家の鍵と同様、車の鍵にも合鍵を作っておけば、万が一トラブルに見舞われたときにも安心です。
しかしいざ車の合鍵を作ろうと思っても、作製を依頼する先や、かかる費用がよくわからなくて躊躇してしまうかもしれません。
この記事では、車の合鍵はどこで作成できるか、費用は、作成にどのくらい時間がかかるのか、といった疑問を解消します。
車の合鍵作成の依頼先は主に4つ
車の合鍵を作成する際の依頼先は主にこの4つです。
- カーディーラー
- カー用品専門店
- ホームセンター
- 鍵の専門業者
メリットとデメリット、さらに費用相場も見ていきましょう。
ディーラー
車を購入したディーラーに合鍵作成を依頼すれば、基本的にはどのタイプの車でも純正の合鍵を作ることが可能です。
特にイモビライザーなどの機能が搭載された鍵の場合は、ディーラー以外では対応できないことがあります。
ディーラーに依頼する場合は受け取りまでに時間がかかる可能性がありますので注意しましょう。
メリット | どんな車種でも対応してもらえる |
デメリット | 費用が高い 時間がかかる |
費用相場 | 物理キー:1,000円~
リモコンキー:10,000円~ スマートキー:20,000円~ |
カー用品店
オートバックスのようなカー用品店でも、種類によっては車の合鍵を作製できることがあります。
従来の物理キーであれば500円程度から作成が可能です。ただし近年主流であるイモビライザーやキーレスエントリーシステムが搭載された鍵の作製には基本的に対応していないと考えた方がよいでしょう。
メリット | 低価格で合鍵を作成できる |
デメリット | 従来の物理キーにしか対応していない場合が多い |
費用相場 | 物理キー:500円~ |
ホームセンター
コーナンなどの大型のホームセンターで車の合鍵作成を受け付けていることもあります。
カー用品店同様、非常に安価で合鍵が作れる可能性がありますので、訪れやすい店を選ぶと良いでしょう。
ただしホームセンターでも、電子キーには対応していないケースがほとんどです。
メリット | 低価格で合鍵を作成できる |
デメリット | 従来の物理キーにしか対応していない場合が多い |
費用相場 | 物理キー:500円~ |
鍵業者
鍵の専門業者に車の合鍵作成を依頼することもできます。
鍵専門店は24時間対応可能な業者が多く対応も早いので、急いで合鍵を作りたい時には頼れる存在です。
合鍵が至急必要な場合には、鍵業者に依頼するのもよいでしょう。
メリット | 対応してもらえる日にち、時間帯が幅広い(業者による)
作成が速い 出張の依頼ができる |
デメリット | 費用がかかる |
費用相場 | 物理キー:
リモコンキー:10,000円~ スマートキー:20,000円~ +場合によって出張費用など |
車の合鍵作成の費用と時間
合鍵作成にかかる費用の総額は、鍵本体の複製にかかる費用のほか、作成の際の出張費の有無によっても大きく異なります。
さっそく詳細を見ていきましょう。
持ち込みの場合は費用を抑えることが可能
車の合鍵を作成するにあたって、依頼の仕方は2通りあります。
1つは自分で車の鍵を持ち込みして制作を依頼する方法。もう1つは業者に出張を依頼し、出向いてもらう方法です。
それぞれの場合における費用の内訳は以下の通りです。
- 持ち込み:車の鍵の作成費用+人件費(+諸費用)
- 出張依頼:車の鍵の作成費用人件費+出張費用(+諸費用)
マスターキーも全て紛失しており全く車を動かすことができない場合は、出張を依頼すると便利です。ただその場合は出張料がかかりますから、持ち込みした場合より高くなります。
マスターキーが手元にある場合は、自分で持ち込む方が安価に合鍵を作成できます。
【鍵の種類別】合鍵作成の費用
車の鍵にはシンプルな電子認証のない鍵の他に、リモコンキー、スマートキー、イモビライザーキーがあります。また国産車と外車の場合でも料金体系は異なります。それぞれの合鍵を作成する場合の費用の目安をまとめたのが以下の表です。
車の鍵の種類 | 料金相場 | |
国産車 | 電子認証のないシンプルな鍵 | 300~1,000円程度 |
リモコンキー | 10,000〜50,000円程度 | |
スマートキー | ||
外車 | 30,000~50,000円程度 |
上記表の相場金額にかなりの幅があることに驚かれたのではないでしょうか。車の合鍵作成に際しては、合鍵本体の価格がメーカーや車種、年式、グレード等で合鍵本体の料金が異なります。これにプラスして出張料や各業者毎の諸経費が加算されるため、同じ種類の車の合鍵でも料金に差が出るのです。
この表はあくまで参考としてご覧いただき、個別のケースについては依頼予定の業者にあらかじめ確認のうえで検討することをおすすめします。
車の合鍵作成にかかる時間
車の合鍵作成にかかる時間は、鍵の種類によって異なります。
シンプルな車の鍵の場合は、30〜45分程度で作成可能なケースがほとんどです。一方リモコンキー、スマートキー、イモビライザーキーといった特殊な鍵の場合はディーラーに発注して取り寄せなくてはなりません。在庫の状況により日数は前後しますが、かなりの時間がかかるという認識が必要です。
