場合は、持ち主にすぐに報告する必要があります。すぐに連絡するかしないかによって、今後のあなたへの信頼が大きく変わります。

分譲マンションでもオートロック式の場合は、周りの人にも迷惑をかけてしまうことがあるため、紛失したときは必ず連絡しましょう。

賃貸物件や賃貸マンションでは、鍵が見つからないからといって、勝手に鍵交換や合鍵作成をしてはいけません。

必ず管理会社や大家さんに相談し、鍵交換や合鍵作成の許可をもらいましょう。鍵の紛失についての対応は入居時の契約書に記載されているので、一度契約内容を確認することをおすすめします。

関連記事:賃貸の鍵交換の費用!鍵を紛失したとき・入居時などパターン別に解説 | ミツモア

対処5.鍵開け・鍵交換を依頼

鍵の専門業者

「鍵が見つからなくて家に入れない」「紛失した鍵を放置するのって防犯的に大丈夫かな?」という場合は、鍵の専門業者に相談しましょう。

鍵開け作業にかかる費用や所要時間、事業者に依頼する時に役立つポイントをご紹介します。

開錠・鍵交換・合鍵作成の費用と所要時間、依頼する手順

鍵が見つからない場合は、鍵業者に頼んで開けてもらいましょう。鍵業者に依頼する場合の費用と所要時間は以下が目安です。

【開錠・鍵交換の料金相場】

  • ピッキングの料金相場:5,000~15,000円
  • その他の開錠方法:12,000~40,000円
  • 鍵交換(シリンダーのみ):15,000~25,000円
  • 元鍵なしでの合鍵作成::15,000~20,000円
  • 出張料金:3,000~5,000円
  • 深夜料金:2~3割増し

【作業時間の目安】

  • 開錠:5~30分
  • 鍵交換:30~60分
  • 元鍵なしでの合鍵作成:30~60分

事業者によっては、作業費だけでなく出張費も請求されることがあります。依頼時に作業費以外にお金がかかるのかを確認すると安心です。

加えて深夜に依頼した場合は営業している業者も少なく、深夜料金がかかる可能性があります。

関連記事:玄関の鍵交換費用をきめる要因は?鍵の種類や交換方法、防犯性能に注目 | ミツモア

業者に依頼する手順

依頼する鍵屋には、住所や電話番号など個人情報を伝える必要があるため、なるべく信頼できそうな業者を選びましょう。たとえば「地元で長年営業していて、実績のある業者」などがオススメ。

業者に依頼する手順は以下です。

【鍵業者に依頼するときの手順】

  1. 専門業者を探して見積もりをもらう
  2. 本人確認ができる身分証を準備しておく
  3. 業者が到着、作業開始
  4. 作業終了、料金の支払い

1.専門業者を探して見積もりをもらう

業者に依頼するときには、時間がない場合でも必ず事前に見積もりをもらっておきましょう。

自宅の鍵が対処可能か、見積もり額はいくらか、キャンセル料金や追加費用は発生しないか、といった点を確認してから現場に向かってもらうのが大切です。

たとえばディンプルキーという種類の場合、開錠にも合鍵作成にも高度な技術・専門道具が必要になります。

ディンプルキーなどセキュリティの高い鍵だと、解錠に対応できずに玄関ドアを壊すことになるケースもあるので注意しましょう。

3.本人確認ができる身分証を準備しておく

また運転免許証やマイナンバーカードなど、その家に依頼者が住んでいることを証明できるものを用意しましょう。顔写真つきのものがベターです。

4.業者が到着、作業開始

業者が到着したら、契約書にサインをして作業開始です。きちんと契約書に記載されている料金や、追加料金が発生するかどうかを確認したうえで作業してもらいましょう。

事前の見積もり金額とあまりにかけ離れている場合は、契約はしないよう注意してください。後でクーリングオフできる可能性もありますが、金銭トラブルは避けましょう。

5.作業終了、料金の支払い

鍵開けや鍵交換が終わったら、最後に動作確認をして、料金を支払って完了となります。このとき手持ち料金が足りないケースに備え、支払い方法がいくつか用意されている業者を選んでおくと安心です。

カード払いや後払いに対応できる鍵業者もあります。

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家の鍵を失くしたら、悪用される可能性は?

家の鍵を失くしたときに頭をよぎるのが、「鍵を悪用されて、家に侵入されたらどうしよう」ということではないでしょうか。

結論から言うと、「鍵だけの情報から、持ち主の住所を特定するのは不可能」です。鍵に刻印されているナンバーやメーカーは、合鍵を作るときの形状を把握するために使われるものなので、個人情報への手がかりは一切含まれていません。

ただし「鍵の持ち主を知っている人」や「ある程度の家の場所を特定できるケース」なら、悪用することができます。「鍵を落としたと思っていたら、実は盗まれていた」というケースもあるので、不安な方は早めに鍵交換をしておくのがオススメです。

  • 誰かと会った前後に鍵を失くした
  • 家の近所で鍵を失くした
  • 集合住宅の共用部分で鍵を失くした
  • 鍵を落としたところを目撃されていた

上記のようなケースに注意が必要です。とくに集合住宅の共用部分や、家の近所で鍵を失くした場合には注意しましょう。

集合住宅では、1つ1つの部屋に鍵穴を差していけば、最終的には一致する部屋を当てることができてしまいます。

また家の近所で鍵を落とした場合は、メーカーや型番が分かれば、ある程度ドアの鍵部分の形を絞ることができてしまうのです。

もし鍵が戻ってきたとしても油断ができません。見つかる前にスペアキーを作成されてしまうケースも考えられるからです。家の鍵を無くしてからしばらく経ったあとに、空き巣に入られたというケースは実際にあります。

鍵が誰かの手に渡って悪用されるリスクまで考えるなら、防犯上の観点から鍵交換まで依頼するのをおすすめします。

鍵開けの費用は火災保険で補償できる?

