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原付・バイクの鍵を紛失したときの対処法は?解錠や合鍵作成の費用まで解説

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最終更新日: 2023年10月02日

原付やバイクの鍵作成にかかる時間は?

原付やバイクの元鍵を紛失していても、鍵の専門業者なら30~60分ほどの作業時間で合鍵を作ることができます。バイク屋に持ち込む場合は1~2週間で取り寄せ、ロードサービスの場合は鍵業者に委託というケースが多いようです。

鍵の作製にかかる費用は?

費用については、鍵の専門業者は8,000~25,000円、ロードサービスは会員なら無料・非会員は13,000~17,000円、バイクショップは2,000~4,000円が目安です。

原付の鍵を紛失したらどう対処する?

原付の鍵穴、鍵をなくした

原付やバイクの鍵をなくしたときの対処法は、おもに以下の3つが挙げられます。

【原付やバイクの鍵をなくしたときの対処法】

  1. 鍵の専門業者に合鍵を作ってもらう
  2. JAFなどのロードサービスに依頼
  3. バイクショップに持ち込み

費用については、鍵の専門業者は8,000~25,000円、ロードサービスは会員なら無料・非会員は13,000~17,000円、バイクショップは2,000~4,000円が目安です。

バイクショップがいちばん安価ですが、メーカーから鍵を取り寄せるので1~2週間かかる点に注意。

出張対応してもらいたい場合や、すぐに原付・バイクを運転しなくてはいけない場合は、鍵の専門業者に依頼するのがオススメです。

近くの鍵開け・鍵交換業者を探す

①もう一度落ち着いて身の回りを探す

カバンの中の鍵をさがす女性

原付・バイクの鍵が見当たらない場合、まずは身の回りを確認しましょう。もし見つかれば鍵の交換が不要になるので、余計な費用もかかりません。

【原付・バイクの鍵を紛失したときにやるべきこと】

  1. 服やカバンのポケットをもう1度探す
  2. メットインの中に閉じ込めていないか思い出す
  3. 自宅にスペアキーがないかチェック
  4. 鍵がない場合は、警察に遺失届を提出

とくに警察に「遺失届」を出しておくと、鍵が戻ってくる確率が高まるので、忘れないようにしましょう。

「バイクや原付の鍵がない!」と焦って鍵開けを依頼して、あとで鍵が出てくるのはよくあることです。業者によっては出張料金・キャンセル料金などがかかるケースもあるので注意しましょう。

服やカバンのポケットは、鍵が紛れ込みやすい場所です。普段は鍵を入れないところに無意識に入れてしまった可能性もあるので、身に着けているものの収納部分はすべて確認しましょう。

上着のポケットや重ね着した服の隙間、ズボンやスカートのポケットなどをくまなく探してみてください。使いこんでいる服の場合、破れた部分から裏地に入り込んでいるかもしれません。

カバンやポーチに紛れている場合もあります。一度中身を全てだし、カバンを逆さまにして入念にチェックしましょう。手帳や財布の隙間に挟まっていることもあるため、中身も1つずつ確認するのがおすすめです。

原付やバイクの鍵を紛失したら、できれば当日中に交番・警察署で「遺失届」を提出しましょう。

遺失届を提出しておくと、誰かが鍵を拾って警察に届けてくれたときに連絡がくる仕組みです。そのため最終的に鍵が戻ってくる確率を上げることができます。

遺失届には、鍵を紛失した日時・場所、鍵の特徴などを書きます。なるべく詳しく思い出して記載しましょう。また氏名や電話番号にくわえて身分証明書も必要となるので、あらかじめ用意しておくとスムーズです。