外出先で車の鍵を紛失した場合の対処法
カバンやポケットに入れたはずの車の鍵が見当たらない・・・外出先でそのようなトラブルに見舞われると焦ってしまいますよね。
万が一の事態に遭遇しても慌てずに済むように、外出先で車の鍵を紛失した時の対処法を確認しておきましょう。
警察に遺失届を出す
外出先で車の鍵を紛失したことに気づいた場合、警察に連絡し、遺失届を提出しましょう。遺失届を出しておけば、もし鍵が落とし物として警察に届いた場合には連絡してもらうことができます。
最寄りの警察署や有人の派出所で提出可能です。申請に際しては、身分証明書や印鑑等の持ち物は不要です。
ロードサービスや鍵業者に鍵開けを依頼する
車の中に鍵を置いたまま誤って施錠してしまう、いわゆるインロック状態になった場合はどう対処すればよいでしょうか。
この場合はJAFなどのロードサービスや鍵業者に車の鍵開けを依頼しましょう。JAFの会員であれば無料でロック解除のサービスを受けられます。会員でない場合も15,000円の費用はかかるものの、全国どこからでも依頼できるのがメリットです。
ただし、JAFの対応範囲は車の開錠までであり、合鍵の作成はしてもらえません。一括で対応してもらいたい場合は、最初から鍵業者に依頼すると良いでしょう。
鍵を作成する
鍵が見つからず、合鍵もない場合は、ディーラーや鍵業者に依頼して新たに鍵を作製する必要があります。
車の停車場所まで駆けつけてもらった場合、鍵本体の価格にプラスして出張費用がかかります。遠方であるほど、費用がかさむことを覚悟しなければなりません。
車の合鍵を紛失した場合の対応については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
合鍵作成後は大切に保管しよう
万が一の事態に備えて作った車の合鍵ですが、どこで保管するのが最も便利で効果的でしょうか。よく使われる保管方法を3つ取り上げ詳しく見ていくとともに、おすすめの車の鍵の紛失防止グッズも紹介します。
車の中に保管する
車の合鍵が車内に保管されていれば、いざというときにも鍵開けさえできれば合鍵で車を動かせます。
ダッシュボードやサンバイザーの中など、外から見て目立たない場所にしまっておくことをおすすめします。
車内に合鍵を保管する場合には、以下の点に注意しましょう。
- スマートキーの電池を抜いておく(電池を入れたまま車内に保管すると、インロック防止機能が作動して車の鍵がかからない)
- エンジンのスタートボタンから離れた場所に置く(電池を抜いた状態でも、磁気で認証されエンジンがかかる恐れがある)
- アクセルやブレーキペダルからも離れた場所に置く(ペダルの隙間に滑り込み、操作の邪魔になる可能性がある)
自宅で保管する
自宅に鍵を置いておく場合、外出先でのトラブルにはすぐに対応できない可能性がありますが、紛失してしまって何日間も車に乗れないという事態は防げます。
どこに置いたか分からなくならないように、銀行の通帳や印鑑といった貴重品と一緒に保管するなどの工夫をしておきましょう。
財布などの持ち物と一緒に保管する
車の使用頻度が高い場合は、日常的に使用する車の鍵とは別にして合鍵を持ち歩くのもよいでしょう。
合鍵を肌身離さず持っていれば、メインで使用している鍵をなくしても、ロードサービスや鍵業者に頼ることなく車を動かすことができます。
財布やバッグのファスナー付ポケットに入れておけば、何かの拍子に落とす心配もありません。
おすすめの鍵紛失防止グッズ 「MAMORIO」
ここで1つ、IoTを駆使した便利なグッズを紹介します。世界最小クラスの鍵紛失防止グッズの「MAMORIO」です。
MAMORIOはキーホルダーのように鍵につけて使用します。MAMORIOが手元から離れると、Bluetoothで接続したスマートフォンに通知が届く仕組みです。もし通知に気付くのが遅れても、現在の所在地をスマートフォンの地図で簡単に確認できます。
MAMORIOspotが設置された駅や商業施設で紛失した場合、MAMORIOがついた落とし物が届くとスマートフォンに通知を受けることもできます。今手元にあるのかどうかを確認することも可能です。
業者に依頼する場合は比較が大切!
トラブルに巻き込まれると気持ちが焦ってしまいますが、適当に業者を選んでしまい、求める作業をしてもらえなかったり、高額な費用を請求されたりしてしまったら大変です。
業者に依頼するときは、以下のポイントを落ち着いて確認しましょう。
- 合鍵が必要な車種に対応してもらえるか
- 料金体系はどうなっているのか
- 見積もり内容に不明瞭な請求項目がないか
- どのような作業内容なのか
見積もりは必ず複数の業者からとり、金額に納得できた業者に依頼することをおすすめします。
鍵業者の見積もりはミツモアで依頼しよう
鍵を紛失してしまい急ぎで合鍵を作成したいときや、ディーラーが近くにない場合は、鍵業者に依頼するのがおすすめです。
地域の事業者が多数登録する「ミツモア」では、あなたの地域で鍵開け・鍵作製に対応している業者を探すことができます。
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