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車の鍵をなくしたらどこに頼る?スペアキーがないときの対処や鍵開け・鍵作製の費用を解説

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最終更新日: 2025年07月31日

車の鍵をなくしたときには、まず心当たりを探してから鍵の再作成を依頼することをおすすめします。

車の鍵作成を鍵屋に依頼した場合の費用相場は、鍵穴からの複製で13,650円~65,000円(※)です。

車の鍵をなくしたときの探し方や再作成時の費用についてチェックしましょう。

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※ ミツモアにおける「鍵開け・鍵屋」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

車の鍵をなくしたときの探し方

車の鍵を無くしたときは以下の流れで探しましょう。

① 心あたりのある場所を探す

まずは落ち着いて、心当たりのある場所を探すことが大切です。外出先でなくした場合と、家でなくした場合で探すべき場所が変わります。

外出先でなくした場合

外出先でなくした場合は以下に挙げるような場所を探しましょう。

  • バッグの底や内ポケット
  • 衣類のポケット
  • 買い物をした商品が入っている袋
  • 同行者のポケット

どこかに落としたり置き忘れたりした可能性が高いのであれば、最後に鍵を持っていた記憶がある時点から、行動を振り返ってみましょう。このとき紙やスマートフォンのメモに書き出すと記憶を整理しやすいです。

家でなくした場合

出かけるときに車の鍵が見当たらない場合は、以下のポイントを探しましょう。

  • 衣類のポケット
  • 洗濯かごの中

小さな子供がいる場合は、お子さんが鍵で遊んでいないかを確認することも重要です。普段しまっている場所から持ち出している可能性もあるので、子供部屋やおもちゃ入れなどを確認することをおすすめします。

② 警察に遺失届を出す

外出先で車の鍵を落とした可能性が高い場合には、警察に連絡して遺失届を提出しましょう。

メインキーが無い状態のままだと、次に同じことが起こったときに対処できません。失くした鍵を第三者に悪用されるリスクもあり得ます。

スペアキー所有の有無にかかわらず、車の鍵が見つからないときには必ず遺失届を出しておきましょう。

一部の都道府県からは、遺失届をオンラインで届け出ることも可能です。オンラインで遺失届を提出する場合、受理するまでにタイムラグが発生することがあります。なるべく早く受理してほしい場合は、最寄りの警察署や交番などで直接届出を出しましょう。

③ スペアキーを使って車を動かす

スペアキーがあるのならスペアキーを使って車を動かしましょう。

外出先で鍵をなくしてしまっても、家からさほど離れていない場所にいる場合は、家族に持ってきてもらう、公共交通機関やタクシー、徒歩で一度家に帰るといった方法で解決できます。

④ ロードサービスで車を動かす

スペアキーがない場合はロードサービスを呼んで車を動かしてもらいましょう。ディーラーや自宅などに移動させることが多いです。

JAFに加入している場合は、20kmまでは無料でレッカー移動ができます。JAF非会員の場合は27,700円~料金がかかるのでご注意ください。

⑤ 車の鍵を再作成する

身の回りを探しても鍵が見つからず、スペアキーも手元にない場合は新しく鍵を作成しましょう。

車の鍵の作成は鍵屋かディーラーのどちらかに依頼します。依頼先によって作成スピードや費用が異なるのでご注意ください。

ディーラーがおすすめ

  • イモビライザー搭載キーを作成する
  • 純正キーを作成したい
  • 家で車の鍵をなくした

鍵屋がおすすめ

  • 出先で車の鍵をなくした
  • 車の鍵開けも依頼したい
  • すぐに車の鍵を作成したい

再作成する前に車の鍵の種類を確認

鍵の再作成を依頼する前に、まず鍵の種類を確認しましょう。車の鍵は大きく分けると4種類があります。

キーのイメージ キーの特徴
ウェーブキー
鍵穴に差し込む従来型の車の鍵
キーレスキー(ワイヤレスキー)
ボタンを押してドアロックを解除できる車の鍵
スマートキー
自動操作でドアロックを解除する車の鍵
イモビライザーキー
車の盗難防止のために開発された特殊な鍵

ウェーブキーの特徴

ウェーブキーは、鍵の表面に波状の溝が彫られている鍵です。

波状の溝がピッキングを困難にし、高い防犯性能を実現しています。ただし、鍵穴に差し込んで回すという基本的な使い方は、従来の鍵と変わりません。

鍵の作成には専用の機械が必要となるため、ギザギザの鍵に比べて作成費用は高くなる傾向があります。

キーレスキー(ワイヤレスキー)の特徴

キーレスキーは、鍵と一体になったボタンを押すことで離れた場所からでもドアの施錠・解錠ができる鍵です。ワイヤレスキーとも呼ばれます。

鍵本体はエンジンをかけるために鍵穴に差し込んで使います。鍵の内部には電子的な送信機が入っているものの、これはドアの開閉にのみ使い、エンジン始動は物理的な鍵で行うことが多いです。