ちなみに警察に届けられた落し物は、警察庁のホームページでも確認できます。自分がなくした鍵の特徴と一致するものがあれば、連絡を取ることが可能です。

警察に届けられたものの保管期限は3カ月間のため、気になる情報があったら早めに連絡しましょう。

参考:都道府県警察における遺失物の公表ページ | 警察庁

②メットイン閉じ込めの場合:鍵開けを依頼する

繁華街の駐輪場に駐車している水色の丸いライトのかわいいバイク

原付やバイクの鍵をメットインの中に閉じ込めてしまうことは、意外とよくあるケースです。

メットインとはシートの下に設置されている収納スペースのこと。ヘルメットや手荷物を入れられます。

メットインはふたを閉めると自動でロックされるのが特徴です。ロック解除には鍵が必要なので、手荷物と一緒に鍵を閉じ込めてしまうとメットインを開けられません。

メットインを開閉した記憶がないか、そのとき鍵はどこにあったか、よく思い出してみてください。

鍵がどうしても見つからず、メットインに入れた記憶もない場合は、スペアキーの有無をチェックしましょう。

自宅にスペアキーがある場合は、原付やバイクをその場に置いて自宅に取りに帰ったほうが、鍵開け業者に依頼するよりも費用が安くなります。もしくは自宅にいる家族に持ってきてもらいましょう。

原付やバイクをお店の駐車場などに停めておく場合は、お店の人に事情を話して許可を取る必要があります。

ちなみに鍵が故意に抜き取られていた場合、盗難被害に遭う恐れがあるので、できればU字ロックや補助錠をかけておくのがオススメ。心配であればできるだけ遠くにバイクを移動させておきましょう。

またスペアキーで原付やバイクを動かすことができても、早いうちに合鍵を作製しておくのがオススメです。スペアキーを作らないままで乗り続けると、次に鍵をなくしたときに対処できなくなってしまいます。

JAFなどのロードサービスに依頼:会員は無料、非会員は13,000~17,000円

原付やバイクの鍵を紛失したとき、JAFなどのロードサービスを頼ることができます。

ただしJAFの場合はメットインの開錠なら対応できますが、鍵がメットインの中にも無い場合は、JAFが鍵開け業者を派遣するかたちになるので注意しましょう。

このようにサービスごとに対応できること・できないことがあるので、まずは電話などで問い合わせる必要があります。

会員であれば無料でサービスを受けられる開錠できるが高いので、ロードサービスに加入している方はまず問い合わせてみましょう。

ちなみにJAFは人気サービスなので、ゴールデンウィークや年末年始などの混雑時には問い合わせも増えます。タイミングが悪いと半日以上かかっても対応できないケースもあるので、その場合は鍵屋に依頼しましょう。

【ロードサービスが出来ること】

  • メットインの開錠:会員は無料
  • 鍵業者の派遣(開錠・合鍵作成):会員は無料
  • 現場まで出張して対応

ちなみに非会員の場合は料金がかかります。JAFの場合は、約13,000~17,000円ほどが目安です。

参考:ロードサービスの料金を調べる | JAF

バイクショップに持ち込み:2,000~4,000円

バイクショップに原付やバイクを持ち込みできるなら、純正のスペアキーを取り寄せてもらうことができます。

原付やバイクを分解して、シリンダー(鍵穴)本体に刻印されたキーナンバーを調べることが可能です。

もしシリンダー(鍵穴)の番号が分かるなら、直接バイクショップに行かなくても、番号を伝えるだけで取り寄せてもらうこともできます。

もし「近くの鍵屋ではシャッターキーの開錠に対応できなかったとき」でも、純正のスペアキーならシャッターキーも開けることができるので安心。

ただし取り寄せには1~2週間ほどかかるので、時間がある場合にオススメの方法です。

【バイクショップが出来ること】

  • スペアキーの取り寄せ(1~2週間):2,000~4,000円
  • 不要なシャッターキーを取り外すなど、メンテナンス

また今後に備えて、鍵をなくさないための便利グッズを紹介してもらえたり、シャッターキーが不要であれば取り外してもらったりと、追加でメンテナンスを依頼しやすいのもメリットと言えます。

メットイン閉じ込めには自分で対処できる?

