スマートキーやリモコンキーと呼ばれる電子キーの反応が、以前よりも悪くなったと感じることはありませんか?
もしかしたら電池が切れかけているかもしれません。出かけている最中に電池切れを起こしてしまわないよう、早めに電池交換をしましょう。
この記事では、自分で行う電池交換の方法や、外出先で電池が切れてしまった場合の対処法を詳しく説明します。
車の鍵の電池交換はいくら?
車の鍵の電池交換料金は500~1,500円が相場です。
車の鍵の電池交換はどこでする?
車の鍵の電池交換はカー用品店、ガソリンスタンド、ディーラーのいずれかですることが多いです。
スマートキーの電池交換方法
スマートキーは車の施錠・解錠からエンジンの起動まで、鍵を触ることなく操作できるキーのことです。
車に近づき、ドアノブに触れることで鍵を開閉し、エンジンはブレーキペダルを踏みながらプッシュボタンを押して起動します。
では、スマートキーの電池交換に必要なアイテムと手順を紹介します。
準備するもの
- スマートキー
- 同じ型番の電池
- マイナスドライバー(小さいサイズのほうが使いやすいです)
- 布
ボタン型のリチウム電池は、ホームセンターやコンビニで入手することが可能です。
布はこの後に説明する、マイナスドライバーを使用する際に、本体が傷つくのを防ぐために使います。
【STEP1】スマートキーからメカニカルキーを取り出す
まずはスマートキーの側面に付いているレバーを押し、内蔵されている鍵(メカニカルキー)を取り出します。
【STEP2】鍵本体のふたを開ける
マイナスドライバーもしくは内蔵されていた鍵を本体の合わせ目にあてて入れ込むようにしてふたを開けます。
このとき、マイナスドライバーや鍵の先端に布を巻くと、本体カバーが傷ついたり欠けたりすることを防げます。
【STEP3】中に入っているボタン電池を交換する
スマートキー本体に入っているボタン電池を外し、同じ型番の新しい電池と交換します。
このとき、ボタン電池の+極と-極どちらが表裏になるか分かりづらいので、確認してから電池を外すよう注意しましょう。
【STEP4】ふたとメカニカルキーを逆の手順で取り付ける
外したスマートキー本体のケースを戻してふたを閉め、メカニカルキーを差し込みます。
交換が完了したら、念のため動作確認を行いましょう。
リモコンキーの電池交換方法
リモコンキーは、テレビのリモコンのように鍵についたボタンを押すことで車の鍵を開閉するキーのことです。
エンジンをかけるときは、物理キーを鍵穴に差し込んで回します。
リモコンキーの電池交換に必要なアイテムと手順は以下の通りです。
準備するもの
- 新しい電池
- マイナスドライバー
- プラスドライバー(本体カバーがねじで止められている場合)
- 布
【STEP1】ドライバーを使ってふたを外す
マイナスドライバーの先端に布を巻いて保護しながら本体のカバーを外します。カバーがねじで止められている場合は、プラスドライバーでねじを外しましょう。
ボタンが外れるのをふせぐため、ボタン側を下向きにすることがポイントです。
【STEP2】中に入っているボタン電池を交換する
中に入っているボタン電池を外して新しい電池と交換します。
このとき電池は+極が表にくるように入れましょう。
【STEP3】ふたを逆の手順で取り付ける
外した本体カバーを元に戻します。交換が完了したら、念のため動作確認を行いましょう。
メーカーによって交換方法が異なる場合も
スマートキー・リモコンキーの電池交換方法を説明しましたが、メーカーによって多少違いがある場合があります。
ここでは主な自動車メーカのホームページに載っている交換方法を紹介するので確認してみてください。
メーカー | 参考ホームページ |
トヨタ | 電子キーの電池交換 |
ダイハツ | 車種別のキー種類と電池交換方法 |
ホンダ | |
日産 |
出先で車の鍵が電池切れになったときの対処法
スマートキーは普段の利便性が高い一方、電池がなければドアの開閉やエンジンの起動ができなくなってしまいます。
そんな場面に備えて、電池が切れた場合にドアを開けてエンジンをかける別の方法が用意されていますので、緊急時のためにしっかり確認しておきましょう。
ドアはメカニカルキーを使って開ける
電池が切れてしまった場合、通常の方法ではドアを開けることができません。
そんなときは、スマートキーに内蔵されたメカニカルキー(内蔵キー)を使って解錠しましょう。