火災保険は火災だけでなく、雷や台風などによる損害にも補償を出してくれる保険です。そして実は、鍵の紛失にも適用できる可能性があります。

火災保険にも様々なプランがあるので、詳しくは問い合わせるのが確実です。鍵トラブルの補償が含まれていれば、適用できる可能性はあります。

ただし「開錠から鍵交換まですべて無料に!」という保険は少なく、一部の金額を負担してくれるという内容がほとんど。

とはいえ確認しておいて損はありません。鍵交換や鍵開けを少しでも安くするために、保険会社への連絡は必須です。

今後鍵を無くさないためにしておきたいこと

大家さんに連絡する男性

今後、同じような目に遭わないためにできることはやっておきましょう。スマートロックや紛失防止タグを利用すると、鍵の紛失をあらかじめ防げます。

スマートロックはスマートフォン操作で鍵を閉めることができるので鍵自体が不要になります。紛失防止タグはなくした場所や時間にいち早く気づくことができ、おすすめの製品です。

スマートロックを導入する

Qrio Lock (キュリオロック) スマホで自宅カギを解施錠できるスマートロック Q-SL2

スマートロックとはスマートフォンを操作して、自宅の鍵を施錠、解錠できるデバイスです。

スマートロックを導入するメリットは、

  • 鍵を持ち歩く必要がない
  • 家から離れた場所からスマートフォンで鍵をかけられる
  • 家に着く前に解錠できる
  • 鍵をかけたかどうか確認できる

一般的なスマートロックは、製品価格がおおよそ2万円~6万円で、その他に施工費用が2~3万円かかる場合があります。

画像の「Qrio Lock Q-SL2」は、税込25,300円で購入でき、取り付けも両面テープを貼るだけで済むので大変おすすめです。

紛失防止タグを付ける

スマートタグ、スマホの地図アプリで鍵の場所が分かる画像

紛失防止タグ(スマートタグ)は、鍵だけではなく、好きなアイテムに取り付けて使うことができるデバイスです。スマートフォンと接続させることで、音を鳴らしたり、スマートフォンとの接続が最後に切れた場所を特定することができます。

紛失防止だけでなく、紛失した後の発見を手助けしてくれるので便利です。価格はおおよそ2,000~9,000円で、様々な機能を搭載したスマートタグが販売されています。

第3世代MAMORIO 世界最小クラスの紛失防止タグ/MAMORIO Spot700路線/AR対応/紛失防止アラート/クラウドトラッキング/性能大幅アップ/ (1個, Charcoal Black)

スマートタグ「MAMORIO」は、他のスマートタグと比べ本体が薄いため、かさばることなく鍵の取り付けが可能です。スマートフォンとタグが離れると通知が届くので、鍵の置忘れにすぐ気づくことができます。

また、スマートタグはJRなどの公共交通機関と連携しており、落とし物の発見率が高くなるのも嬉しいポイントです。

鍵の保管場所を決める

鍵をしまう場所を決めておきましょう。「絶対ここにある!」という普段から鍵の場所を意識しておけば、どこに鍵を置いたか分かります。

キーボックスや財布、キーケースなど鍵がないとき、すぐ気づける場所にしましょう。ただし無意識に落としてしまう可能性のある「衣服のポケット」はおすすめしません。

鈴やキーホルダーを鍵につける

鈴などを鍵につけておくと、落としたときに音で気づける可能性が高まります。鍵を無くさない対策として一番敷居が低く、実行しやすいです。

また音がならなくても、目立つ大きいなキーホルダーをつけるのもおすすめ。キャラクターのキーホルダーなどつけていれば、落ちたときに重みや肌感で気づきやすくなるでしょう。

キーバック KEY BAK
キーバック KEY BAK

また「KEY BACK」などリール付キーホルダーをバッグにつけておくと、バッグから鍵を取り出したとしてもリールで鍵が巻き戻されます。わざわざ自分が決めた場所に毎回鍵を戻す必要もなく、決められた場所に保管できるためおすすめです。

おすすめの防犯効果が高い鍵

防犯対策効果が高い鍵に交換する場合は、以下のシリンダーがおすすめです。

  • miwa PRシリンダー
  • ゴール グランV(GV)シリンダー

これら2つのシリンダーは、ピッキングが難しいと言われているディンプルキーです。特にmiwaの「PRシリンダー」やゴールの「グランV(GV)シリンダー」は警視庁が認定したCP人体錠で、防犯性の高いシリンダーです。

他にも暗証番号で開錠するシリンダーや電子錠もあり、どれがいいのか鍵業者に見積もりを依頼してから交換するといいでしょう。

シリンダーキーと暗証番号キーとを2つ設置することで、さらに防犯性が高まります。

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