自力で開けられるかどうか試してみたい方は、次に挙げる方法を試してみてください。ただし無理やりこじ開けようとすることで、シートや鍵穴が破損してしまうリスクが高いので注意しましょう。

・シートを持ち上げて鍵を取る

原付・バイクのシートカバーを持ち上げて隙間を作り、横から手を入れて鍵を取る方法があります。

シートカバーを持ち上げようとすると、原付自体も浮き上がり作業が難しいため、2人で行うのがおすすめです。

ただしこの方法は原付を破損させてしまう可能性があります。シートカバーは柔らかい素材を使っているため、無理に持ち上げようとすると変形したり、穴が開いたりするリスクが高いのです。

メットインが壊れてしまう可能性もあり、余計な費用がかかります。無理に開けようとせず、専門業者に任せるのが最善といえるでしょう。

関連記事:原付のメットインの開け方は?鍵を失くしたときの対処法も解説 | ミツモア

・ピッキングで開ける

ピッキングとは玄関ドアの鍵を不正に開けるときに使われる手口です。古いタイプの原付で、ディスクシリンダー錠を採用している場合に使用できます。

鍵は外筒・内筒・ピンでできており、鍵を入れるとピンの高さが揃い、内筒がくるっと回って解錠できます。ロックされた状態では、ピンが内筒と外筒の境目で引っかかり回転できません。

ピッキングはピックとテンションと呼ばれる工具を使い、ピンの高さを揃えて内筒を回転させます。これらの道具は法律で鍵屋しか持つことが許されていません。

自分でピッキングを試すならクリップや針金などで代用することになります。ただ、万が一誰かに怪しまれると通報されてしまう可能性もあるので注意しましょう。

またピッキングすると鍵穴が傷ついて、正しい鍵でもうまく開かなくなってしまうリスクがあります。なるべくリスクを減らすには、やはり専門業者に解錠してもらうのがオススメです。

③完全に鍵を紛失した場合:鍵開け・鍵作成を依頼する

原付の鍵穴、鍵をなくした

鍵の専門業者は家・部屋だけでなく、車や原付・バイクの鍵にも対応可能です。出張対応できるのもメリット。

元鍵がない状態からでも合鍵を作製できるので、外出先で鍵をなくしたときでも原付やバイクを動かすことができます。

メットインに鍵を閉じ込めてしまった場合も、現場出張でメットインの鍵を開錠することが可能です。

デメリットとしては、他の方法よりも費用が高額になりやすいこと。また安心できる業者を選ぶ必要があります。

鍵の専門業者に合鍵を作ってもらう:8,000~25,000円

【鍵の専門業者が出来ること】

  • 元鍵なしの状態から合鍵作成:10,000~25,000円
  • メットインの開錠:8,000~12,000円
  • シャッターキーの開錠:8,000~12,000円
  • 現場まで出張して対応

原付の鍵穴にある「シャッターキー」の開錠は、対応できない業者もいるので事前に確認しておきましょう。

逆にシャッターキーだけの作成に対応している業者もいるので、「鍵はあるけどシャッターキーが開かない」という場合にっは対応可能な専門業者を探してみましょう。

ちなみに業者によってはシャッターキーを壊して開錠することもありますが、壊さずに開けたい場合はバイクショップに依頼するのが確実です。

鍵業者に合鍵を作製してもらう場合、費用相場は安くても1万円以上かかりますが、業者によっては部品代の他に手数料や出張費などが、さらに上乗せされることもあるのでご注意ください。

また、イモビライザーキーやスマートキーなど、特殊な鍵は費用が高くなります。
鍵業者によって費用に大きな差があるので、依頼する前に費用を見積もってもらいましょう。

【必要なもの】
・運転免許証
・自賠責保険証

などのバイクの所持を証明する書類が必用になります。
これらの書類がないと対応してもらえないので、事前に準備しておきましょう。

近くの鍵開け・鍵交換業者を探す

原付の鍵開け・鍵交換の費用が高くなる3つのケース

バイクと電卓の画像

前述のとおり、原付やバイクの鍵を紛失したときは依頼先によって大きく変わります。しかし原付やバイクの仕様によっても費用が変わるケースもあるので、把握しておきましょう。

①メットインがイグニッションと連結している

メットインを開錠するだけなら、鍵の専門業者は8,000~12,000円で対応してくれます。

ただしメットインがイグニッションキーと連結しているタイプだと、合鍵作成が必要になるので10,000~25,000円かかるでしょう。

イグニッションキーとは、エンジンをかける部分の鍵穴のこと。イグニッションキーをひねることでメットインの開閉を行う、かつメットインには鍵穴がついていない場合は、ピッキングで解錠することができません。