キーレスキーからイモビライザーが搭載されるようになりました。

スマートキーの特徴

スマートキーは、キーをポケットやカバンに入れたままドアノブに振れるだけで施錠・解錠ができたり、車内のプッシュボタンでエンジンを始動させたりできます。

車両とキーが常に微弱な電波で通信しており、キーが近くにあることを車が認識して、施解錠などの動作を行います。

利便性が高い一方、内部の電気基盤が非常に精密なため作成費用は高額になることが多いです。

イモビライザーキーの特徴

イモビライザーとは電子的なIDコードによって登録された、正規の鍵でなければエンジンが始動しないようにする盗難防止装置です。

キーに埋め込まれたICチップのIDと、車両本体のIDが一致しない限り、たとえ鍵の形が合っていてもエンジンはかかりません。現在の車のほとんどに標準装備されています。

イモビライザーが搭載されている鍵をすべて紛失した場合、鍵の物理的な形状を複製するだけでなくIDコードを車両に再登録する作業が必要になります。再作成の費用は30,000円~100,000円以上になるケースもあります。

車の鍵をすぐに作成したいなら鍵屋に連絡する

車の鍵をすぐに作成したいのであれば、鍵屋に連絡しましょう。キーの種類にもよるものの、30分~60分程度で車の鍵を作成してもらえます。

鍵屋の車の鍵作成費用

鍵の種類 費用相場
スマートキー(イモビライザー搭載) 70,000円~96,000円
リモコンキー(ウェーブ鍵/イモビライザー搭載) 39,600円
リモコンキー(ギザギザ鍵/イモビライザー搭載) 39,600円~150,000円
ウェーブ鍵(イモビライザー非搭載) 19,800円
ギザギザ鍵(イモビライザー非搭載) 82,500円

※ ミツモアにおける「車・バイクの鍵交換」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

イモビライザー搭載キーは鍵の作成に手間がかかるため費用も高額になるケースが多いです。

鍵屋に車の鍵作成を依頼するメリット

鍵屋に車の鍵の作成を依頼する最大のメリットは対応が速い点です。

  • 即日対応で当日中に解決できることが多い
  • 24時間365日対応できる業者が多い
  • 現場で作業ができレッカー移動の必要がない
  • スペアキーがなくても作成できる

出張サービスにより車がある場所まで来て作業をしてもらえるため、レッカー移動の必要がない点が大きなメリットです。

また経験豊富な鍵屋であれば様々な車種に対応できる技術と機材があります。特に旧車や輸入車など、ディーラーでの対応が困難な車種でも、鍵屋なら対応できるケースもあります。

作業時間も比較的短く、簡単な鍵なら30分程度で作成可能です。

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鍵屋に車の鍵作成を依頼するデメリット

鍵屋に車の鍵作成を依頼するときには以下のデメリット・注意点があります。

  • 最新の車や高級車など車種によっては対応不可
  • 再作成した鍵は純正品ではない
  • 悪徳業者によるトラブルに巻き込まれるリスクがある

最新の車種や高級車の場合、セキュリティが複雑で鍵屋では対応できないことがあります。

また作成された鍵は純正品ではないため、耐久性が低く使い勝手が悪くなるリスクもあります。

ほかにも悪質な業者による高額請求のトラブルも報告あるため、事前に料金を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。口コミや評判を確認し、適正価格で誠実な対応をしてくれる業者を見つけましょう。

鍵屋に車の鍵作成を依頼するときに伝えるべきこと

鍵屋に車の鍵作成を依頼するときには、以下の情報を伝えましょう。

  • 車種
  • 年式
  • 鍵の形状
  • イモビライザー搭載の有無
  • 現在地
  • 車検証の有無

情報を正確に伝えることで、鍵屋も必要な機材を持って現場に向かえます。

鍵の種類については車種や年式から特定できるケースも多いですが、できる限り正確な情報を伝えましょう。またイモビライザー搭載の有無は重要なので、忘れずに鍵屋に伝えてください。