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鍵穴はドアノブの表面に見えている場合もあれば、近年のデザイン性が重視された車種では一見気づかない場所に隠れている可能性もあります。
ドアノブを引き出したところについていることが多いようなので、よく探しましょう。
メーカーや車種によって微妙に異なる可能性があるので、トラブルが起きる前に説明書を確認しておくと安心です。
エンジンのかけ方
電池が切れてしまっても、スマートキー本体をプッシュスタートボタンに接触させるとエンジンをかけることができます。
ここではトヨタ車を例に説明します。
車種によって対処法に細かな違いはありますが、一般的な方法として覚えておくと良いでしょう。
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以上が緊急時のエンジンの始動方法です。
スマートキーの電池が切れた際の対処法については、以下の記事も参考にしてみてください。
電池交換の料金と依頼場所
前述の通り、電子キーの電池は自分でも簡単に交換できます。
自分で交換してしまえばかかる費用も電池代だけで済むため、非常にリーズナブルです。
しかし「自力で交換するのが難しい・・・」「車のメンテナンスのついでにプロにお願いしてしまいたい」という人もいるかもしれません。
そんなときに電池交換をお願いできる場所は、カー用品店、ガソリンスタンド、ディーラーが挙げられます。
車の鍵の電池の料金と依頼場所
料金 | 500円~1,500円程度 |
依頼場所 |
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料金はどこに頼んでも500円~1,500円程度であることが多いですが、店舗によって異なりますのでよく確認しましょう。
カー用品店
オートバックス、イエローハットといったカー用品店では、鍵の電池交換も受け付けています。
車の各種メンテナンスや、カー用品の購入のついでに依頼すれば楽でしょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでも頼めば電池を交換してもらうことができます。
車のガソリンは定期的に必ず入れるものですので、わざわざ電池交換のためにどこかへ出向く必要もありません。
ガソリンスタンドは各所にあるため、もし遠出した先で車の鍵の電池切れが起きた場合でも、近くのガソリンスタンドを探して対処することができます。
ディーラー
ディーラーでも電池交換に対応してもらうことが可能です。
鍵の反応が悪い原因として、電池切れ以外に故障が疑われる場合は、ディーラーに持っていくと安心でしょう。
車の鍵は1~2年おきに交換しよう
車の鍵は定期的に電池を交換する必要があるということを意識していない人も多いかもしれません。
しかし、電池で動いている以上は必ず電池切れになるタイミングがあります。
出かけている最中に電池が切れて困ってしまわないよう、前もって鍵の電池交換をすることがおすすめです。
電子キーの電池寿命は約1~2年
車のリモコンキーやスマートキーと呼ばれる電子キーの寿命は約1~2年です。
車の電子キーは常に半径1m以内に届く微弱電波を飛ばしているため、頻繁に車に乗っていなくても少しずつ電池が消耗していきます。
またテレビや電子レンジ、パソコンといった電磁波を発する電化製品の近くに置いておくと、常に交信が行われている状態で誤作動を起こり、電池の消耗が激しくなることがあります。
場合によっては1年経たないうちに電池交換が必要になることもあるようです。
電池交換のタイミングをあらかじめ決めておこう
電池の寿命が1~2年であるとはいえ、普段車に乗っている分にはあまり意識しない人がほとんどでしょう。
ついうっかり電池が切れるまで交換を忘れていた、前回交換した時期がいつだったか思い出せない・・・ということも考えられます。
そこでおすすめなのが、以下のような定期的に発生する車関連のイベントに紐づけて、同じタイミングで電池交換をすることです。
- 自動車税の支払い:1年に1回
- 車検:2年に1回
- スタッドレスタイヤへの交換:1年に1回
電池交換のタイミングを決めて必ず行うようにすれば、思わぬタイミングで電池が切れることもありません。
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