そのため合鍵を作ってイグニッションキーを回し、通常通りメットインを開けることになります。

くわえて、いたずら防止用のシャッターキーが閉まっている状態だと、それを開ける追加作業が必要となるため、費用が上乗せになるケースも。

②輸入バイクや防犯性が高い鍵によって高額になる

ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハなどの国内メーカーの原付・バイクであれば、通常料金で対応してもらえることが多いです。

一方で海外から輸入されたバイクは、解錠や合鍵作成の料金が高めになる傾向があります。

とくに「イモビライザーキー」は、対応できない鍵屋も多いほど特殊な構造です。キーにICチップが内蔵されており、原付のIDと一致しないとエンジンがかからない仕組みになっています。防犯性は高いのですが、鍵交換が気軽にできません。

イモビライザーキーに対応できる鍵業者もいますが、その場合は費用が2~3万円以上になるなど、高額になるケースが多いので注意しましょう。

ちなみにディーラーやバイク屋に依頼をすれば、鍵屋よりは料金を抑えられますが、鍵の受け渡しまでに1~2週間ほど時間がかかります。時間や予算を照らし合わせて決めるとよいでしょう。

③深夜料金や高速道路料金がかかる

深夜に鍵業者に対応してもらう場合は、通常料金の2~3割増しになることが多いです。

また高速道路内に出張しなくてはいけない場合、そのぶんの費用も依頼者が負担することになります。

JAFなどのロードサービスに依頼する場合も、非会員だと深夜料金や高速道路料金で費用が高額になってしまうので注意しましょう。

鍵業者の失敗しない選び方

スマホで電話

「どこでもいいや」と鍵開け業者を探してしまうと、悪徳業者に高額請求されてしまうことがあります。そうならないために、鍵開け業者を選ぶときのコツを押さえておきましょう。

事前の見積もりは必ずもらう

鍵開け業者に依頼するときもロードサービスを利用するときも、電話やインターネットで連絡を取ることになります。

そのときに必ず料金の見積額を聞いておきましょう。鍵の形やメーカー、症状などを伝えれば、ある程度は正確な金額を伝えてもらうことができます。

加えて追加料金やキャンセル料金が発生しないかも確認しておきましょう。

もしも「現場を見るまで分からない」「とにかく急いで現場に向かいます」という対応をされたら、別の業者を探したほうがよいでしょう。

また現場で契約書を書くときに、事前の見積もりと大きく金額が異なる場合も別の業者を探すことをオススメします。

一括見積もりサービスを使うと便利

一括見積もりサービスとは、サービスに登録している業者からまとめて見積もりが届く仕組みのことです。自分でいくつもの業者に連絡する必要がありません。

複数社の料金を比較することで大体の相場が分かり、そのなかでも安く対応してもらえる業者、アフター保証が充実している業者などを選ぶことができます。

お急ぎの方は、ぜひミツモアの無料一括見積もりをお試しください。

無料で最大5件の見積もりが比較できるうえ、料金が明確で分かりやすいのが特徴です。しかも数分程度で見積もりが届くので、お急ぎの場合でもすぐに対応できます。

利用者の口コミも見ることができるので、安心して業者を選ぶことが可能です。

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保証やアフターフォローがあると安心

保証やアフターフォローがある業者を選ぶことも大切です。保証があれば、万が一作業中にバイクのパーツを壊したり、キズを付けたりしても弁償してもらえます。

アフターフォローが付いていれば、修理後に鍵の調子が悪くなっても、無償で修理や確認の依頼が可能です。多くの鍵業者は保証やアフターフォローに対応しているため、付いていない業者は選ばないのが無難です。

また「保証の内容」や「アフターフォローの適用期間」など、詳しい内容も事前に聞いておくようにしましょう。

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原付の鍵が見当たらないときは、落ち着いて身の回りを確認しましょう。どこを探しても見当たらない場合は、遺失届を提出したり、「鍵業者」「ロードサービス」「バイク屋」のいずれかに合鍵作成を依頼したりしましょう。

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