純正キーを作成するならディーラーに連絡する

車の純正キーを作成したい場合はディーラーに連絡が必要です。

ディーラーの車の鍵作成費用

ディーラーに車の鍵作成を依頼した場合の費用相場は、30,000円~100,000円です。

イモビライザー搭載キーは比較的高額で、車種やセキュリティの種類によっては100,000円を超えるケースもある点にご注意ください。

ディーラーに車の鍵作成を依頼するメリット

ディーラーに車の鍵の作成を依頼するメリットは、以下の通りです。

  • 純正キーが手に入る
  • 保証が充実している
  • 最新システムにも対応できる
  • 車両履歴の管理もされる

ディーラーでは、車両の製造番号から正確な鍵の情報を取得できるため、確実に適合する鍵を作成できます。また、作業履歴が記録されるため、将来的な車両売却時にも有利になります。

純正品は耐久性も高く、長期間安心して使用できます。定期点検時に鍵の状態もチェックしてもらえるなど、トータルサポートが受けられるのも魅力です。

特に新車購入したディーラーなら、顧客情報も管理されているため、手続きもスムーズです。

ディーラーに車の鍵作成を依頼するデメリット

ディーラーに車の鍵作成を依頼するときの注意点を確認しましょう。

  • 作成には数日~数週間かかる
  • 営業時間内のみの対応
  • 部品在庫がない場合取り寄せとなりさらに時間がかかる
  • 代車の手配が必要になることもある

ディーラーに車の鍵作成を依頼するときに最も注意しなければならないのは、時間がかかる点です。特に部品の取り寄せが必要な場合は1週間以上かかることもあるため、すぐに車の鍵が必要な場合には向いていません。

ディーラーに車の鍵作成を依頼する場合は、家で車の鍵を無くしてしまった場合や純正キーが必要な場合など、確実性を重視する際に適しています。

車の鍵の紛失を防ぐ方法

いくつかのコツを抑えることで、車の鍵は紛失しづらくなります。

複数のコツを併用することでさらに無くしづらくなります。そのためなるべく複数の鍵紛失防止策を併用することをおすすめします。

① 紛失防止タグ(スマートタグ)をつける

AirTagやTileなどの紛失防止タグをつけることで、もし車の鍵を無くしてしまったとしても簡単に現在位置を特定できます。

紛失防止タグ(スマートタグ)の機能

  • タグから音を鳴らしてどこにあるかを知らせる
  • 地図上にタグがどこにあるかを表示する
  • 置き忘れたときに通知が来る

紛失防止タグは3,000円~5,000円ほどで購入できます。車の鍵だけではなく、家の鍵などにもつけることをおすすめします。

おすすめの紛失防止タグ 価格(2025年7月時点)
Air Tag(Apple社) 4,059円
Tile Mate(Tile社) 3,980円

② 音の鳴るキーホルダーやキーケースをつける

車の鍵に鈴や大きめのキーホルダーなど、音の鳴るアクセサリーを付けておくことも効果的な対策です。

鍵を落とした時に「カラン」という音で気づくことができますし、カバンの中で鍵を探す際にも、音を頼りに見つけやすくなります。

また、大きくて目立つキーケースに入れておけば、存在感が増し、どこかに置き忘れた際にも視界に入りやすくなります。自分の好みに合った愛着の湧くアイテムを選ぶと、より大切に扱う意識も高まります。

③ 鍵の保管場所を決める

車の鍵を普段から保管する指定場所を作ることで、紛失の可能性を低くすることができます。

保管場所を決めておけば鍵をいい加減に扱ってしまうことが減るだけでなく、万が一鍵がないときにもすぐに気づけます。

特別な準備もなくはじめられるので、まずは車の鍵を保管する場所を決めて、必ず鍵をそこに置くようにしましょう。

④ スペアキーを作成する

車の鍵を紛失したときに即対応できるように、事前にスペアキーを作成しておくこともおすすめです。

予備で使える鍵を持っていれば、万が一鍵を紛失したときもその場で何もできなくなるという心配がなく安心です。

スペアキーの作成費用は業者によって異なるため、いくつか見積もりを行って納得のいく金額で依頼しましょう。

車の鍵開けは鍵屋に依頼するのがおすすめ

ミツモアでプロに仕事を依頼する流れの図解

車の鍵をなくしてしまったとき、すぐに鍵を開けてほしいのであれば鍵屋に鍵開けを依頼することをおすすめします。キーとじ込みをした場合は鍵開けをしてもらえればまたすぐに車を走らせることが可能です。

車の鍵開けを依頼するときは一括見積もりですぐに対応できる業者を探しましょう。ミツモアでは簡単な質問に答えるだけで、すぐに依頼できる業者を見つけることができます。

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